夏目友人帳の名取周一に友人帳の存在がバレる?魅力や声優についてまとめ

夏目友人帳は大人気漫画で、2008年からは6期に渡りアニメ放送されています。そんな夏目友人帳に登場する、名取周一についての記事です。主人公の夏目貴志には幼い頃から妖が見える力があり、両親も他界していて天涯孤独の身です。妖が見える事で、周りの人達には理解出来ない様な行動を起こしてしまう事が数多くありました。そんな夏目を気味悪がった親戚達から距離を置かれ、親戚中をたらい回しにされていました。

幼い頃から孤独を感じる日々の中、夏目は子供の居ない藤原夫妻に引き取られる事になります。優しい藤原夫妻の元で、平穏な日々を送る事が出来る様になりました。そんな中ふとした事から出会ったニャンコ先生とも共に生活をしていく事になります。ニャンコ先生と散歩をしている際、名取周一と出会いました。アニメでは第1期の9話です。出会った当初は疑心暗鬼な2人でしたが、妖が見える者同士という事で親しくなっていきます。

名取周一は11月12日生まれのA型、身長175㎝です。妖の祓い屋をしていますが、ドラマや映画で活躍している人気俳優という肩書もあります。夏目の良き理解者で、気にかけている人物です。自身とは妖との関わり方が違い、深入りしやすい夏目の事を心配もしています。名取周一は、登場当初から視聴者の人気を集めています。見た目は勿論、性格も魅力的で声も非常に素敵です。そんな名取周一についての魅力を紹介していきます。

夏目友人帳の名取は、テレビや映画で大活躍している人気俳優です。テレビで見ない日は無いのでは？という程の人気です。色素が薄めの肌に茶色の目と髪の毛で、主人公の夏目と似た雰囲気の容姿です。出掛ける際にばっちり変装をする様な事も無く、女性からの黄色い声を聞いて楽しんでいる事があります。とても女性にモテますが、妖怪が見える人にしか心を開く事はありません。

名取のプライベートは謎に包まれている事が多く、とてもミステリアスな人物です。あまり掴みどころが無く、都合の悪い事は優しい口調と笑顔でさらりとかわします。

夏目友人帳の名取は、3体の式を操る祓い屋です。瓜姫、笹後、柊を従えています。自身は紙を使った呪術に長けていて、様々な妖を祓っている腕の立つ祓い屋です。幼少期の経験から妖を憎んでいて祓う事に躊躇はしません。連れている3体の式とも一定の距離感を保ち、お互いに深入りする事もありません。

普段名取はメガネをかけていませんが、祓い屋の仕事をしている際には伊達メガネを着用します。「ガラスを通すと妖が見えやすくなる」という理由がありました。仕事中のメガネ姿も知的で人気です。

夏目友人帳の名取の声を担当する声優は、大人気声優の石田彰さんです。1967年11月2日生まれで、血液型はO型、愛知県出身です。子供の頃に「機動戦士ガンダム」を見て声優への憧れを抱きました。1990年に声優デビューをしています。2007年には、第1回声優アワードサブキャラクター賞男優部門賞を受賞しました。イケメンを担当する事が多い声優で、「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲルが非常に有名です。

声優としてキャラクター作りに定評があり、「石田ボイス」と呼ばれる独特な声質で少年から青年を演じ分けます。1995年に「美少女戦士セーラームーンSuperS」のフィッシュ・アイを演じ、少女の様な声を出す男性声優として話題になりました。2002年以降、近年増えている声優がキャラクターソングを歌うという仕事は断っています。本人曰く「歌えない」様で、「人が聴くに耐えられるレベル」かどうかを考えた末の結論でした。

業界内にも声優石田彰のファンは多く、栗山千明や市道真央等がいます。庵野秀明監督作品に縁があり、「ラブ＆ポップ」や「彼氏彼女の事情」に出演しました。ミステリアスなイケメンやクセの強いキャラクターを担当する事が多く、名取の声にピッタリの声優です。

夏目友人帳で、名取の幼少時代を担当した声優は大浦冬華さんです。1978年1月13日生まれ、血液型はA型、北海道出身です。2001年から声優活動を開始しています。2009年4月まで東京俳優生活協同組合に所属していました。その後6月よりアクロスエンタテインメントに所属しています。2011年7月25日のブログで結婚した事を発表し、2013年8月6日に女の子を出産しました。

