奴隷区のネタバレ・あらすじまとめ！最終回の結末と感想まとめ！

漫画、奴隷区のあらすじはSCMという他人を奴隷にできる機会を持った２４人の登場人物たちが、それぞれの思惑で錯綜するストーリーです。ある人物は好きな人を自分のものにするため、ある人物は大切な人のため、またある人は友人との約束のためにSCMを自ら装着しこの残酷なゲームに参加します。この奴隷区のゲームの最終回の結末がどうなるかとても興味深いので、あらすじや感想などと共に紹介していきます。

奴隷区では前述のとおり主要な登場人物だけでも24人と多くのキャラクターが登場します。しかし、だからこそ一人ひとりの結末が見どころになってきます。最終回に向かいSCMを持った人間が誰を騙し、それぞれがどう立ち回っていくか、奴隷となった人間の感情や思考の変化、奴隷を得た人間の行動など様々な視点から描かれていきます。奴隷区の最終回の結末を目にすれば決して不満のある感想は出ないでしょう。

それでは、奴隷区の主要人物である二人のネタバレ紹介をしたます。まず、一人目は上記の画像の女性、「荒川エイア」本作の主人公の一人です。次項にて説明する大田ユウガがSCMを使ったゲームに参加する際、自分が奴隷になってしまった時の保険として知性や行動力を備えた頭の切れる彼女を協力者として抜擢します。刺激のない日常に冷めていた彼女はこの提案を承諾しSCMのゲームに仮で参戦するのです。

前述で紹介のあったもう一人の奴隷区の主人公「大田ユウガ」は、友人と共に起業する算段を立てていたのですが、面白いことが出来ると思いSCMを入手しました。しかし勝負に負けて奴隷にされた場合の事を鑑みて彼は荒川エイアに協力を申請し、二人でSCMのゲームをすることになりました。上記の荒川エイアと共に最終回の結末にも関わる重要なキャラクターなので、最終回まで見た方には感慨深い感想を抱く方もいるようです。

作中において重要な要素になるSCMについてネタバレしながら説明します。このSCMという装置の正式名称は「スレイブ・コントロール・メソッド」といいます。これを口内に装着し勝負をして勝つことで相手を絶対服従の奴隷にすることができます。しかし、奴隷の心を操ったり直接奴隷が死んでしまう命令は下せません。生理現象に関しては奴隷側の忍耐力次第で、主人に対して嘘や偽りの感想をつくことが出来なくなります。

このSCMは使用者同士が近づくと、振動してわかるようになっています。SCMで奴隷になっても解放される手段があり、主人が奴隷の解放を宣言する事、２４時間以上SCMを外すことです。しかし２４時間以上外すと脳機能に多大な障害が残り、普通の生活ができなくなるというリスクがあります。SCMという装置は最終回の結末まででなく奴隷区という作品のあらすじの中でもとても重要な物です。

大田ユウガの友人で逆立てた金髪とサングラスが特徴の派手な男性。普段は軟派な性格で女性を口説くなどしていますが、情に厚い男気のある一面も持っています。「SCM」を手に入れた際その危険性を鑑みて手放しました。ユウガに起業するための資金を持ち逃げされて以来ユウガを捜索しています。実は後述の品川ゼロの兄ですが、本人はそのことを知りません。

白髪とはねた髪の毛が特徴の９歳の少年です。口調などは年相応のものですがその頭脳は並外れており、数多くの奴隷を所有しています。長期間にわたる「SCM」での実験を記載したブログ「春のジャマイカ」を書いている張本人で、そのブログ名で呼ばれることもあります。練馬ムオンから膨大な額の借金をしている母親がムオンの経営する風俗店で働かされており、母親解放の条件である３０００万円を集めるため奴隷を集めています。

新宿セイヤと交際していた、キャバクラで働く２０代の女性です。前髪を真ん中で分けたロングヘアに、ゆるくパーマをかけた物腰の柔らかな人物ですが、愛する人のためならどんなことでもするなど、見た目とは裏腹な一面もあります。江戸川リュウオウの奴隷として「第二段階」と呼ばれる状態に突入していて、彼のために自主的に行動するようになります。最終回の結末までで唯一「第三段階」に到達した女性です。

