賢者の孫が痛いといわれる理由は？主人公のシンがむかつく・イライラする？

ライトノベル賢者の孫は累計発行部数300万部を突破する大ヒットを記録したことから2019年の4月より全国でアニメ化されました。しかし人気の裏で賢者の孫は主人公のシンが痛いであったり、むかつく・イライラするといった酷い感想多々寄せられています。本記事ではそんな賢者の孫について痛いやむかつく・イライラするといわれる理由についてご紹介します。ではまず初めに賢者の孫の作品情報とアニメ情報をご紹介していきます。

痛いやむかつく・イライラするといった酷い感想が寄せられている賢者の孫は2015年よりWEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載された吉岡剛による小説です。小説賢者の孫はいわば「異世界もの」作品であり、2019年代流行している主人公が無双する物語が描かれています。流行ということもあって賢者の孫は修正などが施されて2015年7月にファミ通文庫よりライトノベル小説として刊行されました。

またライトノベル小説が刊行された1年後の2016年3月より漫画雑誌「ヤングエース」の増刊詩としてWEBで無料で公開されている「ヤングエースUP」で緒方俊輔が作画を担当して漫画化されました。その後2017年に「賢者の孫Extra Story」という外伝派生作品が制作されることになり、「異世界もの」小説の中で注目を集め続けました。そして2019年に累計発行部数300万部を突破する記録を樹立し、大ヒット作品となりました。

「異世界もの」ライトノベル小説賢者の孫はWEB小説投稿サイト「小説家になろう」を経て小説や漫画、派生作品が制作されることになり、2019年現在累計発行部数300万部を記録する大ヒット作品となりました。その人気ぶりから賢者の孫は2019年4月よりアニメ化されることになり、2019年6月現在9話まで放送されています。

賢者の孫を知らない方からは、累計発行部数300万部を突破していることから人気がある作品だと感じることでしょう。しかし賢者の孫は主人公に難があり、ある意味ギャグ作品として注目を集めた作品です。それにより賢者の孫は原作を知っている方から心配する感想が多数寄せられていました。そして賢者の孫はアニメが放送されたことにより、痛いであったり、むかつく・イライラするといった酷い評価がされることになりました。

賢者の孫の主人公であるシンは趣味をゲームとしている社畜でした。ある日シンは突然トラックに轢かれて死亡し、異世界に転生してしまいます。幼子の状態で異世界に転生したシンは異世界で知らない者はいないと謳われる「賢者」マーリンに拾われ、人里離れた場所でシンはマーリンによって育てられます。そしてマーリンに育てられたシンは異世界で規格外とされる魔法使いへと成長を遂げます。

しかしシンは偉大なる師匠であるマーリンから一般常識を何一つ教えて貰うことが無く、世間知らずの子供となってしまいます。その後シンはディスおじさんの勧めで王国アールスハイド高等魔法学院に入学します。そこでシンは常識を知らないことから自分の実力を全く理解することが出来ず、周囲を困惑させながら様々な事件に巻き込まれてしまうことになります。

賢者の孫は300万部を超える累計発行部数を記録している大人気作品なのですが、なぜか痛いやむかつく・イライラするといった酷い感想が多数寄せられています。しかし賢者の孫は真面目に見れば面白い作品です。ではなぜイライラするや痛いといった感想が寄せられることになったのでしょうか。それは完全に異世界もののテンプレのような物語にあります。

まず主人公であるシンはトラックに轢かれ、異世界に転生します。そして異世界でシンは驚異的な強さを会得して無双します。それはまさに2019年現在流行している異世界ものの代表ともいえる物語です。それは当然異世界ものが嫌いな方には受け入れられることはなく、結局痛いやむかつく・イライラするといった評価がされることになりました。

賢者の孫に登場する魔法使いは皆長い詠唱を唱えて魔法を使用します。主人公はその詠唱がダサいと感じ、自分独自で魔法の名前を考えます。しかしそれが「ファイヤーボール」や「空気噴射（ジェットブーツ」、「超音波振動（バイブレーションソード）」などダサくて酷い名前を付けてしまいます。このネーミングセンスが壊滅的なのに魔法詠唱をバカにする主人公シンを見た読者からは当然痛いと評価されました。

賢者の孫の作中において主人公のシンは魔人といわれるオリバー＝シュトロームという人物と対峙します。本来魔人などと戦う際、苦戦するものです。しかし主人公のシンが最強すぎることからオリバー=シュトロームを完膚なきまで叩きのめします。魔人なのにオリバー=シュトロームはシンに手も足も出ませんでした。この苦戦を一切しない無双ぶりも主人公であるシンが痛いといわれる理由となってしまいました。

