劇場版フリクリ プログレのネタバレ感想とあらすじ！映画の評価やレビューも紹介

『フリクリ プログレ』とは、2000年に全6巻のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)として発表され、たちまち話題となり、世界中のアニメフリークを熱狂させた名作『フリクリ』の進化系映画版アニメです。映画版『フリクリ プログレ』は6つのエピソードで構成された上映時間136分と充実した内容の作品となっています。

映画『フリクリ プログレ』の主人公『雲雀弄（ひばじり）ヒドミ』は世間の雑音から逃げるように、いつもヘッドフォン付けて空虚な日常をやり過ごしていました。そんな『ヒドミ』が、ハル子から分裂してしまったラハルと出会ったとき、ジュリア・ジンユに轢かれそうになります。そんな夜、クラスメイトの男子『井出』の額から巨大なロボットが出現しました。

その日から『ヒドミ』の運命が大きく変わり始めたのです。『井出』を意識し始めたとき、彼女の中に秘められていたN.Oの力が炸裂します。空虚な日常が打ち破られた『ヒドミ』に降りかかる想定外の事態続出。主人公『ヒドミ』の運命はどうなっていくのか？映画『フリクリ プログレ』は思春期の持つ多様性を見せつけてくれる作品です。

『フリクリ（FLCL）』は2000年から2001年にかけて、Production I.G・ガイナックスのより制作されたOVA（オリジナル・ビデオ・アニメーション)で、日本のアニメ作品です。『フリクリ』は『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督を務めていた鶴巻和哉氏の初監督作品でもあります。一般的なOVAのパッケージには作品解説・あらすじが記載されているのですが、『フリクリ』のパッケージにはそれらはいっさい記載しませんでした。

しかも、テレビ放送をせず、異例のヒットを飛ばした名作『フリクリ』。そんな常識や定説に縛られない『フリクリ』が映画『フリクリ プログレ』として戻って来たのです。映画製作には総監督に本広克行氏、スーパーバイザーに鶴巻和哉氏を起用し、キャラクター原案は貞本義行氏が務めています。そして荒井和人監督をはじめとする、6人の監督がそれぞれのエピソードを演出し、個性を爆発させています。

最高のカッコよさを追い求めた映画『フリクリ プログレ』。そして『フリクリ プログレ』の個性的な登場人物にキャストされたのは「水瀬いのり」をはじめとする実力派の声優陣です。また、『フリクリ』には欠かせない、オルタナティブ・ロックバンド「the pillows」にも参戦してもらい、映画『フリクリ プログレ』を“音楽”という力強いバックミュージックで一気に盛り上げています。

映画『フリクリ プログレ』は6つのエピソード構成になっています。第1話「サイスタ」・第2話「フリハニ」・第3話「ミズキリ」・第4話「ラリルレ」・第5話「フルプラ」第6話「アワラン」 以上ですが、全編共通して語られているのは「錯綜する絡み合う思春期の恋」で、4つの恋模様が複雑かつ集束されながら描かれています。

これだけのケレン味溢れる作品を最後の6話目でまとめ上げる映画『フリクリ プログレ』はやはり最高でエキサイティングなアニメ作品です。

上の動画は劇場版映画『フリクリ プログレ』の予告編です。夢から目覚めたヘッドフォン少女『ヒドミ』の心を動かすラハルと井出。最高にエキサイティングな思春期を、現在進行形の思春期の人たちも、過去に経験した人たちも映画『フリクリ プログレ』で味わってください。

映画『フリクリ プログレ』の主人公『ヒドミ』は、”カフェヒバリ”を切り盛りしながら女手一つで育ててくれた母・雲雀弄（ひばじり）ヒナエとの2人暮らしでした。ヒドミは現実という雑音から逃れるためにいつもヘッドフォンを付けて自分の殻に閉じ籠っているのでした。そんなヒドミに変化をもたらす出来事が降り掛かります。いよいよここから『フリクリ プログレ』のあらすじネタバレをしていきます。

映画『フリクリ プログレ』の主人公・雲雀弄ヒバリの身に起こった異変。それはある事故がきっかけでした。その事故とは？あらすじネタバレになりますが、ヒドミは普段から人と会話することが少なく、それは母親のヒナエに対しても同じなのです。それでも母の経営するカフェを時々手伝ったりもしています。お客さんの中にはヒドミ目当てにやって来る男性も少なくは有りません。

