ギルティクラウンの名言や心に残る名シーンまとめ！集やいのり・涯の名セリフ集

アニメ「ギルティクラウン」とは、未知のウイルス・アポカリプスの蔓延の影響で、荒廃した近未来の日本を舞台に、楪いのりとの出会いをきっかけに、運命に翻弄される桜満集の奮闘と苦悩、成長を描いたSF群像劇です。以下では、アニメ「ギルティクラウン」から、集・いのり、涯などの名言や名セリフ、心に残る名シーンをランキング形式で紹介します。

アニメ「ギルティクラウン」は、2011年10月～2012年3月までに、フジテレビ系列・ノイタミナ枠にて放送された、プロダクションI.G 6課制作によるオリジナルアニメです。アポカリプスと呼ばれる、未知のウイルスの影響で荒廃した近未来の日本や、「ヴォイド」と呼ばれる超能力物を用いたバトルなど、斬新なストーリー展開が話題を呼びました。

平穏な日々を送る桜満集の生活は、楪いのりとの出会いをきっかけに一変します。レジスタンス組織・葬儀社と接触した集は、ヴォイドの能力に目覚めたことやその後の出来事を受けて、否応なしに組織に加入する羽目になります。仲間からの裏切りや大切な人との別れなど、過酷な運命に翻弄されながらも、集は果敢に立ち向かいます。

平凡な高校生・桜満集のキャラクター性は、世間や人の評価を気にするあまり、周囲とのコミュニケーションが取れない現代人を彷彿させるも、葬儀社としての活動を通じて成長していく集の姿は、多くの共感を呼びました。以下では、「ギルティクラウン」の名言や名セリフ・名シーンランキングのTOP20～11を紹介します。

幼馴染の祭の死を受けた集が、残酷な王になることを決意する名言です。天王洲第一高校の生徒会長に就任後は、生徒の治療や物資の再生など周りのために尽力してきた集でしたが、ヴォイドランク制の導入を恐れた颯太たちの独断行動により、祭を失う事態に直面します。優しさは、時には残酷な運命をもたらすことを悟り、悪に目覚めた集の名シーンでもあります。

普段から車椅子生活を送る篠宮綾瀬は、足が不自由というハンディを個性と捉え、自分の力で様々な障害を乗り越えてきました。集の手助けを断わった綾瀬のセリフからは、必死に努力してきた綾瀬の自信や、弱いところを人に見せたくないプライドを感じさせます。自力で車椅子によじ登る姿をエレガントではないと称する綾瀬の姿は、ギルティクラウンの名シーンにも数えられます。

恙神涯がギルティクラウンに初登場した際に発せられたセリフです。デカルトの名言を彷彿させるようなセリフである一方、葬儀社のリーダーとして、危険と隣合せの日常を送ってきた涯の哲学を反映させたかっこいい名言です。

学生だけでなく、社会人になっても友達がいないことで悩む大人は多いでしょう。しかし、ギルティクラウンでは友達に関する名言を多く発しており、以下の楪いのりのセリフからは、自分が友達を求める理由を考えさせられます。友達は、自分が周りから浮かないためか、それとも他人から傷つけられること恐れているからか、いのりの何気ないセリフには、深い意味が込められています。

葬儀社のアルゴと集の訓練のシーンで、暗闇になるライトが出てきたことで、アルゴは自分は根暗ではないかとショックを受けます。「ギルティクラウン」では、強気な姿を見せていたアルゴの以外な一面が垣間見える名シーンです。

人の目を気にし、周りに流されてばかりの集でしたが、いのりの救出に向かうべく、自身に対して喝を入れた決意の名言です。新しく始めたいのに、一歩が踏み出せない自分に言い聞かせたいでしょう。

「ギルティクラウン」の主人公・桜満集の性格を一言で表現したようなセリフであり、用心深さや他人を信用できない、集の心を闇を反映させているでしょう。

内向的な性格ゆえに、クラスにもなじめずにいた集でしたが、颯太と言い合いを経たことで、お互いに打ちとけることができた感動的なシーンです。「ギルティクラウン」では、嫌なキャラクターとも言われる颯太ですが、集に放った以下のセリフからは、颯太の清々しい一面が垣間見えます。

いのりとの出会いをきっかけに、葬儀社と関わりを持つことになった集でしたが、用心深い性格からリーダー・涯をはじめ、彼らを信じられずにいました。しかし、精神的に成長した集は、いのりという信じられる存在を見いだし、「ギルティクラウ」の名シーンが生まれました。

