2021年08月05日公開
2021年08月05日更新
【サムライ8】打ち切り終了した理由は?つまらなかった?読者の感想も紹介
2019年に「週刊少年ジャンプ」でスタートした漫画サムライ8は「ナルト」で知られる岸本斉史が原作を務めている作品であり、連載当初から非常に注目を集めました。しかし漫画サムライ8は様々な理由からつまらないといった感想及び評価を多数集め、2020年の3月に打ち切りとなってしまいました。この打ち切りについては2021年7月現在もネット上で話題となっています。本記事ではそんな漫画サムライ8について打ち切りになった理由やつまらないといわれる理由、感想及び評価などをまとめてご紹介していきます。
サムライ8とは?
1999年から2014年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた漫画「ナルト」で一躍大人気漫画家となった岸本斉史。岸本斉史は人気を博すきっかけとなった漫画「ナルト」の連載から4年半後、漫画サムライ8八丸伝を「週刊少年ジャンプ」で発表しました。漫画サムライ8八丸伝は2019年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった漫画作品であり、「宇宙を救う箱」と「その七つの鍵」を求めて旅をする侍の主人公の活躍が描かれています。
漫画サムライ8八丸伝は岸本斉史の最新作ともあり、連載当初から多数の読者の注目を集めました。しかし漫画サムライ8八丸伝は連載開始後、様々な理由からつまらないといった悪い感想及び評価がネット上に多数寄せられました。その結果漫画サムライ8八丸伝は2020年の3月に打ち切りになってしまいました。本記事ではそんな漫画サムライ8八丸伝について打ち切りの理由やつまらないといわれる理由、感想・評価などをご紹介します。
サムライ8の概要
では漫画サムライ8八丸伝の打ち切りになった理由やつまらないといわれる理由、感想・評価などをご紹介する前に、漫画サムライ8八丸伝の作品情報とストーリーのあらすじについて簡単にご紹介していきます。本記事で打ち切りの理由などをご紹介するサムライ8八丸伝とは漫画「ナルト」で知られる岸本斉史が原作を務める漫画作品です。岸本斉史原作の漫画サムライ8八丸伝は2019年の5月に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始されました。
岸本斉史は原作だけを務めており、作画は大久保彰という方が担当しています。そんな漫画サムライ8八丸伝は「侍」とSFを融合させた珍しい漫画作品であり、連載当初非常に多数の読者から注目を集めました。しかし漫画サムライ8八丸伝はある理由からつまらないと評価され、2020年の3月に打ち切りとなってしまいました。わずか1年足らずで打ち切りとなったため、漫画サムライ8八丸伝は特にメディア展開が行われていません。
サムライ8のあらすじ
宇宙のとある星に住む主人公の八丸は星々の守護者「侍」を夢見ていたものの、虚弱体質が理由でゲームばかりの日々を送っていました。その生活の中で八丸は達麻という猫の侍と出会い、父親が野武士に拉致されてしまいます。その後八丸は野武士に襲撃され、父親を助けるために切腹して自らの命を絶とうとしました。しかし命を絶った八丸は不動明王という侍の産みの親の武神に選ばれ、侍として生まれ変わることになるのでした。
サムライ8の漫画が打ち切り終了した理由を考察
上述でご紹介した通り漫画サムライ8八丸伝は連載当初から注目を集めていたものの、2020年の3月に打ち切りになってしまいました。ではなぜ漫画サムライ8八丸伝はわずか1年足らずで打ち切りになってしまったのでしょうか。またどういった理由で漫画サムライ8八丸伝はつまらないと評価されているのでしょうか。ここからは漫画サムライ8八丸伝の打ち切りになった理由やつまらないと評価される理由についてご紹介していきます。
打ち切り理由①複雑な設定
まず1つ目にご紹介する打ち切り終了の理由は複雑な設定です。漫画サムライ8八丸伝はただの侍漫画では無く、和と宇宙を合体させたSF作品となっています。そのため侍は身体をサイボーグに変化させた人間のことを指しています。元々漫画サムライ8八丸伝の舞台となる宇宙は重さ0の粒子以外何も存在していませんでした。そんな何も無い宇宙に情報集積体の不動明王はH粒子をばらまき、重さが与えられた粒子が銀河を作りました。
しかしウスマサ流という流派のボス・カーラは師匠の不動明王と敵対し、宇宙を0にしようとします。これを逃れるには「パンドラの箱」という宇宙を救う方法が記された箱とその鍵が必要でした。そこで不動明王は金剛夜叉流の侍達と共に、「パンドラの箱」と鍵を探して宇宙を救おうとします。これらの複雑な設定が大きな理由となり、打ち切りとなってしまいました。もし普通の侍バトル漫画であれば、違う結果に終わったかもしれません。
打ち切り理由②主人公の目的がわかりづらくつまらない
2つ目にご紹介する打ち切り終了の理由は主人公の目的の分かりづらさです。上述でご紹介した通り、漫画サムライ8八丸伝は非常に設定が複雑な漫画作品です。この設定の複雑さに加え、漫画サムライ8八丸伝は主人公の目的が不明瞭といった問題があります。漫画サムライ8八丸伝の主人公である八丸は父親を拉致した野武士に襲撃され、侍に生まれ変わります。そして八丸は「宇宙を救う箱」とその鍵を探すため、冒険に旅立ちます。
しかし八丸は師匠の達麻について行くだけであり、想いを寄せるヒロインの救出や銀河を救うといった目的があまり詳しく描かれていません。結局八丸の目的は打ち切り終了まで明確化されることがありませんでした。目的が不明瞭な主人公は行動がよく分からないため、つまらないと思われても仕方ありません。なので主人公の目的が分かりづらいことは漫画サムライ8八丸伝が打ち切り終了になった大きな理由の1つといえるでしょう。
打ち切り理由③作者としての奢りがあった?
