彼方のアストラの感想・評価まとめ！刺客の正体は？伏線回収がスゴい？

漫画好きの間で今、「名作だ」と話題になっている作品といえば、『彼方のアストラ』です！名作と評価されている漫画・『彼方のアストラ』とは一体どんな作品なのでしょうか？まずは、『彼方のアストラ』の漫画情報やアニメ情報・あらすじなどをチェックしてみましょう！

『彼方のアストラ』は、集英社のウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』にて、2016年5月9日〜2017年12月30日にかけて連載された漫画です。『彼方のアストラ』の原作者は、篠原健太です。そんな『彼方のアストラ』の単行本は全5巻となっています。

『彼方のアストラ』は名作と言われ、口コミでも非常に人気が高い作品です。2017年には第3回『次にくるマンガ大賞』Webマンガ部門で5位を受賞、『このマンガがすごい！2019』オトコ編で3位、『マンガ大賞2019』で大賞を獲得している名作です。

時代は西暦2063年、ケアード高校の生徒たちが『大自然の中、生徒だけで5日間を過ごす』という目的で惑星キャンプを惑星マクパで行うこととなります。しかし、その途中でメンバー達は謎の球体の襲撃を受け、次々と球体に飲み込まれて宇宙空間に投げ出されてしまいます。メンバー達が飛ばされた先は、5012光年離れた地点でした。

絶望するメンバー達の中、メンバーの1人であるザック・ウォーカーが宇宙船の操縦免許を持っており、帰還は可能であることがわかり、メンバー達は必死で帰還を目指します。それと同時に、メンバーの中に遭難事故を起こした犯人がいるのでは？と次第に考えていく様になり、真相を突き止めていきます。

多くの賞を受賞し、漫画界の中でも名作と絶賛されている『彼方のアストラ』は、アニメ化もされました。アニメ化されたのは2019年7月で、現在放送中です。アニメ化された『彼方のアストラ』はAT-X、TOKYO MXほかにて放送されています。

『彼方のアストラ』が名作と言われているのは、作品そのものが素晴らしいことやクオリティの高さはもちろんなのですが、ほか作品へのリスペクトやオマージュが感じられることも魅力の一つとなっています。では、一体どんな作品をリスペクトしていてオマージュとなっている作品は何だったのかについてチェックしてみましょう。

まず、『彼方のアストラ』がほか作品へのリスペクトとしていることが感じられる作品といえば、藤子Fの名作となっている『宇宙船製造法』です。こちらの作品は藤子Fが『五少年漂流記』の宇宙版ができないかと作ったマンガで、銃を持つ人物が支配者であることや船が故障して留まろうとするシーンなどが『彼方のアストラ』でもチェックでき、藤子Fへの尊敬が覗けます。

『彼方のアストラ』のオマージュと言われているのが、萩尾望都原作の『11人いる！』です。『11人いる！』では仲間の中に1人だけ部外者がいるということや、中性の登場人物がいたのですが、『彼方のアストラ』でも同じくこの様な要素が盛り込まれており、両作品のファンの感想では「素晴らしいオマージュ」だと絶賛されていました。

いたるところに伏線が張られていて、伏線回収が楽しい漫画・『彼方のアストラ』は物語の序盤から最終回まで非常にスピード感のあるミステリー作品となっていました。そんな『彼方のアストラ』の記念すべき最終回は一体どんなあらすじだったのでしょうか？そこでお次は、『彼方のアストラ』の最終回あらすじネタバレを調査してみましょう！

『彼方のアストラ』の最終回あらすじネタバレ1つめは、『クローン』です。『彼方のアストラ』に登場する主な登場人物は、カナタ、アリエス、キトリー、ザック、ルカ、シャルス、ユンファ、ウルガーの8名と、キトリーの義理の妹であるフニシアの9人です。

謎の球体に飲み込まれて9光年離れた惑星マクパに送り届けられた9人は、何か自分たちに共通点があるものだと考えていました。そこで最終回のあらすじネタバレで明かされたのが、カナタ、アリエス、キトリー、ザック、ルカ、シャルス、ユンファ、ウルガー、フニシアの9名はクローンであったという共通点です。

『彼方のアストラ』の最終回あらすじネタバレ2つめは、『若返り』です。カナタ、アリエス、キトリー、ザック、ルカ、シャルス、ユンファ、ウルガー、フニシアの9名がクローンであったことを先ほどの最終回あらすじネタバレでご紹介しました。では、一体何故、彼らはクローンとして誕生したのかという謎について気になるところですが、これは親の若返りが目的でした。

