魔女の宅急便の主題歌や挿入歌など名曲一覧!「やさしさに包まれたなら」など紹介

スタジオジブリ制作によって1989年に公開された映画「魔女の宅急便」、そして2014年に制作された実写版「魔女の宅急便」の主題歌や挿入歌など名曲一覧を紹介していきます。様々なアーティストによって作られた名曲の数々は映画「魔女の宅急便」の世界を盛り上げてくれています。今回は代表的な主題歌である「やさしさに包まれたなら」や「ルージュの伝言」など、映画を彩っている曲の数々を一覧で紹介していきます。

魔女の宅急便の主題歌や挿入歌など名曲一覧!「やさしさに包まれたなら」など紹介のイメージ

目次

  1. 魔女の宅急便の主題歌や挿入歌など名曲を一覧で紹介!
  2. 魔女の宅急便とは?
  3. 魔女の宅急便のオープニング曲「ルージュの伝言」とは?
  4. 魔女の宅急便の主題歌「やさしさに包まれたなら」を紹介!
  5. 魔女の宅急便の挿入歌一覧!
  6. 魔女の宅急便の実写の歌を紹介!
  7. 魔女の宅急便の主題歌や挿入歌は魅力的な曲ばかりだった!

魔女の宅急便の主題歌や挿入歌など名曲を一覧で紹介!

「魔女の宅急便」はオープニングからエンディングまで、常に主題歌や曲が流れており、ストーリーを彩ってくれています。「魔女の宅急便」は日本での興行収入が43億円を記録している大ヒットアニメ映画であり、そこには作品を盛り上げた主題歌や曲の力も存在しています。名曲が非常に多いとされている「魔女の宅急便」の主題歌や挿入歌を一覧で紹介していき、作曲したアーティストや曲にまつわる話などを考察していきます。

スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

魔女の宅急便とは?

スタジオジブリのアニメ映画作品!

「魔女の宅急便」は1989年に宮崎駿監督のもとスタジオジブリが制作したアニメ映画です。劇中に使われている曲は久石譲が担当しており、主題歌は松任谷由実が歌っています。原作である児童書の1巻をもとに作られてはいますが、原作は魔女という特別な立ち位置を前面に押し出したファンタジー作品である事に対して、映画「魔女の宅急便」は上京したての少女の思春期を描いており、現実味のある作品となっております。

魔女の宅急便のあらすじ

「魔女の宅急便」の主人公である田舎の村に両親と暮らしていた魔女であるキキは、魔女のしきたりによって13歳の満月の夜に、魔女のいない知らない街で修業を積むため旅に出る事を決断します。キキは黒猫のジジと共に、村の人々に見送られながら箒で空を飛び、自分が修業するにふさわしい街を探します。旅を続けているとコリコという海に囲まれた大きな町を見つけ、コリコを気に入ったキキは定住して修業をする事に決めます。

コリコでグーチョキパン店というパン屋のおかみさんであるおソノという女性に気に入られたキキは、店の屋根裏部屋に居候する事になり、自分の箒で空を飛ぶ特技を活かして空飛ぶ宅急便を開業する事になります。そんな中、空を飛ぶことに憧れる少年であるトンボと出会いますが、キキはトンボの馴れ馴れしい態度によって不愉快になりますが、明るいトンボの性格によって徐々に打ち解けていきます。

「魔女の宅急便」の終盤でキキはジジの言葉が分からなくなってしまい、突然魔法の力を失ってしまいます。箒によって空も飛ぶことも出来なくなってしまったキキは、絵描きのウルスラに自分のスランプを相談し、少しずつ元気を取り戻していきます。それから何日か後、キキは宅急便の仕事の依頼を受けた事で、かつて仕事の依頼を受けた事のある老夫人の家に呼ばれ、夫人の優しい気遣いを受けた事で久しぶりに笑顔を取り戻します。

すると夫人の家のテレビの中継で、暴風に煽られている飛行船のロープにしがみついているトンボを目撃したキキはすぐに現場にかけつけます。掃除夫からデッキブラシを借りたキキは戻ったばかりの魔法の力でぎこちない動きながらも空を飛び、トンボをキャッチします。歓声を受けながら地面に着地したキキは街の人々に受け入れられ、宅急便の仕事に精を出しているというところで「魔女の宅急便」は幕を閉じます。

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魔女の宅急便のオープニング曲「ルージュの伝言」とは?

物語の始まり!

