2018年08月24日公開
2018年08月24日更新
ペット(映画)の豪華声優一覧!キャラ画像とともに日本語吹き替えキャストも紹介
2016年公開の映画『ペット』の声優陣が実は豪華なキャスティングで制作されているのをご存じですか?「怪盗グルーシリーズ」や「ミニオンズシリーズ」でおなじみのイルミネーション・エンターテインメントが手掛けた、飼い主がいない間にペット達はどのように過ごしているのか?をテーマにした映画『ペット』。それぞれのキャラクターと声優陣を一覧で紹介します。また、キャラと声優の比較やキラッと光った声優の名シーンも一覧で紹介していきます。
目次
ペットとは?どんな映画?
2016年に公開されたアニメ長編映画『ペット』。飼い主が留守の間、ペットたちは何をしているのか?という疑問を「笑い」と「友情」と「感動」が上手くミックスされて完成した作品が『ペット』です。ペットを制作したのは『怪盗グルー』や『ミニオンズ』『SING/シング』など、大ヒット作を手掛けた「イルミネーション・エンターテインメント」です。子供から大人まで楽しめる映画『ペット』のあらすじを簡単に紹介します。
主人公の小型犬マックスは飼い主のケイティが大好き。彼は子犬の頃ケイティに保護してもらい、その日以来ケイティと共にマンハッタンのアパートで幸せな日々を送っていました。日中、ケイティが留守の間は近所のペット仲間達と過ごし、そこには飼い主たちの知らないペット達だけのコミュニティが出来ているのでした。
そんなある日、ケイティが保健所からデュークという大型犬を引き取ってきた事でマックスの何不自由ない暮らしに陰りが見え始めます。デュークが家にやってきてからは二匹ともケイティに好かれたい、この家で優位に立ちたいと衝突を繰り返します。そして、マックスのことが邪魔なデュークはペットシッターにドッグランへ連れて行ってもらった際に、マックスをゴミ箱へ閉じ込めて自分だけアパートへ帰ろうとします。
この騒動をきっかけに、マックスとデュークは思わぬ事態へと巻き込まれてしまう事になります。ケイティが帰宅するまでに二匹は無事に帰れるのでしょうか?マンハッタンとブルックリンを舞台としたハラハラ・ドキドキの展開が動物ならではのユニークな動きも加わる事で面白く描かれています。そんなペット達が主人公の映画『ペット』の魅力的な声優陣を一覧で紹介します。
ペットの映画キャラを演じる声優を一覧で紹介!
ペットの日本語吹き替え声優には、お笑い芸人さんやベテランの声優さん、声優初挑戦の女優さんまで豪華なキャスティングが話題となりました。主要な登場キャラクターの一覧と共に吹き替えを演じた声優さんも一覧で紹介します。
マックス役の日本語吹き替えはバナナマンの設楽統!
主人公の小型犬マックスはジャック・ラッセル・テリアというテリア犬種です。飼い主のケイティの事が大好きで、ケイティが出かけた後は主人の帰りを心待ちにしています。寂しがり屋ですが、クレバーでちょっと調子に乗りやすい所もあります。仲間との付き合いは良いのでペット仲間達からも好かれています。
マックスの日本語吹き替え声優は芸人として活躍中のバナナマン・設楽統が担当しています。イルミネーション・エンターテインメントの作品では「ミニオンズ」のウォルター・ネルソン役以来、2度目の声優担当です。ミニオンズでの声優としての評価が高く、今回の「ペット」では監督から直接オファーされたようです。
番組のMCやワイドショーの司会などで大活躍中の設楽統ですが、声優としての仕事はペットで4度目。頭が良く、ちょっとずる賢い主人公・マックスにどこか似ている設楽統は声優としての演技も自然でとても上手くマックスとシンクロしてると話題になりました。
マックスのライバル?デューク役の日本語吹き替え声優はバナナマンの日村勇紀
マックスの飼い主ケイティが保健所から新しい家族として引き取ってきた大型犬デューク。モサモサの長い毛が特徴的なデュークはニューファンドランドという犬種です。家にやってきた当初は自分が家の中で優位に立てるようにマックスと衝突しますが、様々な出来事の中で次第に心を開いていきマックスとも絆が生まれます。
デュークの日本語吹き替え声優はマックス役・設楽統の相方、バナナマン・日村勇紀です。コンビとして映画「ペット」の主役級を担当しているバナナマンですが、イルミネーション・エンターテインメントの作品では2度目のコンビとしての起用となります。「ミニオンズ」ではウォルター・Jr・ネルソンとファブリースの二役を担当しており、監督からの評価が高かった為ペットでも直接オファーされたようです。
会見では「デュークに似といてめちゃくちゃラッキーでした」とコメントしていたそうですが、見た目のそっくり感以上に声の雰囲気が非常にデュークとマッチしていると評判でした。また、マックス役の設楽統とは同じシーンで登場する事も多いので、息の合ったやりとりも見所のひとつではないでしょうか?
