2019年05月28日公開
2019年05月28日更新
狼と香辛料のあらすじ・結末をネタバレ!商売と恋愛の旅物語が面白い!
「狼と香辛料」は剣も魔法も活躍しない、行商人ロレンスと賢狼ホロが繰り広げる新感覚ファンタジーです。ここでは「狼と香辛料」のあらすじ・結末、原作とアニメ・漫画との違いをネタバレで紹介していきます。主人公たちの巧みな会話が面白いと評判の高い本作の18巻をネタバレでまとめましたので、まだ読んでない方はご注意ください。また、「狼と香辛料Spring Log」はヒロインの結婚後の話であり、娘ミューリが登場します。本記事では萌系ラノベで珍しい作品と言われている理由もまとめていきます。
目次
狼と香辛料とは
「狼と香辛料」は中世ヨーロッパの雰囲気を漂わせています。主人公・行商人ロレンスと狼の化身である少女(賢狼ホロ)の2人が、道中で起こる様々な事件をユーモア溢れる掛け合いを散りばめつつ描いたファンタジーです。交易路での出来事や街での商取引における駆け引き等、経済活動を争いの主軸にした異色作で、タイトルの由来はジャン・ファヴィエ著の「金と香辛料 中世における実業家の誕生」からです。
「狼と香辛料」は経済を題材とした作品・経済小説のカテゴリに分類されており、アニメや漫画化・ゲームにメディア展開していますが、純粋に経済を勉強する人にも面白いあらすじになっています。「種明かしをしようか、それにはちょっとしたコツがあってな」という口癖とともに、アニメ作中で金貨・銀貨が何種類もあることとその理由も語られていました。また、行商の決済に為替を用いるというアイディアもロレンスが披露しています。
本作は中世ヨーロッパ風の架空世界であり、超常現象は一切生じません。唯一の例外がホロのように神と呼ばれる知性を持つ獣が存在することです。彼らは同族をはるかに凌ぐ巨体と長寿、あるいは不死であり人間に化身することができます。人目に触れることを嫌い迫害を恐れ人に紛れるか、逆に人里離れて暮らすため人間の間ではその存在は噂に過ぎないとされています。
狼と香辛料の原作はラノベ
「狼と香辛料」は2005年に行われた第12回電撃小説大賞の銀賞受賞作品で、支倉凍砂のデビュー作です。2007年の「このライトノベルがすごい!」で1位を受賞しました。ライトノベルとして異色の資本経済ストーリーで面白いと評価が高く、2006年~2011年まで17巻でシリーズが一区切りついていました。16巻で本編が完結、17巻で短編集シリーズが完結しています。
しかし、2016年にさらなる続編・18巻「Spring Log」、本作の正式な続編となる「新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙」が同時刊行されました(18巻と「狼と羊皮紙」で主人公が異なる)。
狼と香辛料の主人公はロレンス
ここでは「狼と香辛料」の主人公・ロレンスの人物像とアニメの声優をまとめていきます。彼は行商人で将来どこかの街で店を持つという漠然とした夢を抱く孤独な青年でした。パスロエ村でホロと出会い、ともに旅をすることになります。会話で彼女に一泡吹かせようとするが逆に返り討ちにあうという、掛け合い漫才が面白いと好評になりました。また、商人としての能力は高く、ホロ曰く「頭の回転は早いが経験が浅い」と評されます。
ロレンスのプロフィール
本作の主人公でローエン商業組合に所属する25歳の青年です。12歳で行商人に弟子入りし、18歳で独立して独自の経験から得た知識で商人として商談を切り盛りします。基本姿勢として、自分1人が大金を儲けるより相手と対等であること、相手を故意に不利益にさせないこと等を信条にしており、ホロからは呆れられることがあります。
彼は対人関係で失敗することが非常に少ないが(女性からの好意に鈍感であることを除く)、バランス感覚や判断基準は安定しており、それゆえに、場合によってあくどい手段や力技でごり押しすることもあります。商人としての能力や誰に対してもフェアであろうとする性格が、後に大物の商人たちからも彼を信用する原因となっており、この物語の面白いポイントの1つとも言えます。
ロレンスの声優は福山潤
