2019年04月26日公開
2019年04月26日更新
【咲- Saki-】竹井久の魅力まとめ!頼れる麻雀部部長のセリフや名言も紹介
竹井久(たけい・ひさ)は人気麻雀漫画『咲-Saki-』に登場する、頼れる女子高生です。主人公の咲が通う清澄高校の、麻雀部の部長でもあります。竹井久は麻雀の実力者でありながらも、インターハイに2年間出場できなかった高校3年生です。高校最後の学年にして、全国大会優勝を強く願っています。この記事ではそんな竹井久のさまざまな魅力を、名言や声優情報にも触れながら、ご紹介していきます。
竹井久とは?
まずは『咲-Saki-』の作品情報と一緒に、竹井久(たけい・ひさ)の大まかなプロフィールをご紹介いたします。竹井久は人気麻雀漫画『咲-Saki-』の主人公チームである清澄高校麻雀部の部長で、学生議会長(生徒会長の位置にあたる役職)も務めているキャラクターです。『咲-Saki-』第1話から登場していて、人気の名言もたくさんあります。
咲- Saki-の作品情報
『咲-Saki-』は2006年から連載が始まった麻雀漫画で、作者は小林立さんです。『咲-Saki-』の作品舞台は、麻雀がより社会に浸透している現代日本です。毎年、全国高校生麻雀大会(インターハイ)が行われている世界です。『咲-Saki-』はかわいらしい女子高生たちが全国トップを目指すという、これまでの麻雀漫画になかった要素が、広い層から支持を得ました。
複数のスピンアウト作品、アニメ化や実写化など、『咲-Saki-』はさまざまなメディアミックス展開をしています。2009年にテレビアニメ『咲-Saki-』第1期が放送され、2012年には外伝にあたるテレビアニメ『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』(さき あちがへん エピソード オブ サイド エー)が放送されました。2014年にはテレビアニメ『咲-Saki-』第2期が『全国編』として、放送されています。
そして『咲-Saki-』は2016年には実写ドラマ化が放送されて、2017年には映画が全国上映されました。続いて2017年には外伝にあたる『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』も、実写ドラマ化をした後で、2018年1月に映画が全国上映されました。
竹井久のプロフィール
竹井久は多数ある『咲-Saki-』シリーズの中で、本編の第1話から活躍しているキャラクターです。『咲-Saki-』の主人公・宮永咲(みやなが・さき)の、とてつもない麻雀の実力に、まっさきに気づいた人物でもあります。竹井久は、麻雀で勝とうとしない咲に対して「麻雀は勝つものよ」と諭し、麻雀部に入部するように誘います。
竹井久は主人公チームである清澄高校の3年生で、麻雀部の部長です。さらには高校の生徒たちをまとめる立場でもあります。ロングスカートに黒ストッキングという制服の着こなしで、一見は真面目そうですが、そうでない一面もあります。部室で昼寝をしたり、試合中はラフに牌を跳ね上げたりと、自由気ままな面もあります。
竹井久が高校1年生のときには、部員は竹井久ひとりだけだったようです。2年生のときに染谷(そめや)まこが麻雀部に入部、3年生時に原村和(はらむら・のどか)、片岡優希(かたおか・ゆうき)、そして宮永咲と1年生たちが入部したことで、廃部寸前だった麻雀部は、インターハイ出場するまでに立ち直りました。竹井久は初のインターハイ出場を楽しみ、そして人一倍、全国優勝を目指しています。
竹井久の麻雀の実力
麻雀部の部長である竹井久の麻雀の実力は、とても高いほうです。基本は効率重視の『デジタル打ち』ですが、ここぞという局面ではなかなか来ない待ちを選ぶ、いわゆる『悪待ち』と呼ばれる打ち方をします。そして悪待ちでみごとに勝ち上がるという、強運を持っています。さらには悪待ちが読まれても、多面待ち、空リーチ(実際にはあがれないのにリーチ宣言すること)と、戦術を駆使して、試合相手を翻弄します。
また竹井久は、チームリーダーとしての実力も確かなものです。インターハイ出場前には強化合宿を企画して、そこで部員たちそれぞれに的確な練習メニューと、アドバイスを与えています。副将の和には『リラックスできるように』と、ペンギンのぬいぐるみを抱いて全国大会に出るようアドバイスしました。和は全国大会で存分に実力を発揮し、チームの勝利に大きく貢献しています。
半面、竹井久はプレッシャーに弱いところがあります。全国大会第2回戦の中堅戦においては、見せ牌をしてしまうほどに緊張しました。この試合の前半では実力を発揮できませんでしたが、「このまま試合に負けたらもうインターハイが楽しめない」と気がつき、立ち直ります。後半では挽回し、清澄高校は無事に次の試合へと進みました。
竹井久のかわいい魅力
魅力①生徒会長で麻雀部部長
竹井久は、リーダーシップに長けています。清澄高校では学生議会長(生徒会長の位置にあたる役職)を務めています。そして麻雀部の部長も兼任しています。主人公の咲をはじめ、部員たちからは『部長』と呼ばれ、親しまれています。また大人っぽい性格からか、プロ雀士である藤田靖子とも交流があり、敬語を使わずに話すほどの仲です。
魅力②初期はムーミン似だった?