一体どういうことかというと、例えばカナタの父はかつて十種競技の選手として活躍していたのですが、体を壊してしまったことで選手生命を失ってしまいました。そんなカナタの父は、カナタの専属トレーナーとして体を鍛え上げ、記憶移植により再び選手として活躍し、自分の能力を世に残すためにクローンを作り上げました。
 

その他メンバーの親についてですが、ウルガーの親はカナタ達が通うケアード高校の教頭、キトリーの親はクローンを産むために必要な病院の院長、天才的頭脳を持つ研究者であるザックの親は記憶移植を研究する…など、メンバーの親は自分勝手な理由でクローンを作り上げたのが最終回あらすじネタバレで明かされました。

『彼方のアストラ』の最終回あらすじネタバレ3つめは、『シャルスの正体』です。名作と呼ばれ、世間に注目されている『彼方のアストラ』ですが、こちらの作品を見ている読者達の感想では「シャルスが怪しい…」「刺客って一体誰なの？アリエス？」などという感想が多く挙がっており、多くの読者が刺客の正体を予想し、楽しんでいました。

そんな中、最終回でこれまで隠されていた刺客の正体が分かりました。その刺客の正体というのが、シャルスでした。シャルスはヴィクシア王政地区の王のクローンであり、他のメンバー達は自身がクローンであることを知らずに生きてきましたが、シャルスだけは生まれた時から自分がクローンであることを知っていました。
 

幼い頃からシャルスは「王の肉体になることが使命」「王の所有物であり人ではない」と言われ続けていたのですが、ゲノム管理法というDNAを管理する新たな法律が成立したことによって、王からクローンの処分が決まったと告げられたのです。

『彼方のアストラ』の最終回あらすじネタバレ4つめは、『命がけの救出』です。自分が刺客であることがメンバーにばれてしまったシャルスでしたが、メンバー達はそんなシャルスを受け入れます。「一緒に帰ろう」と声をかけるメンバー達でしたが、シャルスは「もうどうしようもないんだ…」と絶望の表情で気球を出して自殺しようとします。

そこでカナタが気球を反重力シューズで飛び越え、シャルスを力尽くで取り押さえたのですが、この時カナタの右腕が気球に飲み込まれてしまいました。命がけで自分を救出してくれたことにシャルスは王からの洗脳を解き、「みんなのおかげで僕は自分になれた。ボクはオリジナルとして生きたい」「みんなと一緒に帰りたい」と、自分の気持ちを表に出せるようになりました。

『彼方のアストラ』の最終回あらすじネタバレ5つめは、『1番の思い出』です。数々の困難を乗り越えてきたメンバー達は惑星アストラに着陸する直前、旅の中での1番の思い出について感想を述べあいます。メンバー達は各々思い出を語っていたのですが、ウルガー・アリエス・フニ・シャルスの4人はカナタに助けられたことが一番の思い出だと旅の感想を言いました。

遭難してからはたくさんの困難がメンバー達を襲い、何度もメンバー達も「もうダメかも…」とあきらめた時がありました。しかし、その度にカナタがみんなを支え、ピンチの時にはいち早く駆けつけ、助けてきました。そんなカナタに対して、多くのメンバーが感謝しており、1番の思い出だと語るシーンは読者達も「涙なしでは見れない」「感動」と感想を述べていました。

『彼方のアストラ』の最終回あらすじネタバレをチェックできただけでも、名作と呼ばれているだけあるクオリティの高さを実感できると思いますが、『彼方のアストラ』の凄さは何と言っても伏線回収がポイントです！

原作を読まれていなくて先ほどご紹介したあらすじネタバレだけでは伏線回収が難しいかもしれませんが、練りに練られた構成の『彼方のアストラ』は、至る所に伏線が貼られており、伏線回収する楽しさがあります。そんな『彼方のアストラ』の中でもすごいと言われる伏線回収についてお次はチェックしてみましょう。

『このマンガがすごい！2019』や『漫画大賞2019』などでも賞を受賞している『彼方のアストラ』。そんな『彼方のアストラ』の魅力といえば、何と言っても伏線回収です！単行本は全5巻と短めなのですが、ぎゅぎゅっと濃縮された物語には伏線がたくさん張り巡らされています。そんな『彼方のアストラ』の伏線回収は単行本4巻・5巻でチェックできます！

