ヲタクに恋は難しいをネタバレ解説！結末や声優は？実写映画のキャストも紹介

ヲタクに恋は難しいはイラスト投稿サイト「pixiv」で連載された後、pixivと一迅社が共同で作った「comicPOOL」にて連載、さらに一迅社から書籍化された漫画です。

pixivという連載形式時点から女性を中心に高い共感を獲得し2014年には次にくるマンガ大賞で「本にして欲しいWebマンガ部門」で1位を獲得、実際に本になった翌2015年には「このマンガがすごい！」にてオンナ編1位に獲得するなどしています。

ヲタクに恋は難しいは主要なキャラクターが全員重度といえるヲタクでその掛け合いが面白い作品です。ヲタクと言ってもそれぞれに感性や扱うジャンルが異なる為に幅広いジャンルが登場している事や、敢えてインターネットスラングや実在するゲームのネタなども頻繁に取り入れ社会的に未だに敬遠される事もあるヲタクの実情をリアルに描いた作品です。

原作の高い人気と作風のあ使いやすさもあって2018年にはアニメ化しています。地上波での放送はもちろん、Amazonプライム・ビデオを使ったネット配信も行われ、ほぼリアルタイムに配信に配信されました。

ヒロイン成海は職場の同僚と付き合っていたものの隠していたオタク趣味がバレてフられてしまいます。職場の気まずさが嫌で転職を果たした成海は転職先の職場で幼馴染の宏嵩と再会します。あくまでも友達として居心地の良さを感じる成海でしたが同じくオタクである宏嵩から自分と付き合うメリットを説かれて交際する事になります。

成海がその事を職場の先輩でオタクである小柳花子に伝えると花子と樺倉が付き合っている事が判明。以降4人で翌遊ぶようになります。しかしこれまで友達としてしか見ていなかった宏嵩に対し成海がどんな顔をすれば良いのか分からないと避けるようになってしまい宏嵩も友達のままの方が良かったのではと考え始めます。花子が間に入り成海は避けていた理由を宏嵩に伝えその関係性を取り戻すのでした。

結局友達の延長線上のような関係のままいる成海と宏嵩。ある日成海は宏嵩に部屋に呼ばれてます。ソファーに座っていると突然迫ってくる宏嵩に焦る成海でしたが宏嵩はソファーの後ろに置いたゲームのコントローラーを取ろうとしただけでした。ホッとしたようながっかりしたような複雑な感情になる成海でしたが一緒にゲームをしてその事を忘れます。

花子と樺倉も合流して4人で遊んでいる中、成海が昔のカードゲームを見つけて懐かしがります。それは宏嵩に取って成海と初めて喋るきっかけになった大切なものでしたが成海はその事を一切覚えていませんでした。「殴ってもいい」という成海に宏嵩は無表情で「口を閉じた方がいい」と言い放ちます。覚悟を決める成海でしたが宏嵩は成海が目を瞑った隙をついて頬に優しく触れてキスをするのでした。

後日酔っ払った花子からオタク同士だと楽だからという理由で樺倉が自分と付き合っているのではないかと不安を感じている事を成海に打ち明けます。宏嵩もそうなのではないかと不安になった成海は宏嵩に投げかけるのですが宏嵩は成海が自分らしくしているのが好きだから気にしなくていいと答えるのでした。

ある日、成海は宏嵩の弟、尚哉と再会します。尚哉との会話で成海は宏嵩とこれまでに普通のデートをした事がない事に気が付きます。一方宏嵩も樺倉と花子が意外にも普通のデートもしている事を知って同じく普通のデートをしたことがない事に気が付くのでした。先に動いたのは宏嵩で成海に普通のデートをしようとテーマパークに誘います。宏嵩の提案で成海は腐女子妄想を、宏嵩はゲームをそれぞれ禁止するというルールを設けます。

しかしお互いにちょくちょくオタクっぷりを発揮する2人。特に酷いのは宏嵩で、話す話す言葉ゲーム関連ばかりで自分が作ったルールに苦しめられる事になります。そこに2人のデートを聞きつけた樺倉と花子も合流。成海と樺倉がホラーアクションに行っている間に宏嵩は花子に成海との関係について相談、花子は自分たちのペースで頑張ればいいといいつつもじれったい2人の関係にハッパをかけるのでした。