「魔女の宅急便」の主題歌として使われ、劇中ではキキが自分の村から旅立ち、夜空を飛んでいるときに箒にぶら下げているラジオから流れている曲として使われています。途中で同じく箒に乗って空を飛んでいる先輩の魔女に「ラジオ止めて下さらない?私静かに飛ぶのが好きなの」と言われた事で主題歌は止まってしまいますが、先輩魔女はキキに色々アドバイスしてくれ、「あなたも頑張ってね」と言い去っていきます。

浮気の歌?

リズミカルな曲調で「魔女の宅急便」の主題歌となっている「ルージュの伝言」ですが、「浮気な恋を早く諦めない限り、うちには帰らない」と曲にあるように、浮気を題材にした主題歌となっています。夫に浮気をされている妻が、浮気を諦めないと今からあなたのママのところに行ってに浮気の事を言いつけて、あなたの事を叱ってもらうという事をルージュでバスルームに伝言を残したというものが主題歌の曲の内容になっています。

魔女の宅急便の主題歌ルージュの伝言の歌詞の内容を紐解く!

「魔女の宅急便」の主題歌である「ルージュの伝言」は曲のイントロで「あの人のママに会うために今一人電車に乗ったの」とありますが、これは主人公である女性が、旦那のお母さんに会うために列車に乗った事がわかります。「たそがれ染まる街並みや車の流れ横目で追い越して」という曲の部分で、女性は少し寂しそうな表情で夕焼けに住んでいる街を車窓越しに見つめていることを表しています。

主題歌である「ルージュの伝言」の2番目の曲のイントロで「あの人はもう気付くころよバスルームにルージュの伝言」とあるように、女性が夫である男性に対してバスルームの洗面鏡にルージュの口紅で伝言を残している事がわかります。どんな伝言かは「浮気な恋をはやくあきらめないかぎり家には帰らない」という曲の部分でわかり、夫の浮気に気付いたために、浮気をやめないと一緒に住んでいた家には帰らないと書き残しています。

「魔女の宅急便」の主題歌である「ルージュの伝言」のサビである「不安な気持ちを残したまま街はdingdong遠ざかってゆくわ」という部分で、彼の気持ちが遠ざかっていってしまうのではないかという不安を残して女性が街から遠ざかっていっている事を表しており、「明日の朝ママから電話で叱ってもらうわMyDarling」という曲の部分で、夫の母親に頼んで叱ると同時に説得してもらおうという賭けに出ていることが分かります。

「あの人はあわててるころよバスルームにルージュの伝言」という部分で、夫が家に帰って来て女性がいない事とバスルームのルージュの伝言に気付くころの時間になった事を女性が考えている事を表しています。「てあたりしだい友達にたずねるのかしら私の行く先を」という部分で、夫が妻との共通の友達に連絡して妻の行く先をきっと躍起になって探すのであろうという事を女性が考えている事が分かります。

なぜ魔女の宅急便の主題歌に?

主題歌である「ルージュの伝言」が「魔女の宅急便」の主題歌に選ばれた経緯は、ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫が松任谷由実のコンサートに行った次の日に「魔女の宅急便」の主題歌の話になり、鈴木の鶴の一声で松任谷由実に主題歌を頼む事になったという事が発端です。それから鈴木は松任谷由実にジブリの新作アニメーションである「魔女の宅急便」の台本を渡し、主題歌を作ってほしいとお願いしました。

しかし主題歌を依頼してから1年ほどたっても連絡は来ず、鈴木が松任谷由実に聞いてみると、読解力が無いためにどのような主題歌を作ったら良いのか迷っていたら時間が過ぎてしまったという事で、鈴木が松任谷由実の今までの曲から「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」を主題歌として選曲し、松任谷由実は「魔女の宅急便」に合った主題歌を選んでくれたことでとても喜んだという事です。

松任谷由実による主題歌

主題歌である「ルージュの伝言」は荒井由実(現:松任谷由実)が1975年にリリースした5枚目のシングル曲で、「魔女の宅急便」の主題歌に使われるという事で1989年に再リリースされた曲です。作詞・作曲を荒井由実が手掛けており、主題歌の編曲を現在夫となっている松任谷正降が担当しています。1991年には歌詞の内容を映像化したテレビドラマが深夜に放送され、1話完結型で全26話放送されました。

主題歌の歌詞に出てくる「あの人」とは?