名作と絶賛されている『彼方のアストラ』は、伏線回収が巧みなSFミステリー作品として注目されています。もちろん、篠原健太といえば過去に大ヒット作品となった『SKET DANCE』でもギャグをメインに扱っていたので、『彼方のアストラ』でもギャグもしっかり盛り込まれています。

しかし、1度読んだだけでは気づかない、予想もできないほどのSFミステリーであることが『彼方のアストラ』の魅力です。単行本4巻あたり、つまり中盤過ぎた頃から一気に伏線回収がされていき、点として張り巡らされていた伏線が線になって、全て繋がってくるようになります。読み返せば読み返すほどそんな伏線回収に気づき、読者達はあまりの面白さに震え上がる方も少なくないようでした。

ウルガーの兄であるフィン・ツヴァイクはフリージャーナリストとして活躍していたのですが、ルカの養父であるマルコ上院議員の不正献金疑惑を追う途中でビルから転落死し、自殺として処理された過去が明かされていました。一体何故フィンは死んでしまったのか…読者達はこの謎についても伏線回収が出来るのかどうかじっくり作品を読破していたようですが、この点については伏線回収されていませんでした。

『彼方のアストラ』には魅力的な登場人物が多く登場してきます。物語に登場するメインキャラクター達は一体どのような特徴の人物達なのでしょうか？お次は、『彼方のアストラ』に登場する登場人物についてチェックしてみましょう！

『彼方のアストラ』の登場人物1人目は、『カナタ・ホシジマ』です。中学1年生の時に山で遭難したことがあり、サバイバルの経験と知識を持っており、キャプテンとして活躍します。将来の夢は宇宙探検家であるため、鍛えているので運動量力が非常に高いです。

『彼方のアストラ』の登場人物2人目は、『キトリー・ラファエリ』です。ザックと家が隣同士の幼なじみです。母がジョイで大病院の霊場であるキトリーは、船で医療を担当しています。強気に見えて実は寂しがりやのツンデレな性格で、ザックの事が幼い頃から好きです。

『彼方のアストラ』の登場人物3人目は、『アリエス・スプリング』です。食欲旺盛で船の食料を無くすほどの勢いで食べていくのが特徴です。船では書記で、航海日誌という形で帰還までの旅を記録しています。オッドアイの持ち主である事や、天然な性格も特徴的です。カナタに好意を抱いています。

『彼方のアストラ』の登場人物4人目は、『ザック・ウォーカー』です。宇宙船の操縦免許を持っているので、船では操縦士や機械周りの整備を担当しています。IQは200を誇る天才的頭脳を持っており、いざという時に頼りになるメンバーNo.1です。

『彼方のアストラ』の登場人物5人目は、『フニシア・ラファエリ』です。キトリーの義理の妹であり、愛称は「フニ」と呼ばれています。10歳の少女を同行させるというキャンプの課題のためにメンバーとして参加しており、船での役割は与えられていません。

『彼方のアストラ』の登場人物6人目は、『シャルス・ラクロワ』です。ヴィクシア王政地区の貴族出身であり、生物に関する知識が豊富です。そのため、船ではコックを担当しています。新しい惑星の未知なる生態系に触れるたびに興奮する特徴があります。

『彼方のアストラ』の登場人物7人目は、『ルカ・エスポジト』です。手先が器用で絵も上手く、船内のちょっとした修繕やサバイバルに役立つ道具を作ってくれます。明るい性格で船の中ではムードメーカー的存在です。作中ではIS（医学的に男女の区別がつかない状態）である事が明かされました。

『彼方のアストラ』の登場人物8人目は、『ウルガー・ツヴァイク』です。射撃能力が高いので船では狩猟などで食料調達する役割です。態度は尊大で皮肉っぽく「うるさい黙れ」が口癖となっており、当初はメンバーと関わろうとしない一匹狼として過ごしていました。

『彼方のアストラ』の登場人物9人目は、『ユンファ・ルー』です。引っ込み思案であまり喋らないことから、自分が皆の役に立っていないという劣等感を持っています。そんなユンファですが実は母親がルーシー・ラムという有名な歌手であり、ユンファ自身も歌が上手でメンバー達がピンチの時には励ますために歌声を披露しました。

多くの賞を受賞し、漫画界の中でも大絶賛されている『彼方のアストラ』。そんな『彼方のアストラ』原作者となる方は、「名作メーカー」と呼ばれるほどの人気漫画家で、『彼方のアストラ』以外にも多くのヒット作を飛ばしているようです。お次は、名作メーカーと呼ばれる『彼方のアストラ』原作者について調査してみましょう！