宏嵩は付き合うようになって改めてこれまで見えなかった成海の一面を知った事で自分と居ていいのかと不安を抱いていました。しかし花子に背中を押された宏嵩はデートの帰りにお揃いのピアスをプレゼントします。さらに宏嵩は成海を抱きしめるのでした。

樺倉と花子が付き合うきっかけとなったエピソードも登場しています。2人は元々同じ高校の先輩後輩の関係で2人共がそれぞれにバレー部のキャプテンを務めていました。ある日、花子がジャンプサーブの練習をしている所に樺倉が遭遇します。樺倉は花子に上から目線でアドバイス、しかもそれを実践して見せます。樺倉のジャンプサーブの凄さに心動かされた花子は樺倉のアニメオタクを黙っているという条件で教わる事になります。

しかし樺倉は言葉で説明するのが下手で花子は樺倉のそれを上手く吸収する事が出来ませんでした。結果、花子は試合に負けてしまい思わず樺倉の元にいき泣いてしまうのでした。樺倉は花子の涙をふいてあげます。そして樺倉の卒業の日、花子は樺倉の元に向かいますが既に樺倉はほとんどの物を別の後輩にあげてしまっていました。

これには花子も怒りついその場で喧嘩になってしまい2人は背を向けて歩き始めます。しかし2人は「このまま振り返らなければ一生後悔する」と同じ事を考えていました。振り返った2人はそのまま抱きしめ合い付き合う事になるのでした。

夏、4人は一緒に夏祭りに出かける事になります。待ち合わせ場所に向かう途中、成海はしつこいナンパ男に絡まれてしまいます。その場は宏嵩、樺倉、花子に助け出される成海。4人で出店を楽しみますが再び成海だけがはぐれてしまいます。最初になる身を見つけたのはなんと先程のナンパ男でした。ナンパ男は強引に成海の腕を掴み連れて行こうとします。

成海は心の中で宏嵩に助けを求めます。すると本当に宏嵩が現れて2人で茂みに逃げ込みます。宏嵩は成海をしっかりと抱きしめるのでした。

成海達が務める会社では今年から社員旅行が復活。成海は肯定派、花子は否定派、宏嵩は興味なしと三者三様の反応を示します。基本的に自由参加であるこの社員旅行は成海は宏嵩と一緒に行きたいと考えますが同時に消極的な宏嵩に無理強いしたくないと複雑な表情を浮かべます。しかしその社員旅行の幹事は樺倉。3人はもちろん社員の誰も断る事が出来るはずもなく結局全員が参加する事になります。

どうせ行くなら楽しもうという同僚達の気に当てられ満更でもない態度を見せる宏嵩、さらに行き先が温泉旅館だと知らされ宏嵩は成海の浴衣姿を妄想、成海と2人きりになれないかと考えます。一方で成海は同僚達と仲よさげに話す宏嵩を邪魔しないようにしようと考えるのでした。余談ですが肝心の樺倉も幹事は嫌々でアニメをリアルタイムで見れないと嘆くのでした。

旅行当日、旅行に慣れない宏嵩は周囲に振り回されながらも要所で成海の事を目で追いかけます。一方で成海は宏嵩の邪魔をしないようにと気を使います。温泉に入る宏嵩は樺倉とサウナで我慢比べ、一方で成海は花子に宏嵩がオタクじゃない友達と仲良く出来ている事を安堵していると伝えます。花子は樺倉と一緒にいれない不満を成海の身体にいたずらする事で発散するのでした。

ちなみにサウナでの我慢比べはどっちも意地を張り続けた結果、湯あたりして看病される事になります。舞台は宴会場での食事に移ります。樺倉は課長からのビールを断りきれずにすぐに酔っ払ってしまいます。ロビーで酔を覚ます樺倉に花子が様子を見に行くと不意にキス、いつもと違うデレデレな様子はかなり酔っているのが見て取れます。

一方宏嵩は樺倉の3倍は飲んだにも関わらずケロッとした顔でタバコを吸っていました。そこに成海がやってきます。成海はゲームを取り出して態度を誤魔化しますが本当は我慢しきれずに宏嵩と2人きりになりたかったのでした。旅行の帰り、同僚に旅行の感想を聞かれる宏嵩は思ったより良かったと素直な感想を答えるのでした。

エピソード40はpixivが出発点であるヲタクに恋は難しいらしい企画でTwitterで読者から募集したお題について描かれています。「成海の妄想の中の宏×樺」や「オセロをする光と尚哉」など本編では見れない一幕が見れます。最後は「成海が巨乳～」系のお題を成海がひたすら叩き割るのでした。

