【四畳半神話大系】小津は不気味だけどかわいい？魅力や名言・声優を紹介

主人公兼語り手である私の盟友であり宿敵として四畳半神話大系に登場する不気味な顔をした小津。小津とはその不気味な顔から分かる通り、私の盟友でありながら作中の裏で暗躍し、人間関係を悪化させるなどの行動に出ます。しかし不気味ではあるものの、かわいい要素もあり、悪役ながら憎むことが出来ません。本記事ではそんな四畳半神話大系の小津とはどのようなキャラなのか作中での名言やアニメの声優などを交えてご紹介します。

ではまず小津とはどのようなキャラなのかご紹介する前に、小津が登場するアニメ四畳半神話大系の作品情報や物語のあらすじについてまとめてご紹介していきます。不気味な顔をした小津が登場する四畳半神話大系とは2005年の1月に刊行された森見登美彦の小説作品です。小説四畳半神話大系は京都市を舞台に、京大生の主人公私がサークルによって大学生活を変えていく様子を一人称視点で描いたフィクション作品となっています。

基本的に小説四畳半神話大系は一話完結で終わるストーリーとなっており、各話とも平行世界として主人公私が選択したルートを沿う物語が描かれています。そんな小説四畳半神話大系は森見登美彦が手掛ける特徴をそのままに2010年の4月から7月までノイタミエでアニメ化されました。アニメ化されたことで四畳半神話大系は一躍物語の面白さに注目が集まることになり、2020年2月現在小説アニメともに非常に高い人気を博しています。

京都大学に通う主人公の私は大学生活を無意味に過ごし、後悔の念に押しつぶされながら卒業まで残り2年となってしまいます。無意味に過ごしていた私は悪友の小津のせいで大学生らしい事が何も出来ず、大学1回生からやり直したいと考えます。そんな悩める主人公私は平行世界の住民となります。そして平行世界の住民として私は様々なサークルを行き来、あの時あの選択をしていたらどうなっていたのかを模索し始めるのでした。

本記事で名言やアニメの声優などをご紹介する小津とはアニメ四畳半神話大系に登場するキャラクターの1人です。小津は京都大学の工学部電気電子工学科に所属している大学生であり、同学年である主人公兼語り手の私とは盟友であり宿敵という関係にあります。主人公の私とは盟友関係にある小津はタマネギのような頭と非常に不気味な顔が特徴のキャラクターとなっており、その不気味な顔から作中で妖怪と間違えられてしまっています。

基本的に小津はその不気味な顔から分かる通り、何よりも悪い事をするのが大好きな性格をしており、アニメ四畳半神話大系の作中で何度も暗躍して主人公である私へ周囲の人間関係を壊すなどの迷惑な行動をとります。そのため、私は盟友であるものの、小津がいなければもっとまともな大学生活を送れたと語っています。しかしなぜか私は小津と離れることが出来ず、私の悪友として小津は作中の最後まで登場し続けます。

アニメ四畳半神話大系の作中で暗躍して私に迷惑をかけ続ける不気味な顔をした小津。しかしなぜかファンからは不気味な顔をしているのに小津がかわいいといった声が多数寄せられています。ではここからはかわいいといわれる小津の魅力とは何なのかご紹介します。まずご紹介する小津のかわいい魅力はその不気味な顔です。アニメ四畳半神話大系に登場する小津は妖怪に間違えられるほど不気味で縁起の悪そうな顔をしています。

性格も天邪鬼で怠惰という最悪なものになっており、出来れば友達になりたくないと思わせるキャラクターとなっています。しかしアニメ四畳半神話大系の作中で度々不気味な顔をした小津は割とポップな表現で描かれ、大げさにリアクションをします。この顔とのギャップが理由となり、かわいいといわれ人気を博しています。主人公の私もおそらくこのギャップからどこか憎むことが出来ず、悪友として付き合っているのでしょう。

上述でご紹介した通り、小津はアニメ四畳半神話大系の作中の裏で暗躍し、何度も主人公の私を困らせます。アニメ四畳半神話大系の第2話で主人公の私は映画サークルの｢みそぎ｣へ入部し、城ヶ崎という先輩の告発動画を作成することになります。実はこれを依頼したのは小津であり、小津自身はサークルの裏で映画スタッフとして城ヶ崎先輩に近づきます。これだけでも十分嫌なキャラなのですが、暗躍はこれだけではありません。

