【マギ】ジャーファルは元中二病?シンドバッドとの関係や堕転しかけた過去を考察

週刊少年サンデーで連載をしていた『マギ』という漫画をご存知でしょうか?2009年から2017年の約8年間の間連載し、二度もアニメ化した『マギ』ですが、その中に登場するジャーファルというキャラクターが人気で話題になっています。ジャーファルは『マギ』の中でも重要な人物、シンドバッドの側近で文官でありながらシンドリアという国で八人将と呼ばれ、武官としても実力のある人物です。今回はこのジャーファルについて中二病疑惑や過去なども含めてご紹介していきます。

【マギ】ジャーファルは元中二病?シンドバッドとの関係や堕転しかけた過去を考察のイメージ

目次

  1. 週刊少年サンデーの『マギ』とは?
  2. 『マギ』のジャーファルとは?
  3. ジャーファルは堕転しかけた?過去を紹介!
  4. 『マギ』のジャーファルの声優
  5. 『マギ』のジャーファルの素敵なイラストを紹介!
  6. 『マギ』のジャーファルに関する感想や評価
  7. 『マギ』のジャーファルについてまとめ

週刊少年サンデーの『マギ』とは?

それでは中二病疑惑のあるジャーファルの紹介する前に、ジャーファルの登場する『マギ』についてご紹介します。ネタバレを含みますのでこれからお読みになる方はご注意ください。

『マギ』の基本情報

ジャーファルの登場する『マギ』という漫画は、週刊少年サンデーで2009年から2017年にかけて約8年間連載をしていた大人気漫画です。作者は大高忍先生です。その人気ぶりはとどまることを知らず、二度に渡りアニメ化もされています。『マギ』は『千夜一夜物語』がモチーフになっており、登場人物の名前も『千夜一夜物語』から取られているものが多く見られます。

『マギ』のあらすじ

物語の主人公アリババはいつか迷宮『アモン』を攻略し巨額の富を得ることを夢見ながら、『アモン』周辺で栄えるチーシャンの街でアルバイトをしていました。しかし今一歩夢に向かって踏み出せなかったアリババはある日アラジンという不思議な少年に出会います。アラジンは『ジンの金属器』と呼ばれる不思議な道具を探して旅をしていました。

アラジンは首からさげる金の縦笛からウーゴくんと呼ばれる不思議な魔人を召喚することができました。その力を目の当たりにしたアリババはアラジンに『アモン』を一緒に攻略しようと話を持ちかけます。そして『アモン』の攻略を経てアリババとアラジンは友達になり、そこから大冒険の日々が始まるのでした。

『シンドバッドの冒険』とは

『マギ』を語る上で欠かせない登場人物はジャーファルの仕える王シンドバッドです。シンドバッドは『マギ』の中でも特に重要なポジションを占めており、シンドバッドを主人公にした『マギ』外伝『シンドバッドの冒険』が誕生しました。原作は『マギ』と同じく大高忍先生ですが、作画は大寺義史が担当しています。

『シンドバッドの冒険』ではシンドバッドを主人公にした物語が繰り広げられており、シンドバッドの忠実な臣下である『八人将』との出会いやそれぞれの過去が描かれています。単行本は19巻、公式ファンブックも出版されています。ジャーファルの過去、子供時代や中二病と言われるようになったシーンも描かれています。

『マギ』のジャーファルとは?

それでは週刊少年サンデーで大人気連載していた『マギ』に登場する『八人将』の1人、ジャーファルについて紹介していきます。ネタバレを含みますのでこれからお読みになる方はご注意ください。

ジャーファルのプロフィール

ジャーファルは身長172cmで体重65kgの連載開始当初は25歳の青年でした。職業が政務官のせいか趣味は仕事で、仕事がきれると蕁麻疹が出てしまうという筋金入りの仕事人間です。シンドバッドへの忠誠心はかなりのもので、好きな女性のタイプもシンドリアに貢献してくれる女性と徹底されています。ちなみに嫌いなタイプは忠誠心のない従者です。好きな食べものはコーヒーで、嫌いな食べ物は酒となっています。

ジャーファルの外見

ジャーファルは白髪で顔のそばかすが特徴です。年齢よりも幼い顔立ちをしているため若く見られることが多いようです。普段からシンドリアの袖余りの官服を着用しており、私服はほぼありません。14歳の時にシンドバッドに買ってもらった私服が一着だけあるようですが、当然サイズアウトしており今は着ることができません。

ジャーファルの性格

ジャーファルは普段とても穏やかな性格をしており、子供達を甘やかす傾向にあります。しかしシンドバッドへの忠誠心が強いため、シンドバッドを侮辱する輩に対しては遠慮なく怒りをぶつけます。シンドバッドへ不滅の忠誠を誓っていますが、シンドバッドが利用している人々へは少なからず心を傷めている様子もありその優しさがうかがえます。