さて竹井久は一時期『ムーミン』というあだ名がありましたが、『咲-Saki-』のストーリー上にムーミンはまったく出てきません。ムーミンに絡んだ名言も出てきません。なぜ竹井久が『ムーミン』と呼ばれたかというと、それは原作初期において、竹井久の顔がややしもぶくれなときがあったからです。それを読者が『ムーミンに似ている』と、ネタにしました。二次創作が出回るほど、話題になりました。
数年後には竹井久からムーミンの面影はなくなり、テレビアニメでは可愛くも凛々しいキャラクターデザインになりました。竹井久の身長は164センチで、スレンダーな体型です。小柄なキャラクターや胸がふくよかなキャラクターが多い『咲-Saki-』で、竹井久のルックスに惹かれるファンも多いようです。試合時には髪を左右に束ねているのも、かわいいと評判です。
魅力③イケメンな性格
清澄高校麻雀部には、教師の指導者がいません。部長の竹井久がメンバーの育成とサポートを行っています。お茶目でありながらも、名言ともいえる的確なアドバイスをする竹井久は、部員全員たちから頼られています。見た目は女子ですが心はイケメン。だけど竹井久も完璧ではありません。プレッシャーには弱く、試合中に平凡なミスをすることもあります。そんな弱さも魅力だと評判です。
魅力④福路美穂子との関係
さて麻雀の実力者でもある竹井久がなぜ、麻雀の強豪校に進学せずに、無名の清澄高校に進学したのでしょうか?それには、竹井久の家庭の事情が絡んでいます。経済的な理由で私立の強豪校に進学できなかったと、本人の口から語られています。そして竹井久は中学時代、『上埜(うえの)』という姓だったようです。
風越女子高のキャプテン・福路美穂子(ふくじ・みほこ)は、中学校のインターミドルで竹井久と対戦しています。そのときの竹井は『上埜(うえの)』という姓でした。『上埜』だったときの竹井は勝ち進んでいたにも関わらず、インターミドルの途中から来なくなりました。福路は自分を苦しめた対戦相手として、竹井久を3年もの間、しっかりと覚えていたようです。
それに対して竹井久は福路美穂子を『どこかで見たような気がする』とまでしか、思い出せませんでした。1度きりの対戦だったようなので、この竹井久の態度には無理がないといえます。しかし福路美穂子と竹井久は、麻雀の実力者であること、どちらも高校3年生で麻雀部部長であることなどから、県予選大会後の合宿を通じて、仲良くなっていきます。
竹井久と福路美穂子。中学生のときに1度対戦しただけのふたりは、他校でありながらも絆がうまれます。一緒に買い出しに行ったり、名前で呼び合うようになります。この関係性も人気を呼んでいます。
魅力⑤全国優勝にかける思いが人一倍強い
先に述べたとおり、竹井久は家庭の事情から強豪校に進めず、そして進学した清澄高校の麻雀部は廃部寸前で、麻雀のインターハイに2年間、出場できませんでした。竹井久はインターハイに出場できない間を、自身の麻雀の打ち方にたとえて「『待つ』のは慣れている」と振り返っています。
竹井久が2年生のときに雀荘の娘である『まこ』が入部し、3年生になってから麻雀のインターミドルチャンピオンである『和』、和と麻雀を打ってきた『優希』、そして主人公の『咲』が入部し、麻雀部の女子部員は5人になります。こうしてインターハイ団体戦出場が叶いました。竹井久にとって待ちに待った、最初で最後のインターハイ。竹井久は団体戦で優勝したいと。人一倍、願っています。
竹井久の名言・名セリフ集
『咲-Saki-』の第1話から登場する竹井久には、魅力あふれる名言がたくさんあります。この項ではその中でも人気が高い名言を、ご紹介していきます。
竹井久の名言①「たった一回の人生…」
竹井久は『咲-Saki-』の最初のほうでは、どんな麻雀を打つか読者にはわかりません。登場時には昼寝していて面子に加わっていませんし、試合中の描写がされるのは県予選大会の決勝が最初です。この県予選大会の決勝で、竹井久は最初、緊張して麻雀を打っています。思いどおりに進まない牌に頭を抱えますが「自分のやりかたで、自分らしくいきましょう」と、『悪待ち』を始めます。
このわざと悪い待ちにする『悪待ち』の打ち方は、『理解できない』と、部員の和から責められたことがあります。和は計算ずくなデジタル打ちの麻雀を極めていて、インターミドルで優勝したほどです。和にしてみれば、普段は合理的な打ち方をする竹井久が、時におかしな打ち方をするのがわからないのです。
竹井久は和に『たった一回の人生も…』と人生観もかねた名言を返します。そして悪い待ちにして負けたことがない、と言葉を続けます。竹井久は県予選大会の決勝でも悪待ちをして、みごとチームに貢献しました。最下位だった清澄高校をトップにしたのです。
竹井久の名言②「戦う前に…」
テレビアニメ『咲-Saki-』第8話、県予選大会の団体戦決勝前に、竹井久は部員たちにラーメンをおごっています。その帰り、染谷まこにだけ「戦う前に…」と、意外ともいえる本音をこぼしています。生徒や部員をまとめる立場である竹井久にとって、決勝まできたことは喜びでもあり、プレッシャーでもあったようです。「戦う前に…」は、竹井久の責任感と弱みを感じる、名言だと評判です。
