【名探偵コナン】松田陣平の声優はだれ？登場回や佐藤刑事との関係も紹介

名探偵コナンには、魅力的なキャラクターが多数登場しています。その中でも、松田陣平は死後もなお愛され続けているキャラクターです。今回は松田というキャラクターについて、担当している声優などを含めた情報を紹介します。名探偵コナンのファンの中には、彼を知らない人もいるかもしれません。登場回や佐藤美和子との関係、命日などについての情報もまとめています。

名探偵コナンは、青山剛昌先生が連載をしている推理漫画です。週刊少年サンデーで1994年5号から連載が開始され、2020年現在まで連載が続けられている長寿作品です。2014年6号では連載20周年という節目を迎え、2017年の37-38合併号では記念すべき1000話目が掲載されました。

名探偵コナンは人気の高さからテレビアニメ化もされており、1996年以降2020年現在もアニメが放送され続けています。毎年制作されている劇場版も、興行収入を更新し続けている人気ぶりです。2020年は新型コロナウイルスの影響によって、映画の公開が翌年まで延期されています。

シャーロック・ホームズが好きな高校生探偵の工藤新一は、幼馴染みの毛利蘭と一緒に、遊園地へ遊びに行きました。黒づくめの怪しい男たちが取り引きしている現場を目撃すると、蘭を置いてその取引の様子を窺いに行きます。しかし、背後から殴られた新一は気絶し、毒薬を飲まされました。目が覚めると、体が小学1年生の姿になっていたのです。江戸川コナンという偽名を名乗って正体を隠し、新一は黒の組織を追いかけます。

松田陣平(まつだ じんぺい)は、高木刑事に風貌が似ているとされている人物です。クセ毛にサングラスが特徴的で、手先が器用なため、携帯電話のメールも早打ちが可能です。事件に巻き込まれたことによりすでに死亡しているキャラクターで、享年は26歳です。佐藤美和子や降谷零とも関係があるキャラクターで、登場人物の回想の中などに登場することがあります。

松田陣平は、刑事部捜査一課強行犯三係の刑事です。強行犯三係に所属されていた孤高の刑事で、以前は警備部機動隊の爆発物処理班に所属していました。しかし、物語から7年前に発生した爆弾事件で、親友の萩原研二が死亡したことから転属を希望していました。本来の希望は爆弾事件を担当することができる特殊犯係でしたが、頭を冷やすように言われて強行犯係に配属されることとなりました。

松田陣平の性格はイケメンな見た目とは裏腹に荒っぽく、周囲の言うことを聞かないタイプの人間です。強行犯係に配属となったことで、同じ所属の佐藤美和子が指導を担当していました。しかし、言うことを聞かない彼の態度に手を焼かされます。ほかの刑事たちからも扱いづらいと、反感を買っていたキャラクターです。上司に対しても、特に敬語などを使うこともありませんでした。

松田陣平には、実際にモデルになった人物が存在しています。そのモデルとは、俳優の松田優作さんです。陣平という名前は、松田優作さんが出演していた「太陽にほえろ!」の役柄が関係しています。松田優作さんが演じていた柴田純刑事は、通称「ジーパン」と呼ばれていました。そこから陣平という名前が決められたのだそうです。

松田陣平の命日となっているのは、11月7日です。名探偵コナンのコミックでは、36巻に登場しています。命日が判明しているのは、漫画の中で彼が亡くなる事件が発生したためです。親友の萩原の命を奪った爆弾犯を独自に捜査していましたが、特定した爆弾の解体を行っている最中にトラップにかかります。佐藤美和子にメールで残る爆弾の場所を伝えて、彼は殉職したのです。こうして11月7日という日が、彼の命日になりました。

死亡してなおも人気の高い松田陣平というキャラクターですが、香水が発売されたことでも話題となりました。こちらは現在予約が終了となっている香水ですが、2020年11月下旬に発売予定となっています。「名探偵コナン　パフューム・オン・ノーベンバーセブン【松田陣平の香水】特別版」という名称です。死亡したキャラクターであるにも関わらず、新しいグッズなども登場しているとても人気の高い人物なのです。

