【機動戦士ガンダム】マチルダ・アジャンの人気の理由は?名言や年齢・声優を紹介

『機動戦士ガンダム』に登場するマチルダ・アジャン中尉は、凛とした姿が素敵な女性軍人です。マチルダ・アジャンの年齢設定などのプロフィールは同設定されているのでしょうか。ガンダム名言といわれる命セリフがいくつかありますが、マチルダ・アジャンにもあるのでしょうか。マチルダ・アジャンの声優、あっけない最期についてなど、『機動戦士ガンダム』の核となるニュータイプ覚醒のきっかけとなったマチルダ・アジャンについてまとめました。

【機動戦士ガンダム】マチルダ・アジャンの人気の理由は?名言や年齢・声優を紹介のイメージ

目次

  1. マチルダ・アジャンが登場!機動戦士ガンダムとは?
  2. マチルダ・アジャンが人気の理由
  3. マチルダ・アジャンの名言
  4. マチルダ・アジャンの声優
  5. マチルダ・アジャンの髪型
  6. マチルダ・アジャンに関する感想や評価
  7. マチルダ・アジャンの名言や声優まとめ

マチルダ・アジャンが登場!機動戦士ガンダムとは?

マチルダ・アジャンは『機動戦士ガンダム』、いわゆるファーストガンダムに登場する人物です。主人公たちとは違い、登場するシーンは限られ、しかもあっけない最期をとげているにもかかわらず、とても人気が高いキャラクターの1人です。

マチルダ・アジャンは『機動戦士ガンダム』において、どのような設定で、ストーリーにおいてどのような役割を担っているのでしょう。『機動戦士ガンダム』に登場したマチルダ・アジャンについてまとめてみました。

機動戦士ガンダムの作品情報

『機動戦士ガンダム』は、1979年から名古屋テレビで放映されたテレビアニメです。当初は全52話の予定だったものが、視聴率が振るわなかったために全43話にまとめられ、打ち切りとなった作品でした。ところが打ち切りが決定した直後から人気が急上昇し、特に女子中高生の間で評判のアニメとなりました。

『機動戦士ガンダム』は放映終了直後に再放送を開始するほど、人気が急上昇しました。人気の勢いで1981年から1982年にかけて、テレビアニメシリーズを再編集した劇場映画版の三部作が作られ、これも大ヒット作品となりました。

機動戦士ガンダムのあらすじ

宇宙への移民が半世紀の歴史を積み重ねた頃、移民の一つが独立戦争を始めます。レーダーが役に立たなくなる粒子が使われ、戦争はこう着状態となります。人型兵器であるモビルスーツや大型宇宙戦艦などの開発競争が行われ始めます。避難していた民間人の子供たちに偶然が重なって、宇宙船クルーやモビルスーツのパイロットとなって戦争に借り出されていきます。

『機動戦士ガンダム』は、戦争という究極の状況の中での子供たちの成長を描いた作品ともいえます。あらすじとしては、戦争終結に至るまでの、それぞれの正義を描く物語です。また、戦争を仲介として描かれる人間模様や宇宙生活に適応した者が持つ特殊能力などを描きながら、戦争という極限状態で生き抜くために子供たちが協力し、成長していく姿を描いた物語ともいわれています。

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マチルダ・アジャンが人気の理由

マチルダ・アジャンは『機動戦士ガンダム』に登場する人物です。登場回数は多いとは言えず、あっけない最期を迎えます。それにもかかわらず、『機動戦士ガンダム』のキャラクターの中では人気のキャラクターです。マチルダ・アジャンは、どうして人気のキャラクターなのでしょうか。マチルダ・アジャンの人気の理由や年齢などのプロフィールについて、調べてみました。

マチルダ・アジャンのプロフィール

マチルダ・アジャンは地球連邦軍の補給部隊である「ミデア補給部隊」の隊長です。軍の階級としては中尉であり、ホワイトベースのクルーからは「マチルダ中尉」と呼ばれています。スリーサイズはバスト84、ウエスト60、ヒップ88という抜群のスタイルです。年齢的にホワイトベースクルーたちと比較的近いこともあり、憧れのお姉さん的存在となっています。