ホストをしている青年で、かつては葛飾ジュリアと交際していましたが、豊島アヤカに「SCM」での勝負に負けてしまい、彼女の奴隷となり、その際にジュリアと破局させられてしまいます。その後荒川エイア、大田ユウガとの戦いにアヤカ共々負けてしまい、SCMでの戦いに巻き込まれます。

新宿セイヤが働いているホストクラブの常連客で、セイヤに好意を抱いている女性です。ゴスロリに派手な髪形をしているメルヘンチックな性格の彼女は、セイヤに対してただならぬ執着を見せます。セイヤを立派なホストにするために風俗店にて勤務していましたが、客として来た文京ゼンイチにより暴行を受けてしまい、それ以来眼帯をつけることになりました。

２０代のOLをしている女性です。ネットにて知り合った目黒マサカズに性的暴行を受けたことで、会社を休み自宅にて療養していました。復讐を企てネットオークションで「SCM」を入手し、立川シンノスケと偶然出会い、２つ目のSCMも入手しました。そしてマサカズにSCMを送り付けて勝負に勝って、奴隷にすることが出来ました。しかし、マサカズの失態で文京ゼンイチに奴隷にされてしまいます。

刈り上げた髪に無精ひげのだらしない体型の中年男性です。自分より強いものにはへりくだり、弱いものには強気な態度をとる卑しい男で、パチンコ店に通っています。ネットにて知り合った杉並ルシエに対して性的暴行を働き、その復讐で「SCM」の勝負を挑まれ敗北し、ルシエの奴隷となります。その後ルシエに命令されて文京ゼンイチを奴隷にしようとしますがまた敗北し、今度はゼンイチの奴隷となってしまいます。

お姫様の恰好で接客する「お姫様カフェ」にて勤務している２０代の女性です。金髪のロングヘアが特徴でサイドを刈り上げています。接客ではお姫様を演じてはいるものの実際は男勝り、かつ粗暴な言葉使いをします。しかし性格は人情に厚く義理堅い人物です。常連客の中野タイジュに「SCM」での勝負を挑まれますが負けてしまい彼女の奴隷になってしまいます。

足立シヲリを「理想のお姫様」とあがめる、シヲリの奴隷になることを望む人物です。実は彼は女装癖のある少年で、普段は短髪の男の子です。シヲリを慕っているため、シヲリの身に危険が迫ると凶暴になります。文京ゼンイチに奴隷にされてしまったシヲリを助けるため葛飾ジュリア、中央アタルに協力を求め、その際に自分は江戸川リュウオウの奴隷になります。

スキンヘッドに褐色の肌をした大きな体躯の男性です。眉毛に剃り込みをしています。顔立ちは非常に悪人然としていて、それにそぐわぬ好戦的かつ暴力的な男性です。気に食わないことはすべて暴力で解決しようとします。豊島アヤカや杉並ルシエ、足立シヲリなど様々な登場人物に手をかけています。実は練馬ムオンに自分の後継者にするとそそのかされ、「SCM」を装備しています。

オールバックに眼鏡とスーツの壮年の男性です。江戸川リュウオウの奴隷の一人で、信頼の厚い手下の一人です。頭が切れるので、リュウオウと共に作戦の立案や指揮を執ることもあります。昔は自らの力を試したいと就職もせずに奔走していましたがうまくいきませんでした。当時交際していたさくらという女性の死をきっかけに心を入れ替えて就職しました。その後キャバクラで働いていたジュリアにSCMでの勝負で負け奴隷になります。

目が隠れる髪形に、朱色のマフラーを身に着けた少年です。引っ込み思案な性格で、学校ではいじめを受けています。江戸川リュウオウに負けた男からSCMを受け取って、その後に身分を隠していたリュウオウと出会います。そこで中央アタルと勝負をしますが、リュウオウの策略により敗北してしまいます。これをきっかけに亡くなった母親の江東キヨが別人格としてあらわれるようになります。

