フランダースの犬のパトラッシュの犬種は何?名前の由来やモデルを紹介

「パトラッシュ…疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ」そう言って愛犬のパトラッシュと共に天に召されていくネロとパトラッシュの姿が印象的なアニメ「フランダースの犬」。そんな愛犬パトラッシュの犬種ってご存知ですか?今回は、パトラッシュの犬種についてやパトラッシュのモデルになった犬についてをご紹介します。また、「フランダースの犬」の原作や日本語訳での登場人物の名前はそれぞれ違っていますので、併せてそちらもご紹介します。

フランダースの犬のパトラッシュの犬種は何?名前の由来やモデルを紹介のイメージ

目次

  1. フランダースの犬のパトラッシュとは
  2. フランダースの犬のパトラッシュの犬種は?
  3. フランダースの犬のパトラッシュの名前の由来
  4. フランダースの犬のパトラッシュのモデルを原作から考察
  5. フランダースの犬の日本名
  6. フランダースの犬以外にアニメで活躍する犬
  7. フランダースの犬のパトラッシュに関する感想や評価は?
  8. フランダースの犬のパトラッシュの犬種まとめ

フランダースの犬のパトラッシュとは

フランダースの犬の作品情報

誰もが知っている名作「フランダースの犬」。ですが、「最後の結末は知っているけれど実は話の内容は知らない」という方意外にたくさんらいらっしゃいます。そんな方のために、フランダースの犬の作品概要とあらすじをご紹介します。

フランダースの犬の概要

フランダースの犬は、1872年に出版された子ども向けの小説になります。イギリスの小説家ウィーダ(本名:ルイス・ド・ラ・ラメー)が原作の作品になります。ウィーダが、舞台になったベルギーのアントワープを訪れた際にこの物語を思いついたと言われています。

フランダースの犬のあらすじ

1870年頃のベルギー・フランダース地方に住む貧しい主人公の少年ネロと愛犬パトラッシュの物語になります。絵を描くのが得意なネロは、ルーベンスの絵にあこがれコンクールに出品しますが落選してしまいます。貧しく身寄りもないネロに対する世間の風当たりは強く、ネロはパトラッシュとともにたくましく生きていく姿を描いたお話になります。

最後は、ネロとパトラッシュは教会を訪れ憧れのルーベンスの絵の前で静かに息を引き取り、大勢の天使たちに誘われ天に召されていきます。そんなネロとパトラッシュを襲う過酷な運命を懸命に生き抜いていく姿を描いた感動作になります。

パトラッシュとは

ネロの愛犬パトラッシュ。一緒に天国に行ってしまうほどずっと一緒にいてとても仲が良かったですが、そもそもネロとパトラッシュはどうやって出会ったのでしょうか?気になるネロとパトラッシュの出会いについてをご紹介します。

パトラッシュは犬

ネロとネロの祖父ジェハンは、金物屋の主人に捨てられた荷車引きの犬を助けます。この犬がパトラッシュになります。パトラッシュを助けた2人は家に連れて帰り一緒に暮らすことになります。2人のおかげで元気になったパトラッシュは牛乳運びの仕事を手伝うようになり、いつもネロと一緒に過ごすほど仲良しになります。

主人はネロ

絵を描くのが大好きな心の優しい少年です。幼いころに両親が亡くなってしまったため祖父のジェハンと2人で暮らしていました。が、そのジェハンも体を壊して亡くなってしまいます。憧れのルーベンスの絵を見てみたいネロですが、お金が無いため絵を見ることが出来ません。

元の主人は金物屋

パトラッシュの元の主人である金物屋は、パトラッシュをこき使い虐待していました。パトラッシュがもう働けないと判断すると簡単に捨ててしまいましたが、後にパトラッシュが元気に回復した事を知ると、所有権を理由にパトラッシュを譲る代わりに3フランもの大金を奪い取ってしまいます。

「お金さえもらえればパトラッシュはいらない」と言わんばかりにそれ以降金物屋の主人はネロ達のもとへは現れませんでした。一度は金物屋に連れて行かれたパトラッシュでしたが、隙を見て逃げ出しネロ達の元に戻って来てしまいます。それほどまでにパトラッシュはとても利口な犬なのです。

フランダースの犬のパトラッシュの犬種は?

