はだしのゲンの最後は?漫画最終回のあらすじと幻の続編について考察

「はだしのゲン」の最後はどの様な結末を迎えたのか、漫画のあらすじを含めて詳しく紹介しています。更にはだしのゲンの最後に続く、幻の続編についての考察もまとめています。内容を読んだ事が無い人もタイトルは耳にした事がある筈ですが、中沢啓治先生の描く恐ろしい実体験は知っておく必要がありそうです。はだしのゲンに対するTwitterでの感想や評価についてもまとめています。

はだしのゲンの最後は?漫画最終回のあらすじと幻の続編について考察のイメージ

目次

  1. はだしのゲンとは?
  2. はだしのゲンの漫画の最後のあらすじと結末
  3. はだしのゲンの幻の続編について考察
  4. はだしのゲンに関する感想や評価
  5. はだしのゲンの最後は?まとめ

はだしのゲンとは?

はだしのゲンは戦争の恐ろしさを描いた知る人ぞ知る漫画ですが、最後はどの様な結末を迎えたのか詳しく知っているでしょうか?今回は漫画の結末についてを、物語のあらすじと共にご紹介します。はだしのゲンには最終回から続く幻の続編があるとの噂もありますが、果たして本当に存在しているのでしょうか?はだしのゲンという作品を知らない人は、漫画のネタバレも含めた内容となっているので閲覧にはくれぐれもご注意ください。

はだしのゲンの概要

はだしのゲンは、中沢啓治先生が描く自伝的漫画です。中沢啓治先生自身の被爆体験を基にして描かれている作品で、アニメや実写として映画化もされたほか、テレビドラマなども制作されています。戦争に関係したお話という事もあり、作中には読み手のトラウマとなり得る様な描写なども含まれています。批判的な意見を耳にする事や、閲覧制限が設けられるなど様々な問題も浮上しています。

はだしのゲンのあらすじ

はだしのゲンは1973年に週刊少年ジャンプにて連載がスタートしたもののあまり人気が振るわず、連載終了となった後も単行本化が見送られるなど、ベストセラーとなるまでに波乱が多かった作品です。物語の主人公は広島県に住む国民学校2年生の中岡元(なかおか げん)で、1945年8月6日に原爆の投下によって家族を失い、被爆した日本で懸命に生きる姿を描いた漫画です。あらすじを見ても、つらく重いお話である事がわかります。

作者の体験と漫画の違い

はだしのゲンは中沢啓治先生の実体験を基に描かれた作品ですが、実際には漫画の内容には異なる点も存在します。たとえば中沢啓治先生はゲンと同様に学校の門の塀によって、投下された原爆の爆風などの直撃を受けずに済んでいますが、その後自宅に戻る事はできません。ゲンは被爆直後に妹が誕生していますが、作者が母親と再会を果たしたのは出産を終えた後でした。描かれる全てが実際に起こった出来事ではない様です。

はだしのゲンの漫画の最後のあらすじと結末

幻の続編があるという噂のはだしのゲンですが、その続編に繋がる漫画の最後はどの様に終えられていたのか、記憶に残っていない人もいるかもしれません。続いては漫画の最後についてを、あらすじと共にご紹介します。まだ漫画を読んだ事が無いという人は、結末のネタバレが含まれる内容となっているので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。被爆後も賢明に生き続けたゲンは、物語の最後にどの様な姿を見せていたのでしょうか?

あらすじと結末①クビになったゲン

中学校を卒業して以降は、ゲンは看板屋の「中尾工社」でアルバイトとして働きながら、絵を学んでいました。アルバイト先の社長である中尾重蔵は、元大日本帝国陸軍軍曹でもあります。中尾は病的に戦争を賛美する人物であり、会社の朝礼では軍隊式の作法をさせたり、従業員に暴力を働くなどの姿を見せていました。そんな中尾の考え方に耐えかねたゲンは、中尾を非難した事でクビになってしまいます。

あらすじと結末②ゲンの恋

ゲンは広島市内の左官町電停で一人の少女に恋をしますが、光子が中尾の一人娘である事を知ってゲンはショックを受けます。光子に対する想いをスケッチブックに描いていたゲンの姿を見ていた隆太は、ゲンの代わりにそのスケッチブックを渡して光子に彼の想いを伝えます。怒ったゲンでしたが、姿を現した光子は真っ赤になりながらゲンの想いを受け入れてくれたのです。中尾の反対を受けながらも、二人は交際をスタートさせます。

あらすじと結末③光子の死

しかし二人の幸せな日々が長く続く事はありませんでした。帰宅した光子は、入浴している最中に大量の血を吐いたのです。白血病により光子はあっという間にその命を落としてしまう事となります。ゲンのせいだと彼を責め立てる中尾ですが、彼女の残していた遺書にはゲンが自分を心から愛してくれた事が記されており、中尾は考えを改める事となりました。この遺書がきっかけとなり、中尾とゲンは和解する事ができたのです。