名作と呼ばれ、多くの賞を受賞した漫画・『彼方のアストラ』。そんな『彼方のアストラ』の原作者は、篠原健太という漫画家です。「名作メーカー」と呼ばれるほど、書く漫画が大ヒットを飛ばす篠原健太とは一体どんな方なのか…、お次は、『彼方のアストラ』原作者であり「名作メーカー」と呼ばれる天才漫画家・篠原健太のプロフィールについて調査してみましょう！

• 生誕：1974年1月9日（45歳）
• 出生地：千葉県
• 血液型：Ａ型
• 職業：漫画家
• 活動期間：2005年〜
• ジャンル：少年漫画

『彼方のアストラ』で篠原健太のことを知った読者も多いですが、代表作となる『SKET DANCE』からのファンで『彼方のアストラ』を読み始めたという読者も少なくありません。名作メーカーと呼ばれる篠原健太の代表作となる『SKET DANCE』とは一体どんな巳力が隠されているのかチェックしてみましょう。

篠原健太の名作・『SKET DANCE』の魅力は何と言ってもギャグです！ギャグセンスの高い篠原健太だからこそかけるボケとツッコミに読者はおもわず笑いがこぼれてしまうこと間違いなし。また、『SKET DANCE』には謎解きや感動・恋愛など様々な要素も描かれていることや短編でエピソード完結となるため、途中から作品を読み始めた方でも読みやすいのも魅力の一つです。

『彼方のアストラ』は伏線回収が気持ち良いだけでなく、細かな芸も人気の一つです。そんな『彼方のアストラ』にはアナグラム表記がされているのですが、そもそも『アナグラム』とは一体何の事なのでしょうか？お次は、『彼方のアストラ』にも表記されていた『アナグラム』について学んでみましょう。

まず、『アナグラム』とは、ある語を構成している文字の入れ替えによって異なる意味を保つ語を作る言葉遊びの事を指します。『彼方のアストラ』でいうと地名のアナグラムが出身地を指す事となります。アナグラムの意味を知ると物語の面白さも倍増するので要チェックです。

『彼方のアストラ』で登場した惑星のアナグラムから浮かぶ英単語は一体どのようなものか調査していきましょう。まず、惑星マクバ（macpa）はアナグラム表記でcamp（意味・キャンプ）となります。続いて、惑星ヴィラヴァーズ（Vilavurs）のアナグラム表記はSurvival（意味・survival）、惑星シャムーア（Shummoor）のアナグラム表記はMushroom（意味・きのこ）を指します。

惑星アリスペード（Arispade）のアナグラム表記はParadise（意味・楽園）を指し、惑星イクリス（Icriss）のアナグラム表記はCrisis（意味・危機）、惑星ガレム（galem）のアナグラム表記はGleam（意味・かすかな光）となっています。こうしてアナグラムを見てみると、物語で描かれていた出来事が当てはまっており、ここからも伏線回収が出来るようになっています。

「名作」と言われ、漫画好き達の間ではもちろんのこと、漫画に詳しくない方でも身震いするほどの面白さだと話題になっている『彼方のアストラ』。そんな『彼方のアストラ』に対し、世間の人々は一体どんな感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、漫画・『彼方のアストラ』に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう！

こちらの方は、『彼方のアストラ』に対して『SKET DANCE』のSF学園迷子物という感じだと感想ツイートされています。『彼方のアストラ』は篠原健太ならではのボケやツッコミ、そして伏線回収の手際の良さ、魅力的なキャラ…どれを取っても最高クラスの漫画であることがわかります。

こちらの方は、『彼方のアストラ』原作がめちゃ面白くてアニメも面白いと絶賛の感想ツイートされています。現在アニメは放送中なのですが、こちらの方にとっては今期イチオシのアニメとして注目しているようです。

こちらの方は、『彼方のアストラ』の原作を読んで、読み進めるとかなりえげつない話で驚きが隠せないと感想ツイートされています。予想外すぎる伏線回収に多くの読者達が「こんな理由だったんだ…」「キャラの心情を考えるとつらい」と感想ツイートする方も多いくらい、読者達が感情移入できる作品となっています。

『彼方のアストラ』の感想や伏線回収まとめのご紹介はどうでしたか？あらゆる所に伏線が散りばめられており、伏線回収が気持ちいい漫画・『彼方のアストラ』は読者の感想も好評で、名作と言われているだけあるクオリティ高い作品である事がわかりました。多くの人が絶賛する『彼方のアストラ』、気になる方はぜひチェックしてみてください！