「魔女の宅急便」の主題歌である「ルージュの伝言」の歌詞に「あの人のママに会うために」という部分がありますが、この「あの人」という人物はロックミュージシャンの矢沢永吉であるとされています。松任谷由実は矢沢永吉が所属していたバンドであるキャロルのファンであり、「街がdingdong遠ざかっていくわ」という部分はキャロルの曲「レディ・セブンティーン」の「胸がはずむdingdongding」からとったものとされています。

主題歌である「ルージュの伝言」は多くのアーティストにカバーされている

「魔女の宅急便」の主題歌である「ルージュの伝言」は原由実やつじあやのなど、多くのアーティストにカバーされています。柴咲コウにもカバーされており、2011年公開の映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の挿入歌に使用されています。柴咲コウは「ルージュの伝言」のレコーディングが終わったあと、主題歌である「ルージュの伝言」について「自分にすごくフィットしていて歌いやすい曲だった」と語っています。

主題歌である「ルージュの伝言」は声優の沢城みゆきにもカバーされており、沢城みゆきがセルティ・ストゥルルソンの声優キャストを担当したテレビアニメ「デュラララ!!12」DVDの完全生産限定盤に付属されているカバーソングコレクションCDに収録されています。また女優の川島なお美も自身のアルバムである「HELLO!」で「ルージュの伝言」をカバーしているなど、業界のジャンルを問わず多くの著名人にカバーされている曲です。

主題歌である「ルージュの伝言」は本にもなっている!

「魔女の宅急便」の主題歌である「ルージュの伝言」はタイトルもそのままで本にもなっており、内容は松任谷由実の生い立ち、デビューのきっかけなどが書いてある自伝エッセイとなっています。松任谷由実はコードによって曲を作っているわけではなく、ふいに浮かんだメロディーを書き起こしているという主題歌の作曲方法の秘密が書いてあり、また自身の初体験などを赤裸々に語っているため、ファンは必見の本となっています。

主題歌のコーラスに山下達郎が参加している!

主題歌である「ルージュの伝言」のコーラスにはケンタッキーのCMで有名になった「クリスマス・イブ」で知られるシンガーソングライターである山下達郎が参加しています。参加する事になった経緯は、松任谷由実はレコーディングとツアーで別々のバンドメンバーになっており、主題歌のレコーディングの際にツアーメンバーがたまにはレコーディングに参加したいと、編曲を担当していた松任谷正隆に申し出てきました。

意見を吞んだ松任谷正隆でしたが、ツアーメンバーによるレコーディング演奏は納得のいく曲にならず、手ごたえのない曲になってしまいました。そこで松任谷正隆はこれまでもコーラスを担当してもらった事のある山下達郎にコーラスをお願いし、曲のクオリティを上げる事を思いつきました。山下達郎は快くコーラスを担当してくれる事になり、「ルージュの伝言」は主題歌に相応しい抜群のアメリカンポップス曲にしあがりました。

魔女の宅急便の主題歌「やさしさに包まれたなら」を紹介!

代表曲!

主題歌である「やさしさに包まれたなら」は松任谷由実による曲で1974年にアルバム曲として発売されたのちに「魔女の宅急便」の主題歌に使われたことで1989年にシングルバージョンが発売され、歌詞の部分に「この曲は映画魔女の宅急便の主題歌として再び脚光を浴びています」と書かれました。「魔女の宅急便」の主題歌として扱われており、映像などで作品を紹介する際に「やさしさに包まれたなら」が多く使用されています。

多くの人がカバー!

主題歌である「やさしさに包まれたなら」は多くの人にカバーされ、絢香や今井美樹など有名アーティストにもカバーされています。また子役として有名で現在タレント活動をしている芦田愛菜のアルバム「Happy Smile!」にも主題歌である「やさしさに包まれたなら」のカバーが収録されており、声優の松本梨香のアルバム「まんまる」にも主題歌が収録されているなどジャンルを問わず歌手だけではなく様々な人物に歌われている曲です。

主題歌である「やさしさに包まれたなら」はシンガーソングライターの植村花菜にもカバーされており、植村花菜の4枚目のシングル曲として発売され、「ぴあ」CD満足度ランキングで2006年4月6日に1位を獲得する快挙を成し遂げました。植村花菜が自身が所属するレコード会社の社員に、先輩であるユーミンの主題歌を聞いて勉強しなさいと言われたことが「やさしさに包まれたなら」をカバーをする事になったきっかけでした。

