2019年12月16日公開
2019年12月16日更新
【刀語】左右田右衛門左衛門の素顔と正体は?鳳凰との関係や最後を考察
『刀語』に登場する左右田右衛門左衛門は、尾張幕府直轄内部監察所総監督を務める否定姫の部下として活躍する人物です。顔の上半分を「不忍」という言葉が表記された仮面で素顔を隠し、正体までも謎に包まれていました。なぜ左右田右衛門左衛門は素顔と正体を隠しているのでしょうか?ここでは、それに関連する鳳凰との関係性や最後に否定姫に残したセリフを交えながら彼の謎に迫ります。そのほか、左右田右衛門左衛門を担当した声優までを紹介していますので、ぜひご覧ください。
目次
左右田右衛門左衛門とは?
『刀語』に登場する左右田右衛門左衛門は素顔や正体までもが謎に包まれていた人物でした。そんな彼は奇策士であるとがめにより「昔は忍者だった」ということが述べられており、忍者だった頃の事情と深い繋がりがあるようです。ここでは、そんな左右田右衛門左衛門のプロフィールと使用する技について紹介していきます。それではまず『刀語』の概要やあらすじなどの簡単な作品情報をご覧ください。
刀語の作品情報
刀語の概要
『刀語(かたながたり)』は、ライトノベル作家の西尾維新による伝奇小説作品です。題字は日本の漫画家である平田弘史が担当、イラストはイラストレーターの竹が担当しました。2007年1月9日から12月にかけて出版され、2010年1月からはテレビアニメが放送されています。講談社BOXの企画「大河ノベル」の作品として2017年に清涼院流水「パーフェクト・ワールド What a perfect world!」にて12カ月連続で発売されていました。
さまざまな能力がある中で、一つの能力に特化した12本の「変体刀」といった刀と、「刀を使わない剣士」を持った人物たちの戦いが描かれており、全12話で構成されています。多くのテレビアニメは「毎週放送&放送時間30分」となっていますが、『刀語』では「月1回放送&放送時間1時間」という珍しい放送形態となっています。
刀語のあらすじ
ここでは『刀語』の簡単なあらすじを紹介します。戦乱の時代、戦場で戦う軍は伝説の刀鍛冶「四季崎記紀」という人物が作った千本の刀を多く所持しているほど、戦況を有利に進めることが出来るとされていました。戦乱のさなか、尾張幕府によって国が統一されはしましたが、旧幕府はそれでも四季崎記紀の刀を恐れていました。そこで「刀狩」をおこない、988本まで収集します。
ところが、残った12本の刀こそが「完成形変体刀」だったことが判明したのです。それから時が流れた頃、刀を使わない剣術「虚刀流」の七代目当主・鑢七花が不承島で暮らしていました。しかし、普段の暮らしも一変する事態が起こりました。ある日、幕府から変体刀の収集を命じられた奇策士・とがめが虚刀流六代目の六枝(七花の父)の刀を借りるために七花の元へ訪れてきたのです。
しかし既に六枝が死亡していたため、とがめは現当主である七花に協力を求めました。七花はとがめが言った言葉「金や名誉のためではなく、私に惚れた愛のために戦う剣士を雇いたい」を信じたことで、とがめのために完成形変体刀である12本の刀を集める旅に出ることに。それから各地を巡る2人。そんな2人はさまざまな人との出会い、そしてトラブルに見舞われながらも変体刀の所持者や変体刀を狙う組織と戦っていくのでした…。
左右田右衛門左衛門のプロフィール
- 名前:左右田右衛門左衛門(そうだ えもんざえもん)
- 身長:六尺一寸(約185㎝)
- 体重:十五貫(役56㎏)
- 肩書:尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐
左右田右衛門左衛門は否定姫の部下であり、尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐を務める人物でもあります。「不忍」と書かれた仮面を常に身に付けており、少し奇抜な服装と靴を着用した見た目をしているのが特徴。また、相手が問いかけると「不答(こたえず)」や「~ず」など否定形で返答するところもみられます。
