2019年11月22日公開
2019年11月22日更新
【かつて神だった獣たちへ】擬神兵とはなに?全登場キャラクターを一覧で紹介
漫画かつて神だった獣たちへに登場する擬神兵。かつて神だった獣たちへに登場する擬神兵とはかつて起こった戦争を終結させるために作られた異形の兵士であり、主人公であるハンクは擬神兵の隊長として擬神兵のケイン達を指揮して戦場で多大な功績を挙げました。しかし擬神兵は戦争終結後自身の存在が理解できず、獣となって人類に危害を加えてしまいます。実はこれはケインが大きな原因を作っており、主人公のハンクは擬神兵を止めるため行動を開始しました。本記事ではそんな擬神兵のキャラクターを一覧でご紹介していきます。
目次
かつて神だった獣たちへとは?
かつて神だった獣たちへの概要
擬神兵が登場するかつて神だった獣たちへとは2014年から2019年11月現在にかけて漫画雑誌「別冊少年マガジン」で連載されている漫画家めいびいの漫画作品です。漫画かつて神だった獣たちへはかつて戦争を終結させた英雄擬神兵の暴走を止めるため、元擬神兵の隊長を務めていた主人公ハンクの活躍を描いたファンタジー作品であり、2019年11月現在まで漫画かつて神だった獣たちへは合計10巻もの単行本が刊行されています。
そんな漫画かつて神だった獣たちへはそのシリアスで重たいダークな作風が人気を博し、2019年の7月から9月に渡ってアニメ化されることになりました。アニメ化されたことで漫画かつて神だった獣たちへは知名度を広げることになり、ネット上で多くの人々から注目を集めることになりました。本記事ではそんなかつて神だった獣たちへに登場する擬神兵とは何かや擬神兵の一覧などをまとめてご紹介していきます。
かつて神だった獣たちへのあらすじ
漫画かつて神だった獣たちへの世界では昔戦乱の世が続いており、人類は擬神兵と呼ばれる禁忌の技術で作った兵隊を作り出し、戦場に解き放ちました。擬神兵は圧倒的な強さで活躍し、戦争を終結させました。戦争を終結させた擬神兵は救国の英雄となり、人類からは神と崇められる存在となりました。しかし戦争が終結して時が経つごとに擬神兵の強さは人類に恐怖を与えることになってしまい、擬神兵は獣と蔑まれることになります。
これにより擬神兵は自分を見失い、暴走し始めることになってしまいます。そんな中、元擬神兵部隊の副隊長を務めていたケインという人物が暴走した擬神兵を世界に解き放ち、世界中で擬神兵による事件が多発します。元擬神兵部隊の隊長である主人公のハンクは暴走したかつての仲間を弔うため、旅を続けていました。ハンクの目的は擬神兵を解き放った存在を探すことにあり、ハンクは戦いを通して事件の真相を知ることになります。
擬神兵とはなに?ハンクも擬神兵?
擬神兵とは?
ここからは本記事でご紹介する擬神兵とは何かについてご説明していきます。擬神兵とは上述のあらすじで触れた通り、戦乱の世の中で人類の手によって生み出された異形の兵隊です。異形の兵士である擬神兵はエコールという施設で獣の力と神の化石という2つを埋められて造られた存在であり、獣の力と神の化石と呼ばれる力を使用して空想のモンスターに変身し、人類を凌駕する強さを戦場で発揮することが出来ます。
この擬神兵には適性が無ければなることが出来ず、普通の人間は擬神兵になることは出来ません。そんな人工的に造られた異形の兵士擬神兵はその圧倒的強さを用いて戦場で大活躍し、戦争を終結させました。これにより擬神兵は人々に神として讃えられ、英雄視されることになります。しかし物語の世界で擬神兵はすでに神ではなく獣として蔑まれる存在となっており、蔑まれた結果擬神兵は人類に仇名す存在になってしまっています。
主人公ハンクも擬神兵?
