ハンネス（進撃の巨人）の声優は津田健次郎！藤原啓治から変わった理由は？

『進撃の巨人』に登場するキャラクター、ハンネス。彼は『進撃の巨人』の主人公であるエレンにとって、縁の深い人物です。エレン達と血は繋がっていないものの、小さな頃からエレンやミカサ、アルミンを見守ってきました。近所の優しいおじさん、もしくはエレンにとっての第2の父親といったポジションに近いキャラクターです。ハンネスのファンだという方も多いのではないでしょうか。

ハンネスは、すでに放送されたアニメ版『進撃の巨人』第1期・第2期ともに登場しました。しかし、アニメ版『進撃の巨人』の1期から2期の間に、ハンネス声を演じる声優が変わったということはご存知でしょうか。何故、ハンネスの声優は変わったのでしょう。ハンネスの声を演じた声優のプロフィールなどを確認しながら、声が変わった理由について見てみましょう。

『進撃の巨人』に登場するハンネス。アニメ・原作ともに第1話から登場しているキャラクターです。主人公エレンとも縁の深い人物で、血こそ繋がってはいないものの、エレンやミカサ、アルミンを小さいころか見守ってきた心優しい男性です。ハンネスは『進撃の巨人』における名脇役ともいえるでしょう。アニメ版『進撃の巨人』第1期で、そんな名脇役・ハンネスを演じたのは声優の藤原啓治さんでした。

アニメ版『進撃の巨人』第1期で、ハンネスを演じた声優・藤原啓治さんのプロフィールをみてみましょう。生年月日は1964年10月5日。身長175cmで血液型はA型。出身地については、出生は東京都であるものの、岩手での生活がほとんどだったそうで、藤原啓治さんご本人も「ほとんど岩手人」と仰っているようです。声優として有名ですが、俳優・音響監督等もこなされる、実に多才な方です。

声優としてはかなり有名な方なので、ご存知の方も多いでしょう。『進撃の巨人』でのハンネス以外にも、沢山の作品で活躍されています。演じた役の中でも特に有名なのは「クレヨンしんちゃん」に登場するしんのすけ父・「野原ひろし」や、「鋼の錬金術師」での「マースヒューズ」、洋画「アイアンマン」の主人公「トニー・スターク」等。

公式ホームページでプロフィールを確認しただけでも、今まで演じた役柄は数えきれない程となっています。まさに声優界の大物です。第1期ハンネスの演技は流石、お見事でした。原作からハンネスの声をイメージされていた方でも、違和感がなかったという方が大半ではないでしょうか。

多才な声優である藤原啓治さんがアニメ版『進撃の巨人』1期でハンネスを演じましたが、なんと2期ではハンネスの声優が変わりました。ハンネスの声優が変わったことについて、ファンからのリアクションは様々。1期とは違うハンネスの声に、残念だと感じる方もいれば、2期のハンネスも好き、という方も。しかし、どうしてハンネスの声優が変わったのでしょうか。

それは、声優・藤原啓治さんに事情がありました。2016年8月8日、藤原啓治さん自らが代表を務める、声優プロダクションAIR AGENCYの公式サイトやTwitterアカウントから、とある発表が。その発表内容は、藤原啓治さんが病気療養の為に活動を休止するというものでした。藤原啓治さんの病状や病名については発表されませんでしたが、突然のことに驚いたファンの方々が沢山いらっしゃったようです。

藤原啓治さんの活動休止に驚いたファンの中には、もちろん『進撃の巨人』を見ていた方も。アニメ版『進撃の巨人』第1期での、藤原啓治さんが演じるハンネスが素晴らしかったからこそ、ファンにとっては衝撃が大きかったのでしょう。アニメ版『進撃の巨人』第2期でのハンネスがどうなるのか、ファンの方々にとっても、大きな不安だったようです。

アニメ版『進撃の巨人』第1期でハンネスを演じた藤原啓治さんが活動休止する中、2017年4月にはアニメ版『進撃の巨人』第2期が放映スタートとなりました。『進撃の巨人』第2期でのハンネスがどうなるのかファンが心配する状況の中で、声優・津田健次郎さんがハンネス役を担当。津田健次郎さんが演じるハンネスは、ファンの不安を吹き飛ばすような、素晴らしいものでした。

