九龍ジェネリックロマンスの感想は面白い？漫画の評価や世界観・見どころを解説

• 作品名：九龍ジェネリックロマンス(クーロンジェネリックラブロマンス)
• 原作：眉月じゅん(まゆづきじゅん)
• ジャンル：SF恋愛マンガ
• 掲載誌：週刊ヤングジャンプ
• 掲載期間：2019年11月〜

九龍ジェネリックロマンスは、週刊ヤングジャンプで2019年49号から連載がスタートした眉月じゅんの人気漫画作品です。現在は実在しないものの、かつて香港にあった巨大なスラム街の九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)を舞台にしたラブストーリーで、世界観が好きといった声が多く上がっている人気漫画です。

世界観が好きといった感想が多く上がっている漫画「九龍ジェネリックロマンス」の作者が、漫画家の眉月じゅんです。眉月じゅんは、1983年4月27日生まれ・神奈川県横浜市出身の漫画家です。眉月じゅんは、2007年に行われた金のティアラ大賞で銅賞を獲得したことがきっかけで、2008年に商業誌デビューを果たした漫画家です。

眉月じゅんのデビュー作品「さよならデイジー」は、別冊コーラスSpringで掲載されて話題を集めていきます。その後、眉月じゅんは多くの読み切り作品を発表し、2013年にいろもん!の連載をスタートさせます。その後、アニメ化・実写化になった話題作の「恋は雨上がりのように」を連載させるなど、注目されている人気漫画家の一人です。

眉月じゅんの漫画はエモい・世界観が素敵と評価され話題を集めた代表作品が、「恋は雨上がりのように」です。恋は雨上がりのようには、恋雨といった愛称で親しまれている青年ラブストーリーです。海辺の街を舞台に、年上の男性に恋をする女子高生の姿がエモいといった感想を獲得しており、2018年にはアニメ化・実写映画化された人気作品シリーズです。

九龍ジェネリックロマンスの面白い魅力をネタバレ考察・1つ目が、「舞台は香港の九龍城砦」です。九龍ジェネリックロマンスは、香港にある九龍城砦を舞台にしたラブストーリーです。九龍城砦は、現在の香港の九龍の九龍城地区に造られていた城塞・スラム街です。1993年に取り壊しが行われ、現在は公園になっています。

舞台になっている九龍城砦は、1941年に城壁が取り壊され、その後難民が流入していき難民のバラックが建ち始め、無計画な増築などでブロックのような建築物が立ち並ぶスラム街になっています。そんな九龍城砦の景色を緻密に描写し、漫画として作品を作り上げている世界観が美しいといった声が多く、九龍城砦を舞台にした世界がより面白さを引き立てていると考察出来ます。

九龍ジェネリックロマンスの面白い魅力をネタバレ考察・2つ目が、「30代男女のラブロマンス」です。九龍ジェネリックロマンスは、30代の鯨井と工藤のラブストーリーが描かれています。ラブストーリー漫画と聞くと、イケメン好青年や、かわいい女の子を想像しがちですが、九龍ジェネリックロマンスは、リアルに感じる30代のラブストーリーが描かれています。

九龍ジェネリックロマンスの登場キャラの工藤は、性格が良くて面倒見も良い、ガサツなところが玉に瑕な、どこにでもいそうな男性です。そんな男性と鯨井が織りなすラブストーリーが、リアルで面白い魅力の1つと考察されています。

九龍ジェネリックロマンスの面白い魅力をネタバレ考察・3つ目が、「眉月じゅんならではの表現」です。九龍ジェネリックロマンスは、眉月じゅんならではの眉月じゅんらしいストーリーが面白い魅力だといった評価や考察も多く上がっています。

眉月じゅんの代表作「恋は雨上がりのように」は、少し懐かしいと感じさせるラブストーリーが人気を集めており、眉月じゅんらしいと評価されるようになりました。九龍ジェネリックロマンスも、どこか懐かしくなる雰囲気や、独特な表現力と評価されている眉月じゅんらしい表現が散りばめられており、面白い魅力の1つと考察されています。