ハンク・ヘンリエットとは漫画かつて神だった獣たちへにおいて主人公にあたるキャラクターです。ハンクは物語の中で暴走した擬神兵を倒す「獣狩り」を行いながら擬神兵を世に解き放った人物を探すために旅をしているのですが、実は元々「ウェアウルフ」という擬神兵であり、戦争で擬神兵の隊長を務めていました。そのため「獣狩り」をしているハンクは全ての目的を達成した後、自らの命を絶とうとしています。
擬神兵の全登場キャラクター一覧~新パトリア~
ケイン・マッドハウス/ヴァンパイア
元々漫画かつて神だった獣たちへに登場するパトリアは1つの国だったのですが、ケインが擬神兵を率いて新パトリアという独立勢力を興し、分断されてしまいます。ここからはそんな新パトリアの擬神兵のキャラクターについて一覧でご紹介します。まずご紹介するのはケイン・マッドハウスと暴走する擬神兵を世界に解き放った張本人です。元々ケインはハンクの旧友であり、擬神兵部隊では副隊長を務めていました。
ケインは擬神兵を作ったエレインと昔教会で出会い、恋をしていました。しかし戦争が終結した後エレインが作った擬神兵が人類に蔑まれ、ケインは擬神兵を自由にするべく新パトリアという独立勢力を作り、暴走した擬神兵を世界に解き放ってしまいます。そんな事の発端であるケインの擬神兵はヴァンパイアと呼ばれており、その名の通り血を吸った人間を操って自らの手駒にすることが出来る能力を持っています。
エリザベス・ウィザー/アラクネ
エリザベス・ウィザーとは新パトリアを建国したケインに忠誠を誓っている女性キャラクターです。エリザベス・ウィザーはケインに強い忠誠心を持っており、ケインのためならどのような行動も厭いません。そんなエリザベス・ウィザーの擬神兵はアラクネです。アラクネは下半身が巨大な蜘蛛になることが出来る能力を持っており、頑丈な糸を使って攻撃を行います。
ミリエリア
ミリエリアとはケインと行動を共にしている少女です。ミリエリアはエレインの子供であり、共に行動しているケインを親のように慕っています。そんなミリエリアは擬神兵でありながらも、他の擬神兵と違って獣の姿に変身しません。しかし死んだ者を操ることが出来るという恐ろしい能力を秘めています。
レックス・ブロック/ガルム
レックス・ブロックとは元々ハンクが率いる擬神兵部隊に所属していたキャラクターです。レックス・ブロックは擬神兵を再度人々に英雄視されようと行動しており、擬神兵を自由にするという目的を掲げるケインに協力します。そんなレックス・ブロックはガルムと呼ばれる擬神兵であり、人間の姿に戻れない代わりに驚異的な強さと速さを会得しています。最終的にレックス・ブロックはハンクとの戦いに敗れて死亡します。
マイルズ・バイロン/ケンタウロス
マイルズ・バイロンとは元々戦争時に医者を務めていたキャラクターです。マイルズ・バイロンは医者という立場から戦場で命を失う者を助けたいと感じ、多くの人を救うためにケンタウロスの擬神兵となります。しかしケンタウロスとなったことで精神が歪み、人々の悲鳴を欲するようになってしまいます。ケンタウロスは突撃力と狙撃に秀でた擬神兵なのですが、ヒドラの毒から作られた毒霧を使用したハンクに敗れます。
フランシス・ウェルズ/グリフォン
フランシス・ウェルズとはケインの新パトリアに属する擬神兵です。フランシス・ウェルズは元々鉱山を渡さないことを条件に擬神兵となるのですが、グリフォンという擬神兵になった後鉱山に居座って邪魔な労働者を殺戮する狂人になります。フランシス・ウェルズは他とは違って意思を持った擬神兵であり、ファーンという娘がいたのですが、グリフォンの姿になった父を殺して欲しいというファーンの願いからハンクに殺害されます。
擬神兵の全登場キャラクター一覧~その他~
ダニエル・プライス/スプリガン
ここまで新パトリアの擬神兵について一覧でご紹介しましたが、漫画かつて神だった獣たちへには上述の一覧以外にも多数の擬神兵が登場します。ではここからはその他の擬神兵について一覧でご紹介していきます。まず一覧でご紹介する擬神兵はスプリガンです。スプリガンはサイのような見た目をした擬神兵であり、自身の身体の大きさを自由に変えて戦うことが出来る能力を持っています。
