【鬼門街】作者・永田晃一があとがきに記した事件とは?過去が作品に影響?

漫画「鬼門街」は作者である永田晃一さんがあとがきに記した事件が大きな影響を与えた漫画作品といわれていますが、それはどんな事件でどのような影響があったのでしょうか?漫画「鬼門街」は鬼の力を手に入れた主人公のマサトが、同じく鬼の力を得て悪事を働く者と戦う作品です。今回は、漫画「鬼門街」に影響を与えたとされ作者の永田晃一さんが巻末で語った親友が絡む過去の事件について紹介します。

【鬼門街】作者・永田晃一があとがきに記した事件とは?過去が作品に影響?のイメージ

目次

  1. 鬼門街とは?
  2. 鬼門街の作者・永田晃一があとがきに記した事件や過去とは?作品に影響?
  3. 鬼門街の面白い魅力
  4. 鬼門街はパクリ?
  5. 鬼門街に関する感想や評価
  6. 鬼門街の作者があとがきで書いた「事件」まとめ

鬼門街とは?

鬼門街の概要

「鬼門街」は「ヤングキング」で連載されていて漫画作品で、作者は永田晃一さんです。連載期間は2015年から2019年で、全15巻のコミックスが発行されています。そして、漫画「鬼門街」の第2章として「鬼門街KARMA-カルマ」が同じく「ヤングキング」で連載中です。ちなみに、作者の永田晃一さんは「クローズ」などで知られる漫画家の高橋ヒロシさんのアシスタントをしていた経歴があります。

鬼門街のあらすじ

鬼が出入りするといわれる街である「鬼門街」、川嶋マサトの父は仕事で離れていることが多く母親と2人暮らしのような状態でした。ある日、その母親が何者かに殺害されてしまいました。身も心もボロボロになったマサトはやけになりヤンキーと喧嘩をしてボロボロにされてしまいます。そんなとき、マサトの前に鬼があらわれました。その鬼と契約したマサトにはある変化があらわれます。

鬼門街の作者

「鬼門街」の作者は永田晃一さんです。児童養護施設で育ったという経歴がある永田晃一さん、その体験をもとに「児童養護施設で育った俺がマンガ家になるまでの(おおよそ)8760日」という作品を手掛けています。また、「鬼門街」のほかに「ランディーズ」「Hey!リキ」といった作品があります。「Hey!リキ」の原案は「クローズ」などで知られる高橋ヒロシさんです。

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鬼門街の作者・永田晃一があとがきに記した事件や過去とは?作品に影響?

作者は親友を理不尽な事件によって亡くしている

ここからは「鬼門街」の作者である永田晃一さんがあとがきで記した過去の事件のことや、「鬼門街」の作品への影響について紹介します。永田晃一さんが事件のことを記したあとがきは、単行本の1巻に収録されています。そのあとがきによると、永田晃一さんの幼いころからの親友が理不尽な事件により亡くなっているというものです。

よりあとがきに記された過去の事件を詳しく紹介すると、なにも悪いことをしていない親友が若者3人により集団暴行をされたというものでした。その親友の顔は腫れあがり、生きるために必死に戦うも亡くなってしまったとのことです。そして、作者の永田晃一さんは親友がどうしてこんな目にあったのか理解できず、出口が見えない気持ちでなにもかもが、無意味に感じてしまったそうです。

作者が鬼門街の漫画作品に込めた思い

「鬼門街」の作者である永田晃一さんが、あとがきで過去に起きた親友の悲劇について書いた理由は、「鬼門街」へ込められた想いを読者に伝えるためだったようです。なにもかもがわからないという、出口が見えない状態だった作者の永田晃一さん、しかしなにもしないまま引きこもっていても親友が喜ぶはずがないと感じたそうです。

そして、永田晃一さんが「鬼門街」に込めた気持ちというのは過去に親友が亡くなったような悲惨な事件が少しでも減ってほしいというものです。「鬼門街」には、「クズ」と形容できるキャラクターが多数登場し、それをマサトと豪鬼が打ち破っていく勧善懲悪的な物語が数多く描かれます。また、普通の高校生だったマサトが悪を倒すためとはいえ暴力をふるうことに悩むシーンが数多くあります。

また、「鬼門街」に登場する悪人はマサトと同じように鬼に憑かれて力をつけています。その力を悪を倒すために使うのか、それとも自分の欲望を叶えるために使うのか、その対比が明確に描かれている作品だと言われています。そしてその力に葛藤しつつ成長していくマサト。現実世界において、力をもっても理不尽にふるまわない大切さ、そして理不尽な力で被害を受ける人を減らしたいという思いが伝わるという感想があります。

