【魁!!男塾】田沢慎一郎の九九エピソードとは？数々の伝説や名言をまとめて紹介

「魁!!男塾」は1980年代後半に週刊少年ジャンプ誌上で連載された漫画です。テレビアニメ化されるほどの人気を誇っていたと言われています。「ドラゴンボール」「北斗の拳」「キャプテン翼」「シティーハンター」など錚々たる大ヒット作と肩を並べる作品とも評されています。1980年代後半に急激に部数を上げていく週刊少年ジャンプ伝説の中心に「魁!!男塾」は存在していたと言われています。

バトル漫画と評されている「魁!!男塾」は当初「男塾が行う徹底したスパルタ教育を一号生が様々な手段で乗り越えていく」というギャグの要素が強い作品でした。インパクトの強いキャラクターが多く登場しましたが、その中でも田沢慎一郎はインテリっぽい容姿と裏腹のブッ飛んだ言動・行動で特にインパクトが強いと言われています。ここでは田沢の名言や九九エピソード・英語エピソード・ロボットエピソードなどを紹介します。

「魁!!男塾」は当初学園バイオレンスにギャグを加えるという作風で話題を呼びましたが、本格的な人気作品になったのは週刊少年ジャンプが得意とする所謂バトルものに移行してからだと言われています。ここでは「魁!!男塾」の作品情報を紹介していきます。「魁!!男塾」とはいったいどのような作品なのでしょうか？「魁!!男塾」の概要やあらすじを紹介していくことでその魅力に迫っていきます。それではご覧ください。

「魁!!男塾」は週刊少年ジャンプ1985年22号から1991年35号まで連載されました。原作者は宮下あきらです。彼にとって「魁!!男塾」は代表作となりました。単行本はジャンプコミックスで全34巻、愛蔵版と文庫版は全20巻です。1988年にはテレビアニメ化、2007年には実写映画化されています。また、「暁!!男塾 青年よ大死を抱け」など続編やスピンオフ作品も多く発表されていて新たなファンを獲得していると言われています。

「魁!!男塾」のあらすじを紹介していきます。男塾とは行き場のなくなった全国の不良が集まる東京都に存在する私塾です。実は男塾には不良少年を鍛え上げて次世代のリーダーを養成するという目的がありました。主人公である剣桃太郎は男塾に入塾したばかりの一号生筆頭です。桃太郎たちは鬼教官たちが行うスパルタ教育に知恵と力で立ち向かっていきます。桃太郎たちはやがてより大きな闘いの世界に身を投じていくことになります。

「魁!!男塾」のキャラクターの中でも特にギャグ方面での活躍が目立つキャラとして人気があると言われている田沢慎一郎のプロフィールを紹介します。田沢はアニメ版では一平という名前に変更されています。角刈り・丸メガネ・口ひげが特徴です。「男塾で一番のインテリ」を自称していますが、九九や英語のエピソードではそのことが疑われます。しかし、ガラクタからロボットを作り出すという能力も有していて周囲を驚かせました。

「魁!!男塾」に登場するキャラクターの中でも田沢は特にブッ飛んだキャラとして人気が高いと言われています。田沢はギャグ要素が強い序盤「学園生活編」の中での登場シーンで名言や名場面が多いとも評されています。ここでは「魁!!男塾」の田沢の登場エピソードと名言を紹介していきます。有名な九九エピソードや英語エピソード、そしてロボット製作エピソードなどを画像付きで、その他のエピソードも併せて取り上げていきます。

「魁!!男塾」の人気キャラ田沢の名言・名エピソードを紹介しています。田沢の名エピソードの中で最も有名なのが九九エピソードです。米国海軍兵学校の留学生を迎えた男塾の授業にて田沢は塾生を代表して九九を披露しました。しかし、それは九九を全部言わずに9×9だけを大声で言い、さらに「九九八十八」と間違えて披露し、それが正解であることを微塵も疑わないという態度で留学生と読者の度肝を抜いたと言われています。