サイクリングの同好会に入った私はそこで高性能な自転車を購入します。この時小津は自転車にこやか整理軍に変装し、主人公の私が高いお金を出して買った自転車を盗んでしまいます。さらに｢バードマンサークル｣に所属したヒロインの明石さんが作った飛行機を密かに盗むという最低な行為もします。他にも小津は多数の非行をアニメ四畳半神話大系の作中で行ない、全てを主人公の私のせいにして自分は無実を貫き通します。

普通これほどの行為をしていたら少しは悪いと思うはずなのですが、小津は一切悪びれることがありません。逆に小津は主人公の私を利用してサークルで確固たる地位を築き上げ、幅広い人脈と情報網を作ります。実は小津は秘密組織である福猫飯店に入るためにこのような行動をしており、時折情報のために主人公の味方をします。そして最終的に情報を集めた小津は秘密組織である福猫飯店に入り、トップの地位まで上り詰めます。

アニメ四畳半神話大系の作中で私は小日向さんという黒髪の女の子を好きになります。しかしこの恋は実ることがありませんでした。実は私が好きだった小日向さんは裏で暗躍する小津の恋人なのです。小日向さんとは｢ほんわか｣という怪しい健康食品会社の子供であり、テニスサークルに所属しています。小津は大学1回生の時テニスサークルで小日向さんと出会い、全く関連性が無いのにも関わらず恋人同士という関係になりました。

いつも大学でカップルの仲を壊すという最低な行為をしているのですが、小津は小日向さんだけ正反対の顔を見せます。小日向さんを愛する小津はスマホのパスワードを小日向さんの名前にし、小日向さんのためだけに秘密組織である福猫飯店のトップとなって権力を手にします。しかし最初小津は五山を見に行くデートでいちど小日向さんとはぐれてしまい、泣かせてしまうという失態を犯してしまいます。

この時小津は小日向さんを泣かせないためにほんわかが保有している飛行船を自分の物にして再度小日向さんと五山を見に行くデートをします。このように小津の最低ともとれる行動のほとんどは小日向さんのためであり、恋人への愛情の強さは誰にも負けていません。確かに小津といえば不気味な顔とサークルで暗躍して私を困らせる姿なのですが、この小日向さんへの愛情の強さも小津の大きな魅力といえるのではないでしょうか。

不気味な顔をした小津はアニメ四畳半神話大系の作中でなんとも哲学的な名言を多数残しています。ではここからは小津がアニメ四畳半神話大系で残した名言について一部まとめてご紹介していきます。まず最初にご紹介する小津の名言は小津が主人公である私にカステラをあげた際に発したセリフです。上述でご紹介した通り、気持ちとは全く違う事を言う天邪鬼の小津は上記のように意地悪なセリフを吐いて私と話します。

何も言わずにカステラを渡せばいいものの、小津は仕方なくあげると感じるような雰囲気を醸して主人公の私へカステラをあげます。主人公である私にとって意地悪を言う小津からカステラを貰いたくありません。しかし平行世界に迷いこんでしまった私は小津のカステラが無ければ生きていくことが出来ません。これを見ると、おそらく天邪鬼の小津は意地悪を言うものの、切っても切れない悪友である私を大事にしていると考えられます。

次にご紹介するアニメ四畳半神話大系で残した小津の名言は小津が焼き肉屋で発したセリフです。アニメ四畳半神話大系の作中で小津は盟友であり宿敵である主人公の私と焼き肉を食べに行きます。焼き肉屋に行った主人公の私はそこで椎茸を食べようとします。この時小津は上記の名言を言って椎茸を食べる主人公の私を軽蔑しました。椎茸は本記事をご覧の方もご存知の通りキノコの一種であり、突き詰めると菌に属されています。

なので小津の言う茶色い菌のかたまりというのはあながち間違ってはいません。しかしあまりにも椎茸を食べただけなのにここまで言うのは言い過ぎです。おそらく主人公の私も気分を非常に害したことでしょう。しかし椎茸を食べる主人公の私でさえも馬鹿にしなければ小津ではありません。この上記の名言は確かに最悪ではあるものの、小津という天邪鬼な人間性を非常に良く表したセリフとなっています。

