頭文字D(イニシャルD)に登場する車・画像一覧!ドライバーと所属チームも紹介

イニシャルDは1995年から2013年までヤングマガジンにて連載されていた、峠を車で誰が一番速く走れるのかというのを題材にした漫画です。この作品の魅力の一つとして、作品に登場する車は全て実際に国内メーカーで販売されていた車や、実在する峠が数多く登場します。本記事では、イニシャルDアニメ1期に登場した魅力的な車の一覧とともに、個性的なドライバーの一覧と所属するチームを紹介していきます。

頭文字D(イニシャルD)に登場する車・画像一覧!ドライバーと所属チームも紹介のイメージ

目次

  1. 頭文字D(イニシャルD)とは?どんな車の漫画?
  2. イニシャルDといえばハチロク!どんな車?
  3. ハチロクという名車のドライバーは一体誰?
  4. 秋名山最速を名乗る秋名スピードスターズ、メンバーと車を紹介!
  5. イニシャルDの超有名チーム、赤城レッドサンズのメンバーと車を紹介!
  6. イニシャルDで妙義最速!妙義をホームとする妙義ナイトキッズのメンバーと車を紹介!
  7. イニシャルDで数少ない女性ドライバー、碓氷のエンジェル!乗っている車は?
  8. 魅力的な車をぜひイニシャルDでチェックしよう!

頭文字D(イニシャルD)とは?どんな車の漫画?

頭文字D(イニシャルD)は、通称イニディーとも呼ばれており、峠をいかに早く車で走るかを題材とした漫画です。アニメ化されたり、その他にもアーケードゲームになるなど、様々なメディアミックスで話題になりました。また、実際に売られている車が作中にも多くでてきます。頭文字Dの魅力的な車の一覧と、そのドライバーの一覧紹介します。

頭文字D ARCADE STAGE Zero(イニシャルD アーケードステージ ゼロ) | ドライブゲーム | セガ

イニシャルDといえばハチロク!どんな車?

「藤原とうふ店」と車に書いてあるのが印象的な頭文字D。そんなトヨタの名車、ハチロクをますは紹介します。

TOYOTA SPRINTER TRUENO [AE86]

AE86、通称ハチロク、この頭文字Dで爆発的に人気が出たトヨタの小型スポーツカーです。現在は86という名前で新型車種がでるくらい人気のある、トヨタ自動車のFRスポーツカーです。1983年に発売されましたが、当時はスプリンター・トレノの兄弟車として、カローラ・レビンも同時に発売されました。トレノとレビンの大きな違いはフロントのヘッドランプと、リヤのテールランプのデザインが違います。

トレノはリトラクタブルヘッドライトという、開閉のできるヘッドライトを採用しています。現在は製造されていないため、この時代だからこそのデザインです。性能だけを見ると現代の車と比較すると劣りますが、搭載されているヤマハ製4A-GEUエンジンは6,600回転で130馬力を出力し、車体は1000kgを切ります。速く走らせるうえで馬力も肝心ですが、峠では車重が軽いというのは最大の武器になります。

ハチロクという名車のドライバーは一体誰?

イニシャルDの主人公、藤原拓海!

頭文字Dの主人公、藤原拓海。家業が藤原とうふ店というお豆腐屋さんで、中学1年生の頃から手伝いで秋名山の麓のホテルまで、雨の日も雪の日も毎日早朝に豆腐を配達しています。イヤイヤ始めた配達ですが、毎日の走り込みで知らずうちに凄まじいテクニックを身に着けていくのでした。車といえば手伝いの豆腐の配達になってしまうので、車にあまり関心がありません。

「俺、バトルなんか嫌いなんだ」と最初は言っていますが、だんだん車の運転が好きになっていく主人公の人間模様が、見ていて面白いと言われています。秋名スピードスターズという、バイト先のGSの先輩のチームに中途半端に入っているような状態ですが、一応秋名のハチロクというチームに所属していない状態が公式でのポジションのようです。

イニシャルDの裏の主人公?拓海の親父、藤原文太

頭文字Dの主人公の藤原拓海の父であり、ハチロクのオーナーです。伝説の走り屋と呼ばれたこともあります。昔はラリー屋だったようですが、現在では豆腐屋です。コミックのプロフィールには嫌いなもの「豆腐」とあり、嫌いな食べものを職業にしているというツッコミどころです。ファンの中でも人気があるキャラクターと言われていて、数々の名言を残しています。

秋名山最速を名乗る秋名スピードスターズ、メンバーと車を紹介!