心優しい飼い主ケイティ役の日本語吹き替え声優は佐藤栞里
マックスとデュークを保護して一緒に暮らしている優しい女性ケイティ。ニューヨークのマンハッタンで暮らすケイティは愛犬マックスと幸せな生活を送っていましたが、ある日保健所にいたデュークも引き取り家族として迎える事に決めました。この優しい決断から「ペット」の物語は大きく動いていくのでした。
ケイティの日本語吹き替え声優はモデルやタレントとして活躍中の佐藤栞里です。声優は初挑戦でしたが、彼女の元気で優しいイメージとケイティはとても良く似ていて、初挑戦とは思えないほどピッタリと役にハマっていたと評判でした。声優としては「ペット」の他に「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」でマコト役も演じています。
可愛くてたくましいギジェット役の日本語吹き替え声優は沢城みゆき
良くお手入れされた白くてふわふわな毛が綺麗なポメラニアンのギジェット。キュートな見た目とは裏腹にとても行動力のあるギジェットは物語の中盤以降はみんなを引っ張るリーダーとして大活躍。密かに恋心を抱くマックスを救うため、ギジェットは仲間達と共に奔走します。
ギジェットの日本語吹き替え声優は沢城みゆきが担当。2011年からは「ルパン三世」の3代目峰不二子役に抜擢され、2018年には「ゲゲゲの鬼太郎」の5代目鬼太郎役も担当している超売れっ子の声優さんです。ギジェットに関して沢城さんは「生まれ変わるならギジェットみたいな女の子が良い」と言うくらい、好きな人(犬)に真っ直ぐに向かっていけるギジェットに憧れたそうです。
人間を恨む地下組織のボス・スノーボール役の日本語吹き替え声優は中尾隆聖
スノーボールは昔マジシャンが子供のパーティー用に使うウサギとして飼われていましたが、そのウサギのトリックの人気が無くなった事で捨てられた哀しい過去があり人間を恨んでいます。可愛らしい風貌とは真逆の凶暴な性格のスノーボールは人間の身勝手で捨てられたペット達を集め、下水道で地下組織(噛みつき引っ掻きクラブ)を作り人間を滅ぼす計画を企んでいます。
スノーボールの日本語吹き替え声優は「ドラゴンボール」のフリーザや「アンパンマン」のバイキンマンなど悪役といえばこの人!とも言われるほどのベテラン声優・中尾隆聖が担当しています。独特の個性を持つ中尾さんの声質は、スノーボールというキャラクターに存在感を与えていました。また、オリジナルの方の声優さんである黒人のコメディ俳優・ケヴィンハートの吹き替えも人気があり、どちらもチェックしたい所です。
野良猫のボス・オゾン役の日本語吹き替え声優は山寺宏一
野良猫軍団のボスであるオゾン。スフィンクスという種類の猫がモデルですが、その特徴はなんと言ってもその独特の風貌です。体毛が無く異様に長い手足と黄色く大きな目はどこか不気味で、テリトリーに入ってきた者を威嚇します。かなりの数の野良猫を従え、体の大きなデュークも数の力で圧倒します。しかし、彼らもまた人間の身勝手で捨てられたペット達のようです。
オゾンの日本語吹き替え声優は洋画の吹き替えでは名だたる名優達の吹き替えを担当し、タレント・ナレーション・司会・ものまねなどマルチに活躍する山寺宏一が担当しています。イルミネーション・エンターテインメントの作品でも怪盗グルーやミニオンシリーズ、SINGにも出演されています。山寺さんが関わっていない作品は無いのでは?というくらいに日本の声優界に無くてはならない存在です。
おデブで怠け者だが実は姉御肌・クロエ役の日本語吹き替え声優は永作博美
飼い主に用意してもらった猫用ダイエットフードは、飼い主が出掛けたとたんに蹴飛ばし冷蔵庫のご馳走を食べまくるおデブな猫のクロエ。冷蔵庫の中のものを食べると怒られるのは分かっているので、一応我慢はするのですが、誘惑には勝てません。何かあるとマックスはクロエに相談しに行くので、仲間の間では姉御肌的存在なのでしょう。
クロエの日本語吹き替え声優は映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍し、年齢を重ねた今でもキュートなルックスと笑顔が可愛らしい女優の永作博美が担当しています。このペットのクロエ役が声優デビューという事で発声の違いや息継ぎなど普段のお芝居とは又違う難しさを感じたそうです。また、声の演技の面白さを感じ声優をする事によって演技の幅が広がる事も実感したようです。
お茶目な愛されキャラ・メル役の日本語吹き替え声優はかぬか光明