アニメ版『進撃の巨人』第2期ではハンネスの活躍が多々見られます。ハンネスファンにとっては、アニメ版『進撃の巨人』第2期は山場ともいえますね。そんな第2期のハンネスを見事演じて下さったのが、声優・津田健次郎さん。まずはプロフィールを確認してみましょう。津田健次郎さんの生年月日は1971年6月11日。出身地は大阪。身長は170cmで、血液型はO型とのことです。

声優の他、ナレーター、俳優としても活躍中です。多才なところは藤原啓治さんと同じですね。更に、『進撃の巨人』以外でも色んな役を演じられています。声優として有名な役柄では、『遊戯王』の海馬瀬人、『テニスの王子様』の乾貞治等。もちろん、海外ドラマの吹き替え等、他にも数えきれないほどのキャラクターを担当されています。

そして興味深いことに、ハンネスの他にも『進撃の巨人』番外編『悔いなき選択』で調査兵団の分隊長『フラゴン』を津田健次郎さんが演じていました。津田さんは『進撃の巨人』という作品に縁が深い方なのかもしれません。

ここまでで、アニメ版『進撃の巨人』第1期・第2期でハンネスを演じた声優さんのプロフィールを確認しましたが、藤原啓治さんも、津田健次郎さんも、素晴らしい経歴の持ち主でしたね。お二方が演じられるハンネスは、それぞれとても素敵でした。ファンの感想は様々ですが、無事アニメ版『進撃の巨人』第2期でハンネスの活躍を見ることができたのは、津田健次郎さんのおかげです。

そして、嬉しいお知らせが。アニメ版『進撃の巨人』第1期でハンネスとして素晴らしい演技を披露された藤原啓治さん。その藤原啓治さんが復帰するという情報が2017年6月16日に所属事務所から発表されました。復帰後初の吹き替え映画は「スパイダーマン:ホームカミング」。この映画は日本でも話題になりました。これからについては体調を考慮しながら、とのことでしたが、再び藤原さんの声が聴けることは嬉しい限りです。

ここまでで、ハンネスを演じた2人のプロフィール等をみてみました。いかがだったでしょうか。第1期と第2期とでハンネスの声が変わったことについては色々意見があるかもしれません。しかし、声が変わったとしてもハンネスであることに変わりはありません。それに、藤原さん、津田さんの演じるハンネスには、それぞれ違った魅力があったのではないでしょうか。

素晴らしい声優のお二人が演じたハンネスでしたが、アニメ版『進撃の巨人』第2期の最終話で残念ながら亡くなりました。エレンとミカサを守り、更にエレンの母・カルラの仇である巨人に果敢に挑み、敗れるという最期。優しく勇敢だったハンネスの最期に、ショックを受けた方も多いでしょう。

今後アニメ版『進撃の巨人』でハンネスが活躍する場面を見られないというのは、本当に残念です。しかし、ここで気になる情報が。Wikipediaで津田健次郎さんの情報を確認すると、出演の欄にあるテレビアニメ部分に「進撃の巨　(2017年 - 2018年、ハンネス）- 2シリーズ」の文字が。更に同じ部分の2018年部分に「進撃の巨人2(ハンネス)」とも書かれています。

原作版『進撃の巨人』を確認してみたところ、よくみると原作18巻の回想部分で確かにハンネスの姿が描かれています。原作版では少ししかセリフがありませんが、ひょっとするとアニメオリジナルの回想シーンでハンネスの活躍する姿を見ることができるかもしれません。もしWikipediaの情報が正しいのであれば、回想シーンのハンネスは津田健次郎さんが担当している可能性が高いのではないでしょうか。

更に言うなら、原作版の『進撃の巨人』は現在も連載真っ最中です。原作でも新たに回想シーンでハンネスが出てくる可能性あるかもしれません。Wikipediaの情報ですので、鵜呑みにしてはいけませんが、これからのアニメ版・原作版ともに『進撃の巨人』がどうなるか、今後の展開がますます楽しみです。