ンドゥールの魅力と人気の理由は？スタンド（ゲブ神）や名言・元ネタも紹介

「ジョジョの奇妙な冒険」で、DIOの部下として登場するンドゥール。今回はンドゥールの魅力や人気について考察し、スタンド能力の「ゲブ神」やその元ネタについてみてきます。また、大反響のあったンドゥールの名言やアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」でンドゥールの声を担当した声優の伊藤健太郎さんについてもみていきます。まず、ここでは「ジョジョの奇妙な冒険」の概要やンドゥールのプロフィールについてみていきます。

「ジョジョの奇妙な冒険」は集英社の週刊少年ジャンプやウルトラジャンプで1987年から連載されているアドベンチャーアクション漫画です。原作者は荒木飛呂彦先生、2016年12月で累計発行部数は1億部以上となっている人気漫画でもあります。2006年には文化庁主催のアンケート企画である「日本のメディア芸術100選」のマンガ部門で第2位に輝きました。

「ジョジョの奇妙な冒険」はアニメ化も4度されており、2012年〜2013年に第1期アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」が放送され、2014年〜2015年に第2期アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」が放送。2016年に第3期アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」が放送され、2018年〜2019年に「アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」が放送されました。

「ンドゥール」とは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部「スターダストクルセイダース」に登場するキャラです。彼はDIOに盲従する刺客の1人であり、エジプト9栄神の1つ「ゲブ神」のスタンド能力を操る男です。全盲ですが驚異的な精度の聴力と感覚の持ち主で、手に持つ聴力補助の杖を耳に当てて地上の音や振動を聴き取ります。

そして、持ち前の聴力と洞察力により標的の位置や標的との距離、さらには標的の動きを察知することができます。例えば、空中を舞うハエの位置が分かったり、4kmも離れた場所を歩く大将の足音から対象の体格や心の動きを知ったりすることができます。

ンドゥールの性格について、イギーが嗅覚でンドゥールの位置を察知したときもンドゥールは即座に警戒し、イギーらの作戦をあっさりとかわした上で、より警戒を強めるなどかなり慎重です。そして、戦う相手である承太郎に対して自分の名前やスタンド能力、9栄神の存在のことを教えるなど礼儀正しく誇り高い性格でもあります。

また、承太郎一行と激戦を繰り広げたンドゥールでしたが、承太郎の念写によりDIOの情報を承太郎側に知られるのを危惧し、自らのスタンド能力で頭を撃って自死を選びました。承太郎は最後まで誇り高く全身全霊で戦った相手であるンドゥールに敬意を表し、ンドゥールを丁重に埋葬しました。このように承太郎がはっきりと敬意を払って埋葬した敵は、ンドゥールだけです。

ンドゥールの魅力と人気の李湯1つ目は、生い立ちと幼少期です。幼いときからすでにスタンド能力の使い手であったため、全盲かつ貧民の出自でありながら誰にも負けたことがなく、恐れるものは何1つありませんでした。そして、自分の死すら恐れないンドゥールは平気で犯罪や殺人を犯す人間に成長しました。

しかし、スタンド能力の使い手を探すDIOと出会ったンドゥールは、初めて自分の価値を他者に認めてもらえる喜びを知りました。それと同時に、DIOに捨てられて死ぬのは嫌だと、生まれて初めて恐れるものができたのでした。こうして、ンドゥールはDIOのことを「悪の救世主」と呼んで慕うのようになり、いざとなれば自分の命も捧げられるほどの忠誠を誓いました。

そして、ンドゥールは死の間際までDIOに忠義を尽くし、「悪には悪の救世主が必要」という言葉を言い残して息を引き取りました。

ンドゥールの魅力と人気の理由2つ目は、DIOに盲従していることです。ンドゥールはDIOの信奉者であり、DIOに仕える部下の1人です。ンドゥールはDIOのことを神のごとく崇拝しており「悪の救世主」として忠誠を誓っています。上記の通り、DIOのために自らの命を絶つことを決め、息を引き取る間際までDIOに忠義を尽くしました。