自分の行動には責任を持つことを改めて気づかされる、桜満真名の名言です。人を傷つける行為には、自分が傷つけられることを恐れ、他人を攻撃することで自分を守ろうとする心の弱さが原因と言われています。真名の以下の名言からは、人の本当の強さとは何かを考えさせられるでしょう。

「ギルティクラウン」では、人生を前向きに生きるヒントが隠された名言・名セリフの他だけでなく、まるで自分に向けて発しているような、厳しいセリフも数多く登場しました。以下では、「ギルティクラウン」の名言や名セリフ・名シーンランキングのTOP10～4を紹介します。

麻薬売買が発覚後も、寒川谷尋の反応を恐れて彼を信じると言った集でしたが、人の目を気にして善人ぶる集に対して、谷尋は怒りを顕わにしました。以下の谷尋のセリフからは、自分の麻薬売買を肯定する集に対する怒りだけでなく、自分の行ないを肯定する人々がいる限り、自分はそのような人間を演じ続けなければならない、谷尋の苦悩もにじみ出ているでしょう。

ありきたりな人生を変えたいと思っていても、世間の目や安心・安定を失うことを恐れて、一歩踏み出せないことが多いでしょう。しかし、以下の涯のセリフは、人生には冒険も必要という前向きな考えや、これまで躊躇していた物事へ挑戦する勇気を与えてくれます。

目的のためなら手段を選ばない、冷徹なイメージが強い涯でしたが、作戦の失敗と仲間の死を受け、弱さを見せたシーンもありました。仲間を大切に想う優しさや、死んでいった仲間の気持ちに応えたいという涯の想いは、葬儀社のリーダーの器に相応しいでしょう。

葬儀社のメンバー・楪いのりと桜満集の出会いのシーンで登場した名言です。自分が傷つくことを恐れて、様々なことから逃げ出してきた集でしたが、いのりの一言は、その後の集を大きく変えるきっかけをもたらしました。仕事や時間を言い訳にして、やりたいことを実行に移す勇気が持てずにいる時に聞きたい、いのりの名セリフです。

厳しい言動が玉にキズの涯でしたが、集の成長ぶりはきちんと見ており、以下は、それらを自分の自信にするようにと集を激励した涯の名言です。しかし、自己評価が低い集は、涯の評価も素直に受け取れず、葬儀社への加入も決めかねていました。自分で自分を褒めることは難しいことですが、他人から褒められたことを、自信の糧にすると良いと訴えているでしょう。

これまで他人に流される人生を送ってきた集でしたが、涯や葬儀社との活動を経て、自分の目指すべき場所を見いだします。そして、自分の能力を包み隠さず打ち明けると同時に、仲間に対して頭を下げて協力を要請するシーンは、集の成長の大きさを感じさせます。

他人の目を気にする集の姿は、会社や学校などコミュニティでの人間関係に悩む方なら、誰もが共感できるでしょう。そして、集の以下の名言は、対立を恐れて、あえて気が合うふりをすることで友達として認められようとする、現代人の姿を反映させた名セリフでしょう。同時に、他人を信用できない集の用心深さも感じさせます。

目が離せない怒涛の展開はもちろん、涙を誘う感動の結末もアニメ「ギルティクラウン」の魅力であり、美しい独創的な世界観が、根強い人気を誇っています。以下では、涙無しでは見られない名シーンを生み出した、アニメ「ギルティクラウン」の名言や名セリフ・名シーンランキングTOP3を紹介します。

怪我を負ったダリルを庇うローワンの名シーンです。恵まれない幼少期を過ごしてきたダリルの心境を誰よりも知るローワンの決意が感じられます。「ギルティクラウン」では、ローワンの生死について言及されませんでしたが、ローワンのダリルへの絆の深さは、涙無しでは語れません。

王になる宣告後、すっかり荒れ狂っていた集は、ついに王の能力を失う事態に直面します。涯によるヴォイドの右腕の切断に加えて、ヴォイドランク制への不満、涯への思惑など、様々な要素が混在した結果、集はどん底へ叩き落とされます。「腕が…僕の王の力があああああああ！！！！」というセリフからは、集がどれだけ王の能力に依存してきたのかを知ることができるでしょう。

いのりを救うべく、世界中のキャンサー被害を引き受けることでいのりと共に逝くことを決意した集の覚悟の名言です。心の結晶であるキャンサーを引き受けた集でしたが、ほぼ全てのキャンサーはいのりが引き受けたことで、集は生存を果たし、「ギルティクラウン」の涙を誘う名シーンを生み出しました。