他人を信じず疑って妬むような性格の男性です。ジュリアが働いているキャバクラにてジュリアを奴隷にしようと勝負をしかけましたが渋谷サチが勝負に負けたため彼女を奴隷にします。ジュリアの煙草を吸う姿をみて自分がタバコになりたいという感想を抱くなど卑猥な一面もあります。

葛飾ジュリアが務めているキャバクラで共に働いている女子大学生です。褐色のお団子ヘアが特徴で、ジュリアが来るまでは店で一番人気のキャバ嬢でしたが、ジュリアにその座を奪われて以来彼女を妬んでいました。酔うと不要な美容グッズを買ってしまう悪癖があります。店に客としてきてたい港タキオとSCMの勝負をして負けてしまい彼の奴隷となってしまいます。

「SCM」を装着した白い犬です。首輪には名前が記載されています。幼少期の荒川エイアの家に引き取られて荒川家にて生活していましたが、ある日トラックに乗った雌犬に一目惚れして飛び出して以来迷子になってしまい、SCMの開発を行っていた墨田シンノスケに拾われました。シンノスケが自ら命を絶った後は、再び東京に戻り文京ゼンイチとSCMの勝負を行い勝利します。

練馬ムオンの孫の女子高校生です。黒髪に前髪の一部を脱色したボブヘアで、ボーダーのニーソックスやピンクのパーカーなどを制服の上から着ています。横柄で短気な性格をしていて、年上の人間に対して敬語を使わないなど怖いもの知らずの性格をしています。祖父であるムオンと一緒に荒川エイアにSCMでの勝負を挑まれますが、敗北してエイアの奴隷となってしまいます。

風俗界の大企業「ムオングループ」の会長をしています。オールバックに鼻の横の大きなほくろが特徴です。口調は優しく人当りは丁寧ですが本来は非常に残忍で冷徹な性格をしている人物です。裏社会の大物で、江戸川リュウオウが奴隷集めに奔走しているのも彼から母親を取り戻すためです。孫である北ミナミを非常に溺愛しています。

新宿歌舞伎町にて美容師として働く恰幅のいい中年女性です。黒髪を後ろでまとめ前髪を細く垂らしています。常にゆったりとしたワンピースを着用していて十字架のネックレスをつけているのが特徴です。深夜に「マリア」の名前でリスナーの悩みを解決する生放送を行っており、熱狂的なファンである板橋ゲッコウを味方につけました。かつて刑務所で出会った江東キヨを尊敬しており彼女の息子である品川ゼロの手助けをします。

北ミナミと同じ学校に在籍している男子高校生です。千代田マリアのネット生放送の熱狂的なリスナーでマリアを崇拝しています。「SCM」を装着していなくてもSCM装着した人物の接近を感知することができる能力を持っていて、これを知ったマリアに協力を要請されます。当初は目が隠れるほどに長い前髪でしたが、マリアと出会った後は、サイドを刈り上げたヘアスタイルにしています。

葛飾ジュリアが潜入している学校にて教諭をしている中年の男性です。実は「SCM」を世に広めた張本人です。黒髪に大きな丸眼鏡が特徴です。極めて自己中心的な思想のもと、墨田シンノスケから開発中の「SCM」を盗み出して広めました。自分は特殊なSCMを使用して奴隷を次々と増やしていきます。

黒髪のロングヘアと厳しい表情の眼鏡が特徴の女性です。かつてナンパされていたところを立川シンノスケに助けられ「SCM」を渡されます。これがきっかけでシンノスケに恋心を抱くようになります。文京ゼンイチ、杉並ルシエ、目黒マサカズを奴隷にして、「あたまのおかしい人」を名乗り江戸川リュウオウに団体戦を挑み敗北してしまいます。

SCMの機能がわかるあらすじを紹介します。荒川エイアと大田ユウガの二人は推測を立てて新宿セイヤと豊島アヤカに対してSCMの勝負を仕掛け、SCMのある仕組みに気が付きました。SCMの奴隷にするのに必要な要素は勝敗ではなく負けてしまったという気持ち、敗北感にありました。SCMは特殊な構造で敗北した時の責任感を増幅させていることがわかりました。最終回の結末に深く関わる要素がわかり、様々な憶測や感想を呼びました。