1978年11月26日生まれのA型、出身は広島県福山市(大阪高槻市育ち)です。18歳で声優デビューをして現在、BLACK SHIPの代表取締役を務めています。代表作はコードギアス 反逆のルルーシュ・ルルーシュ役、おそ松さん・松野一松役です。2019年4月に作詞も担当した、初のTVアニメ「真夜中のオカルト公務員」OP主題歌(3rdシングル)がリリースされました。声優・ナレーター・歌手と幅広く活躍しています。
狼と香辛料のヒロインはホロ
ここでは「狼と香辛料」のヒロイン・ホロの人物像と演じた声優をまとめていきます。ホロはロレンスとともに旅をする美少女として描かれています。「ケモノ耳にしっぽ」というキャラクターデザインも優れており、2007年に女性キャラクター部門で第1位を受賞しています。また、「わっち(私)」、「ありんす」という独特な話し方をし、その知識量は「賢狼」の名にふさわしいと高評価を受けています。
ホロのプロフィール
齢数百年と言われる狼の化身で、本来の姿(10M超えの巨大な狼らしいが、本人は姿を晒すことを恐れている)に戻るには対価が必要となります。ホロの場合、生き血か麦です。ホロの人型の姿は、10代の半ばの美少女でつややかな髪と狼の耳を持ち、先の白いしっぽを有すると伝承で残っています。好物はりんご、体型の割に大食いで大酒飲みであり、狼が丸呑みにする習性から食べ物を喉に詰まらせる描写が描かれています。
ホロの声優は小清水亜美
1986年2月15日生まれのAB型、東京都出身の女性声優、舞台女優、歌手です。2018年2月28日にアクセルワンを退所し、現在はフリーランスになりました。2003年「明日のナージャ」で声優デビューを果たし、代表作にコードギアス 反逆のルルーシュ・紅月カレン役、スイートプリキュア♪・北条響/キュアメロディ役など、幼女から大人の女性・少年役と幅広いタイプのキャストを演じています。
萌系ラノベでは珍しい作品
ヒロインが子供を産んでいる
「狼と香辛料Spring Log」で娘のミューリが登場しますが、著者も扱いを苦戦していると明かしています。また、「新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙」でコルを主人公にし、ミューリが振り回す結末のストーリーが描かれています。
萌系ラノベの理念
ヒロインや登場する女の子キャラクターは美少女で、現実の人間を超越した存在であり、年齢の設定は10代半ばから後半という明確なルールがあります。近年主流の「なろう系」は萌系ラノベ以上の厳密なルールを持っています。詳しくは「今のなろうで受けているもの」を御覧ください。
ホロは特別な存在
同じ時間を生きていけないことに苦しみ、それでもロレンスと結ばれたのは彼の不器用な愛と信用があってこそでした。お互いにいずれ生き別れる時が来ると知っており、自分が死んだ後も生きていけるようロレンスは善後策を用意します。それほどホロは特別な存在であり、作者や読者にとっても特別なのです。
狼と香辛料最大の魅力はホロ
本作の最大の魅力はホロの豪放磊落な性格と「押しては引く」という、ロレンスに対して甘え上手なところです。恥ずかしがり屋で寂しがりの人ならざる者、そしてからかいながらもサポートする絶妙なコンビネーションが面白いと評価が高いのです。
狼と香辛料のアニメ・漫画のあらすじ
出典: https://anibu.jp
ここでは「狼と香辛料」のアニメ・漫画のあらすじを簡単にまとめていきます。本作は原作小説をほぼ忠実にアニメ化し、その世界観が美しい映像で描かれました。原作の発刊から面白いとファンが増え、ラノベでは珍しく比較的アニメ化・漫画化が早かった作品です。初心者に向けてあらすじのネタバレを紹介していきます。既にご存知の方は、ストーリーの振り返りにしてみましょう。
あらすじ①始まりは出会いから
「狼と香辛料」の始まりは、ロレンスがパスロエ村に麦の売買で訪れたところからです。村では狼の姿をした豊作の神"ホロ"を祀る収穫祭が行われていました。教会や教会の信者たちは異教徒であると毛嫌いしている描写もあります。よそ者のロレンスは村から去り、野宿で寝ようと荷馬車に近づくと、既に少女が商品の毛皮に包まれて眠り込んでいました。
あらすじ②ホロは村の神様?