2016年3月に大浦冬華から緒乃冬華へと改名しました。看護師、保健師の資格を持っています。声優活動を開始してからはコンスタントに様々な作品に出演しています。

夏目友人帳の名取周一は、容姿端麗でとても格好いいです。話し方も穏やかで落ち着いた声も素敵です。見た目に関しては非の打ち所がない人物です。名取自身もその自覚は大いにある様で、少々ナルシストな発言を嫌味なくする事があります。

大活躍の人気俳優だけあり、強烈なキラキラのオーラを全身から放っています。その為、女性達から無駄に注目を浴びてしまいますが、それを楽しんでいる所があります。目立つのが苦手な夏目にそれを指摘されると「きらめいててゴメン」等と発言し、気を付ける様子は微塵もありません。名取を一目見た女性達は惚れ惚れしてしまい、常に注目を集めモテています。

落ち着いた大人に見える名取周一ですが、ニャンコ先生とは子供っぽい喧嘩をする事があります。ニャンコ先生は名取の事を胡散臭い男と思っていて、好きではありません。その事を名取も分かっている様で、ニャンコ先生に対しては意地悪な発言をする事があります。それが気に入らないニャンコ先生と子供の様な喧嘩をする事があります。

一見すると仲良しな時もありますが、名取はニャンコ先生の見た目をけなす発言が多く、大人げない一面も持ち合わせています。名取とニャンコ先生の喧嘩は毎回ほのぼのしているので、視聴者から人気です。

夏目友人帳において、夏目が所有している夏目友人帳は非常に重要な物です。祖母の夏目レイコから夏目が受け継ぎ、レイコと自身をつなぐ妖達の名が記されています。妖に狙われる事もある為、肌身離さず大事にし周囲の人間にはバレない様に気を付けています。しかし、名取に夏目友人帳の存在を知られてしまう出来事がありました。

名取は以前から、夏目が何かを隠している事には気がついていました。しかし、その事について追求する事はしませんでした。夏目も夏目友人帳の事を話したい気持ちはありましたが、中々話すまでには気持ちが至りませんでした。そんな中、名取に夏目友人帳の事をはっきりと知られてしまう出来事が起きます。原作では18巻の第72～73話、アニメでは第6期の第10～11話です。その出来事を紹介していきます。

名取は式を連れ、祓い屋の仕事をしています。周囲で見ていた小物の妖達は、その様子を見て怯えています。名取は妖に「友人帳って聞いた事はあるか？」と聞きました。「知りません。その様な物」と言って妖はそそくさと逃げ出した行きました。やはり名取は、夏目が隠している夏目友人帳の存在は気になっていた様です。

ある日夏目は、塔子さんが作ったジャムを届ける為に名取の元を訪ねました。わざわざキラキラオーラで迎えに来てくれた名取と合流し、家へと移動します。すると同業者である祓い屋の会宮が現れました。「箱崎邸の遺産が手に入るかもしれん」と会宮は言います。箱崎邸とは、生前妖祓いについて色々と研究していた人の家です。その為、妖を道具の様に扱う的場一門や、他の祓い屋達も膨大な資料を目当てに行動し始めていました。

箱崎の資料を欲しがらない祓い屋などはいません。それ位重要で、膨大な量の妖についての資料です。祓い屋の会宮は、名取から夏目の事を聞いていて「君も来てくれないか？」と言い出します。名取は祓い屋ではない夏目を巻き込みたくはないと思い、夏目の同行は断ろうとしました。しかし話を聞いていた夏目は、箱崎の遺産に興味を示しました。

夏目は妖の事をもっと知りたいと思い、名取と一緒に箱崎邸に行く事にします。膨大に残された資料の中に、祖母である夏目レイコや夏目友人帳に関係する資料があるかもしれないとニャンコ先生も言いました。箱崎邸に到着し箱崎さんの孫娘紅子に迎えられます。妖を見る事が出来ない彼女は、妖と縁を切るべく家を売り払うと言います。しかし箱崎さんが術で隠したという書斎を見つける事が出来ず、祓い屋に見つけてもらう事にしました。

妖に関する膨大な資料が残された書斎が見つかっていないままでは、一般の人に家を売る事など出来ません。一刻も早く家を売ってしまいたい紅子は、沢山の祓い屋を呼んでいました。そんな紅子の様子を見て、夏目は少し感傷的になります。その姿を見た名取は「大事にしようと思っている者が先に見つければいい」と夏目に言いました。