スプリガンの本名はダニエル・プライスといい、ダニーという名前で呼ばれています。元々ダニエル・プライスは自身の村を守るために擬神兵となったのですが、戦争終結後強盗となって馬車を荒らす悪党になってしまいます。しかしスプリガンは自身の噂を聞きつけたハンクと戦って銃殺されてしまいます。
セオドア・シャーマン/ミノタウロス
ミノタウロスとはその名の通り牛の顔をした擬神兵であり、擬神兵の一覧の中でも特に秀でた器用さと怪力を持っています。ミノタウロスは元々セオドア・シャーマンという名前であり、非常に憶病な性格をした擬神兵でした。そんなセオドア・シャーマンにハンクは備えることで臆病な性格が治ると助言し、戦後「ミノタウロスの要塞」という砦を作り続けています。最後はハンクに射殺されてしまい、物語から退場します。
アーサー・オールストン/ベヒモス
アーサー・オールストンとは戦時中ハンクの元で活動していた擬神兵であり、非常に命令に忠実な性格をした寡黙な男性でした。彼はベヒモスという擬神兵の能力を会得し、再生し続ける巨大な怪物に変身する能力を使って戦場で活躍していました。そんなベヒモスとなったアーサー・オールストンは海を目指すために東にひたすら進むことになり、その途中で遭遇したハンクと交戦して念願の海を見ながら絶命します。
クリストファー・ケインズ/ガーゴイル
ガーゴイルとは翼の生えた銅像のような姿をした擬神兵です。ガーゴイルは非常に優れた飛行能力を持った擬神兵であり、上空から敵の指揮官だけを仕留めるといった戦い方をします。ガーゴイルの人間体はクリストファー・ケインズという正義感の強い人物であり、ハンクと共に戦場を駆け巡っていました。しかし戦争が終結した後ガーゴイルは歪んだ正義感を持つ擬神兵となってしまい、ハンクに殺害されてしまいます。
ジョン・ウィリアム・バンクロフト/ニーズヘッグ
ニーズヘッグとはドラゴンの姿をした擬神兵です。ドラゴンの姿をしたニーズヘッグは飛行能力を持つ擬神兵であり、火炎による攻撃や肉弾戦など全ての距離で戦うことが出来る強さを有しています。そんなニーズヘッグの本名はシャールの父であるジョン・ウィリアム・バンクロフトです。元々彼は孤児院を守るため擬神兵となった人物なのですが、終戦後家畜を食い荒らす化物となってしまい、娘のシャールに留めをさされます。
ベアトリス/セイレーン
セイレーンとは翼の生えた人魚のような姿をした擬神兵であり、相手に永遠の眠りを与える歌を歌う能力を持っています。セイレーンは翼を振動させることで広範囲に歌を届かすことが出来、歌を聞いた者は脳や神経に異常をきたして死亡します。そんなセイレーンは元々ベアトリスという名前であり、酒場で人気のある歌手でした。しかし戦後ベアトリスはセイレーンに変わり果て、歌を歌いながらシャールの腕の中で息絶えました。
ヴィック/サスカッチ
サスカッチとは頑丈な皮膚と剛毛に覆われた身体を持つ擬神兵であり、隠密行動に秀でた能力を持っています。サスカッチの本名はヴィックといい、戦時中はゲリラ兵として活躍していました。戦後ヴィックはサスカッチとして深山に潜み、人間を殺して食していました。そんなサスカッチは人間を食べているところをハンクに発見されてしまい、殺されてしまうという呆気ない最期を遂げてしまいます。
ロバート・アーベル/ドッペルゲンガー
ドッペルゲンガーとは膨大な養分を利用して分身を作ることが出来る能力を持った擬神兵であり、元々ロバート・アーベルという名前で戦争に参加していました。戦時中ロバート・アーベルは無尽蔵に兵力を作ることが出来る能力を駆使して活躍したものの、戦後は怪物ばかり生み出す異形の者へと化してしまいます。
彼は最後何も知らない分身だけ人として生きるようハンクに伝えるのですが、その分身が自殺したことでハンクからの射殺を受け入れました。
トワイライト/スペクター
