桃源暗鬼のネタバレあらすじ！漫画の登場キャラや見どころ・感想もまとめて紹介

『桃源暗鬼(とうげんあんき)』とは、週刊少年ジャンプにて連載中のダークヒーロー漫画です。現代社会まで続く鬼と桃太郎の末裔による抗争を描いた作品で、作中では容易く生と死に関わる世界観が展開されていました。2022年1月時点で7巻が刊行されており、また「次にくるマンガ大賞2021」のコミック部門にてノミネートされています。

『桃源暗鬼』の作者は漆原侑来(うるしばらゆら)です。どうやら本作は作者が『週刊少年ジャンプ(秋田書店)』に持ち込んだ原稿のクオリティが高かったことがきっかけで連載を開始することになったようです。ちなみに作者の漆原侑来が好きな作品としては高橋ヒロシの『クローズ』と『WORST』、小沢としおの『ナンバデッドエンド』と『ナンバMG5』、平川哲弘の『クローバー』などが挙げられています。

それでは早速、週刊少年ジャンプにて連載中のダークヒーロー漫画『桃源暗鬼』で描かれたあらすじをネタバレしていきます。あらすじネタバレについては『桃源暗鬼』7巻まで紹介していくのでぜひ最後までご覧ください。

まず初めにネタバレするあらすじは漫画『桃源暗鬼』の1巻です。主人公の一ノ瀬四季(いちのせしき)は銃が好きな少年でした。喧嘩が原因で学校を退学になってしまった四季は、ある日父親の一ノ瀬剛志(いちのせつよし)と口喧嘩をしていた際に突然「桃太郎機関」という組織から襲撃を受けてしまいます。そこで状況が分からず困惑する四季に剛志が車へと乗るように促し逃走を企てます。

そして、剛志は逃走中に抗争を何千年(現代を含む)もの間繰り広げてきた、桃太郎と鬼の関係性が今回襲撃を仕掛けてきた原因だと明かしました。さらに襲撃をしかけてきた組織のメンバーが桃太郎であり、四季が鬼の血を継いでいるという事実が判明します。その後、剛志は桃太郎との戦いで四季を守り切ることに成功しますが、その代わりに桃太郎から無残にも殺されてしまいました。

一度は父親を殺された怒りで鬼化した四季でしたが、結局桃太郎に仇を打つことは叶いませんでした。そこで四季は「父の仇を打つ」という目標を立てます。そして対桃太郎用の鬼機関の存在を知った四季は、入隊に必要な鬼ヶ島にある鬼養成機関「羅刹学園」に入学することにしました。

その後、四季は羅刹学園の入学試験を受けることとなりますが、試験会場には四季以外にも5人の受験者が集合していました。こうしてその受験者たちと試験第一関門「鬼ごっこ」を受けることとなります。ルールは森を抜けて学校に辿り着くという至ってシンプルなものでしたが、ゴールできなければ即退学という厳罰も用意されていました。

序盤から厳しい条件下の中、なんと四季は受験会場で彼と相性最悪の雰囲気が出ていた銀髪黒マスクの男とルールを無視して戦闘を始めてしまいます。ところが銀髪黒マスクの男が血を自在に操る技「血蝕解放」を習得していたため、実力差に大きな開きがありましたが…

続いては漫画『桃源暗鬼』2巻のあらすじをネタバレします。第一関門「鬼ごっこ」はルール上、受験者たちが無駄野先生から逃げ切ることを優先すべきでしたが、なんと逆に四季たち同期3人組は先生に勝負を挑むことにしていました。しかし彼らは圧倒的な実力差を埋めきれず苦戦してしまいます。そんな時、屛風ヶ浦が鬼化して暴走状態に入ってしまうのでした…

続いては漫画『桃源暗鬼』3巻のあらすじをネタバレします。3巻のあらすじでは主に鬼機関の京都支部を襲撃してきた桃太郎機関と、組織を守ろうとする鬼機関との戦いが描かれていました。四季は鬼機関の京都支部が襲撃を受けたという知らせを受けたため、同期と共に現場へと赴いています。しかし到着時には既に桃太郎機関に抹殺されたメンバーの身が横たわっていました。さらに圧倒的な力を持つ桃太郎機関のメンバーがいて…