部屋にあった物は好きにしていいと言われ、皆で部屋を探します。名取と別れ、夏目は妖達に話を聞いて回ります。そんな中、祖母のレイコと間違われ妖に絡まれる夏目を名取の式である柊が目撃します。「大変そうだな。お前の持っているなにかのせいなのか？」「それは名取にも話せないものなのか？」と質問されました。その質問に対し夏目は「面倒に巻き込むかもしれない。名取さんは心配性だから俺が心配になる」と答えました。

大きな物音がし、夏目達はその部屋へと向かいました。その部屋はぐちゃぐちゃです。そこに紅子が現れ「家具も処分する予定だから構わない」「気味の悪い部屋を見つけて引き取ってもらいたい」と言います。そんな中で紅子は、自分の為に祖父が楓の木を植えてくれたと思い出を語ります。それと同時に妖の話しばかりする祖父が嫌いだったとも言いました。そんな事を聞いた夏目は少し物思いにふけっていました。

祓い屋だったのなら式がいるだろう思い情報を集める事にします。式を見つけるヒントを探していると、祖母のレイコを知っていて夏目友人帳を狙う妖に遭遇します。間一髪の所で、名取とニャンコ先生が駆けつけ難を逃れました。妖が口にした夏目友人帳の事を聞かれたかもしれない、と焦る夏目に対し「何も聞かなかったことにする」と名取は言います。そんな名取の想いに触れ、夏目友人帳の事をちゃんと話すと決めたのでした。

夏目が名取に、夏目友人帳の事を打ち明けると決めた後から11話は始まります。そんな2人の様子を、ニャンコ先生と柊は黙って見守っていました。

夏目は名取から、祓い屋の的場一門が来ている事を知らされます。夏目は場合によって妖の味方になる事もあります。名取も祓い屋ですが、妖に対して多少の理解はある人物です。しかし的場一門は妖に対して一切の容赦は無く、道具として人間の為に使い、祓う対象としか見てはいません。そんな的場一門には資料を奪われてしまわない様、気合を入れて書斎探しを再開します。

夏目は部外者なので、他の祓い屋にバレない様仮面を付けて名取の式である妖のふりをします。他の祓い屋に声をかけられ名取はとっさに紹介します。「今使えるかお試し中のナツ…ナツメグです」とあまりにも適当だったのでニャンコ先生と柊は思わず吹き出してしまいました。屋敷はとても広く生活感がありません。夏目には、箱崎さんが孤独に暮らしていた様に見えました。

夏目は、箱崎さんの孫娘が「自分の為に祖父が楓の木を植えてくれた」と言っていた事を思い返し、楓の木が見える部屋を探す事にします。そんな中、箱崎さんの家族写真の中に式の姿を見つけます。その姿を頼りに式を探していると壁に綺麗な龍のレリーフを見つけました。そのレリーフに触れると式の龍が姿を表します。ついに箱崎さんの式であった龍に出会いました。夏目は事の経緯を龍に話し、資料を譲って欲しいと頼みました。

夏目の資料を譲って欲しいと言う頼みは、あえなく断られてしまいました。龍は「大切な主の功績が詰まった物だ」と言います。そして箱崎さんとの思い出を聞きました。夏目が抱いた印象とは違い、妖達と楽しく過ごしていました。しかし1人の孤独も抱えていて、孫が遊びに来る事を毎年待ち続けていた様です。そして龍は「誰かが主の大事な事を奪って行こうとするならば、自分達が持っていく」と夏目に告げました。

龍は「何かが残っていたら、その時は好きに持って行っていい」とも言いました。そして龍は、主との大切な思い出と資料を守って箱崎邸を去って行きました。資料は龍の蒼い炎でほとんどが焼かれてしまいました。しかし残っていた物もあり、貴重な資料をみんなで集めるだけ集めました。

ひと段落ついた頃、蒼い炎の前で夏目は祖母である夏目レイコと夏目友人帳についての事を、遂に名取に打ち明けました。その事を聞いた名取は「大変なものをひとりで抱え込んでしまっていたんだね」と言いました。それに対して夏目は「そうでもないですよ」と笑いました。名取は「そんな危ない物…燃やしてしまえばいいのに」と呟いていました。そんな2人を、ニャンコ先生は何か考えている様な目で見つめていました。

