累(かさね)の漫画最終回をネタバレ!ラストの結末・感想とその後を考察

口紅の力で他人の美貌と自分の醜い顔を入れ替えながら、舞台女優として活躍していくヒロインを描いた漫画「累(かさね)」の最終回は、多くの読者に衝撃を与える壮絶なあらすじが描かれました。本文では、漫画「累(かさね)」の最終巻・14巻のあらすじ結末のネタバレ、最終回のその後の考察、漫画「累(かさね)」の魅力や、実写映画と原作の違い、作品に関する感想や評価をネタバレ紹介します。

累(かさね)の漫画最終回をネタバレ!ラストの結末・感想とその後を考察のイメージ

目次

  1. 累(かさね)の漫画とは?
  2. 累の漫画14巻(最終巻)の最終回の結末ネタバレ
  3. 累の漫画最終回のその後ネタバレ考察
  4. 累の漫画の魅力
  5. 累の漫画の映画化!違いをネタバレ
  6. 累の漫画に関する感想や評価
  7. 累の漫画の漫画最終回ネタバレ

累(かさね)の漫画とは?

2018年に映画化された漫画「累(かさね)」は、醜い顔を持つヒロインが、口紅で他人の顔を入れ替わり、舞台女優として活躍していく姿と、その末路を描いたサスペンス作品です。以下では、漫画「累(かさね)」の結末にあたる最終巻・14巻のあらすじネタバレをはじめ、最終巻のその後のあらすじ考察、漫画「累」の魅力や感想・評価などを作品のあらすじ・ネタバレ考察を交えながら紹介します。

累の漫画の概要

漫画「累(かさね)」は、卓越した演技力と醜い容姿を持つヒロイン・淵累(ふちかさね)が、対象者とキスすることで、一定時間顔を入れ替えてることができる口紅の力で、舞台女優として駆け上がっていく姿を描いた、松浦だるま先生の作品です。漫画「累(かさね)」は、2013年~2018年にかけて「イブニング」に連載され、単行本・全14巻で構成されています。

漫画家・松浦先生の連載デビュー作となった「累(かさね)」は、ヒロインが口紅を使用して他人と顔を入れ替える「美醜」をテーマに、茨城県常総市に伝わる怪談「累ヶ淵」と、演劇の要素を取り入れたサスペンス仕立ての展開となっています。本作品は、2015年に第39回講談社漫画賞・一般部門ノミネートをはじめ、マンガ大賞2015・10位に選ばれるなど、高い評価を受けています。

累の漫画あらすじ

生まれつき醜い容姿のヒロイン・淵累(ふちかさね)は、かつて伝説の女優と称された、今は亡き淵透世の娘でありながら、母親とは似つかない容姿で周囲から虐げられる日々を送っていました。そんなある日、累は、母親が生前使用していた口紅の力を知ります。そして、口紅を使用して他人に入れ替えた累は、その姿で舞台に立ち、天性の演技力を観客に披露、芝居の楽しさや美貌によって手に入れた喜びを実感します。

同時に、本来は醜い容姿だった母親も、口紅で他人の容姿を奪って生きていたことに気が付いた累は、口紅と天性の演技力を武器に、芝居の道へ突き進む決意を固めます。そして、生前に母・透世と親交のあった演出家・羽入田の協力を得た累は、美貌に恵まれた無名の女優・丹沢ニナの顔を奪い、女優・丹沢ニナとして脚光を浴び、スターへと昇りつめていきます。

累の活躍の陰では、かつて累の母・透世から顔を奪われ、死に追いやられた本物の淵透世の娘・野菊が、亡き母親の復讐を果たすべく、累に近づいてきます。野菊の素性を知らない累は、丹沢ニナの死後は、野菊の美貌を奪い、咲朱として芝居に没頭していきます。しかし、羽生田に正体を知られた野菊は、累への復讐失敗を受けて彼女の元を離れ、累は女優・咲朱として活動できなくなってしまいます。

