ペンギン・ハイウェイは原作と映画の内容が違う?変更されたシーンやセリフを調査

2018年に映画化された小説ペンギン・ハイウェイ。ペンギン・ハイウェイは突如発生したペンギンの群れの調査を行う主人公達を描いたSF作品であり、2018年の映画化によって一躍注目を集めたことで知られています。しかし映画版のペンギン・ハイウェイは原作のシーンやセリフがいくつかカットされており、少し違う作品になっています。本記事ではそんなペンギン・ハイウェイの映画について原作と違う箇所やカットされたシーン及びセリフなどをまとめてご紹介していきます。

ペンギン・ハイウェイは原作と映画の内容が違う?変更されたシーンやセリフを調査のイメージ

目次

  1. ペンギン・ハイウェイとは?
  2. ペンギン・ハイウェイは原作と映画の内容が違う?カットされている?
  3. ペンギン・ハイウェイのアニメ声優キャスト一覧
  4. ペンギン・ハイウェイの意味やお姉さんの正体を考察
  5. ペンギン・ハイウェイに関する感想や評価
  6. ペンギン・ハイウェイの原作まとめ

ペンギン・ハイウェイとは?

2018年に同名小説を原作に公開された映画ペンギン・ハイウェイ。映画ペンギン・ハイウェイは数々の賞を受賞するなど非常に高く評価されており、原作となった小説と共に高い人気を博し続けています。しかし映画ペンギン・ハイウェイはシーンやセリフが少しカットされているため、原作と違う箇所が存在しています。本記事ではそんな映画ペンギン・ハイウェイについてカットされて原作と違うシーンやセリフをご紹介していきます。

ペンギン・ハイウェイの概要

では映画ペンギン・ハイウェイの原作と違う箇所やカットされたシーン及びセリフなどをご紹介する前に、映画ペンギン・ハイウェイの作品情報と簡単なストーリーのあらすじについてご紹介していきます。本記事でご紹介するペンギン・ハイウェイとは突然出現したペンギンの群れの調査をする主人公達の姿を描いた森見登美彦のSF小説作品であり、角川文庫より2010年の5月に1巻完結型で刊行されました。

ペンギンの群れの調査を行う主人公達の姿を描いた小説ペンギン・ハイウェイは第31回日本SF大賞を受賞して一躍注目を集め、2018年に「月刊コミックアライブ」で漫画化されました。その後小説ペンギン・ハイウェイは2018年の8月にアニメ映画化され、今敏賞や日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しました。この映画化によってファン数を急激に伸ばし、2021年3月現在も多くのファンに愛され続けています。

ペンギン・ハイウェイのあらすじ

ある日、小学4年生の主人公・アオヤマが暮らす街で突然ペンギンの群れが出現するという事件が起こります。この事件にアオヤマは「ペンギン・ハイウェイ研究」という調査を始め、歯医者さんのお姉さんがペンギンを出すところを目撃します。そしてアオヤマはウチダとハマモトという友人2人と共に研究を始め、お姉さんとペンギンの関連性や森の奥の草原に浮かぶ謎の球体の秘密などを知ることになるのでした。

映画『ペンギン・ハイウェイ』公式サイト

ペンギン・ハイウェイは原作と映画の内容が違う?カットされている?

原作との違い①海の描写

ではここからは映画ペンギン・ハイウェイの原作と違う箇所やカットされたシーンとセリフをまとめてご紹介します。まずご紹介する原作と違う箇所は海の描写です。原作でアオヤマ君達は草原で「海」と呼ばれる謎の球体を発見し、発生する現象を「プロミネンス」と名付けるなどの研究を行います。しかし映画では「海」の描写に違う点が多々あり、観測するアオヤマ君達のシーンやハマモトさんの研究内容などが全てカットされています。