続いては漫画『桃源暗鬼』4巻のあらすじをネタバレします。3巻ではさまざまな実力者揃いの鬼たちが桃太郎たちを迎え討ったのですが、桃太郎機関サイドのメンバーが強すぎたため苦戦していました。そんな絶対絶命のピンチに陥った鬼機関サイドでしたが、戦闘中に四季が鬼神の力を受け継いでいることが判明。四季は鬼神の力でピンチを乗り越えることができるのでしょうか？

続いては漫画『桃源暗鬼』5巻のあらすじをネタバレします。5巻の物語序盤では四季の鬼神の力が覚醒し、それによって新たな能力「炎鬼」を手に入れました。四季は圧倒的な力を持つ炎鬼で次々と桃太郎たちを倒していきます。

ところが覚醒したばかりの四季の身体には大きな負担がかかっていたため、遂に異変が起きてしまいます。しかし四季はメンバーに危険だと忠告を受けるも「だがまだ戦える」と言って戦闘を続行。果たして四季は無事桃太郎機関から鬼機関を守ることができるのでしょうか？

続いては漫画『桃源暗鬼』6巻のあらすじをネタバレします。6巻のあらすじでは皇后崎迅の残酷な過去が明らかになりました。なんと父が鬼機関と敵対する桃太郎機関に所属していたのです。そして、皇后崎迅は桃巌深夜たちに連れ去られてしまいます。そこで、四季たちは皇后崎迅が監禁している場所を特定して救出作戦を立てますが、なにやら怪しげな動きをする敵を発見し…

続いては漫画『桃源暗鬼』7巻のあらすじをネタバレします。皇后崎迅を連れ去った桃巌深夜は皇后崎迅の視界を利用した能力を使って鬼機関の行動を監視していましたが、監視中に深夜の部下である神門が四季の正体が鬼だと知らずに仲良くしている場面を目撃しました。そこで深夜は火事の犯人が四季だと神門に吹き込んだ後、卑劣な策略を使って四季たちを追い詰めていきます。

• 名前：一ノ瀬四季
• 生年月日：2月4日
• 特徴：本作の主人公、羅刹学園の生徒

1人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、自信が鬼の末裔だと知らずに育てられた主人公の一ノ瀬四季(いちのせ しき)です。鬼の血を使った能力は好きなモデルガンにちなんだ銃撃系。ある日突然、鬼の血の末裔であるということで襲撃を受けた際に、養父・剛志を失ってしまったためその命を奪った桃屋五月雨を打倒することを誓っています。

• 名前：一ノ瀬剛志
• 生年月日：不明
• 特徴：一ノ瀬四季の養父、酒屋の経営者

2人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、17歳まで四季を育てた一ノ瀬剛志(いちのせつよし)です。鬼の末裔である四季を育てていたものの、剛志自身は桃太郎の末裔でした。さらに鬼を狩る「桃太郎機関」に所属していたこともあります。四季には鬼と桃太郎の末裔による抗争に関わらせまいとしていましたが、最終的に四季を抗争に巻き込んでしまい桃太郎機関に所属していた頃の後輩である桃屋に殺害されてしまいます。

• 名前：桃屋五月雨
• 生年月日：不明
• 特徴：桃太郎機関の総士隊長

3人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、右目上の銃痕のような傷が特徴的な桃屋五月雨(ももやさみだれ)です。このキャラは鬼の末裔にして主人公である四季を襲撃した人物で、その際に命を奪った剛志の後輩でした。のちに桃太郎機関の総士隊長であることが判明しています。

• 名前：無陀野無人
• 生年月日：12月31日
• 特徴：羅刹学園教官

4人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、常に履いているローラースケートと傘を持っているのが特徴的な無陀野無人(むだのないと)です。羅刹学園教官に相応しい実力を持っており、かつては桃太郎の100人を1人で倒したことがあるようです。

• 名前：皇后崎迅
• 生年月日：9月13日
• 特徴：羅刹学園生徒

5人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、全身のツギハギが特徴的な皇后崎迅(こうがさき じん)です。普段はツギハギを隠しているのですが、この傷は桃太郎の末裔にして桃太郎機関のメンバーでもある父と母、そして姉に殺害された際にできたものでした。その経験が鬼の血を使った戦闘に活かされているのか、戦闘シーンでは両腕から回転刃状の血を出して戦いを繰り広げます。

