四畳半神話大系のアニメあらすじと全キャラクターを紹介!感想や魅力は?

四畳半神話大系は、森見登美彦による小説です。主人公の「私」は京都大学の3回生、1回生時に選んで入ったサークルによっていかに大学生活を変えていったか、その可能性を描いた小説です。そして一人称の視点から物語が展開していきます。四畳半神話大系は2010年にアニメ化もしています。アニメ版四畳半神話大系は小説の世界観を損なわないために少しだけ複雑になっていますのであらすじや感想をとめていきます。

四畳半神話大系のアニメあらすじと全キャラクターを紹介!感想や魅力は?のイメージ

目次

  1. 四畳半神話大系のアニメあらすじと全キャラクターを紹介!
  2. 四畳半神話大系とは?原作は小説?
  3. 四畳半神話のアニメ全キャラクターと演じる声優を紹介!
  4. 四畳半神話大系のアニメあらすじを紹介!
  5. 四畳半神話大系の魅力を紹介!OP曲が話題に?
  6. 四畳半神話大系のアニメを見た人の感想を紹介!
  7. 四畳半神話大系のアニメあらすじと全キャラクターまとめ!

四畳半神話大系のアニメあらすじと全キャラクターを紹介!

独特な世界観と視点で描かれる四畳半神話大系。この作品は森見登美彦の作品「太陽の塔」と非常に酷似していると言われています。平衡世界という概念が取り入れられており「私」がどんな行動をとったかによって大学生活が大きく変わるようになっています。そんな四畳半神話大系はフジテレビの「ノイタミナ」でアニメ化もしています。感想やあらすじをまとめていきます。

四畳半神話大系

四畳半神話大系とは?原作は小説?

四畳半神話大系はアニメでとても人気になり現在でも多くのファンや考察をしている人がいます。そんな四畳半神話大系の原作は小説で書かれています。小説の方では並行世界での話になるので複雑ですが、読めばどんどんとはまっていくと言われています。ここからはどんな物語の展開になっているかのあらすじや、アニメ版四畳半神話大系のあらすじや感想、キャラクターのみどころをまとめていきます。

あらすじ

各話で主人公の「私」が色々なサークルに入ってみたり組織に入ってみたりと試行錯誤し、その結果で物語の結末や登場人物が関係していたり共通しているのです。その集大成として第4話で辿ってきた全ての並行世界を横断することになるのです。しかし、物語の最後に並行世界であったことは明かされません。可能性の話なのでネタバレなどとは無縁ということでしょう。アニメ版と原作では少し違いますが。

全部で1~4話で構成されており、第1話では映画サークルに入る私。そこで恋をする「私」。恋を成就するために並行世界を行き来します。しかしアニメでは11話しか放送されていませんので、設定や印象を損なわないために小説版の話のエピソードやストーリーを組み替えて、合計10パターンの並行世界にまとめ直したのです。小説では味わえないストーリーがアニメでは感じられるでしょう。

あらすじとして簡単に紹介しましたが大まかな四畳半神話大系はループ物の小説、アニメなのです。「私」がとらなかった選択肢を「あぁ、あの時こうしてれば」と、過去に戻ってその選択肢を試す「私」。たくさんの選択肢を試す「私」はその並行世界に絶望したりもしますが、最終的にはハッピーエンドで終わる気持ちのいい作品です。アニメではその長い小説を凝縮させ、放送しています。アニメ版は見やすくなっています。

四畳半神話のアニメ全キャラクターと演じる声優を紹介!

四畳半神話大系で登場する便物についてやそれを演じてた声優について紹介していきます。四畳半神話大系の主人公の「私」演じたのは浅沼晋太郎。主人公兼アニメの語り手。物語の初めでは農学部に所属しており浪人もしています。下鴨幽水荘在住。社交性もなく活発に行動するわけでもない、所謂地味キャラなのです。大学を入学したことを機にサークル活動を通じて薔薇色のキャンパスライフ!を目指します。

しかし、そこまで上手くいかないのです。小津という宿敵のせいで無意味な大学生活を送る羽目になってしまいます。そして一回生の頃に薔薇色のキャンパスライフのために行動しますが、手痛い失敗をし女性関係は滅茶苦茶になってしまいます。すべては小津の口車に乗ってしまったため。サークル内でも孤立してしまい、性格がさらに捻くれてしまいます。薔薇色のキャンパスライフとは程遠い生活を送りますが…?