九龍ジェネリックロマンスの面白い魅力をネタバレ考察・4つ目が、「エモさの正体」です。九龍ジェネリックロマンスは、エモいといった評価が多く上がっている人気漫画です。そして、九龍ジェネリックロマンスのエモさは、空気感が醸し出しているのではないか？と考察されることが多いです。

九龍ジェネリックロマンスの世界が、香港らしさが詰まったそのままの香港を舞台にしているといった声が多く上がっています。香港の個人主義や、香港の人の優しさ、香港を存分に感じる世界観が、どこか懐かしさを感じさせて、エモいといった評価につながっているのではないか？と考察されており、面白さの魅力の1つになっています。

九龍ジェネリックロマンスの面白い魅力をネタバレ考察・5つ目が、「海外で生きていく秘訣」です。九龍ジェネリックロマンスは、九龍城砦で過ごす日本人の姿を描いています。九龍城砦の良さに恋し、九龍城砦のまんまを愛する登場人物は、海外での生活を満喫しています。

そんな登場人物の姿は、海外生活をしていく上で重要な秘訣を教えてくれているといった評価が多く上がっています。海外で生きていくには、日本と比較するのではなく、海外のそのままを受け入れていくことが重要と考えさせられる点も、九龍ジェネリックロマンスの面白い魅力の1つです。

九龍ジェネリックロマンスの漫画あらすじネタバレ・1巻では、九龍城砦に有る不動産屋で働く鯨井が工藤に恋心を抱いている姿が描かれています。一方で、九龍城砦の上空にはジェネリック地球(テラ)といった新天地の建設が行われていました。ある日、居眠りをしている工藤を鯨井が起こすといきなりキスをされてしまい、鯨井は驚きます。

その姿を見た工藤は、間違えたと謝罪をし、その場を去っていきます。戸惑う鯨井は、工藤の机で撮った記憶のない自身と工藤のツーショット写真を見つけて持ち去ります。その後、喫茶店の店員のグエンに写真を見せると、僕が撮ったものだと話されます。そして、その写真は工藤と鯨井の婚約記念写真だったことを鯨井は知るのでした。

九龍ジェネリックロマンスの漫画あらすじネタバレ・2巻では、撮った記憶がない写真が婚約記念の写真だったことを知り戸惑いを隠せない鯨井は、呆然と九龍の街を歩きます。そんな時、友人の楊明に会い、今まであったことを話し、落ち着きを取り戻すのでした。

落ち着きを取り戻した鯨井は過去の覚えていない記憶を取り戻そうと行動しますが、ヒントすら手にすることが出来ません。そんな中、美容と健康の人気複合施設が九龍の街にもオープンし、鯨井も施設を訪れます。しかし、そこの施設の院長に異様に執着されて、キスまでされてしまいます。

九龍ジェネリックロマンスの漫画あらすじネタバレ・3巻では、以前、工藤は物件の修理に訪れていた時に熱中症で倒れてしまい、鯨井の家で手当てをしてもらったことがありました。ある日、会社の買い出しのついでに鯨井の家を訪れた工藤は、以前との部屋の違いにショックを受けてしまいます。そんなことを知る由もない鯨井は、工藤への思いを今まで以上に募らせていきます。

そんな中、工藤は九龍の街の異変に気付き不審に思っていた時に、仮面を付けた自身と同じようにグエンを探す謎の男に出会います。一方で、過去を知るグエンを探していた鯨井も、謎の男に出会いますが、謎の男の素顔がグエンと全く同じ顔をしていたためグエンと勘違いし、自身と工藤の関係についてを尋ねるのでした。しかし、そこで鯨井令子は知っているけど、あなたは知らないと言われてしまい、衝撃を受けるのでした。

九龍ジェネリックロマンスの登場キャラ一覧・1人目が、「鯨井令子(くじらいれいこ)」です。鯨井令子は、九龍城砦の不動産屋「旺来地產公司」に勤めている32歳の女性です。左の目尻にあるほくろがチャームポイントの、ショートヘアのキレイな女性です。鯨井令子は、スイカを食した後に、タバコを吸うことが好きな少し変わったキャラクターです。