左右田右衛門左衛門の不忍法不生不殺
左右田右衛門左衛門が使う「不忍法不生不殺(しのばずほう いかさずころさず)は相手を生かすことなく殺す忍法で、近距離戦において高い威力を発揮します。
そしてこの技は鳳凰が使う必殺技「忍法断罪円」と同じ技とされており、「忍法命結び」によって左右田右衛門左衛門の顔を奪ったことで鳳凰も使うことが出来るようになりました。ゆえに鳳凰戦では使用されていません。また、かつて忍軍時代の左右田右衛門左衛門が「相生忍法 生殺し」という技名で使っていたものでもあります。
左右田右衛門左衛門の素顔と正体
左右田右衛門左衛門は尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐を務め、総監を務める否定姫の忠実な部下だということが上述にて分かりました。そして彼が使う不忍法不生不殺は鳳凰が使う必殺技「忍法断罪円」と同じ技です。ここでは、表では監督補佐を務める彼の正体を真庭忍軍とかつて敵対していた相生忍軍について、そして普段の動向から迫っていきます。
素顔と正体①相生忍軍の最後の一人
左右田右衛門左衛門の素顔と正体はとがめによって明らかになりました。とがめは左右田右衛門左衛門が「昔は忍者だった」と言っています。そして、その忍者の正体が実は百七十年前に滅亡したと言われる「相生忍軍(あいおいにんぐん)」の最期の一人なのです。さらに、相生忍軍を滅ぼしたのが真庭忍軍であり、現在の真庭忍軍の頭的な立場にある鳳凰なのですが、同じ忍法を使うだけでなく、浅からぬ因縁まであるようです。
素顔と正体②屋根裏に潜んでいる?
表では否定姫の部下として補佐官といった位置にいる左右田右衛門左衛門ですが、その素顔と正体は巧妙に隠し通しています。それというのも、裏で暗躍している忍者であり、表で補佐官として行動するようなことがあまりないようです。作中では正体・忍者らしく否定姫の屋敷の天井裏に潜んでいますが、その際に七姫の命令を受けて七花の動向を探ったり真庭忍軍の暗殺などをおこなったりしていました。
左右田右衛門左衛門と鳳凰や否定姫との関係
左右田右衛門左衛門が使う技を盗んだ鳳凰。盗まれた左右田右衛門左衛門は相生忍軍の最後の生き残りとなった優秀な忍者でした。このような背景には、鳳凰が真庭忍軍の実質的なリーダーを務めているため、真庭忍軍が相生忍軍を滅ぼした過去が関係しているようです。ただ、そのような組織の関係性がある中で、なぜ2人が繋がりを持つようになったのでしょうか?ここでは、左右田右衛門左衛門と鳳凰や否定姫との関係を紹介していきます。
左右田右衛門左衛門と鳳凰の関係
真庭忍軍十二頭領の一人であり実質的なまとめ役としての素顔を持つ鳳凰。そして、かつて真庭忍軍に滅ぼされた相生忍軍の左右田右衛門左衛門。鳳凰が左右田右衛門左衛門の忍法を盗んだ張本人だとお伝えしましたが、両者はかつて親友同士と呼べる関係でした。相生忍軍における最後の生き残りである左右田右衛門左衛門は、多くの相生忍術を習得した優秀な忍びでした。
一方、真庭の里の鳳凰も「忍法命結び」を持ち、他人の体の一部を自らに移植することによって、移植した他者の能力を自らに取り込むことのできる天才忍者と言われていました。そんな優秀な2人は親友として行動を共にしていたのですが、鳳凰が真庭の里の頭になることが決定したことで関係に亀裂が生じる出来事が起こります。
頭になることが決定した鳳凰は頭にふさわしい人格を手に入れる必要がありました。そこで、彼が得意とする「忍法命結び」を親友である左右田右衛門左衛門に使用し、彼の顔の半分を奪い取ったのです。そのため、現在の鳳凰の顔の上半分が左右田右衛門左衛門の顔となっています。一方、顔の上半分を奪われた左右田右衛門左衛門の現在の顔はどうなっているのでしょうか?