そんなある日、母・ヒナエと一緒にカフェの前に立って居たときのことです。ハル子から2つに分裂したうちの1人「宇宙捜査官ジュリア・ジンユ」が運転する車に轢かれてしまいます。ジンユはヒドミの様子を見て「残念ながら命に別状はない」と、非常な言葉を母であるヒナエに告げ、何事もなかったかのように去っていきます。そしてその夜、自分の部屋で寝ていたヒドミに襲い掛かる謎の巨大とボットが姿を現します。

何が何だか意味が分からないヒドミですが、ロボットが攻撃してきたので、攻撃をかわしながら逃げていきます。そして次の瞬間、誰かがヒドミの手を取り謎の巨大ロボットから逃走するのです。その手を取って一緒に逃走していたのはなぜかクラスメイトの男子「井出交」だったのです。

実はこの「井出交」というキャラクター、両親がいないため極貧で、自分の力で学校に通っているのです。しかも労働条件が最悪な仕事ばかりしているのですが「井出交」からは「悲壮感も極貧感も微塵も感じない」といった感想が寄せられていますが、それは「井出交」バイタリティーがあり、遊び心満載な、だけど女性に対しては奥手な思春期真っただ中な中学生男子だからです。

映画『フリクリ プログレ』に登場した「謎の巨大ロボット」のあらすじネタバレになりますが、いったいこの「謎の巨大ロボット」はどこから出現してきたのか調べました。なんと、クラスメイトの男子でヒドミの手を取り一緒に逃げていた「井出交」の額から出現していたのが判明したのです。そして原チャリベスパに乗った「ハル子」から2つに分裂した1人「ラハル」とヒドミを轢きかけた「ジンユ」が対面することになります。

映画『フリクリ プログレ』に登場するキーパーソン「ハル子」から分裂した宇宙捜査官の「ラハル」と「ジンユ」が対面したことによって戦いが始まってしまったのです。あらすじネタバレになりますが、それは大豆（オオズ）の街を巻き込む大事件へと発展していくのです。

「ハルハラ・ハル子」から分裂した「ハルラ・ラハル」と「ジュリア・ジンユ」。ただ単に「アトムスク」の力を手に入れたいラハルと、アトムスクの自由を守りたいと願うジンユ。「アトムスク」を得る目的や考え方に相違があり、お互いを消してしまおうとエレキギターを武器にして戦っていきます。

「ハルハラ・ハル子」の2面性が作り出したラハルとジンユ。「アトムスク」への愛情の表し方が、形が違っただけなのですが、お互いが認め合えなかったのでしょう。自分の目的のために周りを巻き込みながら、最終的にラハルはジンユを食してしまい、存在を消し去ってしまいました。

映画『フリクリ プログレ』あらすじネタバレの考察ですが、映画『フリクリ プログレ』第1話から第6話まで、各エピソードの冒頭は「ヒドミの夢」から幕を開けます。どのシーンも普通では考えられない、現実には起こり得ない状況下のことばかりです。朽ちた身体を引きずりながら、崩壊した世界をヒドミが彷徨っていたり、クラスメイトがゾンビと化して共食いをする奇妙な夢を見たりします。

そして、その夢は「ヒドミ」の深層心理を現わしているのです。世間との距離を置き、ヘッドフォンで雑音をシャットしている「ヒドミ」の本音が夢の形で表れているのです。しかし、普通なら気持ちの良い描写の夢ではないので、悪い目覚め方をになるのですが、「ヒドミ」はその夢に心地よさや解放感を感じているのです。

何故なら、夢の中にいる「ヒドミ」は誰にも関わらなくても、何もしなくても、たとえ恐怖な場面でも「現実の危険領域」ではないからです。しかし、第5話から夢の中にいた「ヒドミ」の身体がN.Oを使うことを知り、戦う姿が現実と化していきます。何故なら、ラハルに「ないものをあるものにしたいのなら、今あるものを差し出せ。そうでないなら、力づくで掴み取れ」といわれます。

安全な「夢の中」で、そしてヘッドフォンを付けて世間をシャットダウンしていた「ヒドミ」には突き刺さる言葉でした。そして、欲しいものを得るとき、何も失わずに得られるものはないことに気づいた「ヒドミ」も空虚な日常から脱し、「交換の摂理」に抗うように戦っていくのです。