「狼と香辛料」のヒロイン・ホロは、その昔、パスロエ村に豊穣をもたらすと約束を交わしました。しかし、毎年豊作であると土地は負担を強いられ、不作になればホロのせいとされます。現在、近代化が進み村人でさえ忘れさられ、寂しさを感じていました。ホロは豊穣の神と祀られていただけのことはあり、麦を瞬く間に成長させたり天候を操ったりする能力を持ちますが、あくまで自然のバランスに従った範囲のみ可能です。
あらすじ③故郷を想うホロ
北にあるホロの故郷ヨイツを「夏は短く冬は長い」と作中で語っており、まるで北欧のようなイメージでした。エーレンロッド伯爵が村を治めるようになってから、彼が率先して南方の進んだ農法を取り入れ、麦の収穫高が上がります。農業技術の進歩によってホロは自分が蔑ろにされるのを感じ、次第に望郷の念を抱くようになりました。
あらすじ④2人で旅へ
荷馬車に忍び込んでいたホロを見つけたロレンスは、ホロと名乗る少女に本物の「賢狼ホロ」なら正体を見せろと迫ります。麦を対価にその姿を変えようとした雰囲気に飲まれ、荷馬車から転落して気を失いました。訝しみつつ「神」を必要としなくなった時代の流れから、故郷に帰りたいというホロの頼みを聞き入れます。ただし「食い扶持は自分で稼げ」と通告しました。
あらすじ⑤トラブルに巻き込まれる2人
ロレンスとホロの旅は必ずと言ってよいほど厄介事に巻き込まれます。「狼と香辛料」の面白い理由の1つは、近代社会と似た世界観が共感を生むからです。アニメ・マンガという手にしやすい媒体でありながら、主人公たちが危機に陥り騙されたりする原因が金銭トラブルや人間の感情といった理解しやすい身近なアイテムなので納得感があります。
また、自分からあえて首を突っ込むという形のトラブルも多々あります。例えば流通通貨の「銀の含有量」が変更されるという儲け話を持ってきた若者の商談に乗るふりをして、「なぜ」ウソをつく理由があるのかを探る等です。
あらすじ⑥深まる関係
ロレンスは村に数百年留まっていたホロに対し通貨の手ほどきをしたり、旅先で宿をとるときに「妻」と紹介します。耳やしっぽを見られないように「顔に火傷」があるなど気を使います。ホロも「賢狼」と言われる智慧でロレンスも頭を抱えるほどの理解の良さを見せつけます。ホロが拐われるなどの危機を乗り越える度に、2人の絆が強く結ばれます。
狼と香辛料のアニメ・漫画の結末
ここでは「狼と香辛料」のアニメ・マンガの結末をまとめて紹介していきます。アニメはほぼ原作小説に準じており、1期が小説1・2巻のストーリーで、2期が4巻を飛ばし3・5巻を映像化したものです。原作とアニメ・マンガの結末の違いをネタバレで解説していきます。
原作とは違う
アニメはほぼ原作に忠実で、違いと言うと登場人物ぐらいでした。まだ原作が残っているので、円満解決しロレンスとホロの絆が強まった結末で終わります。漫画の方はオリジナルストーリーが収録されており、漫画10巻はオリジナル要素を含んだ内容でした。また、ロレンスが「そのような展開があった」と述べるネタバレ的な内容も描写されています。
結末のキーポイントとは
「賢狼ホロ」は神として祀られる存在で、一方ロレンスは人間の青年です。頭が切れるとは言え、まだまだ青いところもありホロも呆れるほどのお人好しな一面を持っています。そのため、ホロと違う意見や行動をするので仲違いをします。結末のキーポイントは相互の意思疎通、敵を欺くにはまず味方からというたとえの通り、どこまで相手を信用するかにかかっています。
ハッピーエンドで終わる?