それについては、否定姫が与えた仮面で隠されているため、誰にも分らない状態です。このように深い因縁関係にある2人はのちに1対1で闘うことになります。鳳凰は左右田右衛門左衛門が使った「毒刀・鍍」の毒気に支配されたことによって乱心し、そんな状態で左右田右衛門左衛門を斬りつけていますが、とどめを刺しませんでした。そして仲間の真庭人鳥(まにわぺんぎん)を斬りつけて出奔してしまいました。
このことから、左右田右衛門左衛門にとって自分を殺した(奪った)憎い相手となる鳳凰なのですが、殺したいほどの強い復讐心は持っていないことが分かります。そのため、あくまでも否定姫の命令「真庭忍軍を消せ」を実行するために鳳凰と戦ったようです。
左右田右衛門左衛門と否定姫の関係
否定姫(尾張幕府直轄内部監察所総監督)の部下である左右田右衛門左衛門ですが、2人の関係は職務上の部下という関係だけにとどまらないようです。というのも、鳳凰に敗北した左衛門は、心身共に疲弊(精神が死んだ状態)しきっていましたが、そのときに否定姫に命を救われていたからです。そして否定姫から「左右田右衛門左衛門」の名前を与えられています。
命を救われ名前も与えられた左右田右衛門左衛門は、これを期に忠実な部下として人生の再スタートを切りました。それからは否定姫が四季崎の目論見の成就の計略も知らされるほどの信頼関係が構築されており、一方でそんな信頼に応えるべく左右田右衛門左衛門も否定姫の命令とあれば暗殺などの汚れ仕事はもちろんのこと、自らの命を投げ出すことも厭わないといった覚悟で任務を遂行しています。
実際、否定姫の命令で七花との戦いを繰り広げた左右田右衛門左衛門ですが、彼は敗北・死亡してしまっています。そしてこの世を去る左右田右衛門左衛門が否定姫に対して言葉を残しており、その言葉を聞いた否定姫は悲しむ様子を見せず、残念がる様子も見せていませんでした。
しかし、全てが終わった後に旅に出る決意をした否定姫の頭に「不忍」の仮面があり、この仮面は左右田右衛門左衛門が付けていたものであるため、否定姫らしく左右田右衛門左衛門を忍ぶ気持ちを表していたことがうかがえます。
左右田右衛門左衛門の最後やセリフ
壮絶な過去を経験し、素性と正体までもを隠し続けていた左右田右衛門左衛門。心身共に疲弊しきっていた自分を助けてくれた否定姫に対して、恩義を貫く姿勢が多く見られました。どんな命令でも受ける彼は最後を迎えてしまいます。ただ、最後を迎える際に否定姫に対して言葉を残していました。ここでは、最後に残したセリフや彼が述べる特徴的なセリフを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
左右田右衛門左衛門の最後のセリフ
否定姫の命を受けた左右田右衛門左衛門は、尾張城の天守閣の前で最後を迎えています。否定姫の命によって奇策士であるとがめを暗殺した左右田右衛門左衛門は、それによって自由の身になった七花と激闘を繰り広げていました。
しかし、左右田右衛門左衛門は七花に敗北し命を落とします。ただ、最後に「姫さま(否定姫)、あなたのために死ぬことを…お許しください」とセリフを遺しており、このセリフから否定姫の命令によって命を落とすことが彼にとっては本望だったと同時に、無念という気持ちが表れているのがうかがえます。最後の最後に至るまで否定姫に忠実だった左右田右衛門左衛門らしいセリフとなりました。
左右田右衛門左衛門の名セリフ集
左右田右衛門左衛門のセリフには大きな特徴があります。それが否定形として最後に「不(~ず)」を付ける、ということです。そこで、ここではそんな特徴を集めてみました。否定姫に対しては最後に否定形を用いることはありませんが、否定姫が言っていることを否定すると喜ばれているシーンがあります。
名セリフ①不久(ひさしからず)
左右田右衛門左衛門のが使う名セリフの1目は「不久(ひさしからず)」です。このセリフは「久しぶり」というほどの期間があいていない時に使用されます。