次のあらすじです。リュウオウが記事を書いているブログ「春のジャマイカ」での研究を見たユウガ達は、SCM装着者の第二段階があるということを知ります。それは命令されてそれに従う初期の状態とは違って、第二段階に移行すると精神までもが主人の虜（とりこ）になってしまうということです。第二段階の状態になるには奴隷時間が2000時間必要になるとされています。最終回まででこの状態になった人物はごくわずかです。

SCMの機能としてSCMを装着している人の場所は、丸と三角形で表されます。葛飾ジュリア、台東フジコの二人がリュウオウに潜入を指示されたのは星のマークのSCM所持者が出たからでした。そしてなんと星マークのSCMの所持者は、元SCM開発者で今は高校教諭をしている世田谷ツバキでした。これまでのあらすじでとても重要な事がわかりました。

世田谷ツバキのつけているSCMは、特別な改良がされており名前も「J-SCM」といいます。そのためSCMでの表記が星マークになっていました。なんと特殊な機能として相手に強制的に勝負を仕掛けることができるSCMで、高校に潜入していた台東フジコを奴隷にしています。これまでのあらすじになかったSCMの登場で最終回の結末がどうなるのかが見ものです。

結末が近づくにつれて物語やSCM装着者達の関係が大きく変わり始めます。結末にかけての移り変わりを関係のあるキャラクターごとに視聴者の感想などど共に説明していきます。

これまでのあらすじで、数々の奴隷や信頼のおける手下などをつかって奴隷を増やしていた江戸川リュウオウですが、お金を集めても母親が戻ることがないと気づき目的を見失ってしまいます。彼が戦意喪失してしまったので中央アタルが指揮を執り、世田谷ツバキを追いかけましたがジュリアを人質にとられリュウオウも奴隷にされてしまいます。そのキャラクター性から彼を応援していた視聴者は残念な感想を抱いた人もいたようです。

これまでのあらすじでユウガを助けるために動いていた彼女は、SCMを無くすため行動を始めます。しかし世田谷ツバキに狙われ、彼女の奴隷はすべて奪われてしまいました。エイアはズシオウマルやユウガのために「立川シンノスケ」に協力を要請します。

港タキオは密かに戦略を巡らせ世田谷ツバキの奴隷を密かに奪っていました。そのことに気づかず罠にはまり世田谷ツバキは奴隷になってしまい「J-SCM」をも奪われてしまいます。世田谷ツバキの奴隷を全員手に入れたタキオは、奴隷たちに対して好き放題な扱いをしていました。

最終巻のあらすじを説明します。荒川エイアに共闘を請われた立川シンノスケが港タキオに勝負を挑みます。港タキオとの勝負に二人は順調に勝利を重ねていきますがリュウオウとの勝負で負けてしまい、タキオの奴隷となってしまいました。視聴者の中にはメインヒロインでもある荒川エイアと男気を見せてくれたシンノスケの二人が負けてしまったことに残念な感想を抱いた方もいるようです。

奴隷区の最後の結末は、港タキオが奴隷であるシンノスケに対して暴行を加え、エイアを別の場所に縛り付けます。そしてタキオはゼロと一緒にエイアのもとに向かい勝負を仕掛けますが、勝負を受けたのはゼロではなく別人格である江東キヨだったのです。タキオは勝負に負けてしまい江東キヨに奴隷を奪われました。そしてキヨは奴隷解放のため「Blessed」と言いすべての奴隷を解き放ちました。

奴隷区は漫画だけでなく実写映画化やアニメ化もされていて、それぞれで微妙にストーリーや設定が異なっています。奴隷区が気になる方は是非ご覧ください。今回は奴隷区のあらすじネタバレや感想の紹介でした、いかがでしたでしょうか。奴隷区は正式な続編などもありますので是非調べてみてください。