スペクターとはハンクが作中でエコールで発見した死体姿の擬神兵です。スペクターは大量の羽虫が持つ発光器官と発音器官を操ることが出来る能力を持っており、操った虫で自身が見た事を再現することが出来ます。本名はトワイライトといい、元々失敗作として作られた擬神兵です。失敗作でありながらトワイライトは水槽の中で死ぬことが出来ず、自ら死を欲することを伝えたハンクによって射殺されます。
リース・バーリス/フレスヴェルグ
フレスヴェルグとは巨大な鳥の姿をした擬神兵です。フレスヴェルグは空を飛ぶことで優れた機動力を発揮する能力を持った擬神兵であり、兵隊の輸送をする役割を担っていました。人間体であるリース・バーリスは令嬢の女性を結婚するために擬神兵となり、戦場で活躍していました。しかし戦後彼は理性を失ったフレスヴェルグとなり、農園を荒廃させた張本人となり、最終的に恋をした令嬢と共に行方不明になります。
アビー/ヒドラ
ヒドラとは3つの蛇の頭を持つ擬神兵であり、アニメ版のみ登場します。ヒドラは強力な毒を持つ擬神兵であり、毒牙や毒霧で相手を攻撃します。本名はアビーいい、ハンクと共に戦場に従軍していました。しかし戦争中にアビーは擬神兵の能力に犯されてしまい、人間の姿を失う直前でハンクの前で自決します。その後ヒドラが持つ毒はアルファルドという毒霧兵器となり、上記の一覧でご紹介したケンタウロス戦で使用されました。
エドガー・ベックフォード/バジリスク
バジリスクとは巨大なトカゲの姿をしたアニメオリジナルの擬神兵です。バジリスクは自身の身体を周囲の背景の色に変化させる能力を持つ擬神兵であり、隠れた状態で高速移動を行い、長い舌で攻撃するといった戦闘スタイルをしています。そんなバジリスクの本名はエドガー・ベックフォードという人物であり、周囲から慕われる存在でした。しかし戦争後彼は擬神兵に犯されて強盗殺人を行い、ハンクによって殺されます。
擬神兵に関する感想や評価
擬神兵が毎回可哀想で泣きそうになる(´;ω;`)
— 黒緋 (@ku6_ake) July 29, 2019
擬神兵に関する感想では擬神兵が可哀想といった感想が多く寄せられていました。戦争のために人工的に造られた産物であるにも関わらず、戦後獣と蔑まれてしまいます。そう擬神兵が残虐になってしまったのは人間の行いのせいなのです。この擬神兵の可哀想な姿には多くの読者から同情の声が寄せられることになりました。
#かつ神 1、2話まとめて視聴しましたぁ…( ;꒳; )いやぁ、やっぱり戦争ものは辛いですねぇ…さらに人外とは…😔多分どっちの立場に立っても辛いんだろうなぁと思いました。…とはいえ擬神兵のデザインかっこいいですね!ハンクやケインを初めとした他の擬神兵たちがどんな人外なのか気になります!
— リロ@アニメ垢 (@riro_anime_new) July 13, 2019
擬神兵に関する感想では擬神兵のデザインがかっこいいといった感想も寄せられていました。擬神兵は可哀想な存在ではあるものの、どの擬神兵も本記事でご紹介した画像の通り非常にかっこいいデザインをしています。このデザインの良さから擬神兵は敵ながら多くの人気を博しています。
俺も
— フリャドラ★🐲 (@furyadora01) September 29, 2019
同じ擬神兵っていう立場になったらケインの仲間になるんやろな
勝手に擬神兵になれって言われた挙句用済みになったら殺されるとか
誰が許すねんって感じやもん
擬神兵に関する感想では自分ならハンクではなくケイン側につくといった感想も見受けられました。人間は戦争後必要で無くなった擬神兵を自分達が造ったにも関わらず排除しようとします。このせいで擬神兵はケインと共に立ち上がり、人間に反旗を翻します。この擬神兵の行動を見ると分かる通り、漫画かつて神だった獣たちへは人間と擬神兵のどちらかが正義でどちらかが悪なのかを考えさせられる作品となっています。
擬神兵の全登場キャラクターまとめ
本記事では漫画かつて神だった獣たちへに登場する擬神兵のキャラクター達を一覧でご紹介しました。確かに擬神兵は残虐な行いをする悪なのですが、その原因を作ったのは人間であり、元々擬神兵は全く悪い存在ではありません。全く悪い存在でないのに蔑まれてしまって化け物と化したことを考えると、擬神兵は非常に可哀想な存在といえるでしょう。