心に響く名言や名シーンを生み出してきた「ギルティクラウン」は、作画クオリティの高さはもちろん、人気声優を多数起用した豪華な顔ぶれも特徴で、アニメファンや声優ファンなら一度は観てほしい名作アニメです。以下では、豪華声優陣による迫真の演技にも注目したい、「ギルティクラウン」のアニメ声優一覧と、出演声優のプロフィール・主な出演作品を紹介します。

桜満集は、天王洲第一高校2年生で、アポカリプスウイルスの分離・吸収と、他者のヴォイドの一時格納の効果を発揮するヴォイドを持つ、ギルティクラウンの主人公です。他人の目を気にするナイーブな性格であったが、GHQに追われるいのりとの出会ったことで、自分を変えるきっかけを見つけ、涯率いる葬儀社に加入し、過酷な運命に身を投じていきます。

桜満集役の梶裕貴さんは、1985年生まれ、埼玉県出身の声優・歌手・ナレーターで、2004年に活動を開始し、アニメ作品を中心に幅広いジャンルで活躍しています。声優・梶裕貴さんの主な出演作品は、アニメ「七つの大罪」メリオダス役、「ポケットモンスターXY」シトロン役、「ジョジョの奇妙な冒険」広瀬康一役、「妖怪ウォッチ」フユニャン役等です。

恙神涯は、レジスタンス組織・葬儀社を率いるカリスマ統率者で、撃った人物のヴォイドを強制的に引きずり出す効果を発揮するヴォイドの持ち主です。葬儀社の柱として、作戦立案から戦闘、交渉に至るまであらゆる分野に秀でるも、物語後半からは、ダアトの首領として登場し、全世界への宣戦布告と、いのりの確保を巡って集と対立します。

恙神涯役の中村悠一さんは、1980年生まれ、香川県出身の声優・ナレーターです。2001年に声優活動を開始し、アニメや海外作品の他、特撮の吹き替えも数多く担当しています。声優・中村悠一さんの主な出演作品は、アニメ「おおきく振りかぶって」阿部隆也役、「マクロスF」早乙女アルト役、海外作品では、マーベル映画シリーズのキャプテン・アメリカ役/クリス・エヴァンズの担当声優として知られています。

楪いのりは、ウェブアーティスト・EGOISTのボーカルで、巨大な剣の生成と、剣先にバリアを展開し攻撃を防ぐ効果を発揮するヴォイドを持つ、ギルティクラウンのヒロインで、GHQの施設から逃亡中に集との出会いを果たします。終盤では、集を救うために、彼が一身に集めたアポカリプスを全て背負う覚悟を決めます。

楪いのり役の茅野愛衣さんは、1987年生まれ、東京都出身の声優で、声優養成所卒業後の2010年に声優デビュー、2011年には「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のヒロイン役に抜擢されました。声優・茅野愛衣さんの主な出演作品は、アニメ「マギ」セレンディーネ役、「宝石の国」ダイヤモンド役、「約束のネバーランド」アンナ役、「鬼滅の刃」胡蝶カナエ役等です。

篠宮綾瀬は、人型ロボット「エンドレイヴ」のオペレーターで、陸や空・壁を自在に歩くことが可能なエアスケーターのヴォイドの持ち主です。普段は、車椅子を使用しており、葬儀社に加入した集の訓練のコーチを担いました。性格は非常に勝気で、人の手を借りることを良しとしない自分に対する厳しさや、自身の車いすや集の王の能力を個性と捉えるなど、前向きな思考も兼ね備えています。

篠宮綾瀬役の花澤香菜さんは、1989年生まれ、東京都出身の声優・女優・歌手で、子役時代を経て、2003年から声優活動を行なっています。声優・花澤香菜さんの主な出演作品は、アニメ「山田くんと7人の魔女」飛鳥美琴役、「サクラダリセット」春埼美空役、「食戟のソーマ」紀ノ国寧々役、「五等分の花嫁」中野一花役、「鬼滅の刃」甘露寺密璃役等です。

ツグミは、作戦中の情報の統括やハッキング能力に秀でたオペレーターで、スキャンしたダミー人形を遠隔操作する効果を発揮するヴォイドの持ち主です。年齢は14歳で、ブラックスワンのコードネームを持ち、綾瀬とは仲が良いです。性格は活発であるが、年上メンバーに対してタメ口で話すなど生意気な一面が、玉にキズでしょう。

