【ゆるキャン】各務原桜はなでしこのお姉さん！名前の由来や声優情報まとめ

女子高生たちのキャンプに興じる姿が緩やかに描かれた『ゆるキャン』はあfろ原作の日本の漫画です。その物語に登場する各務原桜の存在が気になるという『ゆるキャン』ファンが急増しているようです。あまり登場しないキャラクターで、主人公のなでしこと性格が全く違うと、ファンの興味を掻き立てているようです。

そんな『ゆるキャン』に登場するなでしこの姉、各務原桜についてまとめてみました。各務原桜は、どんなキャラクターなのでしょうか。『ゆるキャン』の作品情報、各務原桜の名前の由来や可愛い魅力、担当声優についてもご紹介していきます。

あｆろ原作の『ゆるキャン』は、2015年に「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載され、2019年春からはコミックアプリ「COMIC FUZ」で連載予定の漫画で、現在7巻まで出版されています。『ゆるキャン』のアニメは2018年に第1期が放送され、今後、第2期の放送と映画かも予定されています。

その『ゆるキャン』の物語の内容は、山梨周辺のキャンプ場を舞台に、キャンプでの調理やレクリエーションを自分たちに合った方法で楽しむ女子高生たちの、のんびりとした日常が描かれています。

各務原なでしこの姉で大学生です。眼鏡をかけ、長い髪が特徴の美人ですが、いつも気怠いような雰囲気を漂わせるサバサバした性格の持ち主です。口数が少なく感情表現も少ないため、他人からは機嫌が良いのか、機嫌が悪いのかの判断が分かりづらいキャラクターです。

楽天的ななでしこを厳しく叱ることもありますが、面倒見がよく、愛車の日産・ラシーンでキャンプ場に向かうなでしこの送迎をしたり、車中泊に付き合ったりしています。なでしこはそんな桜に懐き、なでしこの友人の志摩リンからも憧れられています。

各務原桜の初登場シーンは、第1話の「ふじさんとカレーめん」で妹のなでしこが本栖湖で遭難しかけて、心配した各務原桜が慌てて駆け付けた場面です。なでしこを豚野郎などと厳しく叱りつけ、無理やり車に押し込む荒々しさを見せますが、各務原桜が各務原家の中で一番なでしこのことを気遣って、なでしこのことを思っているからこその行動のようです。

『ゆるキャン』の主人公たちの名前は地名に因んで付けられており、各務原桜の名前も、地名とその場所の特色から名付けられているようです。『ゆるキャン』の各務原桜の名前の由来について見ていきましょう。

各務原桜の名前の由来は、地名にあると言われています。各務原は、岐阜県の各務原市という実際に存在する地名から名づけられたようです。各務原市には、桜の名所が多いことで有名で、そこから名前を「桜」にしたのではないかと由来の考察されているようです。名が体を表すように「桜」はみんなの憧れであり、慕われる人物のようです。

『ゆるキャン』の他の主要キャラクターたちの名前の由来は、各務原、志摩、犬山、大垣、と全て東海地方の地名が名前に付けられていたことが分かります。地理に詳しい人は、すぐに気づいたとSNS上で上がっていました。

その地理の位置関係は、志摩だけが他の3つの地名から一番遠く、『ゆるキャン』の物語で志摩リンは1人を好むところがあると、地理の位置関係と人間関係を図ってのネーミングなのではないかとファンの間で話題となっていたようです。

『ゆるキャン』の各務原桜の声を担当しているのは、代表作品に「図書館戦争」の笠原郁や「スマイルプリキュア！」の緑川なおや、「僕は友達が少ない」の三日月夜空などを担当している声優の井上麻里奈です。井上麻里奈のプロフィールなどについてご紹介します。

各務原桜の声を担当する声優の井上麻里奈は、高校生の時、演劇部で男役ばかりを演じていたといいます。大学生になり、男役が回ってこなくなった井上麻里奈は、「どうしても男役を演じたい」と強い思いがあり、そんな井上麻里奈が辿り着いたのが声優でした。

井上麻里奈は、声優学校に通うための資金をアルバイトで溜めていましたが、現状の自分の実力が知りたいとオーディションを受けたところ、最終審査に入る前に合格してグランプリを獲得します。デビュー作の「コゼットの肖像」では、主役級の役を演じ、何も分からない状態で周りの声優陣に指導してもらい、支えられながら声優としての知識を学んだと語っています。