ジャーファルは八人将の1人で政務官

ジャーファルはその強さも確かでシンドリア最強の8人の戦士『八人将』に数えられています。『八人将』はシンドリアの守護神として国民からも慕われており、その支持も厚いです。またジャーファルは強さだけでなく文官としても有能で、シンドリアの政務官も勤めています。シンドバッドの自由奔放さに翻弄されながらも日々シンドリアのために身を粉にして働いています。

ジャーファルは特殊な暗殺術を使う

ジャーファルは特殊な暗殺術を使います。ジャーファルの過去は『マギ』では簡単に紹介されていますが、『マギ』外伝『シンドバッドの冒険』ではシンドバッドとの出会いやその生い立ちまで詳しく描かれています。もちろんジャーファルの使用する暗殺術についても詳しく描かれています。

ジャーファルの強さ

それではここでシンドリアの『八人将』の1人、ジャーファルの強さについて見ていきます。能力の詳細、使用する武器、使用する技などについてご紹介いたします。ネタバレを含みますのでこれからお読みになる方はご注意ください。

能力詳細

ジャーファルの仕える王シンドバッドの能力が高すぎて『八人将』の能力は霞がちです。もちろんジャーファルもその霞んでしまっている者の1人です。しかしジャーファルは冷静に状況を分析する能力にも長けており、知力だけでなく統率力なども高くなっています。また他の能力が高く目立っていませんが、身体能力も十分に高いようです。

眷属器『双蛇鏢』

ジャーファルはシンドバッドの眷属です。バアルという雷属性のジンの眷属なので属性は雷です。ジャーファルはこの眷属器『双蛇鏢』(バララーク・セイ)を使用して戦闘を行います。『双蛇鏢』は縄の両先端に鏢(ひょう・こじり)がついており、これを振り回して鏢で戦ったり、縄部分は使用して相手を拘束するのに利用できます。ちなみに鏢とは刀の刃先、切っ先、手裏剣、遠くから投げつけて人を攻撃する武器という意味があります。

ジャーファルの眷属器『双蛇鏢』(バララーク・セイ)のモデルは中国の暗殺用の武器、いわゆる暗器の縄鏢 (じょうひょう)をモデルとしていると言われています。ジャーファルが軽々しく使いこなしている描写が多いのですが、実はかなり重量がある武器だそうです。普段は着用している袖余りの官服の袖の下に隠しています。

鏢操術

ジャーファルは眷属器『双蛇鏢』(バララーク・セイ)の能力を発揮すると青い双頭の龍を模した雷を身にまといます。これを鏢操術(ひょうそうじゅつ)と呼びます。これは実は本編の『マギ』では登場しておらず、『マギ』外伝『シンドバッドの冒険』で登場する技になります。魔力を操作して眷属器を操り敵を貫く殺傷能力が高い技になっています。

ジャーファルは元中二病

シンドバッドのせいで何かと気苦労の多いジャーファルですが、『シンドバッドの冒険』が連載されてから新たに中二病という属性が付与されました。いつも笑顔が耐えない穏やかなお兄さんというイメージのジャーファルですが、ジャーファルは幼い頃は暗殺集団の筆頭を務めるなどをしており、今の姿からは想像できないほど荒んでいました。そのためジャーファルは中二病ではないかとファンの間で話題になったのです。

ジャーファルの中二病発言としては『オレの心など、とうに凍てついてしまった』や『所詮は血塗られた運命(さだめ)』などがあります。このいかにもな雰囲気がする中二病セリフからファンはジャーファルを中二病だと噂しているようです。

ジャーファルは皆のお母さんでお兄さんで苦労人

ジャーファルはその穏やかな性格で皆を包み込むようなお母さんのような存在です。そして子供達を甘やかす傾向があり、子供達からは慕われお兄さんとしても大きな役割をしています。絶えず優しい笑顔を浮かべているその姿からジャーファルは確かに皆のお母さん的存在で、それと同時にお兄さん的な存在だと言えます。しかしそのせいでいろんな心配事を1人で抱えているような面もあります。

仕事が趣味という重度のワーカーホリックな面もあるため、何かと多い苦労人のポジション、それがジャーファルなのです。シンドバッド、アラジン、アリババ、シンドリアの国そのものなどジャーファルが心配する対象は多く、その分苦労も大きいようです。

ジャーファルとシンドバッドの関係

ジャーファルにとってのシンドバッドは、ジャーファル自身が認めるただ1人の王です。ジャーファルはシンドバッドに絶対の忠誠を誓っていました。そしてまたシンドバッドもジャーファルを信頼していました。だからこそシンドバッドはシンドリアの守護神とも言われる『八人将』の1人としてジャーファルを起用しているのでした。

しかし意外なことにジャーファルとシンドバッドはもとは敵同士で、ジャーファルはシンドバッドを殺すように命じられた隠密部隊の筆頭だったのです。しかしその後シンドバッドに命を救われます。『シンドバッドの冒険』で詳しく描かれていますが、シンドバッドはジャーファルにとっての命の恩人であり、何よりも優先するべき大事な人間なのです。

ジャーファルは堕転しかけた?過去を紹介!