同時に、口紅の力で大女優に登りつめた母・淵透世(本名:誘)の知られざる過去を知った累は、母の出生地に伝わる伝説を基にした舞台「暁の姫」を機に、ある決意を固めます。そして、野菊と対峙した累は、この公演を最後に、女優・咲朱としての人生を終えることを心に決め、野菊と顔を入れかえた累は、美しい巫女・暁役を演じます。

しかし、醜い鬼女役を演じる女優の姿を、かつての自身に重ねてしまった累は、過去の恐怖心や不安から思うように演技ができなくなり、舞台「暁の姫」は公演中止に追い込まれてしまいます。そんな累の姿を見た羽入田は、ある提案を持ち掛けます。

累の漫画14巻(最終巻)の最終回の結末ネタバレ

他人の容姿を奪って舞台女優としての活躍を欲しいままにした累でしたが、その影には、彼女と容姿を入れ替えられたことで苦しみ、人生を奪われた女優の姿がありました。そして、最終巻で描かれた累に対する罪の代償は、酷過ぎるとの感想が読者から寄せられています。以下では、漫画「累」の最終巻・14巻の最終回のあらすじ結末のネタバレを紹介します。

最終回あらすじ結末①最終公演

累の意思を汲み取った羽生田により、公演中止に追い込まれた「暁の姫」は、累が醜い鬼女役を演じる「宵暁の姫」として再始動します。そして、口紅の力で他人の容姿を奪ってきた累も、欲望にまみれた自身の女優人生にけじめをつけるべく、ついに口紅を手放し、本来の姿である醜い容姿を観客にさらしながら、芝居に挑みます。

醜さを表に出す行為は、口紅の存在を知らなかった頃の記憶をよみがえらせ、自身に対する羞恥心・劣等感、周囲の反応による恐れや不安が、累に襲いかかります。共に稽古に励む役者たちの反応を気にしないように努めた累でしたが、醜い素顔をさらしながら演じることに対する不安などから、「宵暁の姫」舞台初日は思うような演技をすることができませんでした。

そんな中、累は羽生田から「宵暁の姫」のワンシーン追加を言い渡され、羽生田の下で稽古に励みます。そのシーンでは、鬼女役の累がたった1人で演技を披露する場面であり、累のコンプレックスである醜い素顔をさらす演出でした。そして、迎えた最終公演日、鬼女を演じ切った累には、観客から盛大な拍手が送られ、舞台「宵暁の姫」は成功に終わりました。

この舞台の成功を受けて、羽生田は累に対して共に新しい舞台を作りたいことや、新作舞台の構想がいくつも思い浮かんでいることを打ち明けます。また累も、羽生田との出会いを通じて舞台に上がることが出来たことに感謝すると、これまでの人生にけじめをつけるべく、約束の場所へ向かいます。

最終回あらすじ結末②紡美の復讐

羽生田と別れた累は、最後のけじめをつけるべく、ある人物との待ち合わせ場所に向かいました。その場所には、かつて口紅の力で容姿を奪い、そのうちの1人を死に追いやってしまった野菊と故ニナの母親・丹沢紡美が待っていました。紡美の手には刃物が光っていたが、自分が犯した罪の重さを受け入れた累は、意を決して紡美のそばへ近づきます。

全てを受けいれる決意を固めた累は、舞台の稽古前日に野菊と会っており、ニナの日記と累とニナの間に起こった真実について、紡美に話すように頼んでいました。ニナの容姿を奪った累の一連の行為は、ニナを精神的に追い詰める結果となり、自らの命を絶ち切れなず、植物状態に陥ったニナの願いを叶えるべく、野菊の手でニナの命が絶たれたことを知ります。

累の死・イメージ画像

最愛の娘の死の真相を知った紡美は、ニナを死に追いやった累と野菊に対して刃を向けます。累は喉を引き裂かれ、野菊も腹部を刺されます。野菊は、累たちの騒ぎに気付いた天ヶ崎によって一命を取り留めます。一方、累の遺体には、ニナの母親・紡美が佇んでおり、累の命を奪うことでは満足できなかった紡美は、かつて累がニナに対して行ったやり方で、最後の復讐を決行します。