異世界に転生したシンは偉大なる賢者と謳われるマーリンに一流の魔法使いへと育て上げられますが、残念ながら一般常識だけ教えて貰えることがありませんでした。なのでシンは常識が分からず、わずか10歳で魔獣化してしまったレッドグリズリーを倒してしまいます。さらに主人公のシンが入学した試験で魔法を使用して的を狙う際、周囲は1つしか的を壊さないのに、シンは全部の的を破壊してしまいます。

もちろん周囲の生徒達はその常識破りのシンを見て唖然とします。すると周囲を見たシンは一言「俺なんかやっちゃいました？」と頭を掻きながら発言します。このシーンは非常にむかつく・イライラすると感じるシーンとなっており、特に主人公シンに痛いやむかつく・イライラといった感想が寄せられることになりました。もし主人公のシンがもう少しまともな反応しておれば、そこまで酷い評価がされなかったかもしれません。

主人公のシンは常識破りな魔法使いであり、自分の存在を消すなど規格外の魔法を簡単に使用します。さらにシンは自分で魔法を開発したり、物質の理論を理解することでありえない強さを持つ魔法を使用することが出来ます。またシンは魔法を制御することもでき、教室内で魔法を制御して多くの生徒を驚愕させました。主人公が無双し続ける作品が嫌いな方はそんなシンにむかつく・イライラするや痛いと感じることでしょう。

アールスハイド高等魔法学校へシンは首席で入学し、国王などが参列する入学式でスピーチをすることになりました。その際シンは自身のことを常識を知らない人間だと話し、仲間外れにすれば泣いてしまうというジョークを投げかけます。このスピーチを聞いた生徒は笑うのですが、偉い方々は不快感を露わにします。この周囲の目を気にしないシンの姿は痛いと同時に、むかつく・イライラすると感じることでしょう。

主人公のシンは賢者の孫の作中でシシリーというヒロインに恋をします。しかしシンはシシリーが自分を好きか分からず、告白に戸惑ってしまう鈍感ぶりを見せます。だからといってシンは遠慮というものを知らないことから付き合ってもいないシシリーといちゃつき、キザなセリフを多数話します。その後恋愛無双を見せつけたシンはシシリーと付き合うことになるのですが、シシリーは貴族の女性でした。

そこでシンは合宿所にシシリーの両親を呼び出して土下座します。自ら出向かず合宿所に両親を呼び出すという型破りな方法でシンは両親に付き合う許可を貰い、婚約の約束もしてしまいます。この普通ではありえないシンの行動力は痛いを通り越して呆れるほどであり、多くの読者はむかつく・イライラすると感じることになりました。

痛いと話題を集めた賢者の孫に関する感想では見るに耐えないという感想が多く寄せられていました。賢者の孫は主人公であるシンが常に無双する物語となっており、主人公が強くなっていく過程を見るのが好きな方は少し面白みに欠ける作品となっています。また主人公のシンの発言もむかつく・イライラすると感じるものが多数描かれており、最初で見るのを止めてしまったという方が続出しました。

アニメ版賢者の孫に関する感想では非常に笑えるという感想も多く寄せられていました。賢者の孫は確かに主人公のシンが非常に痛い作品です。しかしギャグ作品としてみれば非常に面白く、主人公のシンの行動には毎回ツッコミを入れたくなります。なので賢者の孫を見る際はギャグ作品として見るのが一番楽しめる方法だといえるでしょう。

痛いと評価されている賢者の孫に関する感想には癖になるといった感想も多く見受けられました。賢者の孫はむかつく・イライラするや痛いといった酷評を集める作品です。しかし賢者の孫のストーリー自体は面白く、さすが累計発行部数300万部を記録する作品だと分かるものになっています。

本記事では賢者の孫について痛いやむかつく・イライラといわれる理由についてまとめてご紹介しました。賢者の孫は主人公のシンが痛いと感じるほど無双する作品であり、最後まで無双する作品が嫌いな方には退屈に感じることでしょう。しかし異世界ものの作品の中では笑いやバトルを詰め込んだ名作となっており、今でも多数のファンから支持されている作品であることは間違いないです。

おそらく本記事をご覧の方も酷評を見てご覧になられていない方も多いことでしょう。そういった方は是非一度賢者の孫をご覧頂き、賢者の孫の隠れた魅力に触れてみてください。