3つ目にご紹介する打ち切り終了の理由は作者・岸本斉史の驕りです。漫画サムライ8八丸伝の原作者である岸本斉史は侍ものの漫画とSFもの漫画の両方を書きたかったとインタビューで語っていました。そこで侍ものとSFを混ぜれば両方書けると思ったと岸本斉史は明かしています。また岸本斉史は漫画サムライ8八丸伝について、漫画「ナルト」の作者の新作だからSFの説明があっても我慢して読者が読んでくれると語っています。
さらに岸本斉史は漫画サムライ8八丸伝を漫画「ナルト」を超える作品になるとまで評価しています。実際漫画サムライ8八丸伝は侍ものとSFを融合させたことで訳の分からない作品になってしまいました。しかし岸本斉史は漫画「ナルト」を生み出した力から漫画サムライ8八丸伝に絶対的な自信を持っていました。もし岸本斉史が驕らずに侍ものとSFものを融合させていなければ、漫画サムライ8八丸伝は打ち切りにならなかったことでしょう。
サムライ8の原作者・岸本斉史の挑戦
岸本斉史の挑戦①主人公がダサい理由
ではここからは漫画サムライ8八丸伝の原作者・岸本斉史の考えについてご紹介していきます。漫画サムライ8八丸伝の主人公である八丸はメガネをかけた地味なキャラクターであり、主人公らしいかっこよさがあまりありません。また八丸は身体も虚弱体質であるため、主人公に相応しくないキャラクターといえます。ではなぜ漫画サムライ8八丸伝は病弱でメガネのダサいキャラクター・八丸が主人公になっているのでしょうか。
この主人公がダサい理由については原作者の岸本斉史が明かしています。「週刊少年ジャンプ」の漫画は基本かっこいいキャラクターが主人公を務めています。岸本斉史はこの主人公の人物像をズラしたかったと語っています。おそらく岸本斉史はダサいけどかっこいいというギャップを生み出し、主人公に新鮮さを出そうとしたのでしょう。実は漫画サムライ8八丸伝の作中にはギャップのあるキャラクターが数多く登場しています。
多分ですが、原作者の岸本斉史は「週刊少年ジャンプ」に新たな波を起こしたかったのではないでしょうか。実際、漫画サムライ8八丸伝は連載当初非常に多数の読者から注目を集めました。しかし主人公がかっこよくない漫画作品はストーリーがよほど尖っていないと人気が出ません。漫画サムライ8八丸伝はつまらないと感じる箇所が多い作品です。なので主人公のダサさは汚点となってしまい、打ち切り終了を加速させてしまいました。
岸本斉史の挑戦②大久保彰の作画を信頼
漫画「ナルト」は岸本斉史自身が作画を担当していました。しかし岸本斉史は漫画サムライ8八丸伝を連載する際、原作だけ務めて作画を大久保彰に任せることになりました。どうやら岸本斉史は大久保彰の絵を連載前から高く評価していたらしく、漫画サムライ8八丸伝の作画を任せたそうです。おそらく漫画「ナルト」ファンの中には漫画サムライ8八丸伝の作画を岸本斉史ではなく大久保彰が務めているに不服を感じた方もいることでしょう。
これについては仕方ないといえます。しかし大久保彰の画力は非常に素晴らしく、漫画サムライ8八丸伝の一番の魅力となっています。特に大久保彰が描いた漫画サムライ8八丸伝の最終回は非常に高く評価されています。なので岸本斉史が大久保彰を作画に起用したことは正しかったといえます。しかし本作の打ち切りにより、大久保彰は活動の場を失いました。そのためネット上には大久保彰を応援する声が数多く寄せられています。
サムライ8の名言や名セリフ集
名言①「武士じゃねェ侍だ…」
「武士じゃねぇ侍だ!浪人だがな」
わずか1年足らずで打ち切りになってしまった漫画サムライ8八丸伝は非常に回りくどい名言が多いことで有名です。この回りくどい名言は多数の読者を笑わしており、多数の語録がネット上に生まれています。ではここからは多数の語録が生まれている漫画サムライ8八丸伝の名言を一部ご紹介していきます。まずご紹介する漫画サムライ8八丸伝の名言は第1話に描かれた名言です。上記の名言は一見、一般的なセリフのように見えます。