田沢の九九エピソードが披露されたのはストーリーの序盤でした。九九エピソードで読者に強烈なインパクトを残したと言われている田沢はストーリーの終盤で再度名言を残します。それがストーリーの終盤である男塾VS風雲羅漢塾です。第3戦智力での戦いにおいて田沢は目の前に展開される数式を見て「なんで数学の問題に英語が…」と絶句してしまいます。田沢の馬鹿っぷりは健在でしたが、これが後のロボットエピソードに繋がります。

「魁!!男塾」で屈指のギャグキャラクターである田沢の名言・名エピソードを紹介します。次に挙げるのは英語エピソードです。ストーリーの序盤である「学園生活編」の中で鬼ヒゲがナンパに失敗した腹いせで六本木のクラブで踊る屈強な外国人に喧嘩を売る際通訳を買って出ました。しかし「あんまりでかいツラすんな、このタコ野郎」を「アイアムアボーイ、ジスイズアオクトパス」と出鱈目な英語を披露して読者を困惑させました。 　

ストーリーの序盤で常識外れの英語力を披露して読者にギャグキャラとして認識されたと言われている「魁!!男塾」の田沢ですが、田沢の奇妙な英語力が後にも披露されます。上の画像で田沢は「Do you know me ?」を「出かける時は忘れずに」と和訳してまたも読者を困惑させました。これは連載当時放映されていたクレジットカード会社のCMのパロディです。このCMは当時有名で「出かける時は忘れずに」は流行語になりました。

「魁!!男塾」の田沢の名言・名エピソード紹介です。ファンの間では九九エピソードや英語エピソードと並ぶほどの田沢の名シーンだと評されているのがロボットエピソードです。田沢のロボットエピソードが披露されたのは男塾VS風雲羅漢塾でのことです。第3戦智力の闘いの中で数学・英語の部で全く良いところなく敗れてしまった田沢ですが、科学の部で一発逆転を狙う田沢は何とガラクタからロボットを製作したのでした。

田沢は科学の勝負でロボットを作りました。対戦相手の栗本慎之介は高性能ラジオを製作し高評価を得ています。「タザワ28号」と名付けられたロボットが動く気配は全くありません。田沢はロボットに「俺を信じてくれた塾長のためにも、仲間のためにも動いてくれ」と絶叫します。するとロボットタザワ28号は足蹴にした栗本をハンマーで殴り倒しました。しかし、その後ロボットは暴走し周りを見境なく攻撃してしまうのでした。

「魁!!男塾」の人気ギャグキャラクター田沢の名言・名エピソードを紹介しています。田沢がギャグキャラとして大活躍するエピソードに「頭墨印大作戦の巻」があります。男塾塾長江田島平八が残り一本だった頭髪が抜けてしまった怒りで一号生全員を丸坊主にさせるという内容で、丸坊主を回避するには江田島の額に「男」と書くことが条件です。田沢はイモ判に「男」と書いたスナイパースタンプを射ようとしましたが失敗しました。

「頭墨印大作戦の巻」の中で田沢は丸坊主を回避するべく次なる作戦に出ました。次の作戦は「悩殺のぞき作戦」です。女人禁制である男塾内で女性の声（秀麻呂が真似た）で江田島をおびき寄せて、中をのぞこうと頭を入れた隙に首を押さえて額に「男」と書くというものです。あと一歩のところで成功するかと思われましたが、江田島の「わしが男塾塾長江田島平八である」の気合に気圧されてまたも失敗に終わりました。

「魁!!男塾」のギャグキャラクター田沢の名シーンを紹介しています。次も「頭墨印大作戦の巻」からです。田沢たちは諦めることなく「暗夜忍法大作戦」を実行しました。これは屋根裏に忍び込み、寝ている江田島の額に「男」と書くものです。しかし、昼夜問わず襲撃に備えている江田島の返り討ちに遭って、この作戦も失敗してしまったのです。