マチルダ・アジャンの性格

セイラ・マスのような高貴な生まれの女性ではなく、フラウ・ボウのような民間人でもない、まさに軍人という姿勢をしているのがマチルダ・アジャンです。性格はまさに軍人らしく、常に戦況を考え、冷静な判断を下すリーダー然としています。ホワイトベース・クルーたちに時折見せる何気ない仕草が、昭和の綺麗なお姉さん的なもので、その仕草などもマチルダ人気の理由の一つとなっています。

マチルダ・アジャンの年齢

アニメ版でのマチルダ・アジャンの年齢は24歳の設定でした。これは大学を卒業した年齢や大学から途中編入で士官学校に入った年齢から考えられた設定だったようです。24歳という年齢の割には階級が中尉とは少し高すぎるとして、コミック版と映画版の『ガンダム The ORIGIN』での年齢は35歳に再設定されました。

テレビアニメ版での24歳という年齢設定は、初代『機動戦士ガンダム』が狙った視聴者層である、中高生たちの視点にあわせたものです。昭和の時代における思春期の男児が誰しもが通る道として「比較的年齢の近い綺麗な大人のお姉さんが初恋の対象」だったことがあり、マチルダ・アジャンのコンセプトはそれを狙ったと、後に監督の富野由悠季がインタビューで語っています。

マチルダ・アジャンの最期

初代『機動戦士ガンダム』のテレビアニメ版でいう第24話で、マチルダ・アジャンは最期を迎えます。マチルダ隊は輸送部隊のため、使用機のミデアにはたいした武装がありません。それにもかかわらず、エンジン修理が終了したばかりのホワイトベースを救うために、特攻にも似た状態でオルテガのドムの進行を止めようとします。直後、ドムにミデアのコックピットを叩き潰され、撃墜され最期を迎えたのです。

テレビアニメ版でマチルダ・アジャンの最期が描かれた回のラストシーンで、オデッサ作戦殉死者全員に哀悼の意を表して敬礼をします。その際に、主人公アムロ・レイは心の中で悲痛な叫びをあげます。あまりにもあっけないマチルダ・アジャンの最期に、クルーたちは悲しみに包まれます。

マチルダ・アジャンの婚約者

『機動戦士ガンダム』のテレビアニメ版第29話において、ホワイトベースは南米ジャブローにある地球連邦軍秘密基地で次の作戦準備をしていました。このとき、ホワイトベースを宇宙戦艦に改造したり、修理責任者として担当したのが地球連邦軍ジャブロー所属の技術士官であったウッディ・マルデン大尉です。マチルダ・アジャンとウッディ・マルデンは士官学校で出会い、オデッサ作戦が終わったところで結婚式を挙げる予定でした。

カリスマ性があるから人気

昭和の時代は人を引っ張るカリスマ性がもてはやされた時代でした。シャア・アズナブルやブライト・ノアが理想の上司に上げられるのは、この理由によるものです。マチルダ・アジャンは女性軍人なので強さはもちろん持ち合わせているのですが、それ以上に的確な判断と冷静かつ公平な行動は人を束ねるリーダーの素質を充分持ち合わせているといえます。それがカリスマ性となり、特に女子中高生に人気があるといわれています。

人気だけど登場回数が少ない

特に女性の間で人気が高かったマチルダ・アジャンですが、登場回数は非常に少ないキャラクターでした。テレビ版『機動戦士ガンダム』の全43話の中で、初登場は第9話でした。その後、第14話と第23話にも登場しますが、第24話で戦死してしまいます。重要な役割であるからこそなのか、登場回数は非常に少ないキャラクターです。

フィギュアも存在

『機動戦士ガンダム』の放映が終わったころから、ガンダムのプラモデルが流行し始めました。いわゆる「ガンプラ」と呼ばれるものです。このなかに、バンダイから発売されていた1/20スケールの「キャラコレ」というシリーズがありました。未塗装のプラモデル式のフィギュアでした。それ以外にも所謂ガシャポンのマチルダ・アジャンもありました。2018年10月に、完成品1/8スケールのフィギュアが発売されています。