鯨井令子は、日本支店から九龍支店に移動してきた工藤の先輩でもあり、工藤に九龍城砦の街や、仕事についても教えた教育係です。恋愛関係にもなり、婚約までした仲ですが、記憶喪失になっており過去の記憶が全く無い記憶喪失キャラクターです。

九龍ジェネリックロマンスの登場キャラ一覧・2人目が、「工藤発(くどうはじめ)」です。工藤発は、九龍城砦の不動産屋「旺来地產公司」に勤めている34歳の男性です。もともとは日本支店に勤めていましたが、九龍支店に異動してきたキャラクターです。

工藤発は、九龍支店に異動し、九龍城砦の街や人々に触れ、九龍城砦の人々や食などに魅力を感じています。また、鯨井と恋愛関係にあり、婚約した仲でしたが、鯨井が記憶喪失になってしまったため、このことを全く鯨井には明かさない真面目なキャラクターです。

九龍ジェネリックロマンスの登場キャラ一覧・3人目が、「李(リー)」です。リーは、鯨井令子と工藤発が勤めている九龍城砦の不動産屋「旺来地產公司」の支店長です。低身長で太っているキャラクターで、どこかほんわかした憎めないキャラクターです。

李は、支店長ですが、残業は全くせずに18時の定時で帰ってしまいます。この行動には理由があると語っており、充実したプライベートを過ごすことが、良い仕事を連れてくる(良い仕事に直結する)といった考えを持つ頼れる支店長です。

九龍ジェネリックロマンスの登場キャラ一覧・4人目が、「小黒(シャオヘイ)」です。シャオヘイは、九龍城砦のお店でアルバイトをしている若い小柄な女性です。お団子のヘアスタイルで、いつも明るくて元気なキャラクターです。映画館や靴屋さんなど様々なお店でアルバイトしているため、鯨井や工藤と顔なじみのキャラです。

九龍ジェネリックロマンスの登場キャラ一覧・5人目が、「蛇沼みゆき(へびぬまみゆき)」です。蛇沼みゆきは、蛇沼グループという巨大企業の代表取締役を務めている男性キャラクターです。リーゼントのヘアスタイルにスーツといったファッションに身を包んでいるキャラクターです。

蛇沼みゆきは鋭い目つきをしており、強面な印象でミステリアスな一面をもつ登場キャラです。また、父から引き継いだ製薬会社を、美容関係にも力を入れて急成長させたカリスマ性も持ち合わせています。九龍城砦にも美容と健康の複合施設をオープンさせ、施設に訪れた鯨井に執着心を持ち、いきなりキスをするなどといった行動をするどこか狂気的な登場キャラです。

九龍ジェネリックロマンスは、面白いと高い評価を獲得している人気漫画作品です。あらすじを見るとよく分からなかったが、魅力的なキャラクターの表紙を見てパケ買いしたものの、物語が面白くて引き込まれてしまったといった感想も上がっており、面白いストーリーが高く評価されている人気作品です。

九龍ジェネリックロマンスは、世界観や雰囲気がすごくエモいといった感想が多く上がっている作品で、眉月じゅんの表現力が高く評価されている人気作品です。九龍ジェネリックロマンスのあらすじはもちろん、そのあらすじを彩る魅力的なキャラクターの描写がとても詳細で、世界観に引き込まれてしまうといった評価の高い人気作品です。

九龍ジェネリックロマンスは、あらすじなど物語や世界観はもちろんですが、魅力的なキャラクターにも注目が集まっています。ストーリーが進むにつれて、どんどん鯨井が綺麗で可愛くなっていくのに対し、元婚約者の工藤がどこか憂いをもって見ている切なさなど、ラブストーリーの世界観に感動する人が後をたたない人気漫画です。

九龍ジェネリックロマンスは、眉月じゅんらしい繊細な世界観と物語・魅力的なキャラクターが織りなす、どこか懐かしくて切ないラブストーリーと人気を集めている漫画作品です。あらすじや登場人物が気になり、1話を見てハマってしまったといった感想も上がっているので、気になった方は、一度九龍ジェネリックロマンスを見てみてはいかがでしょうか？