ツグミ役の竹達彩奈さんは、1989年生まれ、埼玉県出身の声優・歌手・女優です。2007年に声優デビューを果たし、アニメ「けいおん!」の中野梓役で広く知られています。声優・竹達彩奈さんの主な出演作品は、アニメ「たまゆら」沢渡楓役、「賭󠄀ケグルイ」蟲喰恵利美役、「マギアレコード 魔法少女まどか・マギカ外伝」アリナ・グレイ役、「宇崎ちゃんは遊びたい!」亜細亜実役等です。

校篠祭は、集のクラスメイト・現代映像文化研究会のメンバーで、あらゆる物体の再生効果を発揮するヴォイドの持ち主です。付き合いの長い集に対して恋心を抱くも、集の変化に動揺する一面も見せています。祭の死は、集にヴォイドランク制度の導入や、残酷な王の宣告のきっかけをもたらしました。

校篠祭役の嶋村侑さんは、1985年生まれ、東京都出身の声優で、2005年にアニメ「リーンの翼」のヒロイン・リュクス・サコミズ役に抜擢され、声優デビューを果たします。声優・嶋村侑さんの主な出演作品は、アニメ「Go!プリンセスプリキュア」キュアフローラ（春野はるか）役、「進撃の巨人」アニ・レオンハート役、「文豪ストレイドッグス わん!」与謝野晶子役等です。

草間花音は、集のクラスの学級委員長で、彼がGHQに逮捕されるところを目撃したメガネっ子です。ヴォイドは、遠くのものを見通すことができる、レーザー機能付き眼鏡で、第2次ロスト・クリスマス後に、集から全ての事情を聞かされたことで、祭・魂館颯太と共に集の協力者となり、葬儀社を救出するべく、羽田に向かいました。

草間花音役の寿美菜子さんは、1991年生まれ、兵庫県出身の声優・歌手・女優で、子役活動を経て、2006年から声優活動を行なっています。声優・寿美菜子さんの主な出演作品は、アニメ「けいおん!」琴吹紬役、「ドキドキ!プリキュア」キュアダイヤモンド（菱川六花）役、「ベイビーステップ」鷹崎奈津役、「ガンダムGのレコンギスタ」ノレド・ナグ役等です。

アニメ放送から10年近くが経過したアニメ「ギルティクラウン」は、知る人ぞ知る隠れた名作であり、根強いファンに愛され続けています。以下では、迫真のストーリー展開や、作画の美しさが高く評価された、アニメ「ギルティクラウン」に関する感想や評価を紹介します。

アニメ「ギルティクラウン」は、作画やストーリーに加えて、キャラデザ・音楽のクオリティの高さが人気を呼び、アニメ放送終了後も根強い人気を集めています。また、「ギルティクラウン」のアニメ制作が行われた頃は、CGの普及が少なかったものの、制作スタッフの技術力の高さが垣間見える、迫力ある戦闘シーンや作画の美しさが、高く評価されています。

「ギルティクラウン」の主人公・桜満集は、アニメ界屈指のかっこいいデザインだけでなく、視聴者が共感を抱けるキャラ設定や、時には涙を誘う名シーンを生み出した人気キャラクターです。序盤こそ、人に流されるままの頼りない印象が強かった集でしたが、いのりとの出会いや葛藤を経ながら成長していく姿は、多くのファンを魅了し続けています。

「ギルティクラウン」と言えば、ヒロイン・楪いのりは欠かせません。劇中では、感情を表に出すことが少なく、ミステリアスな雰囲気を漂わせていますが、何気ないしぐさがかわいいと、集に次ぐ人気を誇っています。また、「ギルティクラウン」では、EGOISTのボーカルとして劇中歌を披露しており、アニソンファンを虜にしています。

深夜枠での放送等から、アニメ「ギルティクラウン」の認知度は低いものの、ブログやSNSでの紹介をきっかけに作品を知り、壮大な世界観に感動したとの感想が多く寄せられました。魅力あふれるキャラクターの登場や、思わず見入ってしまうストーリーは観る者を夢中にさせ、根強い人気を誇っています。

アニメ「ギルティクラウン」の名言・名セリフ・名シーンや、アニメ声優一覧などを紹介しました。逆境にめげず果敢に立ち向かうかっこいい名言から、物事の本質を鋭くついた名セリフなど、登場キャラクター達の何気ないセリフには、自身の在り方について考えさせられる、深い意味が込められているでしょう。