マチルダ・アジャンの名言

『機動戦士ガンダム』の登場人物たちのセリフが、名言といわれることがあります。これらのセリフをすこしアレンジして、日常生活に使うこともあります。例えばシャア・アズナブルの「坊やだからさ」やアムロ・レイの「親父にもぶたれたこと無いのに」というのは『機動戦士ガンダム』のファンの間では有名なセリフであり、これを日常生活で「わかる人にしか分からないネタ」として使うことがあります。

マチルダ・アジャンは登場回数が少ないため、主要登場人物と比較すればセリフは少ないといえます。それでも印象的なセリフがマチルダ・アジャンにはあり、それがファンの間では名言といわれたり、ストーリーの進行上で重要な名言となっているものがあります。

名言①「素敵な恋人…」

自分がモテていることを自覚していながら、言い寄る相手を無視せず、怒らせずという大人女性の対応が見られるのが、マチルダ・アジャンの「素敵な恋人さがしてね」という名言です。場面はマチルダ・アジャンが戦死するテレビ版の第24話です。カイ・シデンが「マチルダさんみたいな人、恋人だったら最高だよな」と仲間たちと談笑している後ろをマチルダ・アジャンが通り過ぎるときのセリフでした。

カイ・シデンだけに対してではなく少年たちが抱いた淡い恋心を否定することなく、かといって軍人である立場もわきまえた上での、マチルダ・アジャンの大人の対応です。いやらしい言葉の裏などが無く、爽やかだと評価されている名言です。

名言②「あなたはエスパー…」

あなたはエスパーかも知れない・・・

テレビ版『機動戦士ガンダム』の第9話です。マチルダ・アジャンの初登場の回でした。マチルダ・アジャンはアムロ・レイがミデア輸送機を援護したことに礼をいいます。そのときの最後に付け加えられたセリフです。このセリフがなぜ名言とされるかといえば、ここからアムロ・レイは自分がニュータイプであるということを自覚させていったのです。ストーリー展開にとっては重要な名言というわけです。

名言③「戦いの中で・・・」

戦争という破壊の中でただひとつ、物を作っていく事ができるから、かしらね

アムロ・レイが補給部隊に入った理由を聞いたときの、マチルダ・アジャンの返答です。戦争についての哲学としては逸品といわれる名言でもあり、また生命を産み出すことができる女性らしい名言でもあると評価されています。マチルダ・アジャンが理想の上司としてランキングされるのは、この名言によるところが大きいとも言われています。

マチルダ・アジャンの声優

担当声優が替わると「前に戻せ」「イメージが狂った」とクレームが押し寄せることがあります。映像と声がマッチするということは、アニメでは非常に重要な要素となっています。マチルダ・アジャンは女性軍人であり、それ故、軍人としての凛とした風貌に似合う声が求められました。マチルダ・アジャンの強く、それでいて女性らしさのある魅力的な声を担当している声優は、どなたなのでしょうか。

マチルダ・アジャンの声優は戸田恵子

マチルダ・アジャンの声を担当している声優は、テレビアニメ版でも劇場映画版でも、女優としても活躍されている戸田恵子です。戸田恵子は16歳で「あゆ朱美」という芸名でアイドル演歌歌手として芸能界にデビューしましたが、全く売れませんでした。19歳のときに声優の野沢那智から劇団員に誘われ、声優としては1979年の実写版『眠れる森の美女』のオーロラ役でデビューしました。

アニメ声優としては1978年の『無敵鋼人ダイターン』がデビュー作で、次の『機動戦士ガンダム』のマチルダ・アジャン役で「あの声の人は誰だ」と大人気になりました。他にも多くの作品に出演していますが、2005年のテレビドラマ『電車男』では主人公の母親役で出演したものの声の出演だけであり、しかもマチルダのパロディで出演しています。戸田恵子にとってマチルダ・アジャン役は最も成功した声の担当であるということです。

戸田恵子の出演作品

女優としての活躍としてはフジテレビ系列の1998年『ショムニ』などが有名であり、映画も含め多くの作品に出演しています。アニメ声優で、しかもメインキャラクターの声を担当した作品といえば、1980年の『伝説巨神イデオン』のカララ・アシバの声を担当したり、1981年の『新・ど根性ガエル』の山中ヨシコ先生の声、また1983年の『キャッツアイ」の主人公である来生瞳が有名です。