映画『フリクリ プログレ』のあらすじネタバレになりますが、「等価交換」について考察していきました。映画『フリクリ プログレ』に登場するジェンダーレスファッションの男の子・森吾郎の彼女として、美少女のアイコが存在します。ですが、このアイコ、実は「レンタル彼女」として仕事上だけで森吾郎とつい合っていたのです。この関係性には賛否両論の感想がもたれています。

ですが、最初はお金で始まった関係でも、アイコを知っていくうちに「天使と悪魔」の顔を持つ割り切った少女ではないことが判明します。そして徐々に森吾郎の気持ちが純愛な気持ちに変わっていき、真っすぐに想いを寄せるようになっていったのです。最初はお金で割り切れる「彼女」でしたが、気持ちは等価交換出来ないことを知ったのでした。

『フリクリ プログレ』はという作品は、愛をモチーフに焦点を当ている、といっても過言ではないほどの作品です。等価交換、それは恋愛においてだけでなく、夫婦の愛、親子の愛、友情、それぞれ目的が価値を決定づけるものではない、ということです。『フリクリ プログレ』が高評価され人気が高い理由の一つには言葉以外で示す「愛」が奥深くに演出されているからです。

映画『フリクリ プログレ』の美徳とは何か、ネタバレになりますが考察していきました。『フリクリ プログレ』全編をとおして、また『フリクリ』を含めて一貫していえることは「何かを失うことが悪」ではなく、「何も得ようとしないことが悪」ということです。すなわち『フリクリ』の美徳とは「何かを失えば、何かを得る」「何も失わずとも、何かを得る」貪欲さなのです。

この事を考慮していくと、OVAシリーズの『フリクリ』のあらすじであれば「バットを振らないこと」、『フリクレ プログレ』のあらすじでは「ヘッドフォンを外さないこと」が「悪」になるのです。

OVAシリーズ『フリクリ』から映画版『フリクリ プログレ』まで、作品を”音楽”という形で盛り上げてくれたのは、山中さわお(Vo,ｇ)・真鍋吉明(g)・佐藤シンイチロウ(dr)の3人組によるオルタナティブ・ロックバンド「the pillows」です。主題歌は勿論のこと、挿入曲に至るまで『フリクリ』には欠かせないバンドです。

the pillowsのメンバーは「『フリクリ』は『the pillows』にとっても、大きな存在です。」と語っています。日本以上にアメリカで爆発的ヒットを記録したOVAシリーズ『フリクリ』。その『フリクリ』スタイルで同じ時代を築いてきた『the pillows』の楽曲が映画と絡み合い、相乗効果を出して観る人を楽しませています。

映画『フリクリ プログレ』の挿入曲『Thank you,may twiright』が流れ、歌詞「奇跡は起こらなくても充分だぜ、今日が最後の日でも、Thank you,may twiright」の部分が流れだしたとき「涙が出て来て止まりませんでした」という感想が多くありました。映画『フリクリ プログレ』のあらすじを盛り立てヒドミの心と、観ている人の心が『Thank you,may twiright』により共有できた瞬間です。

映画『フリクリ プログレ』に登場するキャラクターを演じているのは、林原めぐみ・沢城みゆき・水瀬いのりといずれも高評価を受けている実力派揃いの声優たちです。ここからは「声」としてキャラクターに命を与えてくれた方々の紹介をしていきます。

OVAシリーズ『フリクリ』のハル子と同一人物であって同一人物ではない「ハルハ・ラハル」という難しい役どころにキャストされたのは声優歴30年以上、看護学校卒業と異例の経歴の持ち主である「林原めぐみ」さんです。映画『フリクリ プログレ』でハルハラ・ハル子から分裂した2人のうちの1人です。OVAシリーズ『フリクリ』ハル子の一面である「凶暴・貪欲・わがまま」に焦点が当てられた人物です。

声優・林原めぐみさんは1967年3月30日に東京都で生まれ育ちます。林原めぐみさんは、小学生の頃、映画「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」を鑑賞してその中のキャラクターを演じる「声優」に興味を示しました。しかし、高校卒業後の進路決定にあたり、過去に父親が病気で倒れた経緯から「看護婦(現：看護師）」という手に職を付ける道を選びました。