拓海の家の手伝いである豆腐の配達コースでもある秋名山。その秋名山をホームコースとする、秋名スピードスターズのメンバーと、車を一覧で紹介します。

池谷浩一郎:NISSAN SILVIA [S13]

拓海のバイト先のGSの先輩です。拓海が車に対してあまり詳しくないため、よくフォローを入れてくれる仲間思いのいい先輩です。学生時代に単車をいじっていた話や、GSのガレージで自身のシルビアをいじっているシーンも出てくることから、機械ものが好きなようです。秋名スピードスターズのチームリーダーをやっていますが、テクニックには少々問題があるようで、ドリフトも苦手なようです。

1988年に発売されたS13型シルビア。この5代目シルビアは、歴代シルビアの中でも最も売れたモデルとなります。当時は未来的なデザインと、同クラスのFRスポーツカーが希少であったため、若者を中心に支持を得ることができました。シルビアといえばSR20という2000ccのエンジンを連想される方が多いですが、池谷のS13型シルビアは初期型のモデルで、CA18DETという1800ccのターボエンジンを搭載したモデルになります。

CA18DETエンジンはSR20DETエンジンのように高性能ではありませんが、強度はCA18のほうが上でした。そのため、CA18DETエンジンにこだわって乗っている方も存在します。また、兄弟車として発売された180SXとフロントパーツの構造が同じであったため、S13型シルビアに180SXのフロントを移植したワンビアといった改造もありました。

健二:NISSAN 180SX [RPS13]

池谷先輩の友人ですが、頭文字Dの作中で最後まで苗字は出てきません。何かあると池谷先輩の職場のGSへ来るので、いったいどんな仕事をしているのか気になると話題です。秋名スピードスターズのナンバー2ですが、リーダーが池谷先輩なので、お察しのレベルになります。

1989年に発売された180SX、当時はS13型シルビアの兄弟車として販売されました。リトラクタブルヘッドライトにクーペタイプのスタイリングが好評で、当時の若者からの支持を得ました。基本的な構造はS13型のシルビアと同じだったので、シルビアのフロントパーツを移植したシルエイティーといった改造も流行しました。シルエイティーはイニシャルDにも登場しますので、この後詳しく紹介いたします。

北米への輸出もされていて、北米では2400ccのエンジンを搭載し240SXとして販売され、海を越えても人気だったようです。イニシャルDに登場する180SXは中期型で、エンジンはSR20DET、4気筒ターボエンジンを搭載しています。5ナンバーの小柄なボディーにFRレイアウトの駆動方式は今となっても魅力的で、現在も人気の車種となっています。

武内樹:TOYOTA COROLLA LEVIN [AE85]

拓海の幼馴染、同じ高校に通っています。根はいいやつなのですが、オーバーアクション気味なムードメーカーです。拓海と一緒にハチロクを買おうとしますが、拓海の家にハチロクがあることを知り、こっそりハチロク・レビンを買おうとします。しかし内緒で買ってしまったため、ハチロクではなくハチゴーを買ってしまうという悲しい結果に。秋名スピードスターズのメンバーで、日々ドラテクを磨いています。

ハチロクと一緒に生産されていたAE85、通称ハチゴー。生産された時期が違うのではなく、グレードの違いになります。ハチロクはスポーツタイプが売りでしたが、ハチゴーはハチロクと同じ見た目のファミリーカーといった位置付けです。ハチロクは1600ccのDOHCエンジンを搭載していますが、ハチゴーは3A-Uという1500ccのSOHCエンジンが搭載されています。

ハチゴーは軽さが武器の車なので、頭文字Dのように、3A-Uエンジンにボルトオンターボやスーパーチャージャーをオーナーが取り付け、パワーアップをさせると、原作のように速い車へ仕上げることもできます。また、見た目ではほとんど見分けることができないため、程度の良いハチゴーを用意し、ハチロクのボディーを交換するといったこともできるため、現在では希少な車となっています。

イニシャルDの超有名チーム、赤城レッドサンズのメンバーと車を紹介!