最後にご紹介するアニメ四畳半神話大系で残した小津の名言は主人公への気持ちが良く分かるセリフです。上述でもご紹介した通り、小津は主人公の私へ非常識な発言を何度も繰り返します。しかし小津は決して離れることの無い悪友である主人公の私を心から大事に思っており、作中で時折私の居場所を守るなどの行動をとります。この上記の名言はまさに主人公である私に対する小津の愛情が良く表現されたセリフといえるでしょう。

ではここからはアニメ四畳半神話大系で小津を演じた声優についてご紹介します。アニメ四畳半神話大系で小津の声優を担当したのは日本の男性声優である吉野裕行です。吉野裕行とは1974年の2月6日に千葉県で生まれた声優であり、2020年2月現在シグマ・セブンという声優事務所に所属しています。吉野裕行は代々木アニメーション学院の声優科に入学して声優の仕事について学び、養成所を卒業して1996年に声優デビューしました。

声優デビューを果たした吉野裕行は2002年に声優ユニット｢謎の新ユニットSTA☆MEN｣を決したことで注目を浴び、2007年にアニメ｢機動戦士ガンダム00｣でアレルヤ役を演じたことで声優としてブレイクしました。その後吉野裕行は好青年な2枚目キャラを中心に2020年2月現在まで多数の作品に出演しています。イケメンで好青年なキャラを演じていることもあり、吉野裕行が小津の声優を担当したことは多くのファンを驚愕させました。

• 2000年のアニメ｢ヴァンレッド｣：ヒビキ・トカイ役
• 2000年のアニメ｢女神候補生｣：クレイ・クリフ・フォートラン役
• 2002年のアニメ｢アクエリオンエイジSigh for Evolution｣：小島純一役
• 2003年のアニメ｢セイント・ビースト～聖獣降臨編～｣：白虎のガイ役
• 2005年のアニメ｢BLOOD+｣：宮城カイ役
• 2006年のアニメ｢結界師｣：墨村良守役

• 2007年のアニメ｢機動戦士ガンダム00｣：アレルヤ・ハプティズム役、ハレルヤ役
• 2008年のアニメ｢第2作版ヤッターマン｣：ヤッターマン1号役
• 2010年のアニメ｢薄桜鬼｣：藤堂平助役
• 2013年のアニメ｢キルラキル｣：犬牟田宝火役
• 2016年のアニメ｢僕のヒーローアカデミア｣：プレゼント・マイク役
• 2018年のアニメ｢イナズマイレブンアレスの天秤/オリオンの刻印｣：鬼道有人役

アニメ四畳半神話大系に登場する小津に関する感想では小津がかわいいといった感想が非常に多く寄せられていました。小津は縁起の悪い不気味な顔をしたキャラクターであり、作中で妖怪に間違えられています。しかし不気味な顔をしているものの、時折見せるポップな雰囲気がかわいさを醸し出しています。このことから小津は不気味な顔をしているにも関わらず、かわいいと多くの視聴者から人気を博しています。

アニメ四畳半神話大系に登場する小津に関する感想では小津を嫌いになれないといった感想も多く寄せられていました。普通小津ほど嫌みな人物は周囲の人間から嫌われてしまいます。しかし小津は言葉に出来ない魅力を持つキャラクターであり、主人公である私も嫌がりながらも最後まで小津とは盟友という関係を続けます。これほどまで嫌なキャラなのに憎むことが出来ないキャラクターは他の作品でも中々いないことでしょう。

アニメ四畳半神話大系に登場する小津に関する感想では小津が作中で発した工学部電気電子工学科なのに電気も電子も嫌いという言葉に共感するといった感想も多く見受けられました。小津は京都大学の工学部電気電子工学科に所属しているにも関わらず電気も電子も嫌っています。おそらく本記事をご覧の方の中にも小津と同じく入っている学部の分野が実は嫌いという方がいることでしょう。

本記事ではアニメ四畳半神話大系に登場する小津とはどのようなキャラクターなのかを、作中での名言や声優などを交えてご紹介しました。小津は非常に根性がねじ曲がった性格をしているキャラクターでありながら、作中の最後まで主人公である私の悪友として登場し続けます。しかしある意味、もし小津という存在がいなければ、主人公の私は平行世界でも現実と変わらず退屈で無意味な生活を送っていたことでしょう。