紡美は、累がニナと容姿を交換する際に使用していた口紅とお互いの血を用いて、累と口づけをして累との永久交換に出ます。永久交換とは、顔を含めた全身を対象者とすり替えてしまう非常に危険な行為であり、それ故に、いざなも行なうことが出来なかったものです。

そして、紡美による永久交換により、絶命した累の中身はニナの母親・紡美、累と野菊の殺傷を実行した紡美の中身は、死んだはずの累に入れ替わってしまいます。そして、丹沢紡美となった累は、急激に年老いた体と淵かさね殺害の前科という罰を受けながら、孤独な日々を送り始めます。

最終回あらすじ結末③5年後

丹沢紡美の自宅・イメージ画像

累の生存を知らない、羽生田は密かに累を殺害した犯人を捜していました。そんな中、別人に入れ替わり、孤独な生活を送り続ける丹沢紡美こと累の自宅へある人物が訪れます。その人物は、舞台「宵暁の姫」の公演終了後に、共に新しい舞台を作ろうと約束した羽生田でした。

累の漫画最終回のその後ネタバレ考察

漫画「累」のネタバレ考察・イメージ画像

漫画「累(かさね)」の14巻は、丹沢紡美として生活する累の元へ、羽生田が訪ねるシーンで幕を閉じ、あいまいな結末であったとの感想が寄せられています、以下では、累と羽生田の動向について様々な憶測が飛び交っている、漫画「累(かさね)」最終巻・14巻のその後に展開について、作品のあらすじを交えながらネタバレ考察しました。

その後①羽生田が丹沢紡美だと思っている場合

最終巻・14巻のエピローグにて、羽生田が丹沢紡美に会うために、彼女の自宅を訪れたと考察した場合、累を死に至らしめた犯人・丹沢紡美に対する復讐目的が想定されます。そして、紡美の正体が累と知らない羽生田は、かつて累の母・誘が入れ替わってることを知らず、淵透世を手にかけてしまった時のように、もっとも残酷な結末が考えられるでしょう。

一方で、羽生田の訪れをきっかけに、紡美から自分の正体は、全身が入れ替わった累であることが明かされ、救いのある結末も想定されます。しかし、最終巻・14巻のエピローグから、これまでの自分が犯した罪の重さを一身に受ける累の心の声から、羽生田の訪れをきっかけに、自分の死後に起こった一連の出来事について、打ち明けることはないでしょう。

その後②かさねだと思っている場合

羽生田によって丹沢紡美は、累を殺害した復讐の対象人物です。しかし、最終巻14巻の結末で羽生田が、紡美の正体である累だと知っていた場合、エピローグで丹沢家を訪ねてきた羽生田の目的も変わってきます。もし、紡美の正体が累(かさね)だと思っていた場合、感動の再会が推測される一方で、残りの人生を丹沢紡美として生きる累との悲しい決別も考察されます。

羽生田が累=丹沢紡美の自宅を訪れた経緯について、現在も多くの議論が交わされており、漫画「累(かさね)」の最大の謎とされています。しかし、1つだけ確かなことは、淵累の生存と、美貌の女性を翻弄した口紅の真実は、丹沢紡美が口を閉ざし続けている限り、世の中へ明かされることはないことです。

累の漫画の魅力

美醜をテーマに掲げる漫画「累(かさね)」は、口紅の力で他人の美貌を奪っていく累の生き様だけでなく、人間の持つ欲望や、心の闇にも迫った緻密なストーリー展開に目が離せないとの感想が多数寄せられています。以下では、漫画「累(かさね)」の魅力を、3つのポイントにわけて紹介します。

魅力①女の生き様

漫画「累(かさね)」の1つめの魅力は、欲望のままに生きる女の生き様です。恵まれた演技の才能を持ちながら、醜い容姿故に女優という夢を叶えることは絶望的だったヒロイン・累の人生は、口紅を手に入れたことで一変します。そして、他人と容姿を入れ替えることで、女優としての飛躍を見せる一方で、目的のためなら手段を選ばない心の闇も深めていき、やがて破滅の道へと突き進んでいきます。