あらすじと結末④別れ

栄養剤だと騙されたまま麻薬中毒に陥ったムスビは、店を出す為に貯めたお金にも手をつけてしまい、やがて命を落とします。そんなムスビの為に、隆太は薬を売りつけたヤクザの関係者達を殺して回りました。その後自首しようとする隆太でしたが、ゲンの「悪いのは戦争を起こした人間」だという助言によって、勝子と東京へ逃げる事にします。隆太と別れたゲンはムスビの葬儀を終わらせ、自分の家族と同じ墓に入れてやります。

あらすじと結末⑤上京

隆太達と別れたゲンは、絵の師匠であった天野星雅に東京へ出る事を勧められます。自分自身の未来の為に東京へ向かう決意をしたゲンは、天野に見送られながら上京する道を選んだのでした。幻と言われる続編が存在するとしたら、上京後のゲンの姿が描かれている可能性が高そうです。

はだしのゲンの幻の続編について考察

戦争や被爆の恐ろしさを描きながらも、最後は未来に希望の残された結末を迎えたはだしのゲンですが、続編に関する情報が気になっている人も多いのではないでしょうか?続いてははだしのゲンの幻の続編についての考察も順番にご紹介します。はだしのゲンの漫画本編を読んだ事はあっても、続編についての情報は知らなかったという人も少なくない筈です。果たしてはだしのゲンの続編は本当に存在しているものなのでしょうか?

東京編の続編があった?

はだしのゲンの最後には、「第2部完」と書かれています。実は「東京編」へと続く第三部の構想が実際にあったそうで、ゲンが上京してからの物語が実際に描かれていた可能性もあった様です。しかし原作者である中沢啓治先生が既に亡くなってしまっている事からも、この続編が描かれる事は無くなってしまいました。はだしのゲンの漫画を実際に読んだ事のあるファンであれば、続編があるなら読んでみたかったという人もいる筈です。

第3部の下書きとは?

しかし漫画化はされていないものの、第3部の下書きが見つかっていました。そこに書かれていた情報によれば、ゲンが戦災孤児にお金を分け与えようとしていたものの、お金を全て奪われてしまうといった内容が記されていたそうです。更に東京大空襲の孤児と仲間になるなど、色々な人物と交流するゲンの様子がわかります。作品にならなかった理由の一つには、中沢啓治先生が白内障を患ってしまった事も挙げられていた様です。

続編でゲンは海外へ?

更にその下書きの中には、ゲンが海外に行くという内容も記されていたそうです。行き先はフランスで、理由は絵画の修行を目的としたものであったようです。更に日本と同じく原発大国のフランスで、原発問題にゲンが取り組むといった内容も書かれていたそうです。しかし舞台が日本を離れてしまうとあって、もしも漫画化されていたとすれば、ファンからの意見は賛否両論となっていたのではないかとの予想もされていました。

はだしのゲンに関する感想や評価

実際に起こった出来事の恐ろしさを体感する事のできるはだしのゲンという作品ですが、実際にはだしのゲンを読んだ人からはどの様な評価を得ているのか、気になっている人もいるのではないでしょうか?続いてははだしのゲンを読んだ人の、Twitter上での感想や評価についても少しだけご紹介します。

戦争という題材を描いた作品は世の中に多く存在していますが、はだしのゲンが最も印象に残っているという人も少なくない筈です。特に幼い頃に漫画を読んだ人や学校で映画を観た際にトラウマになった、という人もいるのではないでしょうか?しかし恐ろしい内容を描いた作品であるからこそ、目を背けてはいけないと考える人もいる作品です。

若者向けとは言えない内容のはだしのゲンですが、だからこそ10代の若者に読んでほしいと感じている大人も少なくない様です。決して楽しい気持ちになる内容の作品ではないかもしれませんが、戦争を体験していない世代だからこそその恐ろしさを漫画を通じて理解する、という事も大切なのかもしれません。

はだしのゲンが長編の物語であると思い込んでいる人もいる様ですが、実際には一気読みするのにも揃えやすい巻数となっています。実際の体験を基に描かれた作品という事もあって、言葉の重みや伝わる被爆の恐ろしさなどは想像以上かもしれません。

はだしのゲンの最後は?まとめ

はだしのゲンについて、漫画の最後のあらすじや幻の続編についての情報をご紹介しましたが、物語の結末までは記憶に残っていなかったという人もいたのではないでしょうか?まだ作品を読んだ事がないという人も、この機会にはだしのゲンという作品に触れてみる事をおすすめします。恐ろしい描写は見たくない人もいるかもしれませんが、その残酷な場面が実際に起こった事であると考えるとまた見方が変わってくるかもしれません。

漫画以外にもアニメやドラマ化などもされている作品なので、そういったものから手を出してみるのも良い筈です。平和に過ごす事のできている現代だからこそ、はだしのゲンという作品を通じて改めて戦争や被爆する事の恐ろしさについてを、考えてみる必要があるのかもしれません。

Thumb【はだしのゲン】近藤隆太の性格や名言を紹介!勝子との関係とその後は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