エピソード41では樺倉の知らず知らずの苦労が描かれます。その日樺倉はアニメイトでお目当ての本を買おうと急いで帰りました。その帰り道、遠くに成海と宏嵩を見かけます。違う道から帰ろうとする樺倉でしたがそこで後輩二人組と遭遇。会社ではオタクを隠している樺倉はアニメイトの袋を隠し、さらには成海達が付き合っている事がバレないように強引に2人を飲みに誘うのでした。

エピソード42ではゲーセンで光が遊んでいる所に尚哉が現れます。慌てる光に尚哉は成海と宏嵩を紹介。光が焦っているのに気づかず流れで光と宏嵩でシューティングゲームをする事になります。2人はこのゲームを通してすっかり打ち解けます。その流れで光は成海と宏嵩が付き合っている事に気づき安堵しますがなぜ安堵しているのかは自分では分からないのでした。

エピソード43ではホワイトデーのエピソードが描かれます。成海にお返しをしたいが何を返したらいいか分からない宏嵩、尚哉に同伴してもらい「自分の事を考えて選んでくれたものに正解もハズレもない」というアドバイスでプレゼントを購入しました。宏嵩が買ったのはぬいぐるみでそれをもらって笑う成海も描かれました。

エピソード44では成海の同僚千葉が絡んできます。成海と花子が西部劇映画でBLトークをしているとそこに千葉が入ってきます。すぐさまスイッチを切り替える成海に関心する花子。2人は千葉の調子に合わせますが、千葉はタイプの違う2人が仲が良い事を不思議に思っていました。オタクである事をバレないように取り繕う成海に対し、花子は逃げも隠れもせず、かつバラしているわけではない答え方をするのでした。

エピソード45ではこれまでに何度か登場しているオンラインゲームが舞台です。新しいエリアの開放で動きがおかしい成海。結果偶然ですが光と尚哉とも遭遇して6人で遊ぶ事になります。しかし緊張しいの光は満足に動けません。ゲームをすれば調子を取り戻すだろうと考える宏嵩。尚哉がピンチに追い込まれると別人のような動きをみせますが樺倉が話しかけると元の調子に戻ってしまうのでした。

ヲタクに恋は難しいのヒロインと言えるのが桃瀬成海です。幅広いジャンルが好きなオタクで特にBLが好きですが、過去の経験もあり基本的に周囲にオタクである事を隠しています。また同人活動をするなど自身で描く事もありコミケに参加するなど活動の幅はかなり広いです。会社員としては決して有能とは言えませんが、女子力はそこそこに高いです。声優は「アイドルタイムプリパラ」に出演していた伊達朱里沙さんが務めています。

オタクの比重がかなりの割合でゲームに寄っているのが二藤宏嵩です。感情が表に出にくいものの仕事が出来るイケメンです。喫煙者で良くタバコを吸っているシーンが描かれる他、重度の近視でもありメガネがないとキスをしてしまうくらい近づかないと顔を識別出来ません。声優は「アイドルマスターSideM」で硲道夫役を演じた伊東健人さんが務めています。

会社の立場上では成海、宏嵩、花子の上司に当たるのが樺倉太郎です。強面で周囲に怖がられていますが真面目で面倒見の良い性格をしています。また主要4人の中ではライト寄りながらもオタクであり周囲にはその事を隠しています。花子とは喧嘩が耐えませんがそれでも密かにお揃いのペンダントをするなどしています。声優は数々のアニメに出演する杉田智和さんが務めています。

成海の指導役的な立場で登場し「花ちゃん」「なる」と呼び合う仲なのが小柳花子です。女性にしては高い167cmの長身で高校3年生から目覚めたコスプレはレイヤー界隈ではけっこう有名な男性キャラレイヤーでもあります。基本的には三次元寄りですがアニメやBLも愛好します。4人の中で唯一お酒に弱い一面を持っています。声優はこちらも数多くのアニメに出演する沢城みゆきさんが務めています。

大のコミュニケーション苦手なゲームオタクとして登場するのが桜城光です。尚哉と同じ大学に通う大学生で内向的な性格は店員に話しかけられると謝って退店する、ネットゲームでも知らない人に話しかけられるとフリーズしてしまう程です。花子よりも背が高く髪もショートで男性服を着ている為男に間違われやすいという一面も持っています。声優は悠木碧さんが務めました。