しかし、看護婦願書提出のときに受付の態度の悪さに怒り心頭して、封印していた「声優」の気持ちが目覚め、アーツビジョンの声優無料養成に応募、オーディション合格しました。そのため、看護学校と声優養成所を両立させ、正看護婦の免許を取得。と同時にアニメでも声優デビューを果たします。

看護学校在学中から声優の活躍をしていた林原めぐみさん。1995年「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ・1997年「ポケットモンスター」のロケット団ムサシ・1999年「名探偵コナン」の灰原哀として活躍しています。そして、林原めぐみさんが声優として高評価を受けている理由として、声優がレコード会社との専属契約を行て、本格的に歌手活動が出来る契機の人物になったことです。

また、アニメ雑誌「アニメージュ」のアニメグランプリにおいて通算12回、1位を獲得。昨今新人・若手が上位を占める中、トップ10には18年連続入賞するなど人気を堅持しています。それが、ファンのみならずスタッフからも高評価を受けている要因です。今後の林原めぐみさんの活躍も楽しみにしたいです。

映画『フリクリ プログレ』でハルハラ・ハル子から分裂した2人のうちの1人でハル子の真面目な性格を受け継いでいる「ジュリア・ジンユ」にキャストされたのは声優「沢城みゆき」さんです。沢城みゆきさんは1985年6月2日長野県で生まれ、東京で育ちました。沢城みゆきさんは1999年に「デ・ジ・キャラット」の新人声優オーディションに参加、審査員特別賞を受賞。

そして演技経験のないまま同作品の「ぷちこ」役に抜擢され声優デビューをしました。その後「デ・ジ・キャラット」で共演した氷上恭子さんの推薦で、マウスプロモーションに所属し、事務所付属の俳優養成所で演技を学びました。沢城みゆきさんは「声優アワード」において助演賞・主演女優賞・海外ファン賞と3年連続で受賞するなど、とても高い評価を受けています。

沢城みゆきさんのこれまで出演してきた作品は、2008年「図書館戦争」柴崎麻子・2009年「物語シリーズ」神原駿河・2011年「ルパン三世」峰不二子・2012年「絶縁のテンペスト」鎖部葉風・2015年「ワカコ酒」ワカコ・2017年「ONE PIECE」シャーロット・プリン・2018年「ゲゲゲの鬼太郎」鬼太郎と妖艶な女・不二子から鬼太郎まで実力の高さが評価の高さに繋がっています。

また、沢城みゆきさんは声優だけでなく、ナレーターとしての評価も高く、視聴者から番組に対して「落ち着きのある声で読み上げられるナレーションが安心」と多くの感想が寄せられていました。産前から務めていた「桜井・有吉THE夜会」「NEWSな2人」「報道ステーション」「サタデーステイション」はいずれも産後には復帰しています。

そして声優「沢城みゆき」さんの復活は2019年4月「ストライクウィッチーズ501部隊発進しますっ！」ペリーヌ・「フルーツバスケット」本田今日子・5月「LUPIN THE ⅢRD峰不二子の嘘」峰不二子と、さすが実力派と高評価の人気声優「沢城みゆき」さんです。結婚、出産を経て磨きがかかる演技に、これからも注目していきたいです。

映画『フリクリ プログレ』の主人公で、いつもヘッドフォンを付けて自分の世界にこもっている「雲雀弄ヒドミ」にキャストされたのは「水瀬（みなせ）いのり」さんです。水瀬いのりさんは1995年12月2日東京都で生まれました。水瀬いのりさんが声優を志したきっかけは、子どもの頃に観ていた「美少女戦士セーラームーン」のセーラーヴィーナスや「名探偵コナン」の毛利蘭への憧れからだったと言っています。

ですが、声優に憧れながらも恐怖を感じていて、声優の道へは気持ちを閉ざしていたのですが、母親の勧めたオーディション（2010年ソニーミュージックアーティスツ主催・第1回アニストテレス、グランプリ受賞）がきっかけで声優としてデビューします。その後、2013年に「恋愛ラボ」の棚橋鈴音役でレギュラーを務めました。またこの年はNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に成田りな役でキャストされるなど活躍の場が広がり始めました。