赤城レッドサンズは、赤城山をホームコースとするチームです。有名な高橋兄弟の所属する赤城レッドサンズのメンバーと、車を一覧で紹介します。

高橋涼介:MAZDA SAVANNA RX-7 [FC3S]

ロータリーの高橋兄弟の兄、理論派の高橋涼介は、走り屋の車のセッティングや、ドライバーの癖などを分析します。弟の啓介も、コンピューターいじって速くなる走り屋は兄貴ぐらいだと言うくらい、理論的に速さを追求します。赤城レッドサンズのリーダーで、赤城最速を目指し、最終的には関東最速になるという目標を持っています。レッドサンズ結成前は、赤城の白い彗星と呼ばれ、チーム結成前からその速さはお墨付きです。

1985年に発売された2代目サバンナRX-7、通称FC。サバンナは大草原を表し、Rはロータリーエンジンを搭載、Xは未来を表すエックスとなります。最後の7はロータリーエンジン車の開発番号を表しているのですが、本来であれば6をつける予定でした。しかし、7の方が縁起がいいということから、RX-7という名前になったと言われています。

ロータリーエンジン車は通常のレシプロエンジン車と比較すると軽量かつ低重心で、軽くてパワーのある車を作ることができます。そしてどこまでも回転し続けようとする特性があり、そこがロータリーエンジン車の魅力の一つではないかと言われています。

イニシャルDに登場するFCは後期型で、1989年ごろに発売されたアンフィニⅢという限定のスポーツモデルになります。リヤのテールランプが丸目になったことが特徴的で、ミッション関してはショートストロークが搭載されています。ショートストロークになるとギアの操作が短くなり、車を操っている感覚が生まれます。

高橋啓介:MAZDA efini RX-7 [FD3S]

高橋涼介の弟、啓介。理論派の兄とは正反対で、感覚でドライビングするスタイルです。しかし涼介はいつか啓介に抜かれると、その才能を認めています。GT-Rが嫌いで、どうせ車が速いだけだというほどです。主人公の藤原拓海と一緒に、このあと物語の大きなカギを握っていきます。赤城レッドサンズのナンバー2であり、ロータリーの高橋兄弟の弟。

1991年に発売された3代目RX-7、アンフィニとは当時のマツダのブランドのことです。先代のFC3Sより改良された13B-REWエンジンを搭載し、シーケンシャルツインターボを採用しました。シーケンシャルツインターボは低出力時は1つのタービンのみを稼働させ、高出力時は2つのタービンを稼働させるという仕組みです。作品中、「セカンダリータービンが止まってるんじゃないのか」といった台詞がありましたが、このことです。

FDは前後バランス50:50という、スポーツカーとしては理想の重量配分を実現しているうえ、約1300kgという重量はスポーツカーとしては軽量であるため、コーナーでの旋回スピードは同クラスとしては突き抜けた性能となっています。

中村賢太:NISSAN SILVIA [S14]

頭文字Dの作中で、「雨さえ降れば、俺のQ'sはターボ車だってちぎれるんだ!」というセリフを残すほど、悪天候の走行に自信を持っています。チームに所属する前はタイヤの消耗を抑えるために、雨を選んで走っていたようです。同チームの高橋啓介と一緒に登場することが多く、チームでも一目置かれる存在のようです。赤城レッドサンズに所属する彼ですが、ハチロクとのバトル以来、藤原拓海にライバル心を持つようになります。

1993年にデビューした6代目シルビア。プラットフォームは先代のS13型を流用していますが、ボディーが大きくなり、3ナンバー化しました。また、時代はRV車ブームもあり、新車販売台数も伸び悩んだうえ、中古車市場でもS13型が高騰化した時期もありました。S13型後期型からSR20エンジンは改良されパワーアップしましたが、自然吸気のモデルはレギュラーガソリンからハイオクガソリン指定へ変更されました。

イニシャルDに登場するS14はQ'sというノンターボモデルで、最上位グレードのK'sと比較するとかなりの違いがあります。まず大きな違いはエンジンで、Q'sにはターボがついていません。更に、ブレーキ性能もK'sは4ポットに対して、Q'sは2ポットになります。

イニシャルDで妙義最速!妙義をホームとする妙義ナイトキッズのメンバーと車を紹介!