アニメ・漫画の結末は、原作と違って最後まで描かれておりません。アニメ・漫画はゴタゴタに巻き込まれ、一区切りついたところで完結しています。それは2人の心の距離が縮まるキッカケとなり、ある意味アニメや漫画らしい「互いの絆を確かめた」という解釈ができる終わり方だと言えます。
続編の可能性もある
上でも記載した通り、2期で原作4巻を飛ばして映像化されました。原作の4巻でエルサという少女が登場し、14巻で活躍するので彼女は物語に欠かせない人物なのです。アニメ続編を制作するならば、無難に漫画を原作としたストーリーになるのではないでしょうか。漫画の7巻が原作4巻の冒頭から中盤に相当します。
狼と香辛料は商売と恋愛の旅物語が面白い
ここでは「狼と香辛料」の面白いと言われている理由をネタバレでまとめていきます。「狼と香辛料」はファンタジー作品ですが、ラノベでも珍しく「剣も魔法も存在しない」ことが大きな特徴です。旅をしながら商談をまとめ紆余曲折もあって、なおかつ恋愛がなかなか成就しない焦れったさも見所となっています。
ただの旅物語ではない
出典: https://abema.tv
地理のモデルは14世紀ごろのドイツ近辺です。羊飼いや教会など実在するものをファンタジー世界に描いた作品ですが、ホロのように人の言葉を理解し話す獣が登場します。その一方で、遠征など戦争もあり交易も活発であると描写されています。その世界観に主人公たちの恋愛模様が上手くマッチした作品なのです。
商業の駆け引きが描かれている作品
例えば毛皮を換金する時、りんごの香りのする「特別」な商品だと錯覚させる手法を用いています。ホロは言葉巧みに売り込み、騙されたと怒るのでなく「こんな方法もあるのか」と感心してこそ一人前だと言いました。地主と商会の対立も、漫画で何度も読み返さないと理解し難いので、読み応えのある面白い内容だと言われています。
お金の価値も大きな特徴
本作で使用されているのは金貨・銀貨・銅貨、その他です。教会や新しくできた国など権力を持つと新たに貨幣を発行するので、滅びた国の貨幣も残るというややこしい状況になっています。流通の種類は多いが旅人や商人が移動する際に持ち出すため、深刻な貨幣不足が問題となっています。
毎度起きるトラブル
毎回起きるトラブルはロレンスが儲け話を語る度に起こり、そのため金銭関係やそれにまつわるものが多くなります。また、ロレンスがフェアな取引を心がけるため、商売にかこつけて不利な縛りを強いられる弱者(薄幸の少女)にアイデアを持ちかけ有利になるよう仕向けます。このように自分からトラブルに介入することも多々あります。
主人公とヒロインの恋愛模様も見所
ホロの見た目は、ロレンス曰く「10人中10人が振り向く別嬪」。ホロに思いを寄せているが「仲間以上恋人未満」といった関係で、軽くあしらわれ子ども扱いされることもあります。しかし、ホロに抱きついたり近づく男に嫉妬する姿を見て、ホロも満更でもない様子です。逆にロレンスに好意を持つ女性が現れると、ヤキモチを焼きますが、なかなか距離が縮まりません。
狼と香辛料の最新刊をネタバレ
「狼と香辛料」17巻のネタバレはホロと夫婦になり、念願だった街に店を構えることを達成したことです。北にある温泉町ニョッヒラはホロがヨイツにいる頃よく湯に浸かりに行った場所で、ロレンスはこの地に温泉宿を経営することで行商の旅も終わりました。そして「父親」になるという結末で幕を閉じています。
18巻はロレンスとホロの10年後の物語
「狼と香辛料」18巻はその10年後の物語です。ロレンスは30代の後半、ホロは不老不死のため昔と変わらぬ姿ですが、相変わらずのやり取りをしており、コルと2人の娘ミューリの姿はありません。18巻の内容は温泉宿での日常を描いた短編集・4話を収録したものとなっています。その内容を簡単にネタバレで紹介していきましょう。まだ読んでいない方はご注意ください。
ネタバレ①旅の余白
