【ハイスクールD×D】ロスヴァイセはかわいいけど残念美人？強さや声優は？

石踏一榮によるライトノベル・ハイスクールD×D（ハイスクールディーディー）。本記事で取り上げるのは、この小説に登場するロスヴァイセです。彼女の話題に移る前に、まずは作品の概要とあらすじを解説していきます。

ハイスクールD×Dは、ごく普通の男子高校生を主人公に悪魔や天使の話など神話の要素を織り交ぜて展開していく学園ラブコメディー風のファンタジー小説です（作：石踏一榮、イラスト：みやま零）。物語全体に流れるコンセプトは「夢も恋も戦いも青春だ！」です。

原作となっている小説作品は、2008年9月富士見ファンタジア文庫から上梓。すぐにシリーズ化され続々と新刊がリリースされます、ところが、2018年3月刊行の25巻で一旦終了。その後、同年7月より続編「真ハイスクールD×D」にバトンタッチされました（既刊3巻）。また、2015年3月には短編集「ハイスクールD×D DX」が刊行され、こちらもシリーズ化しています（既刊5巻）。

コミカライズについては、月刊ドラゴンエイジの2011年3月号より連載がスタートし2020年1月現在継続中です（作画：みしまひろじ作画）。スピンオフとしては2作品が制作されています。1つは「ハイスクールD×D アーシア&小猫 ヒミツのけいやく!?」（作画：ヒロイチ）で、もう1つは「ハイスクールD×Dアクマのおしごと」（作画：粗製SODA）。シリーズ累計販売は、2018年3月の時点で400万部を超えています。

ハイスクールD×Dの主人公は、駒王学園に通う至って普通の高校2年生、イッセーこと兵藤一誠。青春真っ只中のイッセーでしたが、女子からは相手にされず寂しい高校生活を送っていました。ある日の事、長い黒髪が印象的な美少女・天野夕麻から人生初の告白を受けることになったイッセー。有頂天になった彼は、早速夕麻とデートの約束をします。しかし、その記念すべき初デートの帰り際、夕麻は本性が明らかになったのです。

ここからは本記事で特集するハイスクールD×D・ロスヴァイセの解説に移っていきます。まずは彼女のプロフィールからです。

北欧の主神オーディンに仕える半神・ワルキューレの1人であるロスヴァイセ。まだ10代の女性ですが、超秀才の彼女は祖国アースガルズでは飛び級に次ぐ飛び級で大学を卒業、学士の資格を得ていました。駒王学園では公民科の教員として教壇に立つことになります。同年代の主人公・兵藤一誠のクラス担任となり、オカルト研究部顧問に就任しました。

身長173㎝と長身でスタイルも抜群、ただ教師という立場上フォーマルなパンツスーツを着用していることが多いロスヴァイセ。その他、外見上の特徴としては、緑色の瞳と銀髪のロングヘア、そして頭には触覚のようなアホ毛が2本生えていました。

次にハイスクールD×D・ロスヴァイセの出身地や生い立ちについて解説します。北欧のとある田舎町に生まれたロスヴァイセ。一族は代々精霊との交信など交霊術を行ってきた、神と人間などとのハーフ・半神でした。両親ともに北欧の神に仕える戦士で忙しく、留守番をすることの多かった幼いロスヴァイセ。彼女の世話は祖母が看ていました。ロスヴァイセはお婆ちゃんっ子として育ちます。

この祖母もまた若い頃は北欧の主神・オーディンに仕える優秀な戦乙女（ヴァルキリー）でした。オーディンの護衛に抜擢されるまで、劣等感にさいなまれることの多かったロスヴァイセ。実は彼女はこの優秀な祖母に対して引け目を感じていたのでした。しかし、良く面倒を見てくれた祖母に対しては感謝の念を抱いており、祖母のいる故郷にディスカウントストアを立てることを当面の目標にしているほどでした。

上で挙げたオーディンとは、北欧神話の最頂点に君臨するアース神族が住むアースガルスの主神です。ロスヴァイセはこのオーディンに仕える元ヴァルキリーで、オーディンのお供で日本にやって来ました。しかし、ある事件が起こったことでオーディンから離れることになってしまいます。