夏目は幼い頃から、妖が見えてしまうという事にとても苦しんで成長しています。両親を早くに亡くし、妖が見える事から妖にちょっかいを出される事もありました。その恐怖から周囲の人間に不信がられる行動が多くなり、人間関係も上手くいきませんでした。居候していた両親の親戚からは邪魔者扱いをされ、悩み、苦しみながら成長しています。

名取は、元々祓い屋を家業としている家に生まれました。的場一門同様の有名な祓い屋でしたが、力を持つ者が出なくなってしまい廃業に追い込まれています。祓い屋の中では、廃業に追い込まれた無様な一族として有名になっていました。そんな中で名取は妖が見える力を持っていました。しかし、祓い屋を廃業した家には妖からの報復があると恐れる両親からは良く思われず、家族はいますが夏目と同様に孤独を感じて成長します。

夏目も名取も、妖が見えるという事から恐怖や孤独を感じ、周囲の人間や家族とも上手くいかなくなるという経験をしています。そんな事から、同じ力を持ち同じ様に孤独だった2人が互いを思いやり心を開いていくのは必然だったのでしょう。

夏目友人帳の主人公である夏目は、祖母の夏目レイコが持っていた夏目友人帳を手にし、ニャンコ先生と出会った事で妖に対しての考え方が変わっています。しかし名取は妖に対し心を開く事などは一切無く、妖を憎んでいます。育って来た環境は似ている2人ですが、何故この様に妖に対する考え方は違うのかを紹介していきます。

夏目友人帳を手にした事で、夏目は実に様々な妖と出会っていきます。幼少期は怯えるだけの存在だった妖ですが、人間と同様に気持ちがあり、心優しい妖が沢山存在する事に気が付きます。人間に想いを寄せ、人間の為に行動する妖もいました。そんな妖達と交流を交わし願いを聞いている内、夏目は人間と同様に妖とも良い関係を築いけいけたらと思う様になって行きました。

夏目は、妖に対して非常に強い力を持っています。妖に襲われる様な事もありましたが、素手で殴って撃退する事も出来る様になり、妖に対しての恐怖も薄れていった様です。ニャンコ先生の存在も非常に大きいです。夏目友人帳を貰う為に用心棒をしていると言いつつも、妖に深入りしやすい夏目を心配しピンチになると必ず現れます。2人の関係は、人間と妖の用心棒という関係を遥かに超えた深い物になっています。

名取には、謎に包まれたトカゲの痣があります。普通の人には見えませんが、夏目の様に力のある者には見る事が出来ます。幼少期に突然現れ、自身の体を這いずり回ります。そんな痣が突然現れ、子供だった名取にとっては恐怖以外の何者でもないでしょう。この痣の存在で名取は非常に悩み苦しんでいました。この痣をどうにかしたい一心で、祓い屋を廃業した自宅に残っている古い資料を読み漁ります。

そんな名取の姿を見た両親は渋い顔をし、家族からは孤立していきます。名取の家に起きた不幸は、全て自分のせいにされるという辛い経験もします。名取が高校2年の時に転機が訪れ、祓い屋の会合に参加しタクマさんという心を許せる人物に出会いました。そんなタクマさんが怪我をしたという事を知り、名取は原因の妖を祓う決意をします。そこに若かりし的場も現れ、協力して祓う事に成功しました。

「もっと上手く生きなよ。強くなれないんなら」と的場に言われた言葉が名取には残っていました。そんな経験をし、名取は強く正しい祓い屋になる為に妖に心を許す様な事はあってはならないという結論に達した様です。妖を倒して名を上げ、自分の様に妖に悩まされている人間を救う為には容赦する必要は無いと考えたのでしょう。妖の気持ちを考える必要は無く、優先するべきは守りたい人間という事です。

今後この2人の妖に対しての考え方の違いが、夏目友人帳を巡りどの様になるのかは分かりません。しかし夏目と知り合った事で、多少なりとも夏目の考え方に影響を受けている様です。

夏目友人帳の名取周一について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？名取と夏目は幼少期の境遇が似ていて、心の許せる友人関係でした。しかし妖に対する考え方には違いがあり、夏目友人帳を巡って何かが起きるかもしれません。名取は優しい人物なので、夏目の気持ちを尊重していく事でしょう。

夏目友人帳の名取はまだ謎が多い人物なので、夏目友人帳が原因で夏目が危険な目に合えばどの様な行動を起こすかは分かりません。今後の名取の行動にまだまだ注目が必要です。