原作との違い②スズキ君が時間旅行しない

2つ目にご紹介する原作と違う箇所はスズキ君の時間旅行です。原作版でスズキ君は「海」と呼ばれる球体から出た水鉄砲に当たり、時間旅行することになりました。そしてスズキ君は時間旅行の中でもう1人の自分を発見します。しかし映画版のペンギン・ハイウェイでは時間旅行でもう1人の自分と出会うスズキ君のシーンがカットされていました。さらにもう1人の自分と出会ったアオヤマ君達のシーンもカットされています。

原作との違い③お姉さんとプールに行くシーン

3つ目にご紹介する原作と違う箇所はお姉さんとプールに行くシーンです。原作版の作中でアオヤマ君達はペンギンと関連性があるお姉さんと共にプールに行きます。しかし映画版のペンギン・ハイウェイではお姉さんと一緒にプールに行くシーンがカットされてしまっています。ただアオヤマ君がプールで海パンを奪われる原作のシーンはカットされておらず、映画版でもしっかりと描かれています。

原作との違い④お姉さんのセリフが違う

4つ目にご紹介する原作と違う箇所はお姉さんのセリフです。原作版の作中でお姉さんは自分が人間ではないというセリフを風邪で寝込むアオヤマ君に語ります。しかし映画版のペンギン・ハイウェイでは「人間ではない」というお姉さんのセリフが変更され、違うセリフが描かれることになりました。このお姉さんのセリフが原作で非常に重要となっているため、映画のセリフが変更されたシーンは多数のファンを驚かせました。

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ペンギン・ハイウェイのアニメ声優キャスト一覧

アオヤマ君役/北香那

ではここからは映画ペンギン・ハイウェイに出演している声優をまとめてご紹介します。まず映画ペンギン・ハイウェイで主人公のアオヤマ君を演じたのは北香那です。北香那とは2009年にデビューした日本の女優であり、2021年3月現在アルファエージェンシーに所属しながら活動しています。そんな北香那は物怖じせず演技が一切ブレない女優として知られており、これまで数々のテレビドラマや映画に出演しています。

お姉さん役/蒼井優

映画ペンギン・ハイウェイでお姉さんを演じたのは蒼井優です。蒼井優とは1999年から活動している日本の大人気女優であり、ドラマ「おせん」や映画「彼女がその名を知らない鳥たち」などの作品に出演していることで知られています。そんな蒼井優はドラマや映画以外に声優としても活動しており、これまで2013年の映画「キャプテンハーロック」のミーメや2019年の映画「海獣の子供」の安海加奈子などを演じています。

ウチダ君役/釘宮理恵

映画ペンギン・ハイウェイでウチダ君を演じたのは釘宮理恵です。釘宮理恵とは1998年にデビューした大人気女性声優であり、2021年3月現在アイムエンタープライズに所属しながら歌手としても活動しています。釘宮理恵はツンデレキャラや萌えキャラが得意な声優として有名となっており、これまで「ハヤテのごとく!シリーズ」の三千院ナギや「ゼロの使い魔シリーズ」のルイズといったかわいい人気キャラクターを多数演じています。

ハマモトさん役/潘めぐみ

映画ペンギン・ハイウェイでハマモトさんを演じたのは潘めぐみです。潘めぐみとは2011年にデビューした女性声優であり、2021年3月現在アトミックモンキーに所属しながら活動しています。潘めぐみは元々2008年に女優としてデビューし、声優のデビュー作となったアニメ「HUNTER×HUNTER」のゴン役でブレイクしました。そんな潘めぐみはこれまで「ちはやふる」の花野菫役や「ONE PIECE」のお玉役などを担当しています。

スズキ君役/福井美樹

映画ペンギン・ハイウェイでスズキ君を演じたのは福井美樹です。福井美樹とは2003年にデビューしたケンユウオフィス所属の女性声優です。2003年にデビューした福井美樹は2012年頃に注目を浴び始めるものの、2018年に家庭の事情で声優業を引退してしまいました。そんな福井美樹は引退した2018年までに「キングダム」や「ONE PIECE」、「ナルトシリーズ」といった大人気アニメ作品に出演しています。

