2018年07月24日公開
2018年07月24日更新
ラプンツェルのランタンシーンのモデルになった台湾の祭りとは?画像付きで紹介
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のワンシーンで、ランタンを夜空に飛ばす「ランタン祭り」。今回はそのモデルとなった台湾の祭りを紹介します。また、日本にもランタンシーンを再現するようなランタン祭りが多数あり話題となっています。ラプンツェルの世界観を体験したい方はこれを見てぜひ行ってみてください!
目次
ラプンツェルのランタンシーンのモデルとなった台湾の祭りとは?画像付きで紹介!
ラプンツェルのランタンシーンモデルとなった台湾の祭り!
ディズニー映画で人気となった「塔の上のラプンツェル」。そのワンシーンでもあるランタン祭りにはモデルになった祭りがありました。それは、台湾の旧正月に行われる「平渓天灯祭り」です。気球の原理と同じく作ったランタンを上げ、その年の願いごとを書き込み、夜空に飛ばします。
ラプンツェルのランタンシーンと台湾のランタンを比較してみよう
これが映画「塔の上のラプンツェル」のランタンシーンです。主人公ラプンツェルが子どものころから近くで見たいとずっと夢見ていたスカイランタン。その光を、フリンライダーと一緒に船の上から見るという名シーン。2人きりで見る光の光景はとてもロマンティックでしょう。
台湾のランタン祭りもモデルになっただけあってやっぱり幻想的な世界が広がっています。無数のに浮かぶオレンジの灯りは、温かみがあり、ラプンツェルの世界に入り込んだようなうっとりする絶景と言えるでしょう。台湾のランタン祭りにぜひ行ってみたい!と観光客も年々増加しています。
ラプンツェルのランタンシーンモデルとなった「平渓天灯祭り」はいつ行われれるの?
ラプンツェルのランタンシーンのモデルとなった平渓天灯祭りは毎年、旧正月の15日(元宵節)に開催されています。2018年は3月2日に行われました。2019年は2月19日に行われます。ランタンを打ち上げるには当日朝から配布される整理券が必要です!しっかり下調べをしていくことをおすすめします。
年に1回しかないため日本人も押し寄せている
1年に1回しか開催されないこのイベントには世界中から人が殺到します。中でも祭りの参加者が日本人50%、台湾人40%、外国人10%と日本人が多く、日本語のアナウンスも入るので安心です。ランタンを自分で打ち上げたいなら、ツアーで行くより自力で行くことをおすすめします。
整理券さえゲットすればあとは待つだけ
ランタン打ち上げの整理券は10:00から配布されます。整理券さえ手に入ればランタンの打ち上げに参加できるので、あとは時間が来るまで観光などをして暇をつぶせます。祭りの開始は18時なのでゆっくり観光できます。しかし、観光客は多くどこも人であふれています。
お祭り開始!
時間になったら打ち上げが開始されます。混雑しているので時間に余裕を持っていくことをおすすめします。打ち上げの説明は台湾語と日本語の両方であるので日本人からすると安心です。何とも言えない絶景が自分の目の前で広がります。
ラプンツェルのモデルとなったランタン祭りは世界でも人気に!
ラプンツェルのモデルとなった祭りでは、願い事を書いた1000個のランタンを一斉に空に放たれます。その美しい光景を見るために毎年、数万という観光客が世界中から十分に訪れます。2013年にCNNが発表した「世界の参加価値のあるイベント」52の内、8位に選出されたことも素晴らしさを物語っていると言えます。ラプンツェルのモデルになったということも話題になり観光客はさらに増えると予想されます。
スカイランタン以外にも素敵なランタンがたくさん!
スカイランタン以外にも様々なランタンを楽しめる「ランタンフェスティバル」。ド迫力のランタンオブジェと幻想的な電飾が楽しめる素敵なお祭りです。その中でもおすすめは巨大な干支ランタンです。毎年、その年の干支をモチーフにランタンのオブジェが作られます。
また、メインランタン以外にも大きなオブジェランタンが会場の阿知ことにあります。会場の木々にはたくさんのぼんぼりとLED電飾が施されて、幻想的な景色が広がります。どこを歩いても温かい光に包まれているのでわくわくするでしょう。
タイの「コムローイ祭り」も有名!
タイで毎年11月に開催されるコムローイ祭りもランタン祭りで有名です。ブッダへの感謝の意味を込めてみんなで一斉にランタンを打ち上げる様子は息をのむ美しさです。2018年の開催日は11月22日に決定しています。日本では「いい夫婦の日」ですね。ご家族と一緒に行ってみてはいかがでしょうか。
祭りの参加者がそれぞれランタンのところに集結し、点火します。空へと飛び立つランタンも絶景ですが、水面に映る無数のランタンも素敵で、まさにラプンツェルとフリンが船から見たままです。そしてコムローイ締めくくりに花火が上がります。ランタンと花火のコラボはここでしか見られない特別な景色と言えるでしょう。
ラプンツェルとは?