楽観主義でちょっと抜けた所がかわいい愛されキャラのメル。家の前にある大きな木にやってくるリスに異常な敵対心を持っています。飼い主が出掛けた後は、食料とソファーを窓辺にセットし、リスを監視しては吠えまくります。パグという犬種通りの陽気でフレンドリーなメル。マックスが公園から居なくなった事に気づいたのもメルですが、蝶々に気を取られて忘れてしまいました。
メルの日本語吹き替え声優はアニメ「スポンジボブ」の2代目パトリックや2018年公開の映画「プーと大人になった僕」のくまのプーさんの声優もしている、かぬか光明が担当しています。ポッチャリとした体型がメルとどこか似ているかぬかさんの声はお茶目な愛されキャラのメルにピッタリだと話題になりました。
おとぼけキャラの癒やし系・ノーマン役の日本語吹き替え声優は梶裕貴
モルモットのノーマンは脳みそが豆粒サイズしかないので、忘れっぽくいつも道に迷い自分のアパートへ帰れず、マンションの配管の中を行ったり来たりしています。始めに登場したシーンでも、3週間は家に辿り着けていない様子でした。しかし、ノーマンはいつでも陽気な性格なので、ピンチの時でも状況が理解できていません。そのため案外上手く切り抜けられたりする癒やし系キャラとなっています。
ノーマンの日本語吹き替え声優は中性的で甘い声が特徴の梶裕貴が担当しています。梶さん曰く、モルモットのノーマンを演じる際に苦労した点として、ノーマンは小動物なので動きや喋りが早いのですが“物忘れが激しく、おっとりした性格”という設定なので、その相反する特徴を表現する事が大変だったそうです。ノーマン役の梶さんの可愛い癒やされボイスも必見です。
年老いた孤独な鷹・タイベリアス役の日本語吹き替え声優は宮野真守
メインキャラクター唯一の肉食系である猛禽類のタイベリアス。マンションの屋上にある小屋の中で鎖に繋がれていた所をギジェットに助けてもらい、マックスを探す手助けをします。しかし、鷹としての本能が時折顔を出しペット達を襲おうとしてしまいますが、ギジェットに注意されグッと我慢します。根は優しいタイベリアスですが、猛禽類の本能も見え隠れする所が「ペット」が追求する動物のリアリティを表現しています。
タイベリアスの日本語吹き替え声優は本業の声優だけではなく、俳優や歌手としても人気の宮野真守が担当しています。イルミネーション・エンターテインメントの作品に出演するのはペットで4作目。タイベリアスという年老いた孤独な鷹のキャスティングを聞いた際にはどのように表現するか楽しみだったとか。また、スノーボール役の中尾隆聖さんの声で育った世代(フリーザなど)なので、敵対できるのが嬉しかったようです。
ニューヨークを知り尽くした老犬ポップス役の日本語吹き替え声優は銀河万丈
犬用車いすを使うバセットハウンドのポップスは老犬という事もありニューヨークの街を知り尽くしています。ダックスフンドのバディの紹介で、ギジェット達はポップスに出会いマックスを探す手助けをしてくれる事に。最初は渋っていたポップスですが、クロエの事が気に入ったポップスは快く賛同してくれました。ギジェットたちの名前をちゃんと覚えていなかったりするので少々心配してしまいますが、頼れる一面もあります。
ポップスの日本語吹き替えは声優界の大御所であり、今なお走り続ける銀河万丈が担当しています。吹き替えでは黒人の大柄なタイプに声をあてる事が多く、シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーなどマッチョ系にもハマる声優さんです。また、ミニオンズでは王冠係役の声を担当していました。
マックスのクールな友達・バディ役の日本語吹き替え声優は青山穣
映画『ペット』の予告編でミキサーを使ったマッサージが大好きなダックスフンドのバディ。気持ちよすぎて思わず出てしまう遠吠えや、仰向けの時に足をピクピクさせている所など細かい仕草も見逃せません。主人公のマックスとは普段から仲が良く、クールを装うバディは「俺は硬派だからボールは追わない」とも言っていました。ですが、実際は体が勝手にボールや蝶々に反応してしまう可愛い一面もあると人気のキャラです。
バディの日本語吹き替え声優は、怪盗グルーシリーズやミニオンズでも参加していた青山穣が担当しています。ピクサー制作の「モンスターズインク」では敵の悪役ランドール・ボッグスの声優を担当するなど、幅広い演技力と確かな表現力がある声優さんです
ペットの日本語吹き替えキャストとキャラを比較!