それでは中二病と言われるジャーファルの過去についてご紹介していきます。ジャーファルの過去は『マギ』ではほとんど語られませんが、『マギ』外伝『シンドバッドの冒険』では大いに過去について語られています。その過去の中にはジャーファルが中二病だと話題になる原因になったであろう場面もあります。ネタバレを含みますのでこれからお読みになる方はご注意ください。

ジャーファルはシンドバッドと同郷

ジャーファルの出身国はシンドバッドと同じパルテビア帝国です。シンドバッドはこのパルテビア帝国に現れたダンジョンを攻略し、最初のダンジョン攻略者として名を馳せることになるのですが、当時のパルテビア帝国は荒んでいました。そのせいでシンドバッドは追われる身となり、ジャーファルはそれを追うパルテビア帝国のお抱え隠密部隊に所属していたのです。

ジャーファルはシャム=ラシュの筆頭

ジャーファルはパルテビア帝国のお抱え隠密部隊シャム=ラシュの筆頭を勤めていました。シャム=ラシュとは主に暗殺を担うパルテビア帝国の隠密部隊で、独自の技術を用いて戦闘、暗殺を行っていました。ジャーファルはなんとそのシャム=ラシュの筆頭、頭を勤めていたのです。この時のジャーファルの正確な年齢は発表されていませんが10歳前後と言われており、幼くして暗殺術を会得し、シャム=ラシュの筆頭になっていたのです。

周りの大人の面々よりも強いジャーファルですが、単行本などに掲載されているおまけ漫画ではよくイジられる側として描かれています。そのジャーファルのほほえましい姿に実は”筆頭”とはただのあだ名なのではないかとも言われています。数々の中二病発言をしているジャーファルはもしかしたらシャム=ラシュの中では大人達にかわいがってもらっていたのかもしれません。

ジャーファルの過酷で悲しい過去

ジャーファルには過酷で悲しい過去がありました。ジャーファルが筆頭を勤めるシャム=ラシュという隠密部隊は、子供がある年齢に達した時試練として自分の両親を自分で殺すという使命が与えられます。ジャーファルも例外ではありませんでした。そのためジャーファルは幼い頃に自分の父と母を自らの手で殺しているのです。筆頭にまで上り詰めたジャーファルでしたが、心の底ではずっとそのことがトラウマになっていたのです。

ジャーファルが堕転しかける

『マギ』における『堕転』とは、自分の運命に絶望をして、自分を産み落とした世界自体を恨み、呪い、別人格(ダークサイド)になってしまうことを指します。一般的に『堕転』をした人間が元に戻ることはできないとされており、そのため誰かが『堕転』しかけた際には仲間は全力で止めようとします。ジャーファルもシンドバッドと出会った頃に一度『堕転』しかけたことがあるのです。

先に紹介したジャーファルの持つ過酷で悲しい過去は、ジャーファル自身が思っている以上にジャーファルの根底にそれこそ呪いのようにまとわりついていました。ジャーファルはその心の隙を突かれてアルサーメンの手によって『堕転』しかけてしまうのです。しかしそれを救ったのがシンドバッドでした。シンドバッドは自分の命を狙いにやってきたジャーファルを助け、ジャーファルは何とか『堕転』をせずに済んだのでした。

ジャーファルがシンドバッドの臣下になる

ジャーファルはシンドバッドに救われた後、シンドバッドの臣下になります。強くて気高く、夢を語るシンドバッドの傍らで同じくシャム=ラシュのメンバーだった2人と共に冒険をしたり、シンドバッドが作った商会の運営をしたりし成長していきます。シンドバッドがシンドリアを作り王になった後は政務官として、『八人将』として、ジャーファルはシンドバッドを支えていくのでした。

『マギ』のジャーファルの声優

それではシンドリア『八人将』の1人、ジャーファルの声優についてご紹介します。簡単なプロフィールに加えて今までに出演された作品などについてもあわせてご紹介していきます。