男塾の名物ギャグキャラで人気があると言われている田沢の伝説エピソード紹介です。最後に紹介するのは男塾名物「撲針愚」の第二試合、松尾鯛雄VSキース・ジャクソンです。ここで田沢は松尾（アニメ版では秀麻呂）に自作のジャンピングシューズを履かせて勝負に挑ませますが、全く歯が立たずに終了しました。

「魁!!男塾」の田沢は強烈なギャグキャラとして知られていますが、ストーリーがバトルものへと移行していく中でかっこいいシーンがいくつか出てきました。ここでは田沢が見せた男前エピソードを画像付きで紹介していきます。それではご覧ください。

男塾の田沢のかっこいい男前エピソードを紹介しています。最初に挙げるのは「驚邏大四凶殺」で桃太郎たちを応援しているシーンです。「喝魂旗」を倒しそうになる極小路秀麻呂を鼓舞するために田沢はポールにナイフを結んでその場に寝たのです。秀麻呂がポールを倒せば田沢に刺さります。田沢も命懸けで桃太郎たちを応援しているのだという本気が伝わる名シーンだと言われています。

「魁!!男塾」の田沢のかっこいい男前エピソードを紹介しています。次に紹介するのは「万人橋」です。一号生と三号生の闘いとなった「大威震八連制覇」で桃太郎たちを戦地へ向かわせるために橋のない場所に「万人橋」を築いたのです。これは田沢のアイディアでした。しんがりを務めた田沢と先頭を務めた松尾が逃げ遅れて二人とも自ら崖に落ちていきました。亡くなったかと思われましたが二人とも一命を取り留めました。

「魁!!男塾」は原作漫画の大ヒットを受けて1988年にテレビアニメ化されました。全34話が放映されて大きな話題を呼んだと言われています。「魁!!男塾」のテレビアニメ版は原作の荒唐無稽さを上手に再現していて、声優の演技もその一因であると評されています。ここではテレビアニメ版で田沢を演じた声優を紹介していきます。田沢を演じた声優である平野正人のプロフィールや主な出演作品を取り上げていきます。

「魁!!男塾」のテレビアニメ版で田沢を演じた声優、平野正人のプロフィールを紹介します。平野正人は1955年11月16日生まれで2021年3月現在65歳です。出身地は岩手県で血液型はB型です。高校時代に役者を志した平野正人は女優・演出家の長岡輝子に師事し、舞台俳優として活動していました。劇団文学座の同期には女優、田中裕子がいます。30歳を目前にした平野正人は声優への転身を図り、1983年にデビューしました。

声優、平野正人の主な出演作品を紹介しています。「機動戦士Zガンダム」のハイファン役、「銀河-流れ星 銀-」のロイド役、「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」のマイスター役など多くのアニメ作品でサブキャラクターを演じています。また、声優活動の他に師匠である長岡輝子から教わった宮沢賢治作品の朗読や10代の頃影響を受けた「遠野物語」など民話の朗読活動も積極的に行っていることで知られています。

ここでは「魁!!男塾」の田沢に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「魁!!男塾」の田沢はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「魁!!男塾」のファンだと思われる方のツイートです。「万人橋」で命を張った田沢と松尾の行動に感動し、サブキャラクターでも惹かれるという感想をお持ちです。

最近「魁!!男塾」を呼んでいてファンになったと思われる方のツイートです。田沢の九九エピソードにかなり衝撃を受けたという感想をお持ちです。

「魁!!男塾」のファンだと思われる方のツイートです。脳筋キャラが集まり過ぎると普段ならばインテリではないのに、その中ではインテリ扱いされるキャラクターがいて、その代表が田沢であるという感想をお持ちです。

「魁!!男塾」のギャグキャラクターである田沢慎一郎について九九エピソード・英語エピソード・ロボットエピソードを中心に、かっこいい男前エピソードやテレビアニメ版で田沢を演じた声優なども併せて紹介しました。「魁!!男塾」の中でもブッ飛んだキャラクターとして評価されている田沢の魅力に是非一度触れてみてください。