演じているのは浅沼晋太郎。ゼーガペインのオーディションに合格し、声優の道を歩みだします。主に少年や青年の二枚目をキャラクターを演じていることが多いです。しかし、この「私」というキャラクターは感情の抑揚がなく淡々と語ることが多いです。最初は違和感があるという声がありましたが、感情が爆発した「私」を演じた時の迫力ある声はとても合っているといえるでしょう。

「私」の宿敵

盟友とも称される小津。工学部電気電子工学科に所属していますが、何と電気も電子も工学も嫌いという始末。1回生の時点で単位の取得率が絶望的であり低空飛行の状態でした。偏食家でもあるので顔色がとても悪いので時には妖怪と例えられるほど。そして、悪戯が大好きであり天邪鬼、他人の不幸でご飯3杯は食べられると豪語する彼はまさに悪魔。案の定「私」にちょっかいを出し混乱に誘います。

立ち回りがとても巧く、たくさんの人望があります。多くのサークルや組織に入っており京都中の様々な情報を持っています。「私」は有意義なキャンパスライフを築こうとしますが、逆に小津は無意義なキャンパスライフを心底楽しんでいる様子。実家がお金持ちであり、浄土寺でまるで砂糖菓子のようなマンションに住むというイメージとはかけ離れている。

そしてさらに意外なことが恋愛に関しては一途なのです。付き合っている人もいますがアニメではおろか、小説でも姿を見せません。しかし本当なのは確かであり、他の女性も自宅のマンションに連れ込んだと言います。その中には「私」の意中の相手でもある明石さんもあがけたことがあるとか。「私」がやろうとしていることにことごとく邪魔をしてくる敵です。

多数のサークルに入っていることから当然「私」とかち合うことが多く、巡り合うのです。そんな小津と「私」の関係を「運命の黒い糸」と例え、文字通り運命共同体と称するのです。小津の根も葉もない発言のせいでサークル内での立場をどんどん悪化させられる「私」をたまに助けたり、そして時には陥れたりとよく分からないことを仕出かす。アニメ版の小津は「私」を陥れ、踏み台にしていき組織のトップになっていきます。

そんな悪党の声を担当しているのが吉野裕行。小さい頃から自分は変わった声をしていると感じておりその時から声優を夢見ていたとか。明るい性格の二枚目キャラを演じることが多く、時には中国語や英語を流暢に話すキャラクターや猟奇的なキャラクターを演じていたりと、幅広いジャンルで活躍しています。なので、今回の小津というキャラクターはぴったりと言えるでしょう。

「私」の思い人

明石さんは、「私」と小津の1年後輩で、工学部建築科に所属しています。理知的でとてもクールな性格であり、言いたいことははっきり言う性格なのであまり人が寄ってこない。しかし、「私」にとっては理想の女性であり、密かに想いをよせます。蛾だけが唯一苦手なものであり、見つけると「ぎょええええ!」と、漫画みたいであり、女性の悲鳴とは思えないほどの声を出します。アニメを見て驚いた人も多いでしょう。

名前の由来は森見登美の友人でもある「法学部の明石」からとったそうです。そしてアニメ版では所属しているサークルが毎回違います。バードマンサークルに入る前に自転車サークル「サイクルソレイユ」に入っており、その年に開催されたロードレースで優勝、賞金を手に入れそのお金をすべて使いバードマンに入り飛行機につぎ込むほど。ちなみに「私」と恋が成就するのは最終話のみなのです。

明石さんの声優を担当したのは、様々なジャンルで活躍している坂本真綾です。8歳の頃から子役として芸能界に入っています。1996年にはアニメ「天空のエスカフローネ」でヒロイン役を演じており、実力も申し分ないです。2003年には女優として本格的に活動を始め、代表的なミュージカル「レ・ミゼラブル」に合格します。アニメの声優としても、女優としても素晴らしい坂本真綾。お淑やかな明石さんには合っていると言えるでしょう。

謎の8回生?

四畳半神話大系のキーマンとも言えるキャラクター、樋口清太郎。小津や明石さんが師匠と慕う人物であり神秘的な気配と暢気な笑顔が特徴。「私」曰く、「良くて仙人、悪くて貧乏神」。樋口が弟子をとった理由が供物を持ってこさせることにあり、現に彼は弟子たちからの貢ぎ物で生活している有様です。自称縁結びの神様であり、悩んでいる「私」に助言をすることもありますがその助言で「私」はさらに悩むことに。

そんな小津以上に謎な人物を担当しているのが藤原啓治。たくさんの作品やアニメの主演を務める藤原啓治ですが、ナレーターや音響監督までこなしてしまうほど。代表的な作品は「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役が挙げられます。クールな二枚目役が似合うなど、荒々しい狂人を担当したりなど声優としても幅広いジャンルに対応しているベテランアニメ声優です。樋口のような無口な神秘キャラも意外とあっていると言われています。

四畳半神話大系のアニメあらすじを紹介!