死亡してなおも人気の松田陣平というキャラクターですが、アニメの登場回も大きな話題となりました。そんな松田を演じている声優もまた、人気の高い人物です。続いてはアニメで松田を演じている、声優の神奈延年さんについてを紹介します。人気声優が演じる人気キャラクターとあって、これまで知らなかった人も注目してしまうはずです。

名前：神奈延年(かんな のぶとし)
生年月日：1968年6月10日(現在52歳)
出身：東京都品川区
身長：170cm
血液型：A型
職業：声優、ナレーター、俳優、歌手
所属事務所：青二プロダクション

アニメで松田陣平を演じている神奈延年さんの、声優としての主な出演作品は「機甲警察メタルジャック」「伝説の勇者ダ・ガーン」「蒼き伝説シュート!」「超くせになりそう」「ふしぎ遊戯」「剣風伝奇ベルセルク」「中華一番!」「ジェネレイターガウル」「ロードス島戦記-英雄騎士伝-」「天使になるもんっ!」「GetBackers-奪還屋-」「NARUTO -ナルト-」「Fate/stay night」「純情ロマンチカ」などが挙げられます。

演じている声優も豪華なことがわかった松田陣平ですが、アニメではどんな回に登場しているのかも気になるのではないでしょうか？続いてはアニメでの松田の登場回についても、一覧にして紹介します。キャラクターはもちろん、演じている声優の演技などにも注目したいキャラクターです。これまで松田に注目してこなかった人も、声優と併せてキャラクターに目を向けてみると新たな発見があるかもしれません。

アニメ第301話～302話「悪意と聖者の行進」では、松田陣平が初めて登場する回になっています。しかし、セリフは登場しないので声優の演技を聞くことはできません。この回では、高木刑事が変装をした際に、松田に似ていたことがきっかけとなりました。佐藤美和子たちが彼について回想をするという流れで、姿のみが登場しています。

アニメ第304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」は、先ほどの登場回から続いているエピソードです。このエピソードは2時間スペシャルとしての放送で、オリジナルシーンが多数追加されたことでも話題となりました。彼の親友である萩原も、原作では描かれなかった姿が見られるだけでなく、声優もついてセリフが与えられています。さらに松田の命日の話でもあるので、かなりのインパクトがあるエピソードです。

アニメ第359話「本庁の刑事恋物語5（後編）」では、高木刑事と佐藤刑事がデート中に麻薬密売人を追うというエピソードが登場します。そこで観覧車を目にした佐藤刑事が、松田のことを思い出すのです。この回も声優は不在で、姿のみが登場する形になっています。

アニメ第535話「古き傷跡と刑事の魂」では、森村警視が殉職したという話を松本管理官から聞かされます。そんな佐藤刑事が、父の佐藤正義警視正と松田という、殉職した二人のことを思い浮かべます。こちらも声優は不在で、姿のみでの登場となっている回です。

アニメ第984話「キッドVS高明 狙われた唇（後編）」では、警察学校時代の話を佐藤刑事がしていました。高木刑事に対して愚痴をこぼすシーンでしたが、その中で一年上の松田たちが、やんちゃなことをしていたのだと明かされています。この時に登場したのは1コマのみですが、警察学校時代の彼らの姿を垣間見ることができる貴重なエピソードです。

劇場版「名探偵コナン 純黒の悪夢」では、登場人物の一人である降谷零が爆弾の解体をするシーンが登場します。ここでのセリフの中で、実は彼は、松田から解体の方法を教わったことを明らかにしているのです。「焦りは最大のトラップ」という心得もまた、松田が教えたことでした。

スピンオフ作品である「ゼロの日常」の中にも、松田の姿が登場しています。それは降谷零の所持しているパソコンの中ですが、警察学校時代に撮影したと思われる、写真が保存されていました。さらに、降谷零の夢の中にもまた、今は亡き彼らが登場していたのです。