名セリフ②不及(およばず)
左右田右衛門左衛門のが使う名セリフの目は「不及(およばず)」です。このセリフは「大したことではない」や「心配には及ばない」という意味を示す際に使用されます。
名セリフ③不答(こたえず)
左右田右衛門左衛門のが使う名セリフの目は「不答(こたえず)」です。このセリフは、名称のとおり相手のセリフに対して答えないといった際に使用します。たとえば、相手の質問や疑問に答える必要がない時、または答えたくない時があります。
名セリフ④不要(いらず)
最後に左右田右衛門左衛門のが使う名セリフは「不要(いらず)」です。このセリフは、相手が気遣いや申し出をした際に、それを断る時に使用されます。ここまで挙げたセリフ以外にも、左右田右衛門左衛門は「不~)という否定形の言葉を使用していますので、時間があるときに探してみるとよいでしょう。彼の素顔と正体を掴むきっかけになる可能性があるかもしれません。
左右田右衛門左衛門の声優
これまで左右田右衛門の素顔や正体を紹介してきましたが、彼は壮絶な過去を経験し、そんな過去から救ってくれた否定姫に忠義を誓う義理堅い人物だということがうかがえました。また最後のセリフから否定姫のために死ぬことが本望だとする潔い人物でもあることが分かります。そんな左右田右衛門左衛門を演じた声優が「小山力也」さんです。ここでは、声優・小山力也さんのプロフィールをはじめ、主な出演作品までを紹介していきます。
小山力也のプロフィール
- 本名:小山力也(こやまりきや)
- 愛称:りきちゃん、リキ、リッキー
- 生年月日:1963年12月18日
- 身長:173㎝
- 職業:声優、俳優、ナレーター
- 所属事務所:劇団俳優座
声優の小山力也さんは、桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻を卒業後に現在の事務所・劇団俳優座に入団しています。それから1989年に『仮面ライダーBLACK RX』で俳優デビューを果たし、その後『ER』で声優デビューも果たしています。声優としては吹き替えを中心に活動していたようなのですが、2000年以降にアニメやゲームなどでも声優として出演するようになっています。
また、声優としてテレビアニメ『うらわれるものらじお』に出演したことをきっかけに、さまざまな女性声優と組んでラジオ番組への出演が急増したようです。2007年に期間限定の連載が終了した小山さんは『声優グランプリ』からブログの提案を受け、ブログ『力也の気持ち』をスタートさせています。その後、2009年に声優の神谷明さんが降板したことによって『名探偵コナン』の毛利小五郎の声優を務めていました。
小山力也の主な出演作品
声優・小山力也が出演した主な作品は以下のとおりです。
- 2000年~:はじめの一歩(鷹村守 役)
- 2000年~:名探偵コナン(毛利小五郎 役)
- 2003年~:獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇(牙神獣兵衛 役)
- 2005年~:アイシールド21(武蔵厳 役)
- 2006年~:NARUTO -ナルト-(ホタルビ、ヤマト 役)
- 2008年~:ソウルイーター(死神様 役)
- 2010年~:アイアンマン(ローガン / ウルヴァリン 役)
- 2011年~:へうげもの(織田信長 役)
- 2013年~:ポケットモンスター THE ORIGIN(サカキ 役)
- 2016年~:文豪ストレイドッグス(福沢諭吉 役)
左右田右衛門左衛門に関する感想や評価
左右田右衛門左衛門は最後まで否定姫に対して忠誠を尽くし、最後のセリフからもどれほどの恩義を感じていたのかが分かります。普段は忠実な部下として暗殺をおこなうなどの活動を続けていた彼ですが、素性と正体を隠し続けてきたミステリアス性も魅力。そして二丁拳銃を使った戦い方をしており、そんな姿もかっこいいです。ここでは、そんな彼に対する感想や評価を紹介していきます。