続いては、ロスヴァイセの強さについて解説します。北欧特有の術式魔法や精霊魔法を得意とするロスヴァイセ。攻撃魔法を総動員して相手に叩き込むフルバーストを決め技としていました。その破壊力は凄まじく、戦闘における強さはグレモリー家の次期当主リアス・グレモリーをも凌駕し、ヴァルキリー隊の隊長ブリュンヒルデを超える魔法の強さを持っているとされています。

ロスヴァイセのランクは女王に次ぐ駒価値5の「戦車」。ところが、攻撃に注力する余り防御が疎かになり、ヘラクレスとの戦いに敗北を喫します。この敗北の反省から北欧の防御魔法をマスターして鉄壁の防御力を手に入れます。現在は、眷属の魔術砲台要員としてその強さを惜しみなく出し尽くしています。また、結界術式の研究にも尽力し、一時的にトライヘキサの動きを止める結束結界などを開発し強さに磨きをかけています。

北欧の主神オーディンのお供をして来日し、兵藤一誠たちと初めて顔を合わせたロスヴァイセ。オーディンと日本の神々の会談を阻止するため、後を追うようにやって来たアースガルズの悪神ロキと闘うことになります。苦戦の末なんとかロキを撃退しますが、ロスヴァイセが闘っている間に主のオーディンは日本を後にしてしまいました。オーディンのお供でやって来たロスヴァイセは、一人取り残されることになったのです。

主神の護衛という立場上、後から遅れて帰国することは許されないと考えたロスヴァイセ。途方に暮れる彼女でしたが、そんな時リアス・グレモリーが手を差しのべてくれました。祖国でヴァルキリーをしていた時よりも好条件で彼女を受け入れると申し出てくれました。渡りに船とはこのことです。ロスヴァイセは、このオファーに飛びつき眷属悪魔に転生することとなりました。

次にロスヴァイセの声優を紹介します。アニメ・ハイスクールD×Dでロスヴァイセの声を担当したのは、声優の加隈亜衣（かくま・あい）。1988年9月9日生まれの31歳です（2020年1月現在）。

高校卒業後、一度は会社に就職した加隈ですが、小学生の頃から抱いていた声優になる夢を捨てきれずに上京。マウスプロモーション付属養成所で声優の勉強をした上で、正式にマウスプロモーションに入所し声優への第一歩を踏み出しました。

その後、加隈亜衣はアニメ「パパのいうことを聞きなさい!」のおねえさん役で声優デビューを飾ります。「天使の声」と言われる声質を生かした清純派のキャラクターを演じることの多い声優です。

続いて、声優・加隈亜衣の数多いアニメ出演作品の中から、彼女が主要キャラクターを演じた作品を中心に紹介します。

• 犬とハサミは使いよう（2013年、大澤映見）
• 甘城ブリリアントパーク（2014年、千斗いすず）
• うたわれるもの 偽りの仮面（2015年 - 2016年、ルルティエ）
• ハイスクールD×Dシリーズ（2015年 - 2018年、ロスヴァイセ） 
• 12歳。〜ちっちゃなムネのトキメキ〜（2016年、綾瀬花日）
• 妹さえいればいい。（2017年、白川京ほか）
• かくりよの宿飯（2018年、お涼]）
• W'z《ウィズ》（2019年、マユミ / 芥川檀）

ロスヴァイセ特集の最後に、彼女の可愛い魅力について紹介していきます。飛び級により他人より早く大学を卒業し教職に就いたロスヴァイセ。実は主人公の兵藤一誠とは同年代でした。そんなかわいい彼女を生徒たちは親しみを込めて「ロスヴァイセちゃん」と”ちゃん”付きで呼んでいます。生徒とは早々に良好な関係を築くことができ、順風満帆なスタートを切りました。

しかしその反面、教師としての威厳は無いに等しいロスヴァイセ。堕天使の組織「神の子を見張る者（グリゴリ）」の初代総督で高校ではオカルト部顧問を務めるアザゼルにも、顎でこき使われてしまいます。