また主題歌である「やさしさに包まれたなら」の植村花菜カバーバージョンにはアコースティックギタリストの押尾コータローが参加した事でも話題になりました。それにより植村花菜は2010年に発売された自身の最大のヒット曲であり、北乃きい主演でスペシャルドラマ化され主題歌にもなったトイレの神様」でも押尾コータローとコラボレーションをする事になります。

主題歌である「やさしさに包まれたなら」は男性にもカバーされている

「魔女の宅急便」の主題歌である「やさしさに包まれたなら」は松任谷由実が発表した主題歌という事で多くの女性アーティストがカバーしていますが、男性アーティストでも歌手のクリス・ハートがカバーしています。主題歌である「やさしさに包まれたなら」のクリス・ハートバージョンはクリス・ハートが2015年に発売した自身の5作目のアルバムである「Heart songⅢ」で聴くことができます。

また大ヒット曲である1992年に発売されたシングル曲「最後の雨」でバラードシンガーとして知られるようになった歌手の中西保志も「魔女の宅急便」の主題歌である「やさしさに包まれたなら」をカバーしており、自身のアルバムである2007年発売のアルバム「STANDARDS2」や2012年発売の「バラッズ2 ベスト・オブ・スタンダーズ」などのカバーアルバムに主題歌が収録されています。

主題歌は松任谷由実による楽曲

「魔女の宅急便」の主題歌である「やさしさに包まれたなら」はシンガーソングライターである荒井由実(現:松任谷由実)の3枚目のシングル曲として発表されました。発売当初はヒットせず、オリコンTOP100にも入る事が出来ないでいた曲でしたが、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫によって「魔女の宅急便」の主題歌に選ばれた事で1989年に再び脚光を浴び、大ヒットの主題歌となりました。

松任谷由実が2003年にYumi Matsutoya with Yumi Arai名義で発売したセルフカバーアルバム「Yuming Compositions:FACES」ではストリングスなどをアレンジし、主題歌である「やさしさに包まれたなら」発売当初の歌声と現在の歌声によるコラボレーションのリメイクバージョンも聴くことが出来ます。また稲垣潤一への提供曲の「オーシャン・ブルー」や松田聖子への提供曲の「瞳はダイヤモンド」なども収録されています。

主題歌の歌詞に込められた意味とは?

「魔女の宅急便」の主題歌である「やさしさに包まれたなら」のイントロは「小さいころは神様がいて不思議に夢を叶えてくれた」とあるように、子供の頃に神様に願い事をして願いが叶ったら感動していたという様子を回想しており、「優しい気持ちで目覚めた朝は大人になっても奇蹟は起こるよ」の部分で、大人になっても同じように願いは叶い、同じように感動する事が出来るんだという事を歌っている事がわかります。

主題歌のサビでは「カーテンを開いて静かな木漏れ日の」の部分で、朝にカーテンを開くと外の世界のまぶしさにスッキリした様子を表しており、大人になっても子供の頃のように前向きになろうとしている様子がわかります。「やさしさに包まれたならきっと目にうつるすべての事はメッセージ」の部分で、今まで意味の無い事に思えていたものや景色などにもすべて意味があるんだという悟りのようなメッセージが含まれています。

主題歌である「やさしさに包まれたなら」の2番目のイントロの「毎日愛を届けてくれた」という部分は両親の事を指しており、「心の奥にしまい忘れた大切な箱開けるときは今」とあるように、子供の頃に感じていた両親からの愛情を忘れかけていたが、大人になった今こそ思い出すべきという事を表しています。これは自分に子供が出来た事で、自分にも愛を届けるべき存在があらわれたというメッセージにもなっています。

主題歌の2番目のサビでは「雨上がりの庭でくちなしの香りと」とあるように雨上がりにくちなしの香りでスッキリした様子を表しています。また最後に「目にうつるすべての事はメッセージ」とあるように、悲しい事にも意味はあるが、前向きに生きていこうというメッセージが込められている事が分かります。このように「魔女の宅急便」でのキキの気持ちとリンクしている歌詞となっているので、主題歌に相応しい曲となっています。

主題歌は元々CMのために作られた曲だった!