ジャーファルの声優は櫻井孝宏

アニメでジャーファルを演じた声優は櫻井孝宏さんです。イケメンボイスの持ち主として有名な櫻井孝宏さんは今まで数多くのアニメ作品に出演されているベテラン声優です。活動はアニメだけでなく、吹き替えやラジオ、ドラマCDや朗読CDなど多岐に渡ります。

櫻井孝宏のプロフィール

櫻井孝宏さんは1974年6月13日生まれで現在44歳です。身長は177cm、血液型はA型になります。1996年から活動しており、2001年の『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』の主人公である島村ジョーに抜擢されてから徐々に活動の幅が広がり知名度があがっていったそうです。尊敬する声優に中尾隆聖さんらの名前を挙げています。

櫻井孝宏の主な出演作品

櫻井孝宏さんは長年様々な作品に出演されています。さきほどあげた『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』もその1つです。その他の代表作に、『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』のビット・クラウド役、『D.Gray-man』(第1作目)の神田ユウ役、『〈物語〉シリーズ』の忍野メメ役、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の松雪集〈ゆきあつ〉役などがあります。

『マギ』のジャーファルの素敵なイラストを紹介!

『マギ』はその人気ぶりから公式、非公式を問わずたくさんのイラストがインターネットで公開されています。ここではシンドリアの守護神『八人将』の1人であるジャーファルの素敵なイラストをいくつかご紹介します。

ジャーファルの素敵なイラスト①

こちらは『マギ』のアニメのワンシーンです。ジャーファルは何かを憂えるような表情をして空を見上げています。苦労人で優しいジャーファルは今日も誰かのために苦悩しているようです。

ジャーファルの素敵なイラスト②

こちらは戦闘モードに入っているジャーファルです。普段は穏やかな笑顔を浮かべているジャーファルですが、一度怒りに身を任せて戦闘モードに突入してしまうと、幼少の頃の記憶が蘇るのか目つきも鋭くなり、言葉遣いもやや荒くなってしまうようです。普段の温厚さとのギャップがたまらないのか、この戦闘モードのジャーファルのファンの方もたくさんいるようです。

ジャーファルの素敵なイラスト③

傷心したアリババ達を元気づけようと、ジャーファルはアリババ達を甘やかし放題し、結果おいしい食べ物を食べ続けたアリババ達はものすごく太ってしまうというエピソードがあります。ぽっちゃりとしたアリババの横では満足げな表情をするジャーファルの姿があります。ジャーファルがお母さんと呼ばれるのはこの面倒見の良さも影響しているのかもしれません。

ジャーファルの素敵なイラスト④

こちらは非公式のジャーファルとアラジンの素敵なイラストです。ジャーファルがアラジンに物語を読み聞かせている姿はとてもいいお兄さんという雰囲気が出ています。重たいエピソードが多々あり読むのがしんどいという評価もある『マギ』ですが、漫画に描かれていないところではこのイラストのような平和なシーンもあったのかもしれません。

ジャーファルの素敵なイラスト⑤

こちらも非公式の素敵なイラストになります。『シンドバッドの冒険』で描かれていた幼い頃のジャーファルと若かりし日のシンドバッドです。この頃は忠誠を誓っている主と臣下というよりも、仲の良い兄弟のようで見ているファンをほっこりさせてくれます。

『マギ』のジャーファルに関する感想や評価

それでは中二病と話題になっているジャーファルについて、皆さんの感想や評価をTwitterからいくつかご紹介いたします。ジャーファルはその人気ぶりからTwitterでは数多くbotが存在しているので、お気に召すbotがあれば是非チェックしてみてください。

優しい穏やかなジャーファルですが、いざ戦闘になると豹変するところなどそのギャップが人気となっているようです。ジャーファルの魅力にとりつかれたファンも多く、何かとカッコいいと話題になっています。

戦闘では目つきから何から変わってしまうジャーファルがかっこよくて好きという方は多いようですが、ジャーファルは普段穏やかで優しいキャラクターなのですぐにそのかっこいい状態からかわいい状態に戻ってしまいます。これにはファンもジレンマを抱いているようです。

ジャーファルの溢れ出るお母さん気質についてはやはりファンの間でも話題になっているようです。シンドリアを治める自由奔放な王、シンドバッドに振り回されて苦労しているジャーファルはお母さん、まさに『オカン』と言えるようです。

『マギ』のジャーファルについてまとめ

いかがでしたか?今回は『マギ』に登場するジャーファルというキャラクターについてご紹介しました。ジャーファルの基本的なキャラクター紹介から『シンドバッドの冒険』で描かれている過去、中二病と言われている理由や声優などいろいろとご紹介しています。この機会にジャーファルについてもっと知りたいと思ってくださった方は是非一度『マギ』や『シンドバッドの冒険』を手にとってみてください。

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