ラプンツェルは好奇心旺盛なお姫様!
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」は2010年のアメリカ合衆国のアニメ映画で、原作はグリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」です。ある王国から誘拐され、塔から出ることを禁じられて育った少女、ラプンツェル。彼女は誘拐犯のゴーテルを親だと思い、言いつけを守って塔の中だけで暮らしていました。髪の長さは21mもあり、その髪には特別な力が秘められています。
ラプンツェルの唯一の友達はパスカル
塔の中で暮らしてきたラプンツェルにとって唯一の友達がカメレオンのパスカル。言葉は話せませんが、表情は豊かでよくドヤ顔をします。フリンからは「カエル」と呼ばれています。ラストシーンではゴーテルにとどめをさすのもパスカルなので見所です。
ランタンを見に行きたいラプンツェル
ラプンツェルは「外には髪を狙う悪者がいる」とゴーテルに教えられながら育ってきたため、外の世界を知らずにずっと塔の中で暮らしてきました。しかし非常に好奇心が旺盛で、年に一度、自分の誕生日の夜に遠くの空に現れる無数の灯りを不思議に思い、外の世界への憧れを抱いていきました。ラプンツェルは「今年こそ見に行きたい」とゴーテルに伝えますが、「外は危ないから」と説き伏せられてしまいます。
ラプンツェルとフリンの出会い、ランタンを見に行く旅へ!
誕生日の日、朝早くに城からティアラを盗み出した大泥棒フリン・ライダーは、衛兵に追われて森へ逃げ込みました。塔を見つけてよじ登ったフリンはラプンツェルに気絶させられます。弱みを握ったラプンツェルはフリンに「灯りが現れる場所まで案内し、それが済んだら塔まで送り届けること。そうすればティアラは返す。」という条件を突きつけます。
塔の外へ出たラプンツェル
長い髪をロープのように使い、塔の外へ出たラプンツェル。見るものすべてが新鮮で輝いて見えました。途中、兵隊に見つかってピンチになりましたが、何とか逃げ切り、そこでフリンはラプンツェルの髪の秘密を知ります。そしてフリンも本当の名前はユージーンだと告げます。だんだん惹かれあう2人。
王子様御用達の白馬、マキシマス
フリンとは犬猿の仲のマキシマスですが、ラプンツェルに言われてフリンとは一時休戦します。さらに、2人の危険を知った後は酒屋の荒くれ者たちを呼び、フリンを救うなど優秀な馬です。ラストでは兵を従える立場にまでなります。
やっと光を見れたラプンツェル
ユージーンは約束通りラプンツェルに光を見せました。ところが、ゴーテルと悪者2人によってフリンは牢屋に閉じ込められてしまします。ラプンツェルも塔に連れ戻されてしまいました。しかし、ラプンツェルは自分が王国からさらわれた姫だと気づき、ゴーテルに激怒します。
髪を切られたラプンツェル
ラプンツェルを助けに塔に戻ったユージーン。しかし、ゴーテルの罠にはまり、ナイフで刺されてしまいます。ラプンツェルは一生ゴーテルの言いなりになると約束し、髪の力でユージーンを助けようとしますが、ユージーンがラプンツェルの髪を切ってしまいます。ゴーテルは魔法の力で生き延びていたので、力が消え、消滅してしまいます。
お城に戻りユージーンと結婚するラプンツェル
ラプンツェルはユージーンを救うために歌います。その時ラプンツェルの涙がユージーンに落ち、最後の魔法の力でユージーンは生き返りました。2人はお城へ戻り、ラプンツェルはみんなから愛されるお姫様になりました。そしてラプンツェルとユージーンは結婚し幸せに暮らします。
ラプンツェルのランタンシーンが綺麗だと話題に!
フリンは約束通りラプンツェルに光を見せました。それが有名なこのランタンのシーンです。無数のランタンが空に舞い、幻想的な風景を見せてくれます。また、心が惹かれあう2人が、未来への期待を胸に声を重ねる2人のデュエットも見所です。
ラプンツェルの両親はさらわれた後も必死に娘を探し続けました。そしてこの灯りは、今もなおラプンツェルが生きていることを信じて「消えた王女さまの祭り」と称して娘の帰りを祈るお祭りでした。祭り当日には父親が涙していたりと、愛情をうかがえます。ラストシーンではその思いはようやく報われることとなります。
ラプンツェルのランタンシーンは日本でも体験できる?