しかし「浪人」の言葉を後ろにもってきているのが岸本斉史らしい名言といわれており、漫画サムライ8八丸伝の読者の中で非常に有名となっています。岸本斉史らしさ満載の上記の名言は漫画サムライ8八丸伝読者の間で、自己紹介に使えるといわれています。そのため「武士」と「浪人」の言葉を変えた自己紹介風の語録がネット上に生まれています。もし回りくどい自己紹介をしたい際は、上記の名言を語録として使うのがいいでしょう。
名言②「勇を失ったな」
「勇を失ったな」
2つ目にご紹介する漫画サムライ8八丸伝の名言は第14話に描かれた名言です。上記の名言は猫八というキャラクターが発した名言であり、当初どういった意味が込められていたか不明だったことで有名となっています。上記の名言は意味が不明だったため、漫画サムライ8八丸伝の読者に「you」と「lose」をかけている言葉遊びなのではないかと考えられています。しかし残念ながら上記の名言の意味は未だ公式から詳しく公表されていません。
名言③「師匠がどう思おうが失望されたか…」
「師匠がどう思おうが失望されたかどうかはオレが決める事にするよ」
3つ目にご紹介する漫画サムライ8八丸伝の名言は第26話で主人公の八丸が発した名言です。上記の名言は誰が見ても分かる通り、訳の分からない名言です。実際漫画サムライ8八丸伝の作中で上記の名言が描かれた際、数多くの読者を笑わしました。本来、弟子を失望したかどうかは師匠が決めることです。しかし八丸は上記の名言で師匠の失望を弟子が決めると断言しています。これが理由となって上記の名言は話題となりました。
そんな訳の分からない上記の名言は漫画サムライ8八丸伝の語録となり、開き直る時に使用されています。おそらく語録として使用されている漫画サムライ8八丸伝の名言の中で上記の名言は一番有名なのではないでしょうか。
サムライ8に関する感想や評価
サムライ8打ち切りになってたの今頃知ったおもんなかったけん仕方ないな〜
— いお (@ioringo1210) April 17, 2020
2作目は駄作になるっていう長門の教えを体現してて草
ではここからは漫画サムライ8八丸伝の感想や評価についてご紹介していきます。漫画サムライ8八丸伝に関する感想・評価で特に多かったのは打ち切りが仕方無いといった感想・評価です。漫画サムライ8八丸伝は複雑な設定や作者の驕りなどの問題があり、あまり人気が出なく打ち切りになってしまいました。本記事でご紹介した理由を見ると、漫画サムライ8八丸伝は打ち切りになっても仕方無い作品といえます。
サムライ8ほどつまらない漫画は存在しないと思うからみんな読んでみて欲しい。
— バッタ (@grasshopper0422) February 4, 2020
漫画サムライ8八丸伝に関する感想・評価では漫画サムライ8八丸伝がつまらないといった感想・評価も多く寄せられていました。確かに漫画サムライ8八丸伝は画力が高い作品として知られています。しかし画力が無駄になるほど、漫画サムライ8八丸伝はつまらない要素が多い作品となってしまっています。せめて侍ものとSFもののどちらかにしておれば、漫画サムライ8八丸伝はここまでつまらないと評されなかったことでしょう。
こないだちょっと調べたサムライ8語録が面白すぎて使いたいけどサムライ8の知名度終わってて全然使えないという
— くろもりな (@Quromorina) November 3, 2020
漫画サムライ8八丸伝に関する感想・評価では語録が面白いといった感想・評価も多く見受けられました。本記事でご紹介した通り、漫画サムライ8八丸伝は訳の分からない回りくどい名言が多数描かれています。この回りくどい名言は語録となっており、多数の漫画サムライ8八丸伝読者に高い人気を博しています。このことから語録が多数生まれている名言は漫画サムライ8八丸伝の数少ない魅力の1つといっていいでしょう。
サムライ8の打ち切りまとめ
本記事では漫画サムライ8八丸伝について打ち切りの理由やつまらないといわれる理由、感想・評価などをご紹介しました。漫画サムライ8八丸伝は数多くの理由からつまらないといわれ、連載すぐに打ち切りになってしまいました。しかし本作は綺麗な作画や面白い名言といった魅力があり、決して読んで損はない作品となっています。なのでもしご興味ある方は本記事をご参考にして頂き、漫画サムライ8八丸伝をチェックしてみて下さい。