【シン・エヴァンゲリオン】加持リョウジとミサトに息子がいる？名前や声優も紹介

庵野秀明原作・脚本・総監督によるシン・エヴァンゲリオン劇場版。本記事のメインテーマである加持とミサトの話題に移る前に、まずはシン・エヴァンゲリオンの作品情報を解説します。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

シン・エヴァンゲリオンとは、ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの2007年公開の「序」、2009年公開の「破」、2012年公開の「Ｑ」に続く4作目の最新作でシリーズ完結編となります。

当初劇場公開は2020年6月27日の予定で準備が進められていましたが、新型コロナ感染拡大の影響で延期され2021年3月8日に公開されました。鶴巻和哉・中山勝一・前田真宏の3名の監督陣がメガホンを取り、全体をまとめる総監督には原作・脚本を担当した庵野秀明が就いています。また、主題歌には宇多田ヒカルの「One Last Kiss」、「Beautiful World (Da Capo Version)」が使われました。

赤く染まったパリ市街地では、ミサトとリツコ率いるヴィレが前作「Q」で破壊されたエヴァ2号・8号機を修理するため、荒廃したパリの復元作戦を敢行します。また、シンジは親友の渚カヲルを亡くしたショックや罪の意識から声が出なくなり、廃人同然の生活を送っていました。しかし、そんな状態のシンジを救ったのが仲間のケンスケやレイでした。彼らに支えられながら、シンジは徐々に元気を取り戻していくのでした。

加持リョウジは、1985年6月17日生まれの30歳。特務機関NERV（ネルフ）特殊監査部に所属するスパイで、階級は一尉です。ドイツ支部に勤務していましたが、惣流・アスカ・ラングレーに随行して来日します。

NERV総司令・碇ゲンドウの指示でスパイ活動をする一方、日本国内務省のスパイを務め、さらにはゼーレに碇ゲンドウの情報を流すという三重スパイをこなしていました。

また、後述する葛城ミサトとは大学の同窓で恋人同士という関係にあります。スパイ活動で陰謀の真相に近づきますが、身の危険を感じた加持はミサトにそれまで調べた情報を保存したカプセルを渡し後事を託します。

ミサトとは、フルネームを葛城ミサトといい、1986年12月8日の29歳。加持リョウジより1歳年下です。NERV戦術作戦部作戦局第一課で課長を務めており、階級は一尉でしたが第拾弐話で三佐に昇進しています。

外見的な特徴は、背中まで伸びた黒髪と体の線がわかるほどタイトな服装です。いわゆる姉御肌で、部下で本作主人公の碇シンジを自宅マンションに住まわせています。その後、惣流・アスカ・ラングレーもその中に加わり、家長と家人のような関係を築いていました。

作戦局第一課課長としての仕事は、使徒殲滅作戦の立案と戦闘での指揮命令で、作戦の中核メンバーとなります。課長と言っても世間一般のイメージする中間管理職ではなく、時には自衛隊や国連軍をも動かす強力な権限を有しています。また、諜報部の幹部を兼務し碇シンジらの監視を行うなど、加持リョウジの職務と重なる部分もあるようです。

コロナ禍の影響で約1年延期され公開に至った「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」。このヱヴァンゲリヲン新劇場版・完結編でこれまでの作戦すべてが完遂しました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破でEVA初号機が引き起こしたニアサードインパクト。難を逃れ生き残った人々は、小さな村を作って生活していました。NERV製エヴァンゲリオンの壊滅をもくろむヴィレは、ミサトをリーダーとしてこの村に潜伏させ研究を進めていきます。

その研究員の1人に葛城ミサトと加持リョウジの子供で、父と同じ名前を持つ加持リョウジ少年がいました。ニアサードインパクト収拾の任務にあたっていた父・加持リョウジが命を落とした時、ミサトのお腹には加持リョウジ2世が宿っていたのです。

出産後、ミサトは自分が母親であることは伏せて赤ちゃんを村に預けます。後ろ髪をひかれる思いで、彼女はその場を後にしたのでしょう。赤ちゃんは、ヴィレとの通信役をしているシンジの幼馴染・相田ケンスケに託されました。