ンドゥールの魅力と人気の理由3つ目は慎重な性格です。些細な違和感からアヴドゥルの小細工を見抜き、逆手に取って彼を負傷させたり、イギーの能力により承太郎が空に舞い上がったならば砂を舞上げて反響音から承太郎の位置を把握したりと、相手の行動を冷静に判断し、即座に対応出来る臨機応変なところが魅力となっています。

ンドゥールの魅力と人気の理由4つ目は、しりとりでも役立つことです。「しりとり」は「ん」から始まる言葉がないため、「ん」で終わる言葉を言ったら終了というルールになっています。しかし、「ん」から始まる「ンドゥール」という言葉のおかげで「しりとり」を続けることができます。このように「ンドゥール」は「しりとり」終了の危機の際にも役立つ最強キャラとして人気があります。

ンドゥールのスタンド能力は「ゲブ神」です。「ゲブ神」とはエアネドの神の1つで、そのスタンド能力は大地を司る神「ゲブ」の力を持っています。「ゲブ神」の詳細を紹介すると、破壊力が「C」、スピードが「B」、持続力が「B」、射程距離「A」、精密動作性「D」、成長性「D」となっています。

破壊力や精密動作性はやや劣りますが、遠く離れた場所でもスタンドを操作することが可能な「絵距離操作型」の能力で、変幻自在に形を変えられる水のスタンドとなっています。基本的には鋭利な爪を生やした手の形をしています。また、ゲブ神のスタンドは水や体液といった液体と一体化するため普通の人に見えたり、砂など水を吸収することができる物質を通ることができるため自由に移動したりすることが可能です。

その移動スピードはとてつもなく速く、最高スピードではスタープラチナが渾身の力で放り投げたイギーを追い抜き、先回りすることが可能なほどです。また、能力を使うンドゥール自身が全盲であるため、聴力補助の杖使って音を聞き、攻撃を行っています。視覚を使わない分、ある条件下で反応し攻撃を実行する「自動操縦型」の攻撃に似た動作を行います。

ンドゥールのスタンド「ゲブ神」の主な攻撃は、標的をまるでウォータージェットのごとく切り裂く、もしくは射抜くなどのごく簡単なもので、切れ味は抜群。鉄をも真っ二つにします。そして、ンドゥールはスタンドにより自分を覆うことで、全方面に攻撃可能なシールドを張ることもできます。そして、海中であっても決して取ろうとしなかった承太郎の帽子をぶっ飛ばした唯一の攻撃もンドゥールのスタンド能力によるものです。

また、ンドゥールのスタンドは対象の体内に潜ることもでき、敵の体内に侵入して溺死させたり、スピードを生かしてまるでかまいたちのように鋭い攻撃を行ったり、散弾銃のような攻撃技も可能となっています。このように、ンドゥールのスタンド能力「ゲブ神」はスピードや遠隔操作、形を容易に変えられる特性を生かして様々な攻撃技が可能となっています。

ンドゥールのスタンド能力「ゲブ神」の元ネタは何でしょうか？まず、ンドゥールの元ネタは上の動画を歌っているセネガル出身の歌手「ユッスー・ンドゥール」だそうです。そして、エジプトの神々「エジプト九柱」の1人「ゲブ」がンドゥールのスタンド能力「ゲブ神」の由来となっているそうです。

ンドゥールの名言1つ目は、ンドゥールが能力を見抜かれた時に発したセリフです。能力が相手にバレても余裕な様子のンドゥールのかっこいい名言だと言われています。

ンドゥールの名言2つ目は、ンドゥールの強さの裏にある孤独がよく分かるセリフだと言われています。その後、DIOと出会い、運命が動き出しますが、スタンドの能力によって孤独なンドゥールの生い立ちが表れている名言となっています。

ンドゥールの名言3つ目は、承太郎たちに対してンドゥールが言い放ったセリフです。この言葉には、ンドゥールの性格がよく表れている名言だと言われています。

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」でンドゥールの声を担当した声優の伊藤健太郎さんは1974年1月3日生まれ、東京都八王子市出身です。声優の他に舞台俳優やナレーターとしても活躍しており、所属事務所はマウスプロモーション。声優・舞台俳優としての活動1995年からスタートし、劇団K-Showを主宰しています。