竹井久の声優
竹井久の声優は伊藤静
テレビアニメ『咲-Saki-』で、竹井久の声を担当したのは、声優の伊藤静さんです。声優の伊藤静さんは、お酒の好きな姉御肌と、ファンや同業者の間で知られています。その姉御肌な性格のためか、落ちついた女性、リーダーシップをとる女性などの役を、声優として演じられることが多いようです。
伊藤静のプロフィール
伊藤静さんは1980年12月5日生まれで、賢プロダクション所属。アニメの声優や洋画の吹き替え声優のほかに、歌手やナレーターと、幅広く活躍されております。声優を目指したきっかけは「色々なことができて面白そう」だったからだそうです。2002年に声優デビューしてから実績を重ねられ、2016年の声優アワードで助演女優賞を受賞されました。2019年現在も広く活躍されてます。
伊藤静の主な出演作
伊藤静の声優としての代表作に『マリア様がみてる』シリーズの支倉令(はせくら・れい)役、『ハヤテのごとく!』シリーズの桂ヒナギク役、『D.Gray-man』のリナリー・リー役、『とある魔術の禁書目録』シリーズの神裂火織(かんざき・かおり)役などがあります。
竹井久の実写版キャスト
竹井久の実写版キャストは古畑星夏
『咲-Saki-』の実写ドラマ版、実写映画版で竹井久を演じたのは、古畑星夏(ふるはた・せいか)さんです。『咲-Saki-』の実写については「キャラがものすごく忠実に再現されているのも、見どころのひとつ」と、意気込みを語られています。
古畑星夏のプロフィール
古畑星夏さんは、2009年にファッション雑誌『ニコラ』のモデルオーディションでグランプリを獲得されたあと、同紙の専属モデルとしてデビューされました。4年間『ニコラ』で専属モデルをされたあとは『Seventeen』や『ViVi』で、専属モデルを務められています。
女優デビューされたのは、2012年の木曜ドラマ9『パパドル!』からです。2017年には『人狼ゲーム ラヴァーズ』で映画初主演を果たし、2018年にはNHK連続テレビ小説『半分、青い。』にも出演されています。古畑星夏さんはモデルとしても女優としても、注目されています。
古畑星夏の主な出演作
古畑星夏さんは2017年公開の映画『人狼ゲーム ラヴァーズ』では主人公の高野蘭子役を。テレビドラマ『ラブホの上野さん Season2』では、ヒロインの品川佐奈役を演じられています。そのほかテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』など、さまざまな作品に出演されています。
竹井久に関する感想や評価は?
咲-Saki-は、この2人が一番好きだな
— 地球の耳かき@27日びわ湖ホール (@Mimikaki76) September 21, 2018
竹井久カッコイイね、風越の部長が惚れるのもわかるよ٩(>ω<*)و#咲 pic.twitter.com/YCLqBnWvlM
清澄高校麻雀部部長の竹井久と、風越女子の麻雀部部長の福路美穂子。この関係性が好きだという声は多いです。福路美穂子だけが竹井久をしっかり覚えており、再会後も福路が竹井を目で追ってるように描かれています。『咲-Saki-』ではこういった、女の子同士の関係も評価が高いです。
竹井久に会いたくて、また咲-Saki-を見てしまった、毒です(笑)
— 地球の耳かき@27日びわ湖ホール (@Mimikaki76) October 3, 2018
竹井久、目線で見るとたまらなく、感動します
竹井久と福路美穂子のやり取りはたまりませんね(笑)#咲 pic.twitter.com/GYPfytKg3T
上記も『福路美穂子とのやり取りが良い』という感想です。また、清澄高校麻雀部の部長である竹井久の目線で見たとも、綴られています。3年生になってからの全国大会ということは、視聴者に訴えるものがあるといえます。
竹井久のセリフの「ありがとう」を探してみたら割とあった。 pic.twitter.com/2f3H0As7tg
— しののぬ (@sinononu21) May 18, 2018
そして竹井久の「ありがとう」を感慨深く捉えた感想もあります。全国大会の準決勝、決勝と、竹井久は節目節目にまわりの人間に、特に部員たちに感謝しています。竹井久は日頃から、麻雀の団体戦に出られたのは部員たちのおかげだと、強く思っています。
竹井久のかわいい魅力まとめ
竹井久の魅力を、声優情報やキャスト情報、名言などと共にご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?竹井久は頼れる素敵な部長であり、お茶目な面を持つお姉さんキャラです。『咲-Saki-』序盤から活躍しているキャラクターで、彼女の目線で物語を楽しむことも可能です。
竹井久が部長を務める清澄高校麻雀部は、団体戦で全国大会の決勝にまで勝ち進みました。念願のインターハイ優勝を果たすのか、これからも『咲-Saki-』本編から目が離せません。