主題歌の「やさしさに包まれたなら」はもともと松任谷由実が食品メーカーである不二家に、ソフトキャンディであるソフトエクレアのCM曲の制作を依頼された事で作曲されたもので、1974年から2年間CM曲として使われました。また主題歌の歌詞の一部に「目に映るすべてのことはメッセージ」とありますが、ソフトエクレアのCMでは歌詞が書き換えられ「目に映るすべてのことはきみのもの」となっています。

主題歌である「やさしさに包まれたなら」は多くのCM曲に使われている

主題歌である「やさしさに包まれたなら」は「魔女の宅急便」の主題歌に使われたのちに、上野の森美術館「MoMAニューヨーク近代美術館」のCM曲や、日本ミルクコミュニティの商品である「MEGMILK」のCM曲に使われるなど、テレビCMに多く使われるようになりました。また鹿児島テレビ放送のオープニング曲・エンディング曲に選ばれるなど、現代まで多くの主題歌として使われてきています。

主題歌である「やさしさに包まれたなら」はシングル曲とアルバム曲で編曲が異なっている

「魔女の宅急便」の主題歌である「やさしさに包まれたなら」のシングルバージョンは、ピアノ演奏を主体としており、全体的にゆっくりとしたテンポで演奏されている事に対してアルバムバージョンはアコースティックギターの演奏を主体としており、カッティングやアルペジオを駆使しカントリーテイストに仕上がっているテンポの速い曲となっています。またアルバムバージョンの主題歌はギタリストの駒沢裕城が参加しています。

魔女の宅急便の挿入歌一覧!

海の見える街

「海の見える街」は「魔女の宅急便」の楽曲を担当した久石譲によりサウンドトラックとして作曲され、「魔女の宅急便」の挿入歌として使われました。キキが定住する事に決めたコリコが海に囲まれた街のため、街のイメージを曲にしたものが「海の見える街」となっています。また「海の見える街」は13歳の少女が知らない街に来た不安感と期待感をイメージした曲に仕上がっており、主題歌に劣らず人気の曲となっています。

また曲のタイトルにもなっている「海の見える街」であるコリコはスウェーデンがロケ地となっています。スタジオジブリの公式発表ではヴィスビューという街とストックホルムという街でロケハンがされ、コリコのイメージになった場所だとされています。またストックホルムには「魔女の宅急便」のラストシーンで登場した、キキがトンボを助ける時計台も街のシンボルとして存在しています。

めぐる季節

「魔女の宅急便」の挿入歌である「めぐる季節」は久石譲が作曲した「海の見える街」に吉元由美が詞を乗せ、ジブリの主題歌を多く担当している井上あずみが歌っている曲です。歌詞に「薄紅花景色切なさを知った春」や「色づく街ゆけば誰かに会いたい秋」とあるように季節が進んでいき、「明日はどんな日に」とあるようにこれからの未来何が起こるかはわからないが、勇気を持って進んでいこうという前向きな曲となっています。

晴れた日に…

「晴れた日に…」は久石譲によって作曲され、「魔女の宅急便」の序盤でキキがコリコに到着し、グーチョキパン店で働き始めたシーンで流れている曲です。ワルツをベースにしたクラシック曲となっており、転調が後半になってくると小さくなっていく事も特徴で、楽器はフルートとヴァイオリンだけで演奏されています。また「魔女の宅急便」のサントラ音楽集に収録されています。

仕事はじめ

「仕事はじめ」は久石譲によって作曲され、「魔女の宅急便」でキキが空飛ぶ宅急便の仕事をはじめてから、鳥かごを届けてほしいという最初の仕事の依頼が入り、トンボとおソノが見守るなか突風によって鳥かごを落としてしまうシーンの直前まで流れていた曲です。初めて宅急便の仕事の依頼が入り、キキのこれからの仕事に対するワクワク感をうまく表現した楽曲となっています。

身代わりジジ

「身代わりジジ」は久石譲による作曲で、「魔女の宅急便」の挿入歌として使われました。キキが空飛ぶ宅急便を開業してから初めての仕事でジジによく似た人形を無くしてしまった事から、届け先にジジが人形の身代わりとして預けられるというシーンで使われた挿入歌です。ジジの焦りと不安を表している曲であり、劇中でジジが犬に見つめられたことで汗を流しているというシーンに非常にマッチングした曲となっています。

神秘なる絵

「神秘なる絵」は久石譲により作曲された挿入歌です。「魔女の宅急便」の劇中で、キキがジジによく似た人形を森に落としてしまい、森のアトリエで絵を描きながら暮らしているウルスラという女性が描いていたシャガール風の絵を見せてもらった時に流れていた挿入歌です。ピアノの演奏による透明感のあるクラシックに仕上がっており、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる曲として「魔女の宅急便」のファンから人気の曲です。