また、累だけでなく、彼女の周囲を取り巻く女性も漫画「累」の魅力です。累が演じる虚構の女優と大根役者である自分とのギャップに悩む丹沢ニナ、累の母親の仕業により、人生を狂わされた母親の復讐を計画する野菊、愛する娘を死に追いやった累に対して、重すぎる罰を与えた丹沢紡美のように、様々な女性が登場します。そして、最終巻・14巻を通じて描かれた、多彩な女の生き様は、読者の心を惹きつけてやみません。

魅力②ひとりの少女の変化

漫画「累(かさね)」の2つめの魅力は、演技を通じて成長していくひとりの少女の変化です。醜い顔だちから、クラスメイトではいじめのターゲットにされていた累は、学芸会の演劇でヒロインに抜擢されます。しかし、その影では累を陥れようと企む主犯格が暗躍していました。そして、本番直前になり、累は主犯格の女の子から、容姿を理由にヒロインの交代を言い渡されます。

しかし、累はいじめに臆することなく、母が遺した口紅をぬり、女の子と自分の容姿を入れ替えることに成功します。顔が入れ替わったことを受けて、動揺する女の子をよそに、かわいい顔を手に入れた累は、そのまま舞台へと上がり、天性の演技力を発揮してシンデレラを演じ切ります。そして、その時の経験は、累に自身や優越感、演技で通じて得られる喜びを知り、人生を大きく変えていきます。

その後、他人の美貌を借りながらスターへと昇りつけていく累の心は、演技の喜びから、自分の欲望のためなら手段を選ばない冷酷さに蝕まれていきます。ストーリーを追うごとに変化していく累の心境は、例えようのない恐怖を感じさせると同時に、目が離せないものでしょう。

魅力③「美」への執着

漫画「累(かさね)」の3つめの魅力は、「美」への執着です。口紅の力で美貌を手に入れた累にとって、「美」の力は、彼女が一生手に入れることが出来ない、良いことを与えてくれる魔法のような存在でした。それは、美貌を手に入れたことによる自己肯定感だけでなく、演技の原動力となる容姿への自信、羨望や賞賛を帯びた周囲の目線、ヒロイン役への抜擢など、累へ恐ろしさを感じさせるほどの変化をもたらします。

しかし、累が手に入れた「美」には甘美な毒もはらんでいます。累の「美」に対する異常な執着は、読者に対して自分の存在価値とは何なのかをあたらめて考えさせられます。同時に、人間のもつ欲望の恐ろしさを作品を通じて感じさせるでしょう。

累の漫画の映画化!違いをネタバレ

映画「累(かさね)」は、原作ファン待望の作品であり、原作の最終回にあたる最終巻・14巻に劣らない衝撃的な結末だったとの感想が見られます。以下では、実写映画「累(かさね)」の概要及び、原作あらすじとの違いなどを紹介します。

累の実写映画の概要

2018年に公開された実写映画「累(かさね)」は、松浦だるま先生の漫画「累(かさね)」を原作とし、醜い容姿ながら演技の才能に恵まれた淵累と、美貌の無名女優・丹沢ニナの出会いと、口紅によって翻弄されるヒロインの運命を描いたストーリー展開が見どころです。映画「累(かさね)」は、佐藤祐一監督・黒岩勉脚本で製作されました。

本作品のヒロインには、土屋太鳳さん(丹沢ニナ役)と芳根京子さん(淵累役)が起用され、NHK朝ドラ女優によるダブル主演が話題となりました。また、ヒロインを取り巻くキャスト陣には、関ジャニ∞の横山裕さん、檀れいさん、浅野忠信さんを始めとする豪華俳優陣の起用となり、原作である漫画版にも劣らない気迫あふれるストーリー展開で人気を博しました。