赤ちゃんの性別は男の子、ミサトにより父親と同じ名前、加持リョウジと名づけられました。その後ミサトは子供に一度も会うことはなく、ケンスケから定期的に送られてくる写真を見て我が子の成長を遠方より見守り続けます。

ケンスケの親友シンジも一度だけミサトの息子と会っています。この気に撮影したツーショット写真は、ミサトのもとへ届けられます。ミサトはこの写真を眺めながら、すべての子供たちの未来のため最後の戦いに挑むのでした。

劇場版アニメ「シン・エヴァンゲリオン」で、加持とミサトの子供の声を演じたのは、声優で俳優の内山昂輝です。以下にプロフィールを紹介します。

• 名前：内山昂輝（うちやま・こうき）
• 出生地：埼玉県
• 生年月日：1990年8月16日
• 年齢：30歳（2021年7月現在）
• 身長：177cm
• 職業：声優、俳優
• 事務所：劇団ひまわり

1993年に劇団ひまわりへ入団し、子役としてのテレビドラマ出演や洋画吹き替えでキャリアをスタートさせます。その後、2005年ゲーム・キングダム ハーツIIのロクサス役の成功で声優の仕事が増えていきますが、少年の声を演じることが多いようです。

2011年に第5回声優アワード新人男優賞を受賞したほか、2015年には東京アニメアワード2015にて「アニメ・オブ・ザ・イヤー声優賞」に輝いています。

シン・エヴァンゲリオンで加持とミサトの子供の声を担当した声優・内山昂輝の出演作品の中から、主なテレビアニメ作品を紹介します。

• IS 〈インフィニット・ストラトス〉（織斑一夏）
• 鬼滅の刃（累）
• ナカノヒトゲノム【実況中】（忍霧ザクロ）
• 機動戦士ガンダムUC（バナージ・リンクス）
• HUNTER×HUNTER（メルエム）
• キングダム ハーツ（ロクサス）
• 僕のヒーローアカデミア（死柄木弔）
• 君と僕。（浅羽悠太）
• ハイキュー!!（月島蛍）
• ピンポン THE ANIMATION（スマイル / 月本誠）

ここまでシン・エヴァンゲリオンに登場する加持とミサトの息子を特集してきましたが、最後にエヴァの加持の息子に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するエヴァの加持の息子に関する感想や評価は、熱烈なエヴァファンのツイートからです。息子さんの髪形が加持リョウジ少年に似ていることから、「リョウジ」と呼んでいるそうです。

息子さんがその呼びかけに返事をしてくれるので、ミサトママの気分になれると嬉しそうに呟いています。最後に協力してくれる家族に対する感謝でツイートを結んでいました。

続いて紹介するエヴァの加持の息子に関する感想や評価は、こうあってほしいと願いを呟いているツイートからです。実際のストーリーが切ない結末だからでしょうか？ミサトにエヴァのない世界で夫・加持と息子リョウジと幸せに暮らしてほしいと希望を述べていました。こうしたツイートは少なからず見受けられました。

最後に紹介するエヴァの加持の息子に関する感想や評価は、エヴァの感動シーンに関するツイートからです。ツイートは途中で切れてしまっているようですが、シンジが初めて加持リョウジ少年にあったときに撮ったツーショット写真をミサトが見るシーンだと考えられます。会いたくても会うことができない息子の成長した姿を見つめる母親の目、感動の一シーンではないでしょうか？

ここまで、「シン・エヴァンゲリオンに登場する加持リョウジとミサトに息子がいる？」と題して、彼らの子供の名前から誕生後に母・ミサトが取った行動を中心に解説してきました。いかがでしたでしょうか？

加持とミサトの子供は男の子で、父親と同じ「リョウジ」と名づけられました。父・加持リョウジは子供の顔を見る前に亡くなり、母ミサトは世界を救う任務にあたるため生後間もない息子・リョウジを村に預けました。その後のリョウジ少年の成長は、定期的に彼の写真と共にミサトに報告されています。

こうした親子の厳しく切ない物語を知った上で加持やミサトの活躍を見ると、また違った一面に気づくかもしれません。エヴァンゲリオンの奥深さを知ることのできるエピソードではないでしょうか？