そして2015年12月2日、自身の20歳の誕生日にはキングレコードよりCD「夢のつぼみ」をリリース、ソロ歌手としてもデビューします。このことは水瀬いのりさん自身、声優に憧れを抱くと同時に「歌も歌いたい」という気持ちがあったことや、アニメのキャラソンを歌う水瀬いのりさんの歌唱力が評価されて、ミュージカルが題材のアニメ「心が叫びたがってるんだ。」劇場版で主人公役に抜擢されていた水瀬いのりさんの歌が披露されています。

水瀬いのりさんは2016年3月に第10回声優アワードにて主演女優賞を受賞。また、5月に行われた第25回日本映画批評家大賞アニメーション部門新人声優賞受賞。アニメアワード2016では女性声優賞、「Re:ゼロから始める異世界生活」では女性キャラクター賞受賞と、数々の賞を受賞する「実力派」と高評価されています。2018年6月から4大都市にて行われたライブのBlu-rayがオリコンランキングで初登場で堂々の1位を獲得しました。

声優として大活躍の水瀬いのりさん、若手ながらもこれまでに数えきれないほどの作品に出演しています。2014年『ご注文はうさぎですか？」チノ・2015年「がっこうぐらし！」丈槍由紀・2016年「Re:ゼロから始める異世界生活」レム・2017年「徒然チルドレン」高野千鶴・2018年「One Roomセカンドシーズン」天月真白・2019年「えんどろ～！」メイ等、ごく一部ですが紹介しました。

声優・水瀬いのりさんには同世代のファンも多く、歌声を聞いたファンからは「クッソ可愛くて悶え死にそうになった」という感想や「まだこんなに若いのに演技うまいじゃないか」といった感想、「いのりんが活躍する度泣きそうになる」と同世代が頑張っている姿に共感する感想がたくさん持たれています。水瀬いのりさんの、今後の活躍にも目が離せないです。

『フリクリ プログレ』ですが、じつは先行に『フリクレ オルタナ』が上映されていました。『フリクリ』をOVAシリーズから観ていないと理解が難しいという感想が聞かれる『プログレ』に対して『オルタナ』は『フリクリ』本編を観ていなくても理解できるという感想が聞かれました。しかし、『フリクリ』を愛するファンからは「すべてで1本の映画にして欲しかった」という感想が述べられています。

『フリクリ』を『プログレ』『オルタナ』2作品を見て多く寄せられていた感想は「思春期特有の感情」への微妙な描写が高評価され、自分と重ねて考えられるといった点です。「自分」に重ね合わせることで『フリクリ』に対する親近感が一層湧いて『フリクリ』愛が止まらなくなるのです。

『フリクリ』ではベスパを乗りこなし、傍若無人に暴力的な感じでハイテンション。しかし「天然」という側面も持ち合わせているぶっ飛び女「ハルハラ・ハル子」が『フリクリ プログレ』では2人に分裂するという役どころで登場。

しかも一人は「ハル子」に近い性格「ラハル」。もう一人は「真面目なハル子」の「ジンユ」。最終的に「ラハル」が「ジンユ」を食して消してしまう驚きの結末を迎え、『フリクリ』を愛する人から「極右無印原理主義の人に勧められない」と評価され、ファンも動揺を隠せなかった感想が寄せられています。

映画『フリクリ プログレ』のサントラ盤を購入された方や「the pillows」のファンの方からはOVAシリーズ『フリクリ』から使われている曲が入っていることもあり「とても嬉しい」「楽しみ過ぎて参った」と感想が寄せられています。「the pillows」は日本のみならず海外での評価も高く『フリクリ』には欠かせないアーティストであります。

今回紹介しました、映画『フリクリ プログレ』のあらすじやネタバレ、映画の評価や主題歌に関する感想はいかがでしたか？。映画『フリクリ プログレ』を観た人は懐かしさの余りもう一度『フリクリ』を観たくなり、またその直後に『フリクリ プログレ』をリピートしたくなるほど楽しかったと言っています。

絶対現実には起こらない現象が、想像だけの世界が『フリクリプログレ』が映像としてやり遂げてくれています。『フリクリ プログレ』を観てもう一度思春期を味わうも良し、ストレス発散するも良し、この世界で出来ないことも「あり」の世界です。まだ『フリクリ プログレ』体験をしてない方この機会にぜひ体験してください。『フリクリ プログレ』スパイラルにはまることまちがいないです！