ロスヴァイセを語る時、酒癖の悪さを外すことはできないでしょう。少量のアルコールを摂取しただけで暴れ出し、酒量が増えると泥酔して嘔吐します。基本的にアルコールに弱い体質のようです。そのためゲロ吐きヴァルキリーと呼ばれることもあるロスヴァイセですが、そんなことでさえファンの間ではかわいい魅力として知られています。

ハイスクールD×Dに登場するロスヴァイセの魅力、次に紹介するのは彼女が方言女子だという事です。前述のように忙しかった両親に代わって祖母に育てられたロスヴァイセ。祖母の話す方言がうつってしまったようでした。いつもは方言に気を付けているようでしたが、大好きな祖母と話すときは気が緩んで方言丸出しの話し方をしていました。

ところが、ある時兵藤一誠の話をすると方言が出てしまうことに気づきます。普段方言では話さないロスヴァイセでしたが、照れると方言が出る癖がありました。ロスヴァイセは一誠に好意を持っていて、彼のことが話題に出ると照れていたのです。精神的な動揺が表情に表れることはよくありますが、方言が出るというのはロスヴァイセならでは。一誠も方言丸出しの彼女を残念属性が追加されたと言ってからかっていました。

次に紹介するロスヴァイセのかわいい魅力は、男運がないということです。美しい才媛となれば男は放っておかないでしょうが、青春時代を学究生活に打ち込んできたロスヴァイセには、恋人と呼べる男性は一人もいませんでした。本人もそれを気にしていて、人から指摘されると思わず泣き出してしまいます。そんな彼女のしおらしさをファンはかわいいと感じるようです。

生真面目で規律を遵守するロスヴァイセは、普段の生活でも無駄な支出はせず清貧で倹約を旨としていました。買い物はほとんど100均で済ませ、着るものもバーゲン品がほとんど。質素でもかわいいロスヴァイセでした。

残念な部分が次々に露見してしまうロスヴァイセですが、ハイスクールD×Dのヒロインの中でも高い人気を誇りゲーム版カードも人気上々のようです。

普段はスーツやジャージ姿など地味なファッションの多いロスヴァイセ。ファンにとっては露出度の多いカードのコスプレ姿は垂涎の的となることでしょう。

ここまで、ハイスクールD×Dのロスヴァイセ特集をお届けしてきましたが、最後にロスヴァイセに関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介するハイスクールD×D・ロスヴァイセに関する感想や評価は、ロスヴァイセの可愛さを語るrageさんのツイートからです。この記事でも取り上げた方言が出るところや酒癖が悪いところなども可愛いと感じているそうです。

続いて紹介するロスヴァイセに関する感想や評価は、彼女の残念美人なとこ好きだと言うかおすさんのツイートからです。身長173㎝と長身でスタイル抜群のロスヴァイセ。さらに必殺技フルバーストを武器に強さでもピカ一です。そんな才媛ロスヴァイセですが、好きな彼氏の前では方言丸出しになったり酒癖が悪かったりと残念な面も多くありました。そんなところも含めて可愛いと評価しているのです。

最後に紹介するハイスクールD×D・ロスヴァイセに関する感想や評価は、彼女の長所を挙げる殿様ヴィトさんのツイートからです。その良いところとは本記事でも触れた倹約家なところです。日本にやって来てから知ったのでしょうか？よく100円均一ショップでお買い物をするようです。

ここまで、ハイスクールD×Dのロスヴァイセを特集し、プロフィールから魔法の強さ、そしてアニメで彼女を演じる声優の経歴までまとめて紹介してきました。

スラっとした長身に抜群のプロポーションを持つ才媛ロスヴァイセ。その一方で、酒癖が悪く好きな男の子のことを思うと方言がでてしまったりと残念美人でもありました。しかし、そんなところもファンからは可愛いと大人気、ゲーム版カードも垂涎の的となっています。この記事でロスヴァイセに興味を持った方は、小説やアニメなどで実際に彼女の魅力に触れてみてはいかがでしょうか？