先ほどは小説のあらすじを紹介しましたが、ここからは簡単にアニメ版の四畳半神話大系のあらすじを紹介します。小説でのキーワードは「私」が色々な場面でしきりに使う、薔薇色のキャンパスライフという単語が出てきてます。そのために並行世界を行き来し、満足のゆく結果になるまで抗い続けているのが小説の主なストーリーです。それを「私」が試行錯誤していきます。アニメ特有の見やすさを重視されています。

アニメ版四畳半神話大系は1話ごとに違う並行世界に飛んでいく「私」とことごとく邪魔をしてくる小津とはアニメでも運命の黒い糸は健在です。どたばたと物語が展開していくのが四畳半神話大系のよさでもあり、アニメではその見やすさに磨きがかかっています。そしてやはり人気のある樋口師匠がいい味を出しています。小津が弟子になるほどの人物なのです、彼の言葉は重みが違います。アニメ版でも樋口はいいキャラをしています。

四畳半神話大系の謎

四畳半神話大系のアニメを見ていた人なら誰しもが思うでしょうが、「私」が重要視している薔薇色のキャンパスライフとは一体何なのでしょうか?この薔薇色のキャンパスライフのために並行世界を行ったり来たりしています。アニメ版の四畳半神話大系では明石さんと結ばれ、小津とは悪友ではなく、友人としての関係を築きアニメの幕を閉じました。しかし、小説では並行世界の終点ではいつも明石さんと結ばれています。

「私」の言う薔薇色のキャンパスライフが「黒髪の彼女がいて勉強を頑張り、鍛錬を怠らず、多くの友情を築き、社会にとっての有益な人材となろうとする」ことであるならばパラレルワールドの中に薔薇色のキャンパスライフを送っている「私」はいません。「私」は最後の八十日間四畳半一周編で今までのパラレルワールドでは気付かなかったことを気付きます。そしてどの世界でも「私」は満たされている状態だったと気づくのです。

四畳半神話大系の魅力を紹介!OP曲が話題に?

アニメ四畳半神話大系のオープニングはとても評判がいいです。その理由は独特なシナリオアートが担当しており、歌われています。そしてASIAN KUNG-HU GENERATIONがカバーを歌っており、メンバーの後藤は「楽曲にここまで手ごたえを感じたのは久しぶり」と言ってしまうほど。その言葉を後押しするように四畳半神話大系のオープニングはアジカンとシナリオアートは非常に評判がいいと言われています。

「私」の独特な点

そして四畳半神話大系の独特な点は、主人公で語り手である「私」がとても早口で紹介、語ります。この早口が賛否両論言われています。長文で難しい単語が並ぶ四畳半神話大系。それを早口で語られていくのは確かに合わない人もいるでしょう。しかし、「私」が早口なのは思っていることは早くすぐ言えるでしょうが人と喋る時は言い淀んでしまうのを表しているのでしょうかと考えられています。

四畳半神話大系のアニメを見た人の感想を紹介!

あまり類を見ない雰囲気を持つ四畳半神話大系ですが、見た人の感想などはどうなっているのでしょうか?いくつ感想を紹介していきます。あらすじを読んでいたたげれば分かると思いますが、とにかく登場人物や設定、絵などが他のアニメとは違い独特な雰囲気を持っています。それをれが合わなくて見なくなった人も多いようです。しかし、ストーリーの面では面白いという感想や考えの人も多々見受けられます。

たくさんと設定と言っても基本はコメディ調で進むから見やすいなど、恋愛ストーリーの見方をする人も多くその点は見やすいポイントなのでしょうか。「私」と視聴者を重ねて四畳半神話大系を見ることによって自分を見つめ直せると言った感想もありました。いい点もたくさんあり、四畳半神話大系のファン、引いては森見登美彦の作品のファンも納得くされたアニメとして完成されたのでしょう。

あらすじにも記載しましたが、「私」はとても真人間と言える人ではないです。そしてその悪友である小津も相当な癖を持った人物です。その癖が合わなく見れない人が多く見受けられました。意識が高い系のアニメと称され、アニメのノリや熱が難しいと言われています。様々な感想がありますが、感想やあらすじはあくまで指標として流してもらって、自身の感性で見てみて、四畳半神話大系を感じてください。

四畳半神話大系のアニメあらすじと全キャラクターまとめ!

四畳半神話大系の魅力や見どころ、感想をたくさん紹介してきましたが、登場人物の全員が全ての性格が濃厚です。見ていて飽きることない作品となっています。並行世界という舞台で「私」が石橋を叩き壊しながら進んでいく姿や時に迷い、そして時には悪事に手を染める「私」の葛藤もみどころの一つだと言われています。そんな「私」とその他キャラクターをアニメや小説で四畳半神話大系を見てみてください。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