新しい温泉街ができるかもしれないと噂がたち、村人たちは新しい温泉の村に客を取られないように当地ならではの催しの依頼をロレンスに頼みます。彼が出したアイデアは臨終に際して行われる告解を生きている間にしようというものでした。ここではホロの葬式が執り行われています。
ネタバレ②黄金色の記憶
むづかしい顔をした老人が村中の湯屋を転々とし、最後にロレンスの湯屋に泊まります。早朝から外出し「何か」を山で探していることを突き止めます。老人はある高貴な方の思い出の品を探していました。客をしかめっ面で帰すわけにいかないと奮闘するお話です。
ネタバレ③狼と泥まみれのおくり狼
ロレンスは頼まれて大きな街・スヴェルネルに行きます。そこで「亡者の祭り」に参加しホロの力添えで大活躍します。件の温泉街は人ならざる者たち(狼)が町を作ろうとしていました。銀が発掘され貪欲な人間たちが醜い争いをしている中、大司教が仲裁し巡礼地という観光名所に指名させるという回りくどい計画を実行して全てを丸く収めました。
ネタバレ④羊皮紙と悪戯書き
秋も深まる頃、湯船で騒ぎの中心にいたのはミューリでした。コルは善き兄としてミューリに乙女の恥じらいを持って欲しいと願います。ミューリが彼にした悪戯とコルの心のうちを描いたほのぼのストーリーです。
狼と香辛料に関する感想や評価は?
ここでは「狼と香辛料」に関する評価や感想をまとめて紹介していきます。2005年頃、ケモノ耳としっぽを持つツンデレ美少女・ホロが一躍脚光を浴びました。終盤、2人はいずれ店を構え結婚するだろうと作者のあとがきからも想像でき、それに関してファンの感想はさまざまです。
#推しのラノベ1作だけ選べ
— 田中ブンケイ (@bunkeiP_bushi) May 24, 2018
「狼と香辛料」
ケモミミスキーさん必読の書。
で、ありながら経済というギミックを組み込んだ構成は見事。
主人公二人の関係がゆっくりゆっくり変わっていくのを見守る楽しみもあり、じっくり楽しめる、おススメの1作です。
「狼と香辛料」の見所の1つが、主人公たちの恋愛関係です。焦れったいけど少しづつ変わっていく2人を応援するファンの声も多いです。
【狼と香辛料1~2期まで感想】
— 藍芽(あめ) @Aqours5thday1参戦 (@LL_Gloria_4_1) March 13, 2019
総合評価 A
狼と香辛料見終わりました!今までと 見てきたアニメとはかなり違うテイストでした!経済というか商売について考えらさせられる描写が多く、頭を使いましたwロレンスとホロのイチャイチャ描写尊い😇そういうシーンだけで見てられるアニメでしたw
#狼と香辛料 pic.twitter.com/aWWTMcYbJn
アニメ「狼と香辛料」はクオリティーが高く、今まで見てきたものと違った作品であるとの感想を持つ方が大勢いらっしゃいます。しかし、経済を題材にしているからと言ってもあくまでラノベなので、ストーリーを楽しむ為のものでもあります。
かく言う自分もアニメから入って小説は今読んでるし
— 狼と香辛料 ホロ (@SpiceandWolf2) March 3, 2010
アニメから原作を読み始めたファンの方が大勢いらっしゃいます。そしてぜひ3期をと望むつぶやきもありました。コッミックスを全巻大人買いした方からは、イラストが安定しており綺麗だと絶賛する声も多いです。
狼と香辛料のあらすじ・結末まとめ
ここでは「狼と香辛料」のあらすじ・結末のネタバレと新刊についてまとめてきました。本作は経済を主軸にしたファンタジーもので、異世界転生や主人公最強系に飽きた方はラノベの原点に戻ってみてはいかがでしょうか。古くは「ナルニア国物語」から「ロードス島戦記」など、数多ある中で"剣も魔法もない"本作は、異色作だと分かります。
美少女の出ないラノベはカツの乗っていないカツ丼と同意であり、ホロの存在しないロレンスとの物語もありえません。2人の掛け合いもまた、本作を彩る大きな要素となっています。この記事を読んでストーリーだけでなく、ちょっと頭を使うラノベ「狼と香辛料」に興味を持った方はぜひ、原作や漫画・アニメも見てみましょう。