鬼門街の面白い魅力

面白い魅力①川嶋マサトの強さ

ここからは、「鬼門街」の面白い魅力について紹介します。まず紹介するのは、主人公の川嶋マサトの強さです。もともとマサトは気が小さくてクラスのいじめを見て見ぬふりをする性格です。そんなマサトに訪れる突然の母の死、そして理不尽に暴行されるという経験。この暴行によりマサトは死の一歩手前まできてしまいました。

そこに現れたのが鬼の豪鬼です。豪鬼はかつては織田信長と契約を交わしていました。そんな豪鬼は、「鬼門街」に登場する鬼のなかでも最強レベルとされています。そんな豪鬼と契約をした人間は、驚異的な回復力・人の領域を超えた動体視力・超人的な力という3つの力を得ます。力を得た主人公のマサトは、ほかの鬼と契約した相手を蹴散らすほどの力を身に着けました。

作者の永田晃一さんは「クローズ」などで知られる高橋ヒロシさんのアシスタントをしていました。そんな永田晃一さんが描くマサトの戦闘シーンは、迫力があると評判です。しかし、リアルすぎてえぐいシーンもあるとされているので、そのような描写が苦手な方は注意してください。また、臆病なマサトが弱者のために鬼憑きたちと戦っていく心理描写が見所とされています。

面白い魅力②圧倒的な力をもった人間の結末

「鬼門街」の面白い魅力として、圧倒的な力をもった人間の結末が挙げられます。主人公のマサトは鬼と契約して力を得たとしても、それを個人の欲望だけのためには使用しませんでした。しかし、「鬼門街」に登場する多くのキャラクターは、力を自分の欲望のためだけに利用します。そして、その欲望にまみれたシーンが濃厚に描かれていることがこの作品の魅力のひとつです。

また、鬼憑きの悪人たちは自分勝手にふるまうだけではなく、マサトとの戦いで打ち破られます。人間が圧倒的な力をもってしまったとき、モラルや優しさを失ってしまうことが多い。そして、それにより理不尽に被害を受ける被害者が多数でてしまうということが「鬼門街」に描かれています。

鬼門街はパクリ?

鬼門街は鬼滅の刃のパクリ?

「鬼門街」が「鬼滅の刃」のパクリではないかとたたかれることがありました。しかし、作者の永田晃一さんはそれについて明確に否定しています。それはTwitterで「鬼門街が鬼滅の刃のパクリだと叩かれているようですがそのような事実はございません」「そんな大それた事する勇気は僕にはございません」と発言したことです。それでは、どうして「鬼滅の刃」のパクリだと言われるようになったのでしょうか?

そのもっとも大きい理由がそれぞれの作品に「鬼」という単語が登場すること、そして人間が鬼になったり鬼に憑かれるという設定が似ていることだとされています。しかし、「鬼門街」の読者のほとんどが「パクリなんてありえない」と言っています。その理由として、そもそもストーリーがまったく違うことや、どちらの作品もオリジナリティあふれる素晴らしい作品であるといったものです。

そして、「鬼門街」が「鬼滅の刃」のパクリではないというもっとも大きな理由とされているのが、それぞれの作品の発表時期です。「鬼滅の刃」は2016年2月15日に連載スタートした作品ですが、「鬼門街」は2015年8月10日に連載スタートされた作品です。つまり、「鬼滅の刃」より「鬼門街」のほうが古くからある作品となります。

そのため、「時空を超えて鬼門街が鬼滅の刃をパクることはできない」という意見がほとんどのようです。

鬼門街はデスノートのパクリ?

また、「鬼門街」は「鬼滅の刃」ではなく「デスノート」のパクリだという意見があるようです。しかし、推理や心理戦がメインで描かれる「デスノート」と、人が持つ業やアクションシーンがメインで描かれる「鬼門街」はまったく違うという意見が多く、パクリではないとされています。

鬼門街に関する感想や評価

「鬼門街」が面白いという感想を抱いている方のなかに、第2章の「鬼門街 KARMA」も面白いという方がたくさんいました。「鬼門街」が気になっている方は、「鬼門街 KARMA」もチェックしてみてはいかがでしょうか?

「鬼門街」1巻のあとがきを読むことで、より「鬼門街」の内容を理解できたという方や、あとがきをしっかり読むことが大切という感想を抱く方がいました。

「鬼門街」の感想のなかでもとくに多かったのは、永田晃一さんの思いが書かれたあとがきをみて「この漫画を読もうと思った」「強い衝撃を受けた」といったものです。そして、あとがきに書かれた内容を見ていろいろ考えさせられたという感想を抱く方がいました。

鬼門街の作者があとがきで書いた「事件」まとめ

鬼門街の作者があとがきで書いた過去の「事件」まとめを紹介しました。「鬼門街」を作者が描いた理由が、このあとがきにより詳しくわかります。まだあとがきをチェックしていない方は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?

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