アニメ版を見ている限りでは、セントバーナード犬では?と言われているパトラッシュの犬種。実は原作では、アニメとは全く違う犬種になっているんです。そんな気になるパトラッシュのモデルになった犬種をご紹介します。

犬種はブービエ・デ・フランダース

ネロの愛犬パトラッシュの犬種は「ブービエ・デ・フランダース」だという見解が多く挙がっています。が、実はアニメフランダースの犬で描かれているパトラッシュはブービエ・デ・フランダースとはまったく違う犬種になっています。実際に写真などでブービエ・デ・フランダース見ると、あまりにアニメのイメージと違っているので驚かれることが多いそうです。

ネロとパトラッシュが住んでいた村ホーボケンには、1986年にネロとパトラッシュの銅像が建てられています。実は、現地ではそれほど有名ではないフランダースの犬ですが、日本人観光客からの問い合わせがあまりにも多いので建てられたそうです。もちろんその銅像のパトラッシュの犬種は、ブービエ・デ・フランダースになります。

ブービエ・デ・フランダースとは

ブービエ・デ・フランダースは、古くから飼育されていた牧畜犬になります。ベルギーとフランスの国境にあるフランドル地方を中心に飼われていました。その頃のフランドル地方はスペイン人が支配していたため、そのスペイン人が持ち込んだ犬だと言われています。「牛追い犬」という意味もあります。

ブービエ・デ・フランダースの特徴は?

体の長さと高さがほぼ同じくらいで、胴はやや短く、長い被毛でおおわれています。犬それぞれによっても大きめ小さめはありますが、理想的な体の高さはオス65cm、メス62cmになります。耳は三角に垂れ、特徴的なひげのような被毛が生えている顔が特徴的です。以前は断耳、断尾が行われていたそうですが、動物愛護精神により行われなくなったそうです。
 

ブービエ・デ・フランダースの性格は?

ブービエ・デ・フランダースは落ち着きがある賢い犬です。かなり体力もあります。パトラッシュと同様に辛抱強く、飼い主や家族には深い愛情を注ぎます。ただ、家族を大切に思うあまり外部の人間や動物に対しては強く出ることもあり、それほどまでに家族愛が深い犬になります。

当時は外見が違っていた?

パトラッシュの犬種だと言われているブービエ・デ・フランダースは、実はアニメに登場するパトラッシュとはまったく似ていません。そもそもフランダースの犬の舞台になった17世紀のベルギーフランドル地方では牧畜犬のような姿としてはまだブービエ・デ・フランダースという犬種は固定されていませんでした。

フランダースの犬のパトラッシュの名前の由来

語源はパトリック

パトラッシュという名前ですが、実はパトラッシェと書かれている本もあります。その語源は「パトリック」だと言われています。フランドル地方が舞台であることを考えると、綴りがオランダ語調なことも考えて「パトラッシェ」が正解なのでは?と言われています。

一般的な名前ではない

そもそも「ネロ」や 「パトラッシュ」  という名前は一般的な名前ではなく、ベルギーでは聞いたことがないそうです。一般的な名前でないことからルーベンスの造語であると言われています。パトラッシュの綴「PATRUSH」の「Patr」には「愛国心」「父」「高貴な人」など様々な意味が込められています。

ネロの母のミドルネーム?

また、ネロが名前を付ける際に大好きだった母親メアリーのミドルネーム「パトラッシュ」を付けたという説もあります。なので、母方の父親やおじいさん等の男性の名前の可能性が高いです。ネロの生まれ故郷は、ベルギーの北西部に位置するアーデンスだと言われています。このことから、パトラッシュはオランダ語から来ていることが予想されます。

フランダースの犬のパトラッシュのモデルを原作から考察

アニメのイメージから、セントハーバードの犬種のイメージが強いパトラッシュ。実は、原作のパトラッシュは、セントハーバード犬とはかけ離れた犬なのです。そんなパトラッシュのモデルになった犬種をご紹介したいと思います。

日本版アニメは実はオリジナルの犬

原作では、ブービエ・デ・フランダースの犬種だと言われているパトラッシュ。実は日本版アニメのパトラッシュはこの犬種ではありません。アニメ放映の際に、監督が独断でパトラッシュのデザインを変更したためだと言われています。

原作での犬種、ブービエ・デ・フランダースだと髪の色は黒くてもじゃもじゃの毛の犬だと子どもうけしないかも?と思い、「より子どもたちに親しまれる犬がいい」ということで、あえて原作とは違う犬種をモデルにしたそうです。

原作のパトラッシュの描写

フランダースの犬の原作でのパトラッシュは「全体に黄色、もしくは褐色の、がっしりとした立ち耳の大型犬である。」と描写されています。この原作の描写を踏まえて、フランダースの犬のアニメ版では立ち耳の白い斑犬に変えられています。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア説

ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアとは、ベルギー原産の牧羊犬種を指します。原作の描写の中には「皺だらけの黄色い額」という表現をしていることから「この犬種なのでは?」と言われています。フランダースの犬が執筆された当時は、まだ犬種として完全に固定されてはいなかったそうです。

ベルジアン・タービュレン説

ベルジアン・タービュレンとは、ベルギーの牧羊犬の中でも最も人気のある犬種になります。現在、日本ではタービュレンは警察犬、介助犬、聴導犬としても大活躍している大変賢く優秀な犬です。ルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア説は、執筆された当時、犬種として固定されていなかったためベルジアン・タービュレンでは?と言う説もあります。