出典: https://eiga.com
ペットのキャラクター達に命を吹き込む声優陣。キャラクターのイメージと声優を担当したキャストのイメージを比較して一覧にまとめました。
バナナマン設楽はクレバーなマックス
デュークが初めて家にやって来た時、体の大きさや図々しさに押され気味のマックスでしたが、デュークが花瓶を割った事がきっかけとなり自分の立場が上になる為のヒントを得ます。そこからは体力よりも頭脳を使いデュークを大人しくさせる事に成功しますが、やや度が過ぎた態度を取ってしまうマックス。仕返しの機会を伺っていたデュークに手痛い仕打ちにあうことになりました。
バナナマンの設楽統といえば、芸人としての活動と並行して番組のMCやワイドショーの司会などもこなすマルチな才能を示しています。また、とても頭がキレるイメージもあり、ずる賢そうな印象は度が過ぎるマックスにどこか似ている感じがありました。ギジェット役の沢城さんもインタビューで「本当にマックスの顔が設楽さんに見えてくるんですよね。」とコメントしていました。
バナナマン日村は大きな犬のデューク
出典: https://eiga.com
バナナマンの日村勇紀も声優を担当したキャラクターに似ているキャストの一人として挙げられるでしょう。大きな体のデュークとポッチャリ体型の日村さんのシンクロ率はなかなかのもので、モンスターズインクの主人公・サリーと声優を担当したホンジャマカの石塚英彦くらいのシンクロ状態ではないでしょうか?日村さんについても沢城さんは顔が似ているとコメントしていました。
佐藤栞里のイメージにピッタリのケイティ
マックスとデュークの飼い主・ケイティは住む場所がない犬を保護してあげる優しい女性です。保護した犬にはたっぷりの愛情を注ぎますが、デュークを保健所から引き取って来た後の犬同士のナイーブな関係にはもう少し注意が必要だったのかも知れません。明るく優しい性格の反面どこか楽観的で何事も「きっと上手くいく」と思い込む一面がある所が、佐藤栞里のポジティブなイメージに似ているのではないでしょうか?
かぬか光明はメルにも飼い主にも似ている?
ペットは飼い主に似るというのはよく耳にしますが、特に犬の場合はその傾向が強く現れるようです。メルと飼い主の男性もまた“似たもの同士”な関係ですが、声優を担当した、かぬか光明さんも見た目がメルに似ていると評判です。メルの特徴にピッタリの声も秀逸で、さすがプロの声優さんという印象を受ける方が多かったようです。
クロエに色気を加えたのは永作博美の影響?
太りすぎの猫・クロエと永作博美は流石に見た目が全然違います。いくつになっても美しさをキープしている永作さんのイメージとかけ離れた印象のクロエですが、ちょっといい女風のクロエに色気を与えたのは永作博美の声に影響されているのかも知れません。
ペットの吹き替え声優が光るシーン一覧!
【声優が光るシーン一覧①スノーボール役・中尾隆聖】人間の身勝手で捨てられた元ペット達を束ねる地下組織のボス・スノーボール。凶暴な性格ですが、仲間意識は人一倍強く仲間の大蛇が事故で潰れた際にはオーバーリアクションで悲しみを表現しました。声優を担当した中尾隆聖さんの声がそう感じさせるのか分かりませんが、心から悲しんでいるのか、仲間想いのボスを演じているのか本心がつかめないスノーボールのシーンです。
出典: https://note.mu
【声優が光るシーン一覧②スノーボール役・中尾隆聖】ペットに登場するキャラクターの中でも中尾さん演じるスノーボールは特に印象に残る存在です。下水道から逃げられたマックスとデュークに向かって「死に神がブルックリンに行くぜ~」と諦めていない様子のスノーボールを表現している中尾さん独特の声が、見事に悪役を演じきっていました。
【声優が光るシーン一覧③クロエ役・永作博美】ギジェットがマックスを探しに行こうと仲間に提案するシーン。みんなが渋る中、永作博美演じるクロエがメルとバディに「去勢手術の後、楽な姿勢を教えてくれたのは誰?」とマックスの今までの功績を問いかけていました。
【声優が光るシーン一覧④ギジェット役・沢城みゆき、タイベリアス役・宮野真守、ノーマン役・梶裕貴】ギジェットが住む部屋でマックスを探しに行く仲間が全員揃ったシーン。猛禽類のタイベリアスはモルモットのノーマンを見つけると、本能のままに捕まえて今にも食べようとしてしまいます。しかし、それを見ていたギジェットが注意をすると「ちっこくて可愛い~」と誤魔化していました。
出典: http://psnews.jp
声優を担当した沢城みゆき、宮野真守、梶裕貴の関係もこのキャラ達の関係に似ている所があるようで、梶さんの事を宮野さんがイジっていると、それを見ていた沢城さんが注意するといった場面が良くあるみたいです。上手くその関係が活きたシーンではないでしょうか?
