【斉木楠雄のΨ難】灰呂杵志は熱いカリスマ学級委員！モデルや声優は？

この記事で紹介する「斉木楠雄のΨ難」の登場人物・灰呂杵志は、斉木楠雄と同じクラスメイトで学級委委員を務める人物です。ストーブに例えられるほどの熱血漢で、困っている人を放っておけない頼もしい性格です。そのため、周囲からも信頼されており、熱血すぎて煙たがられることもありません。

「斉木楠雄のΨ難」は、「少年ジャンプNEXT!」、「週刊少年ジャンプ」に掲載された、強大な超能力を持つ少年の日常を描いたギャグマンガです。その人気を受けてアニメ、ゲーム、実写映画、小説と幅広い媒体で展開されました。登場人物たちの名前も超能力をモデルとしたものが多く、ところどころにネタが紛れています。

主人公・斉木楠雄は規格外の超能力を持っていました。その能力のことは家族以外には秘密にして生活しており、学園生活も出来るだけ目立たず平穏に静かに送ることを望んでいました。自分に興味を持つ人間に対し、能力を使って気をそらすよう努力しますが、結末はいつも予想外の方向へ向かいます。そんな超能力少年と、彼を取り巻く個性豊かなキャラクターたちのコメディです。

灰呂杵志は、斉木楠雄のクラスの学級委員を務める生徒です。情に厚く何事も意欲的に取り組むためか、周囲の人間からは信頼されています。平穏な生活を送りたいと望む斉木楠雄からは、人として評価されていますが熱血すぎて合わないと思われています。誕生日は6月18日、体格は筋肉質で身長は171cm、体重は58kg、血液型はAB型です。携帯の着信音は「もっと熱くなれよ！」という雄叫びになっています。

成績上位者で運動神経も高く、優秀です。自分より運動神経が高い燃堂とスポーツテストで張り合うなど、負けず嫌いな面も持ちます。根っからの体育会系で、熱すぎる性格ゆえに「風邪なんて気合いで治せる」と悪びれもなくアドバイスしたこともありました。真冬でも、袖をまくってタンクトップにしたTシャツに、短パンを着用しています。誰に対しても明るく挨拶するため、斉木楠雄の両親からも気に入られています。

料理は苦手らしく、調理実習でクレープを作ることになった時は、適量の意味がわからず砂糖やバターを全て入れたり、フライパンで焼いた生地が焦げても、さらにもっと熱くなるようエールを送りながら焼き続けるなどの大胆さを見せてくれます。

ストーブのように熱い灰呂杵志のモデルは、その熱血すぎる性格から松岡修造とされています。実際、霊能力者の鳥束零太からは、松岡修造のような守護霊が視えると言われています。さらに、灰呂杵志もテニス部の部長を務めており、元プロテニスプレイヤーでもある松岡修造との共通項もあります。

体育の授業でドッジボールをした時やスポーツテストの時など、開始してすぐにだらだらと汗を流しています。さらに雪合戦をした時は雪玉を握って投げても相手に到達する前に溶けてしまっています。鎌倉に入っても溶け、灰呂杵志を中心に校庭の雪はどんどん溶けていきました。このことから、性格だけでなく身体の体温も高いことが伺えます。

「斉木楠雄のΨ難」4話では、重い荷物を運んでいる女子生徒に対し、代わりに運ぶと声をかけますが、数メートル先までは己の力で運ぶよう促したりと、他人にも厳しい面があります。しかし、その後荷物を受け取ってからはうさぎ跳びで目的地まで運んだりと、自分自身にはもっと厳しくしています。彼の姿を見た友人たちは、一緒にうさぎ跳びをして目的地に向かうなど、かなり好かれていることがわかります。

体育祭で灰呂杵志は、入り口に設置するアーチを友人と一緒に作っていました。しかし、その生徒が風邪を引いたため、斉木楠雄に手伝いを依頼します。しぶしぶ彼の頼みを聞き入れた斉木楠雄でしたが、木製のアーチは倒れて折れてしまっていました。灰呂杵志は、木材調達のため店に向かいます。あまりにも戻ってくるのが遅かったため、斉木楠雄は透視して様子を見ます。