傷心のキキ

「魔女の宅急便」の挿入歌である「傷心のキキ」は久石譲による作曲で、劇中もっとも寂しい印象の挿入歌となっています。キキが魔法の力を失ってしまったことでジジの声が聞こえなくなり、箒で空も飛べなくなってしまった事で唯一の特技を失い、自分に自信が無くなってしまっているシーンで流れていた曲です。楽器はピアノのみの演奏となっており、キキの辛い心の心情を表しています。

旅立ち

「魔女の宅急便」の挿入歌である「旅立ち」は久石譲による作曲で、キキが住み慣れた故郷を離れて独り立ちをする時に流れていた曲です。演奏の前半部分は明るい印象を受ける曲ですが、後半になっていくにつれて静かになっていき切なさを感じさせる挿入歌となっています。これはキキが旅を始めた事によるこれからのワクワク感と本当に自分が独り立ち出来るのだろうかという不安感を表わしたものとなっています。

ジェフ

「ジェフ」は久石譲による作曲で、ジジが身代わりである家族の家にいた際に、その家族の飼っている犬に助けてもらった時に流れていた曲です。コメディチックで少し不思議なシーンにぴったりな愉快な曲調となっており、軽快なピアノ奏法によって演奏されている明るい曲です。

魔女の宅急便の実写の歌を紹介!

Wake me up

「魔女の宅急便」は2014年に「呪怨」などで知られている清水崇が監督を務め実写化され、その主題歌として歌手の倉木麻衣の2枚目のDVDシングル曲である「Wake me up」が使われました。作詞を倉木麻衣、作曲を徳永暁人が担当しています。また主題歌である「Wake me up」のミュージックビデオには実写版「魔女の宅急便」で主演を務めた小芝風花が出演しており、実写版「魔女の宅急便」のファンに人気の主題歌となりました。

実写版「魔女の宅急便」の主題歌に選ばれた「Wake me up」は、2011年にリリースされた「Strong Heart」から3年ぶりに発表されたDVDシングル曲で、倉木麻衣のデビュー15周年を記念してリリースされまた曲です。CDジャケットは3種類あり、そのなかでも倉木麻衣のファンクラブ限定ジャケットは「Wake me up」のメイキング映像を見ることのできるURLが特典としてついてきました。

主題歌である「Wake me up」の作詞とボーカルを担当した倉木麻衣は、どんなことがあっても自分らしく頑張っていこうよという思いを歌詞に書き、キキが広がる空を箒で疾走感と共に飛んでいくイメージを頭に入れながらレコーディングを行ったと語っており、監督の清水崇もキキが箒に乗って空を飛ぶときの疾走感にぴったりだった事ですぐにピンときたと語っており、大満足で主題歌に決定したという事です。

VOICE

実写版「魔女の宅急便」にはもう一つ主題歌があり、タカミ・カラが歌った「VOICE」も主題歌として話題になりました。タカミ・カラはコリコで絶大な人気を誇る歌手でしたが、ここ2、3年コリコの人々の前から姿を消し引退したとのうわさが流れていました。しかし実は姉の死によるショックで声が出なくなってしまっていました。しかしキキの勇気に触発され、失っていた歌う力を取り戻すという主題歌に相応しい曲となっています。

タカミ・カラを演じ、主題歌である「VOICE」を歌った歌手のYURIは、ショックで声が出なくなってしまったタカミ・カラと似た経験をしたことがあり自分と似た人物を演じる事が出来て嬉しいと語っています。「VOICE」は実写版「魔女の宅急便」のオリジナルサウンドトラックに収録されており、YURIのアルバムである「LoveRespectHarmony」では主題歌「VOICE」のアカペラバージョンを聴く事が出来ます。

魔女の宅急便の主題歌や挿入歌は魅力的な曲ばかりだった!

映画「魔女の宅急便」は松任谷由実による主題歌「やさしさに包まれたなら」など、多くの主題歌や挿入歌により彩られている事がわかります。多くの挿入歌や曲を担当している久石譲も映画のシーンに合わせて作曲している事で、「魔女の宅急便」の物語を盛り上げてくれています。この記事を読んで主題歌や挿入歌などの曲のエピソードが分かったうえで「魔女の宅急便」を観て、また違った感動が生まれてくれたら幸いです。

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