【声優が光るシーン一覧⑤マックス役・設楽統、デューク役・日村勇紀】マックスとデュークがお互いを理解し、関係が良くなった頃デュークの過去を回想するシーン。デュークが家に帰れなくなった夜の事を話すのですが、デュークが「蝶々だか車だかを追いかけて捕まえてパクッと食べたら…」というセリフの後、マックスが「じゃあ蝶々だね」とタイミング良くツッコみます。コンビとしての真骨頂を見たようなシーンでした。
ペットは吹き替えはどう?声優に対する感想を紹介!
ペットの日本語吹き替えを担当した声優陣に対する世間の声の一部を紹介します。評価は人それぞれの意見なので是非一度ご自身の目で確認してみて下さい。
キャラクターと声優のイメージが合ってた
バナナマンさんのお芝居がすごく自然なんです。設楽さんの演じる主人公はとっても素直で神経質な小型犬って感じが出てますし、日村さんはとある事情で少しだけひねたムク犬君を本来は寂しさと優しさがあるところを素敵に演じられてました!沢城みゆきさんはヒロイン犬をもちろん素晴らしい演技でキュートにチャーミングに演じられてますし、中尾さんのフワフワ兎ちゃんが凶悪でラブリーすぎますよ!他にも宮野さん梶さんの売れっ子声優さんが本人と分からない役で出てるのも面白いところです。
ペットのレビューの中でも“映画の内容”についての評価と“吹き替えに注目した”評価があり、作品全体の声優さんについての評価には上記のように比較的高評価なレビューが見受けられました。
バナナマンの二人が下手だった
日本とアメリカのアニメ、せめて字幕で観たかった。県内が吹き替えしか無くて泣く泣く行きましたが、やっぱりコンビの芸人をセットで起用とか雑すぎ。個人的に設楽さんはナレーションみたいで、日村さんは棒読みで・・・
本職の声優さんとは違うタレントさんや芸人さんの声優としての起用は、映画の顔となるため批判や評価の的になりやすい存在です。ペットではバナナマンや佐藤栞里、永作博美がその対象となりますが、やはり主役を張ったバナナマンの二人には辛口の評価もあるようです。
設楽さんのマックスの声、賛否両論ありますが、こなれてない感じが逆に良かった気もします。日村さん上手でしたね〜。ベテラン声優さんがバッチリ周りをかためてくれてるし、私は良かったと思います。
バナナマンの二人は声優としてのテクニックに関して言えば未熟な部分もあるかと思いますが、逆にそういった面が良かったという意見もあるようです。それぞれのキャラクターのイメージもバナナマンのイメージに近かったので、声質も合いやすかったのかも知れません。
メインの吹替が芸人ということで批判的なことを言ってる人もいるけど、私は途中まで全然気付かなかったし、この二人は上手いと思う。滑舌は悪くないし、アニメーションの演技があるから声の抑揚はそれほど無くてもきちんと感情表現が成立している。本作は製作側からの指名があったということだから、配給のゴリ押しキャスティングとは違いますし。
「ミニオンズ」での声優としての評価が今回の作品にも繋がっているようなので、上記のような「二人は上手いと思う」という意見もよく見受けられました。
スノーボールの吹き替えが高評価
この映画は間違いなくスノーボールの映画です。悪役なのに主役の人気をかっさらうその姿はまさに『ドラゴンボール』のフリーザ様。日本語吹き替えスタッフもそれを意識しているのか、声優はそのフリーザ役の中尾隆聖氏。
中尾隆聖さんの悪役というのは期待している方も多く、今回もその期待を裏切らない活躍振りが話題を呼びました。バナナマンの脇を固める豪華な声優陣にも評価の高いレビューが付いていました。
ペットは日本語吹き替え声優がすごかった!
今回一覧で紹介してきた映画『ペット』はバナナマンのコンビとしての起用や佐藤栞里、永作博美の声優初挑戦などタレント声優さんの話題性もありました。ベテランの声優さんから旬の人気声優さんまで豪華なキャスティングで制作された『ペット』は子供から大人までみんなが気軽に楽しめる作品となっており、時間も約90分と短めであっという間に観終わってしまいます。是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?