声優の演技も相俟って、ますますイケメンなキャラクターであることがわかる松田陣平です。そんな松田が、佐藤美和子や安室透(降谷零)とも関係していることがわかります。続いては松田と佐藤美和子の関係について、そして安室透との関係についてを順番に紹介します。

松田陣平が強行犯三係に配属されてから、命日までの7日間の指導係をしていたのが佐藤美和子でした。決して言うことを聞く人物ではなかったものの、爆発の直前に送られたメールには好意的な文章も残されていました。佐藤美和子も彼に好意を持っていたことから、二人はほぼ両想いの関係だったと考えられます。この事件は佐藤美和子にとっても大きな傷となり、犯人逮捕までの3年間、その死を引きずり続けていました。

松田陣平と安室透は、警察学校時代の同期という関係でした。彼に爆弾の解体技術を教えたのも松田で、純黒の悪夢ではその信頼関係が垣間見えるセリフも登場します。さらに、映画の「焦りこそ最大のトラップ」というシーンでは、原作者の青山剛昌先生が原画を描いているのです。それほどまでに、思い入れの深いシーンであることがわかります。

名探偵コナンの中でも、出番は決して多くはない松田陣平です。しかし、死亡してなおもファンに愛され続け、キャラクターたちの心に残り続ける人物でもあるのです。それだけの魅力を抱えた彼には、多くの名言が残されていました。続いては声優の演技と共に聞きたい、松田の名シーンや名セリフについても少しだけ紹介します。

これは彼の命日となる「揺れる警視庁、1200万人の人質」で聞くことができる名言です。観覧車のゴンドラに爆弾が仕掛けられており、そこに彼が乗り込む時に口にしたセリフでした。元々は爆発物処理班に所属していた松田だからこそ、説得力のあるセリフです。結果として命を落としてしまうこととなりましたが、彼のこの行動によって多くの命を救うことができたのです。

こちらもまた、「揺れる警視庁、1200万人の人質」での名シーンです。死亡する直前の最期のセリフですが、親友である萩原と交わした約束についてを思っています。登場からラストのシーンまでかっこいい彼ですが、萩原と交わした約束の内容については明かされていません。

こちら「揺れる警視庁、1200万人の人質」からの名言ですが、佐藤美和子が携帯の文字打ちのスピードの速さを指摘しました。すると返ってきたのが、こちらのセリフです。恐らく萩原に書いているメールなのだと推測されますが、亡くなってなおもメールを作成していることがわかります。それだけ親友を失った悲しみは、計り知れないほど大きなものだったのではないでしょうか？

命日に至るまでイケメンな姿を見せ続けてくれた松田陣平ですが、実際に名探偵コナンのアニメなどを観た人は、彼に対してどのような感想を抱いたのでしょうか？続いては、松田というキャラクターに関する感想や評価についても少しだけ紹介します。

松田陣平の命日を描いた、「揺れる警視庁 1200万人の人質」をオススメする感想もありました。悲しいエピソードでもありますが、彼の最高にかっこいい姿を見られるのもこのエピソードです。多くのファンが夢中になるのも、理解できる回ではないでしょうか？

松田陣平を演じている、声優の神奈延年さんの演技を褒める感想もありました。ベテラン声優なので、間違いなく演技の上手さは保証されています。そんなイケメンボイスで演じられる松田は、女性がメロメロになってしまうのも頷けます。

松田陣平を始めとする、警察学校組の声優が豪華だという意見もありました。名探偵コナンでは、有名な声優も多く起用されています。その中でも神奈延年さんや三木眞一郎さんといった、アニメ好きなら知る人ぞ知る声優が勢揃いしているのです。

ビジュアルも声優の演技もイケメンな松田陣平について、登場回や命日などの情報をまとめて紹介しました。これまで松田についてはあまりよく知らなかったという人も、興味を持つことができたのではないでしょうか？

今後も出番があるとすれば、回想シーンか過去のエピソードが語られる時だと考えられます。しかし、登場回数が少なくともこれだけ人気があるということは、それだけ魅力的なキャラクターであることは間違いありません。この機会に、松田陣平の登場するエピソードを視聴してみるのもオススメです。