累の実写映画と漫画の違い

芳根京子さん演じる淵累役が美しすぎると話題になった実写映画「累(かさね)」では、原作と異なる結末あらすじが、ファンに大きな衝撃を与えました。漫画版の結末にあたる最終巻・14巻では、丹沢紡美による累への復讐が描かれました。一方、累とニナの出会いとその結末までを描いた映画版では、原作とは異なるオリジナルストーリーとなりました。

まず、原作では、精神的に極限まで追い詰められていくニナが、舞台「かもめ」の終了後に、眠り姫病から目覚めた後、ビルの屋上から転落し、植物人間となってしまいます。一方、映画版では、累と口論を繰り広げた後に、ニナが眠り姫病を発症し、それら症状を長引かせるべく、睡眠薬を混ぜたワインを累に飲まされます。

そして、毎朝、ニナの看病に訪れながら顔を入れ替える累は、何事もなかったかのように女優・丹沢ニナに成りすまし、舞台「サロメ」の稽古へ通いつめます。一方、累に復讐を目論むニナは、わざと眠り続けているふりを続けながら、累の口紅を偽物にすり替え、累が舞台に上がる頃に入れ替えた顔が元に戻るように画策し、その瞬間を待ちわびていました。

しかし、予想していた時間が過ぎても、一向に口紅の効力が消えないことに焦りを覚えるニナの元へ、美貌の累が登場します。そして、ニナの復讐計画に気付いた累の反撃により、自分が窮地に陥ったことを悟ったニナは、欲望をむき出しにして累と争い、ビルの屋上から転落します。しかし、転落した先が集会場のテントの上だったことから、2人は一命を取り留めます。

しかし、意識が朦朧としている隙に、累は本物の口紅を付けて、ニナと顔を入れ替えます。そして、何事もなかったかのように舞台に現れた累は、観客からスタンディングオベーションを一身に受け、虫の根となったニナは、醜い顔をさらしながら、緊急搬送されていきます。

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累の漫画に関する感想や評価

漫画「累」に関する感想や評価・イメージ画像

漫画の最終巻・14巻の衝撃的な展開は、多くの読者にとって忘れることが出来ないあらすじ結末となりました。以下では、漫画「累(かさね)」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:先の読めない展開にハマった

他人と顔を入れ替えながら舞台女優として活躍していくヒロインの姿を描いた漫画・累は、醜い顔を持つ累の活躍だけでなく、最終巻まで読者の予想を裏切る衝撃なストーリー展開も高く評価されています。他人の美貌を利用する累の非情さだけでなく、口紅によって人生を狂わされた人々の末路や復讐劇も織り交ぜられた漫画・累は、一度読み始めたら結末まで目が離せないとの感想が多く寄せられています。

感想2:自分という存在を考えせられる

漫画「累(かさね)」について、多くの読者が作品を通じて、自分や人生について深く考えられられたとの感想も見られます。あらすじネタバレで紹介したように、他人に成りすますことで、自分の望みを叶えてきたヒロイン達は、人間の持つ欲望の恐ろしさと同時に、自分の存在意義について悩む姿も、作品を通じて表現しています。

感想3:漫画「累(かさね)」の原作が悲しい

漫画「累(かさね)」は、茨城県常総市に伝わる民話を基に描かれた作品であり、漫画・累をきっかけに、原作となった「累ヶ淵」も注目されました。民話・累ヶ淵は、生まれつき醜い顔の女性・累の怨霊と除霊を描いた怪談です。醜い顔だちから、実父や夫から疎まれ、残忍な方法で殺害された女性や男性陣の因果応報など、漫画・累に共通する部分が多いとの感想が寄せられています。

累の漫画の漫画最終回ネタバレ

松浦だるま先生の漫画「累(かさね)」の最終巻・14巻のあらすじネタバレ、14巻・最終回のその後の考察、漫画・累の魅力や、2018年上映の映画「累」の概要と原作との違い、作品に関する感想や評価などを紹介しました。口紅の力で欲望を満たす、醜い顔のヒロイン・淵累の生き様は、恐ろしさと同時に、自分の存在価値を考えさせられる奥の深いストーリー展開で、読者の心を惹きつけています。

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