つなん雪まつり
「つなん雪祭り」は日本有数の豪雪地帯、新潟県津南町で行われる雪祭りです。タイヤ台湾などで知られるランタン祭りが有名ですが、つなん雪祭りで行われる「スカイランタン」も、国内で知られるようになってきました。ラプンツェルのような幻想的で美しい世界を体験できるイベントとして、とても人気があります。
このお祭りは東日本大震災からの復興を願って始まった企画で、参加者の願いをのせたランタンを、冬の夜空に向かって打ち上げます。安全を考慮して、1人で、または小学生以下のみでスカイランタンを打ち上げることはできないので、必ず大人の人と一緒に行くようにしましょう。
はなまき星めぐりの夜
「はなまき星めぐりの夜」は岩手県の「鉛温泉スキー場」で、阪急交通社・花巻観光協会、鉛温泉スキー場活性化協議会の共同企画として開かれたスカイランタンのイベントです。温泉宿泊ツアーのお客様のみ参加できるイベントとなっています。
イベントでは、参加者のメッセージが書き込まれた「スカイランタン」が、澄んだゲレンデの空に解き放たれ、ランタンの優しい光が夕闇と参加者を幻想的に照らしました。来年度以降は個人のお客様も楽しめるように、駐車場や備品の準備を進めているみたいなので発表を待ちましょう!
スカイランタンフェスティバル「オオキニ」
大阪で開催を試みる「オオキニ」というお祭り。「大阪から世界へ誇れるお祭りを創る」をコンセプトに、画期的なコンテンツを織り交ぜつつ、大阪ならではのかたちでスカイランタンへたくさんの想いをのせて夜空へ打ち上げる幻想的な光景を体験できるお祭りです。
まだ計画段階で、今は「SNSでの大量シェア」「地域との連携」「企業提携」「資金確保」をひとつずつ行っている段階です。大阪から世界へ誇れるお祭りを一緒に作りましょう!と呼びかけている主催者団体を応援して実現することを願いましょう。
尾花沢雪祭り
山形県である「尾花沢雪祭り」では2日間に渡ってラプンツェルのようなスカイランタンが打ち上げられます。2人1組で申し込み、1基200円でランタンを打ち上げることができます。また、開催期間中には「雪灯りろうそく街道」を楽しむこともできるそうです!
まんだらの里・雪の芸術祭
山形県の作谷沢ふれあい自然観周辺である「まんだらの里・雪の芸術祭」でも、夜空を彩るスカイランタンの打ち上げが楽しめます。また、他にも雪の造形造りや打ち上げ花火、屋内では地元に伝わる民話の語りや地元子供たちが演じる民話創作劇なども行われており、にぎやかな雰囲気で楽しむことができます。
ベトナムランタンまつり㏌なめりかわ
富山県で行われる「ベトナムランタンまつり㏌なめりかわ」は8月上旬に旧宮崎酒造であるお祭りで2010年から開催されています。会場には大小さまざまなランタンが灯り、ベトナム料理やベトナムの民族衣装「アオザイ」のレンタル、さらにはランタンを購入することもできます。カラフルなランタンの楽しい世界観や海外の文化に興味がある方にもおすすめです。
軽井沢教会キャンドルナイト
かつて軽井沢を訪れた宣教師たちが、ランタンの灯りで街を照らして人々の幸せを願ったそうです。その幸せを願う想いを受け継ぎ、毎年灯しているランタン。満点の星空の下、ランタンキャンドルの光に包まれた教会の森はロマンティックでデートにもおすすめの場所と言えるでしょう。
キャンドルナイトは年に2回、8月と12月に開催されています!教会前には6mのクリスマスツリーが飾られて、森にはイルミネーションと無数のキャンドルが灯ります。優しい光に照らされて「光の十字路」が浮かび上がります。かつての宣教師のように、ランタンで足元を照らしながら散策してみてください。
長崎ランタンフェスティバル
長崎ランタンフェスティバルは中国の旧正月を祝うイベントです。もともとは長崎に住む華僑の人々が春節祭として長崎新地中華街で行っていたものでしたが、1994年から長崎市全体で行われるようになったそうです。スカイランタンとはまた違う温かみや個性あふれるランタンを見て楽しむことができます。
期間中は中国雑技団のイベントや長崎グルメの出店もあります。ランタンやオブジェを楽しみながら出店でご飯を食べるのも観光客に人気のようです。人が多いですが、ホテル等も交通の便がいい場所を確保しているので、全国からお客さんが足を運んでいます。ぜひ行ってみてください。
ラプンツェルのランタンシーンを日本や台湾で体験しに行こう!
台湾の祭りがモデルとなったラプンツェルのランタンシーン。本場、台湾に見に行くのももちろん素敵ですが、国内にもたくさんのランタン祭りが行われているので、海外に行くのはハードルが高いと思う方も国内のランタン祭りを体験してみてはいかがでしょうか?素敵な光景を見ることができます。