そこには、店に木材が売っていなかったため、落ちていた丸太を背負って歩く灰呂杵志がいました。灰呂杵志は、自分の力だけで丸太を背負って学校に戻ってきました。そこへクラスメイトたちが手伝うと名乗りをあげたため、その日のうちにゲートは完成します。しかし、体育祭は一ヶ月も後の行事でした。灰呂杵志のやる気と熱さがわかるストーリーとなっています。

避難訓練の時は、もちろん学級委委員の灰呂杵志がクラスメイトを先導します。理科室から火災が発生したという想定の訓練でしたが、途中の道にはシャッターが閉まっており外への避難することができません。しかし、そのシャッターの先には火災発生現場の理科室があり、火災をきちんと想定して閉じられたものでした。灰呂杵志はその意図を読み取ることができず、シャッターを壊して突き進むよう誘導しました。

ストーブに例えられるほど熱血漢の灰呂杵志ですが、普通の男の子の面も持ち合わせています。普段から困っている人を放っておけない面倒見の良い性格のため、女子生徒だけでなく男子生徒からもチョコレートをたくさんもらいます。友チョコや義理チョコであると判断しているようですが、それでも普通の男の子のように喜ぶ場面もあります。

文化祭の打ち上げをレストランで行うことになった時、斉木楠雄、燃堂力、海藤瞬の3人は道に迷ってしまいます。灰呂杵志に電話をして道を聞きますが、3人は一向に目的地のレストランにたどり着きません。クラスメイトはすでに料理を食べ、イベントのビンゴ大会などを楽しんでいましたが、灰呂杵志は電話の度に「まだ始まっていない」と返しています。素直で熱いだけでなく、立ち回りのうまさを感じさせます。

灰呂杵志役の声優は、アクセルワンに所属する日野聡でした。アニメの他に吹き替えやナレーション、歌手としても活躍する声優です。灰呂杵志のような熱血漢タイプの他、クールなキャラクターや、悪役まで幅広く演じています。

日野聡の声優としての主な出演作に、「テニスの王子様」小石川健二郎役、「アクセル・ワールド」ラスト・ジグソー役、「プラスティック・メモリーズ」コンスタンス役、「WORKING!!」山田桐生役、「ゼロの使い魔」平賀才人役、「サイボーグ009VSデビルマン」飛鳥了役、「銀魂」神威役、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」神楽坂役、「マギ」練紅明役、「モモキュンソード」安倍晴明役などがあります。

ここでは、灰呂杵志に関する評価や感想を紹介していきます。灰呂杵志の名前は、火にまつわる超能力・パイロキネシスが元になっています。ストーブのような熱い彼にうってつけの名前であるという感想も多く見られました。

灰呂杵志は、困っている人をほおっておけない親切な性格です。しかし、マラソン大会では少々ズルをしたり、嘘を言ったりする場面もあり、人間的な面も持っているキャラクターです。そうした普通の男の子のような性格も合わせて好きという意見もあります。

灰呂杵志のモデルは、同じようにストーブのような情熱を持つことから松岡修造であるといわれています。アニメでは声優の日野聡が、実写映画では笠原秀幸が演じていました。しかし、声優も実写の俳優もモデルとなった松岡修造が演じることを期待した人もいました。

灰呂杵志の声を演じた声優・日野聡でした。声が大きく、非常に熱い性格という強烈な個性を持つためか、灰呂杵志が日野聡のイメージに定着してしまったという感想もありました。

ここまで「斉木楠雄のΨ難」の灰呂杵志のプロフィール、作中での活躍、アニメの声優・日野聡などの情報を紹介してきました。誰に対しても優しく親切でストーブのような熱い灰呂杵志ですが、親近感の感じられる普通の男の子のような面も持ちます。クールな斉木楠雄と真逆のタイプの灰呂杵志の絡みや掛け合いにご注目ください。