1985年の『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎、1988年の『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンなどの主役の声の担当も戸田恵子です。

マチルダ・アジャンの髪型

マチルダ・アジャンは女性軍人なので、髪型も特徴的な髪型です。一般に、広報担当などの後方支援部隊に所属する女性軍人の場合は、髪型も自由で女性らしい髪型にする軍人も多々見られます。これに対して、前線に出て行く必要がある軍人は、当然長い髪は任務遂行上でも邪魔な存在になると考えられ、女性であっても単発である軍人が現実にも多く見られます。マチルダ・アジャンもショートカットであり、特徴的な髪型になっています。

初期設定の髪型

実は原作の富野由悠季は、マチルダ・アジャンのイメージを「南欧の出身で、お姉さん的な、長い髪が似合う女性」としていました。作画担当の安彦良和は、当時、女性の長い髪を描くことが苦手だったといわれています。実際、安彦良和が書いたイセリナ・エッシェンバッハはスタッフの間では不評だったといわれています。

髪型設定の変更

長い髪を欠くことに抵抗した安彦良和はマチルダ・アジャンの髪をショートカットとし、そのかわりに女性らしい唇を強調することで富野由悠季に妥協させたといわれています。軍人らしい、邪魔にならない髪型であり、安彦良和いわく「カッコよく描けた」と自信作だったようです。

マチルダ・アジャンに関する感想や評価

マチルダ・アジャンは初代『機動戦士ガンダム』にしか登場しません。しかも主人公ではないので、出演シーンも限られています。それにもかかわらず、少ないセリフの中から名セリフと評価されているものがあったり、たたずまいが女性らしくて評価されたり、また凛とした態度が上司になって欲しい女性として上位にランキングされています。ネットで見られるマチルダ・アジャンに対しての感想や評価についてまとめてみました。

感想や評価その1・散行く姿は名シーン

特に少年が思春期にさしかかるころ、誰しも通る年上のお姉さんへの憧れの気持ちが、『機動戦士ガンダム』のマチルダ・アジャン登場回に描かれています。マチルダ・アジャンの最期のシーンは、大好きだった憧れのお姉さんが遠くに行ってしまった自己体験とあいまって、「号泣した」「大人になっても泣けるシーン」と高い評価があがっています。

マチルダ・アジャンの最期はあっけないものでしたが、婚約者のウッディ大尉との会話の中で出てくる回想シーンで花嫁姿のマチルダ・アジャンが再登場します。ウッディ大尉もマチルダ・アジャンと同じように、敵に撃墜される最期となりました。

感想や評価その2・女性としての魅力

マチルダ・アジャンの女性としての魅力は、ホワイトベースの男性クルー全員が虜になるほどでした。思春期の少年が年上の女性に憧れる様子をアムロ・レイが上手に表現しています。「あの気持ち、懐かしいかんじがした」「なんか、照れた」など、共感を呼んだという感想が多くありました。またフラウ・ボウのやきもちが可愛いとの声も多々見られました。

マチルダ・アジャンの最期に際し、クルーたちの悲しみに満ちた表情が印象的です。マチルダ・アジャンの最期に対してのアムロ・レイの心の叫びが、何回も繰り返されたのが涙を誘いました。

感想や評価その3・凛として素敵

男性ファンがマチルダ・アジャンの良さを語るとき、セクシーさが上位に入ります。対して、マチルダ・アジャンは意外にも女性のファンが多いのです。芯の強さを持った女性でありながら棘もなく、上司に対しても毅然と振舞う姿勢は理想の上司として名前が挙がる結果となっています。

マチルダ・アジャンの名言や声優まとめ

マチルダ・アジャンの人気の秘密は、その凛とした佇まいにあることが分かりました。マチルダ・アジャンの名言は幾つかありますが、女性らしいものや、『機動戦士ガンダム』の軸となる「ニュータイプへの覚醒」のキーワードも含まれていました。年齢設定は24歳と35歳でした。声優は、いくつもの有名作品に出演している戸田恵子でした。

初代『機動戦士ガンダム』に登場するサブキャラクターの詳細を調べると、ガンダムの世界観が更に広がりより一層『機動戦士ガンダム』を楽しむことが出来ます。他のサブキャラクターについても調べてみては如何でしょうか。

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