銅像はブービエ・デ・フランダース

日本人が大好きな名作フランダースの犬ですが、実際の舞台ベルギーではあまり人気がないそうです。が、あまりの日本人観光客から問い合わせが殺到したため、1986年にはホーボーケンに、ネロとパトラッシュの銅像が建てられました。銅像のパトラッシュの犬種はブービエ・デ・フランダースになっています。

フランダースの犬の日本名

明治時代に初めて日本語訳された「フランダースの犬」。日本語に訳されたキャラクターの名前は、親しみが持てるよう日本人のような名前に訳されています。そんな気になる日本語版「フランダースの犬」のキャラクターの名前をご紹介します。

日本人に親しんでもらえる名前に翻訳

明治41年に、日本で初めて翻訳された「フランダースの犬」が出版されました。その際、ネロは「清(きよし)」パトラッシュは「斑(ぶち)」アロアは「綾子(あやこ)」ネロの祖父ジェハンは「徳爺(とくじい)」と訳されています。

明治時代の日本人は外国語の名称が横文字でなかなか覚えにくく、特に人名は覚えるのに苦労したそうです。翻訳者がフランダースの犬の素晴らしさを伝えるために、読み手に親しみが持てるよう庶民的でありふれた名前にしたと言われています。

フランダースの犬以外にアニメで活躍する犬

「名犬ラッシー」ラッシー

飼い主の少年ジョンと引き離されたラッシーが、それでもジョンの元へ戻りたいと思い故郷を目指す旅を描いた物語になります。ラッシーのモデルとなった犬種はラフ・コリーになります。ラフ・コリーは賢く穏やかな性格で主人に忠実な犬になり、アニメのラッシーそのものになります。
 

「アルプスの少女ハイジ」ヨーゼフ

山の牧場で、ハイジやおじいさんと一緒に暮らす犬になります。ヨーゼフのモデルの犬種はセントバーナードになります。不愛想でマイペースなヨーゼフですが、崖から落ちたハイジを自分の体で受け止めたりと頼りになる一面を持ちます。セントバーナード犬はおとなしく穏やかですがとても賢い犬になります。

「わんわん物語」レディとトランプ

ジム夫妻のお屋敷で幸せに暮らすレディと、自由を愛する野良犬トランプの可愛い恋物語になります。レディとトランプが一緒にスパゲッティを食べる姿はとても有名です。そんなレディとトランプですが、ジム夫妻が旅に出たことから様々なトラブルに巻き込まれていきます。レディのモデルの犬種は、アメリカン・コッカー・スパニエル、トランプは雑種になります。

「平成犬物語バウ」バウ

自由奔放なブルテリア犬のバウを主人公としたコメディーアニメになります。何かとトラブルを巻き起こすバウですが、当の本人は全く悪気はありません。ある日、犬神大五郎親分の命を救った事から犬神家で飼われる事になります。そんなバウと飼い主犬神さやかとの面白おかしい物語になります。

「動物のお医者さん」チョビ

強面ですが心優しい性格のチョビのモデルの犬種はシベリアン・ハスキーになります。そんなチョビのパートナーが、主人公のハムテルになります。獣医の卵のハムテルを取り巻く個性的な教授や先輩、家族、動物を巻き込んだ日常生活を描いた獣医学部生コメディになります。

「白い犬とワルツを」白い犬


原作は、アメリカで制作されたテリー・ケイの同名小説になります。設定をアメリカから日本に変更し、1995年に映画化された作品になります。明確なモデルの犬種はいません。妻に先立たれた孤独な老人と、その老人に優しく寄り添う不思議な白い犬との物語になります。

フランダースの犬のパトラッシュに関する感想や評価は?

「フランダースの犬」と言えば、ラストのシーンは涙が止まらなくなると言った感想がたくさんあります。仲良しだったネロとパトラッシュが一緒に天国に行けたことがせめてもの救いに思えます。最後の天使が迎えにくるシーンには、悲しいけれどその美しいシーンに感動もしてしまうという感想もありました。

最終回のラストシーンに泣いたと言った感想が多い「フランダースの犬」ですが、「最終回でなくても泣いてしまう!」と言った声がたくさんあります。おじいさんが亡くなり、身寄りもお金もないネロに、周りの人々は冷たく追い打ちをかけるように降る寒い雪がネロを更に不憫に思わせてしまいます。

舞台ベルギーでは、実はそれほど有名ではない「フランダースの犬」。でも、日本ではとても有名な作品となるので、近くを訪れた日本人はネロが亡くなった絵を見に行く人が多いそうです。あまりに訪れる日本人の多さからネロとパトラッシュの銅像も作られました。

フランダースの犬のパトラッシュの犬種まとめ

アニメ版フランダースの犬のパトラッシュのモデルの犬種はセント・バーナードである可能性が高いと言われています。これは日本の監督による日本人向けに変更した結果だったそうです。アニメのイメージが強い人だとセントバーナードの印象が強いので、実はそうじゃなかったなんて驚きですね。現地に赴いた際は、是非ネロとパトラッシュの銅像を見に行かれてみてはいかがですか?

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