ヲタクに恋は難しいの主要なキャラクターの中で唯一非オタなのが宏嵩の弟、二藤尚哉です。社交的で表情豊かな性格ですが致命的な程にゲームが下手で有名なネットスラングすらも分からない程です。成海達の職場の近くにあるカフェでアルバイトしています。声優は梶裕貴さんが務めています。

オタクであるという共通点こそあるものそれぞれの領域はあまり噛み合っていない成海、宏嵩、樺倉、花子の4人。唯一噛み合っているのが成海と花子のBLですがこの2人は致命的な程CP論争が噛み合いません。ハマる作品は近い物があるにも関わらず噛み合わない事は2人にとっても大きな問題で作中でもその噛み合わなさを何度か発揮しています。

ヲタクに恋は難しいはその人気の高さと作風の扱いやすさから実写映画になる事がコミック6巻発売告知PV内で発表されています。公開は2020年の予定で東宝で配給され監督はこれまでに「銀魂」や「斉木楠雄のΨ難」などの漫画を原作とした実写映画からリメイク版「50回目のファーストキス」などの実写恋愛映画の監督を務めてきた福田雄一さんが務めます。

詳しいキャストはヒロインとなる桃瀬成海役のキャスト高畑充希さんと二藤宏嵩役のキャスト山崎賢人さんしか発表されていませんが残りのキャストの発表も含め作品自体の期待の高い実写映画です。

実写映画でヲタクに恋は難しいのヒロイン桃瀬成海を演じるキャストが高畑充希さんです。26歳OLという本来の設定を変更する事なく演じる事が発表されています。自身の事を「重度のミュージカルヲタク」と公言しており、その意気込みをゲームやコスプレに注いで頑張りたいとコメントしています。

実写映画版ヲタクに恋は難しいで成海の相方役となる二藤宏嵩役のキャストは山崎賢人さんが務める事が発表されています。福田監督はとは実写映画版「斉木楠雄のΨ難」以来のタッグとなります。過去には「四月は君の嘘」や「一週間フレンズ」など漫画原作の恋愛要素の強い実写映画にも何度もキャストを務めた経験がある若手俳優さんです。

ここからは既にヲタクに恋は難しいに触れた事がある人の感想をネタバレありで紹介していきます。ヲタクに恋は難しいは他に例を見ないと言っても良い出自を持つ作品で漫画時点で高い人気を獲得していたので当時から感想が多く、それに加え、アニメ、実写映画になっている事もあって感想数自体もかなり多い作品になっています。

感想の中で圧倒的に多いのがそれぞれのカップルの間で行われる掛け合いの可愛さです。全員が全員それぞれにピュアな恋愛観を持っているので見ていてすっきり読めるという感想や、キュンキュンするという感想がかなり多いです。また結末が見えない展開の作品だけにその結末の付け方が気になるという感想、普通の恋愛物のように結婚などで終わってほしくないという感想も多いです。

それぞれのキャラクターの想いがストレートに描かれている作品だけに感情移入しやすいキャラクターも多く、キャラ別の人気も高いキャラクターが多い作品でもあります。特に主要な4人にはそれぞれにファンがいる程でキャラクターの魅力とそれぞれの掛け合いが面白いという感想も多いです。同時にそれぞれの心理描写も隠されていないのでそれらを知った上で楽しめるという感想もあります。

高い人気を誇るヲタクに恋は難しいだけに実写映画がどうなるのかと気にする人も多くなっています。特に未だに発表されていない樺倉と花子のキャストを気にする声は多く、同時に1つ1つのエピソードが短編に近いような形になっている作品だけに映画になった時にどうなるのか分からないとする感想も多いです。

ヲタクに恋は難しいはpixivで掲載され女性を中心に高い人気を獲得、書籍化からアニメ化、さらには実写映画化と展開されている異色な作品です。そのあらすじはオタク要素をふんだんに取り入れながらもしっかりと恋愛ものとして確立しており、同時にオタクである事を隠そうとする描写など共感を得やすい要素の多さが人気の秘密だとする感想も多いです。

まだまだ完結の見えない作品ですがその結末が気になるうという声や、予定されている実写映画版ヲタクに恋は難しいの未だ未発表のキャストなどこれからまだまだ楽しみな要素が詰まった作品です。まだ視聴した事がないという人はぜひ1度視聴しつつ、実写映画版ヲタクに恋は難しいのキャストの発表や原作の結末を待ってみてはいかがでしょうか？