妙義ナイトキッズは妙義山をホームコースとするチームです。妙義の中里は有名な存在と作品中でも言われていますが、そんなナイトキッズのメンバーと、車を一覧で紹介します。

中里毅:NISSAN SKYLINE GT-R [BNR32]

元S13型シルビアのオーナーでありましたが、白のBNR32に負けたことをきっかけに、自身もBNR32のオーナーになります。グリップ走行のほうが速いというこだわりを持っており、BNR32の性能を活かした走りが武器です。ナイトキッズのチームのリーダーを担当していますが、同じチームの庄司慎吾とは不仲という設定です。

1989年に発売されたスカイラインGT-R。スカイラインという車の中で最上位グレードであるため、生産台数は決して多くはありません。BNR32は3代目のGT-Rに当たり、2代目の生産終了より16年ぶりの生産となるBNR32型は、RB26DETTというGT-R専用に設計されたエンジンを搭載しています。2600ccという中途半端な排気量は、レースのレギュレーションに合わせた排気量で、レースで勝つために設計されたエンジンです。

市販車では280馬力に規制されていますが、開発時にはライバルに勝つために最高出力600馬力と定められていました。足回りにはATTESA E-TSという電子制御を搭載し、4WDにも関わらず普段はFR駆動で走行し、走行状況に応じて50:50にするなど、路面に対するパワーの伝え方を電子制御しています。沢山のハイテク装備がついているため、車重が重くなっています。バトル後半でその重さが仇となり、かなり苦戦をしています。

庄司慎吾:HONDA CIVIC [EG6]

下りのテクニックに自信をもっていて、ガムテープデスマッチという、右手をガムテープで固定してバトルをする、アグレッシブなキャラクターです。池谷や健二からは嫌味な奴と、あまりいい印象を持たれていないようです。ナイトキッズのナンバー2ですが、リーダーの中里とは不仲のようです。しかし途中で中里を応援するシーンもあり、やはりこの二人は仲がいいのではないかと言われています。

1991年に発売された5代目シビック、通称スポーツシビックとして発売されました。5代目シビックは3ドアのハッチバックだけでなく、4ドアのシビックフェリオも販売されました。イニシャルDのシビックはSiR-IIという最もスポーティーなグレードで、B16A型エンジンは1600ccのNAエンジンで170馬力を叩き出します。シビックだけのレースが存在するくらい人気のある車で、レビン・トレノとよく比較されることもありました。

イニシャルDで数少ない女性ドライバー、碓氷のエンジェル!乗っている車は?

佐藤真子・沙雪:NISSAN SILEIGHTY [RPS13]

左がドライバーの佐藤真子、右がナビの沙雪です。二人は幼馴染で、走るときは必ず二人で一組というスタイルです。モータースポーツのラリーでは二人一組で競技に参加し、ドライバーはナビの指示を聞いて運転するのでドライバーは運転に集中すればいいのです。碓氷峠ではインパクトブルーのシルエイティーと呼ばれ、チームには所属していませんが、峠の近くのGSで話が出るほどその速さはお墨付きです。

先ほど紹介したS13型シルビアのフロントマスクを180SXに移植した、通称シルエイティー。S14型のシルビアが3ナンバー化してしまったためあまり人気が出ず、5ナンバーでS13型のシルビアのフロントに交換できることもあり、180SXの人気が出たとも言われています。

また、S13型シルビアのフロントパーツが180SXのフロントパーツより安価に入手可能であったことや、フロントを軽量化することもできるため、シルエイティーへの改造がメジャーになったようです。また180SXの良さを生かし、後に発売されたS14型やS15型のフロントを装着できるようにするアダプターが、社外より発売されています。

魅力的な車をぜひイニシャルDでチェックしよう!

頭文字Dに登場する車を紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。今回紹介できなかったような魅力的な車やキャラクターが、頭文字Dではたくさん登場します。現在の日本の車は、ハイブリッドカーやAT車が主流になってきています。こんな時代を彩った名車たちに注目しながら、頭文字Dをぜひチェックしてみてください。

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