ペンギン・ハイウェイの意味やお姉さんの正体を考察

ネタバレ考察①ラストの意味

ではここからは映画ペンギン・ハイウェイのラストの意味やお姉さんの正体などを考察紹介します。映画ペンギン・ハイウェイのラストでアオヤマ君は空き地に落ちたペンギン号を発見し、消えゆくお姉さんに謎を解明して会いに行くと告げました。これはペンギン号の来た道を辿ると、消えたお姉さんと会えることを意味していると考察出来ます。なのでアオヤマ君はペンギン号の謎を解明して会いに行くとお姉さんに告げたのでしょう。

ネタバレ考察②お姉さんの正体

映画ペンギン・ハイウェイに登場するお姉さんは正体が最後まで詳しく語られていません。しかしお姉さんが人間では無いことは分かっており、「海」からのエネルギーで世界の歪みを修復していると語られています。しかし現実世界にいたお姉さんは「海」に関する記憶やペンギンのことを忘れていました。このことからお姉さんの正体は「海」の世界に吸い込まれた人間だと考えることが出来ます。

もし「海」の世界にいる存在であれば、外に出ても記憶がなくならないはずです。おそらく普通の人間だったお姉さんは「海」のエネルギーを抑える中で現実世界に投げ出されてしまったのでしょう。その時後から回収するという「海」の世界の考えからお姉さんはペンギンを出す能力を持っていたと考えられます。

ネタバレ考察③ペンギンが突然現れた理由

上述でご紹介したお姉さんの正体の考察が正しければ、突然現れたペンギンは「海」の世界がお姉さんに与えた能力だと考察出来ます。おそらくペンギンはお姉さんの失った記憶を取り戻す役割があったのではないでしょうか。なぜならペンギンは作中内で案内するかのように、「海」の世界がある森の奥の草原へ向かっているからです。しかし残念ながら本当の理由は2021年3月現在も詳しく分かっていません。

ペンギン・ハイウェイに関する感想や評価

ペンギン・ハイウェイに関する感想では映画が面白いといった感想が多く寄せられていました。同名小説を原作にした映画ペンギン・ハイウェイはペンギンの謎を研究する子供達の姿を描いた作品であり、ラストの涙シーンや綺麗な作画など面白い魅力が数多く詰め込まれています。このことからペンギン・ハイウェイは映画と原作問わず非常に高い人気を博し続けています。

ペンギン・ハイウェイに関する感想では原作と違うけど面白いといった感想も多く寄せられていました。本記事でご紹介した通り、映画ペンギン・ハイウェイはシーンやセリフがカットされているため、原作と違う箇所が存在しています。しかし映画ペンギン・ハイウェイは原作との違いを感じさせないほど最後まで楽しめる作品に仕上がっており、原作ファンから非常に高く評価されています。

ペンギン・ハイウェイに関する感想では映画が意味不明といった感想も多く見受けられました。確かに映画ペンギン・ハイウェイはお姉さんの正体やペンギンの謎など分からない点が非常に多い作品です。しかしその謎をファンに考察させているのも映画ペンギン・ハイウェイの大きな魅力となっています。そのため映画ペンギン・ハイウェイは意味不明な点が多くても、決して評価が下がっていません。

ペンギン・ハイウェイの原作まとめ

本記事では映画ペンギン・ハイウェイについて原作と違う箇所やカットされたシーン及びセリフなどをまとめてご紹介しました。映画ペンギン・ハイウェイは原作と違う箇所が所々ある作品です。しかし原作と違っても映画ペンギン・ハイウェイはファンから非常に高く評価されている超人気作品となっています。なのでご興味がある方は是非一度、映画ペンギン・ハイウェイをDVDや動画配信サービスでチェックしてみて下さい。

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