• 名前：遊摺部従児
• 生年月日：不明(年齢は16歳)
• 特徴：羅刹学園生徒、メガネ

6人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、メガネが特徴的な遊摺部従児(ゆるすべじゅうじ)です。このキャラは一見すると真面目に見えるのですが、変態的な一面もあります。鬼の血の能力は血を垂らした5㎞圏内を探知するというものです。これによって鬼や桃太郎を探知することができるものの、一度使えばその場から動けなくなることや人が重なると正確な位置が掴めないといった欠点があります。

• 名前：夢喰
  生年月日：不明
  特徴：羅刹学園外の鬼機関関係者

7人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、獏速通信(ばくそくつうしん)の獏である夢喰(むく、通称むっくん)です。このキャラは情報を運ぶ能力を持っており、通信履歴を残さずに最高時速300キロで情報を運ぶことができます。

• 名前：花魁坂京夜
• 生年月日：不明
• 特徴：鬼機関京都支部援護部隊総隊長

8人目に紹介する漫画『桃源暗鬼』のキャラ・登場人物は、鬼機関京都支部援護部隊総隊長を務めている花魁坂京夜(おいらんざかきょうや)です。鬼機関京都支部援護部隊総隊長という重要な立場にあるキャラですが、軽薄そうな印象を抱かせる見た目をしているためチャラ男と言われています。大量の血を患者に注ぐことで回復させる能力を持っていますが、その治癒能力は全快させるほど高くはありません。

これまで『桃源暗鬼』の登場人物・キャラ紹介とともに7巻までのあらすじをネタバレありで紹介してきました。本作は主人公が鬼側という一風変わった設定となっているため、他の作品とは違った見どころや面白い魅力があります。そこで、ここからは『桃源暗鬼』の見どころや面白い魅力を5つ紹介するのでぜひチェックしてみてください。

『桃源暗鬼』で描かれた見どころや面白い魅力の要素の1つに「鬼と桃太郎の戦い方」があります。面白い要素として挙がった鬼と桃太郎の戦い方はそれぞれに特徴があり、鬼機関側が「血」、桃太郎機関側が「細菌」と設定されていました。まず鬼の血は通常の人間とは異なる性質を持っており、血液の形と強度を自由自在に変えることができるため、イメージした物を脳から発信させることで血管にも伝わるという特徴があります。

また脳から神経、そして血管へとイメージが伝えられて血液を形造ることになるため、経験や趣味嗜好、トラウマなどが影響して造れるものが変わります。そして血液によって独自に作った武器を「血蝕解放」と呼んでいました。では次に桃太郎機関の「細胞」を使った戦い方を解説します。桃太郎は体から黒い細菌を出した後にその細菌から武器を造ったり飛ばしたりすることができます。原理は鬼と似たようなものだと考えると良いでしょう。

『桃源暗鬼』で描かれた見どころや面白い魅力の要素の1つに「鬼神の子」があります。『桃源暗鬼』4巻のあらすじネタバレでは主人公の四季が「鬼神の血」を継いでいることが判明していましたが、そもそも鬼神とはかつて桃太郎機関を壊滅する寸前にまで追い込んだ鬼のことを示しています。そして四季が「鬼神の子」と呼ばれていたのは、文字通り鬼神の力を継いだ子だからです。

どうやら、この鬼神の子というのは桃太郎機関が鬼機関を圧倒している時に生まれる存在であり、生まれてくる子供も1人ではありません。そして鬼の子は1人1人が火・水・風・土・雷・炎・闇・光といった8つの属性のどれか1つを受け継いでいるのが特徴です。四季の場合は炎の鬼神「炎鬼」でした。今後のあらすじでは残り7人の鬼神の子が登場すると考えられるため、四季が鬼神の子と行動を共にしていくにつれて面白い展開が見られるはずです。

『桃源暗鬼』で描かれた見どころや面白い魅力の要素の1つに「主人公の立場」があります。まず本作はダークヒーロー鬼譚となっているため、主人公・四季が正義の味方として取り上げられがちな桃太郎ではなく鬼です。また主人公が鬼といっても残虐でなくむしろ仲間を思いやる人間らしい心を持っています。

『桃源暗鬼』で描かれた見どころや面白い魅力の要素の1つに「アクションシーンの描写」があります。やはりバトル漫画の展開で一番面白いといえるのがバトルアクションシーンではないでしょうか？本作のバトルシーンは派手さがありながらも、誰がどのような技を使って戦っているのか、誰がどうなったのかが一目で分かるような読みやすい印象を受けます。