(いいたいだけ)
— クラ・クラ@ペンl‐"ラーの帰還待つ者 (@cloclo9646) June 12, 2016
5.: 左右田右衛門左衛門
刀語は魅力的なキャラが多いが、一番はなんだかんだこの人。
最期の最期まで、「忠義」という「己の欲」に尽くした人。
単純に二丁拳銃カッコいいのもある(ぇ pic.twitter.com/aUqi7IJu5Q
こちらの感想では、『刀語』に登場する魅力的なキャラの中で左右田右衛門左衛門が一番魅力があると言われています。やはり、最後の最後まで忠義を尽くした人物だということもあって、人気のキャラとなっているようです。また、二丁拳銃だということもかっこいいと言われているので、気になった方は戦闘シーンも見てみるとよいでしょう。
ごめんね、こんなこと言っておきながら、高校生の頃の私の全ては、左右田右衛門左衛門だったよ。大好き
— ch!ka@宝石はいいぞ (@ch1ka_oo2) December 9, 2017
無様にどうしようもなく死んだお前が好きだ〜〜!!
姫様が大好きで、裏切った旧友を怨めないお前が大好きだ〜!!!
雨にも風にも負けて生きてきた、適当に強いお前が、だいすき!だ〜!!
こちらの感想では、左右田右衛門左衛門が全てだった時期があるといわれています。無様にどうしようもなく死んだことや、否定姫が大好きなところ、裏切った旧友を憎めない様子など高評価を得る要素が満載だということがうかがえます。
左右田右衛門左衛門さんは武器使うより生身で戦った方が強いタイプ。
— 林きつね (@hysktanuki) September 22, 2017
生身だったら七花が負けてたかもしれないぐらいには強い。らしい。
こちらの感想では、左右田右衛門左衛門が武器で戦うよりも生身で戦った方が強いといわれています。それも、生身で戦った場合は七花が負けていたかもしれない、とされるほど。彼がどれほどの強さを誇る人物かがわかる感想となっています。
多分声優が小山力也ってところもあるかもしれない
— たちゆー🦅🥳👉🛡 (@tatiyuuu) August 18, 2018
刀語ハマってた時左右田右衛門左衛門が若干ゃ推しだったんだよね
こちらの感想では、左右田右衛門左衛門を務めた声優が小山力也さんだったということから、若干推しキャラだと言われています。小山さんの渋く落ち着いた声がマッチしているキャラなので、ぜひチャックしてみるとよいでしょう。
左右田右衛門左衛門についてまとめ
否定姫の忠実な部下として活躍する左右田右衛門左衛門の正体や素顔、鳳凰と否定姫との関係、声優を交えて紹介してきましたが、いかがでしたか?素顔を「不忍」の仮面で隠していた左右田右衛門左衛門でしたが、彼の正体は相生忍軍の最後の生き残りだということが分かりました。そして、なぜ彼は素顔を隠していたのか?それには、鳳凰から顔半分を奪われてしまったから。
最後を迎えてしまった彼ですが、結局その素顔は謎のままで分からずじまいとなってしまいました。ただ、素顔を隠してはいるものの、鳳凰戦では復讐心など抱いていない様子が描かれており、あくまでも否定姫の命を遂行することを優先しています。そのようなことから、素顔と正体を隠し続けているものの、恩義ある否定姫に対して本物の忠誠を誓うほどの人物となったようです。
最後には否定姫の命令に従い、命を落としていました。最後のセリフからは否定姫のために命を使えたことに喜びを感じ、無念だという気持ちを抱いているのがうかがえました。壮絶な過去から素顔と正体を隠す現在、そんな彼が選んだ道は否定姫のために生きるというものでした。そんな義理人情の深い左右田右衛門左衛門。これを期に、ぜひ『刀語』を視聴した際、は左右田右衛門左衛門に注目してみるとよいでしょう。