声優としては、しゃがれ声が印象的な声優として人気があります。次に、そんな声優・伊藤健太郎さんの声優としての主な出演作品をみていきます。

• 1999年「小さな巨人 ミクロマン」ミクロマンアーサー役
• 1999年「デジモンアドベンチャー」ユキダルモン役
• 2000年「妖しのセレス」梧雄飛役
• 2000年「ゾイド -ZOIDS-」トーマ・リヒャルト・シュバルツ役
• 2000-2011年「とっとこハム太郎」タイショーくん役
• 2001年「仰天人間バトシーラー」キャプテンファッツ/キャプテンガッツ役
• 2001年「ヒカルの碁」加賀鉄男役
• 2001年「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」少年（0013）役
• 2001年「キャプテン翼」若島津健役
• 2002-2007年「NARUTO -ナルト-」秋道チョウジ役

• 2002-2006年「ロックマンエグゼ」シャドーマン役
• 2002年「シャーマンキング」ニクロム役
• 2003年「鋼の錬金術師」バリー・ザ・チョッパー役
• 2005年「BLOOD+」岡村昭宏役
• 2005年「BLEACH」阿散井恋次役
• 2006-2009年「金色のコルダ」土浦梁太郎役
• 2006-2007年「彩雲国物語」浪燕青役
• 2006年「流星のロックマン」ウォーロック役
• 2007年「BLUE DRAGON」ロギ役
• 2007年「流星のロックマン トライブ」ウォーロック役

• 2008-2015年「純情ロマンチカ」上條弘樹役
• 2010年「GIANT KILLING」黒田一樹役
• 2011-2013年「クロスファイト ビーダマン」ドラシアン役
• 2011年「ぬらりひょんの孫 千年魔京」白蔵主役
• 2012年「銀魂」佐々木鉄之助役
• 2013年「キングダム」桓騎役
• 2013-2018年「弱虫ペダル」田所迅役
• 2014年「金色のコルダ Blue♪Sky」八木沢雪広役
• 2014年「東京喰種トーキョーグール」万丈数壱役
• 2018年「ゴールデンカムイ」白石由竹役

こちらは「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するンドゥールに関するツイートです。ンドゥールが最高にかっこよかったと絶賛しており、とてもお気に入りのキャラのようです。

こちらも「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するンドゥールに関するツイートです。ンドゥールの名言の1つ「悪には悪の…」というセリフがとても好きだという感想です。このツイートのように、ンドゥールのこの名言を好きだという声が多くみられるようです。

こちらも「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するンドゥールに関するツイートです。アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第3部の中でンドゥールが一番好きなキャラだったそうで、彼の死を惜しむ感想となっています。

こちらも「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するンドゥールに関するツイートです。DIOの情報を知られることを危惧して自ら命を絶ったンドゥールに対して、信念を守り通したことやその能力の強さが評価されています。

こちらも「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するンドゥールに関するツイートです。ンドゥールと「ンジャメナ」はしりとりで使えるという感想で、日常の思わぬところで役立ち、親しみを持たれているンドゥールなのでした。

いかがでしたか？「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するDIOの部下、ンドゥールの魅力や人気の理由を考察してきました。また、ンドゥールのスタンド能力「ゲブ神」についてやその元ネタを紹介し、ンドゥールの名言やアニメ声優の伊藤健太郎さんについてもみてきました。

そして、ンドゥールはその孤独な生い立ちやDIOへの忠誠心、慎重な性格などが魅力とされており、人気キャラとなっていること。ンドゥールの名言が好評で、「NARUTO」や「ゴールデンカムイ」「弱虫ペダル」などに出演している声優の伊藤健太郎さんがンドゥールの声を担当したことなどが分かりました。ぜひ、みなさんも「ジョジョの奇妙な冒険」を観る際はンドゥールに注目してはいかがでしょうか？