また桃太郎側は細胞で造られた刀を用いることが多いものの、鬼側はイメージによって血の形を変えることができるため、銃や仕込み傘などさまざまな武器を使います。それによってバリエーションが豊富になっているという点もバトルシーンが面白いと評価される理由の1つといえるでしょう。

『桃源暗鬼』で描かれた見どころや面白い魅力の要素の1つに「四季の学園生活」があります。主人公の四季は鬼機関に入隊するために羅刹学園に入学していました。しかし四季のクラスメイトたちは個性的なためか少々ギスギスした雰囲気を醸し出していました。そんなクラスメイトたちが授業や試験を受けていくうちに、どのようなきっかけで心を開いていくのか？といった交流シーンも面白い・見どころといえるでしょう。

どうやらネット上では『桃源暗鬼』の打ち切りについて話題になっていたようです。そこで本当に連載の打ち切りがあるのか？その真偽を明らかにします。まず結論から言うと『桃源暗鬼』の連載打ち切りはありません。また打ち切りの噂には『桃源暗鬼』を連載している週刊少年チャンピオンの事情が関係しているようで、週刊少年チャンピオンの連載作品が次々と打ち切りになっていたという事実が噂が出た発端となっています。

これまでに『桃源暗鬼』の面白い要素・見どころを紹介してきましたが、どうやら本作は爆発的な人気を誇る『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』の次に来る漫画として注目されているようです。そこでアニメ化はあるのか？またアニメ化される場合はいつ頃放送されるのか？について調べてみましたが、残念ながらアニメ化に関する情報は見当たりませんでした。

こちらでは漫画自体に関する感想や評価が取り上げられています。どうやらこの方は『桃源暗鬼』がアニメ化されるのを期待しているようです。また鬼が桃太郎を倒すというダークヒーロー設定が「面白い」と好評。面白いという感想が出る理由にはやはり四季のような人間らしい鬼を主人公にしていることが関係しているのでしょうか？

こちらでは漫画『桃源暗鬼』と他作品を比較した場合による感想や評価が取り上げられています。感想では桃源暗鬼で描かれる鬼の子孫と桃太郎の子孫が、特殊能力を使って戦うアクションシーンが好評を得ているのが窺えます。

そんな戦い方と能力設定が『青の祓魔師』と似ていると言われているので気になる方は両作品の特徴を比較してみると良いでしょう。また『呪術回戦』よりも分かりやすくて見やすいという感想があがっているので、『桃源暗鬼』と『呪術回戦』の特徴も併せてチェックしてみてください。

こちらでは漫画『桃源暗鬼』の無陀野先生に関する感想や評価が取り上げられています。この方の感想を見る限り『桃源暗鬼』で描れた無陀野先生の活躍シーンが見どころになっているのが分かります。無陀野先生は羅刹学園の教官なので生徒を守る教師のかっこよさに注目されているのかもしれません。また個性豊かなキャラ設定も注目されているので生徒たちとの交流シーンにも注目してみてください。

こちらでは漫画『桃源暗鬼』のキャラと描写に関する感想や評価が取り上げられています。感想ではキャラの容姿が好みのタイプだと言われているのですが、感想と同時に投稿されているキャラ画像を見ると鋭い目つきとクールな雰囲気を印象付けるかもしれません。また『桃源暗鬼』の内容も面白いとのことなのでキャラ設定に注目しながら物語の展開を見てみるとより魅力的な作風を楽しむことができるかもしれません。

これまで漫画『桃源暗鬼』で描かれたあらすじをネタバレしつつ、漫画の登場キャラや見どころ・感想をまとめて紹介してきましたがいかがでしたか？『桃源暗鬼』で描かれたあらすじをご覧になる際に重要なのは、やはり頭より先に体が動いてしまう直情型の主人公・一ノ瀬四季といえます。その他に面白い魅力や見どころとして「鬼と桃太郎の戦い方」「鬼神の子」「主人公の立場」「アクションシーンの描写」「四季の学園生活」を紹介しました。

この5つの見どころに共通した特徴は主人公・一ノ瀬四季の活躍と、四季と行動を共にする仲間たちの存在です。特に鬼がイメージした物を血によって武器を造りだすという設定がアクションシーンの描写を面白くさせており、バリエーション豊富な戦い方が展開されています。そして感想を見ると見どころ満載の漫画『桃源暗鬼』が好評を得ているのが分かります。今後は四季がどのように活躍していくのか？アニメ化されるのか？注目しておきましょう。