≪井上麻里奈のプロフィール情報≫

• 愛称：マリーナ
• 出生地：東京都
• 生年月日：1985年1月20日
• 年齢：34歳
• 血液型：AB型
• 身長：162 cm
• 職業：声優/ナレーター/歌手
• 事務所：シグマ・セブン

≪井上麻里奈の主な出演作品≫

• 「進撃の巨人」アルミン・アルレルト役
• 「ベイブレードバースト」蒼井バルト役
• 「からくりサーカス」ヴィルマ・ソーン役
• 「3月のライオン」幸田香子役
• 「七つの大罪」ジェリコ役
• 「ダンボール戦機」川村アミ役
• 「天元突破グレンラガン」ヨーコ役
• 「みなみけ」南夏奈役
• 「月面兎兵器ミーナ」佃美奈役
• 「コゼットの肖像」コゼット役/他多数

『ゆるキャン』の各務原桜の魅力についてまとめてみました。なんだかんだで妹思いの桜の様子が伺えます。なでしこの友人のリンからも羨望の眼差しで見られ、共通の趣味の話題からリンと打ち解けていきます。早速、各務原桜の魅力について見ていきましょう。

各務原家は父・修一朗、母・静花、桜、なでしこの四人家族ですが、家族の誰よりもなでしこを心配している姿が見られるのは各務原桜です。なでしこが遭難しかけて激しく叱責する場面がファンの間では印象的なようで、最初なでしこの母親なのかと勘違いした人もいたようです。その後、桜はなでしこのスマホに見守りアプリをインストールするなど面倒見の良さを発揮しています。

なでしこがソロキャンする時は心配で居ても立っても居られない各務原桜は、愛車の日産・ラシーンで車旅をします。向かった先はなでしこのキャンプ場所で、なでしこの様子を伺うなど妹を思う気持ちが人一倍強い姿が描かれています。なでしこもそんな桜を慕っており、姉妹の関係は良好なようです。

なでしこは中学生の時は食べては寝てを繰り返し、かなり太っていたようです。そんななでしこを見かねた桜は、なでしこを厳しく叱り、自転車で浜名湖を毎日走らせる激しいダイエットをさせていたようです。おかげでなでしこの体型はスリムになり、体力もついたようですが、当時の桜の様子をなでしこは「鬼」と表現しています。

現在は、キャンプに向かう車内にお菓子やおにぎりを持ち込んでは頬張って食べるなでしこを、桜は基本的にはただ黙って傍観しているだけのようです。しかし、桜のことなので、またなでしこが太り始めたら鬼と化して、なでしこをダイエットさせて鍛え上げるに違いありません。

各務原桜は基本的には感情を表に出して表現することはなく、口数は少なくほとんど無表情で気怠い雰囲気を醸し出しています。妹のなでしこは感情表現が豊かで、コロコロと表情を変えますが、各務原桜はそも真逆のようです。怒っているのか、喜んでいるのか分かりずらいようですが、なでしこにはその区別がつくようです。

いつもなでしこたちのキャンプの送迎を担当している桜の表情が、同乗していた志摩リンからは無表情で不機嫌なようにも見えたようですが、なでしこから見ると、機嫌が良かったようです。実際に、キャンプ場でホットチャイを飲んで楽しむ桜が描かれており、なでしこの見立ては正しかったことが分かります。桜がなでしこのことを見ているように、なでしこもまた、桜のことを気に留めてみているという姉妹関係が伺えます。

各務原桜は、普段から大学の友人たちとドライブに出掛けるドライブ好きです。そのため、なでしこたちのキャンプ場への送迎も苦にしておらず、むしろドライブを楽しんでいる様子が伺えます。目的のキャンプ場は、なでしこたちが住む南部町からかなりの距離があり、桜が乗り気しなかったり、怠そうな態度を示すのではないかとファンから思われていたようですが、嫌な顔や迷惑そうな顔を全く見せずに進んで送迎をしています。

その様子から、桜が真のドライブ好きであることが見て取れます。もしかしたら、「なでしこのためだから」という妹愛もあるのかもしれません。そんな各務原桜の愛車は日産のラシーンです。日産のラシーンが登場したのは1994年で、2000年頃まで製造されたSUV車です。

日産のラシーンは車内が広く、小回りが利くのでアウトドアに適した車と言えるようです。物語中の車は、ラシーンをカスタマイズしているとの情報があることから、桜は車自体も好きなことが分かります。

ソロキャンプ上級者の志摩リンのソロキャンプに偶然居合わせたなでしこは、リンと親しくなります。それ以後、キャンプをするときは、なでしこの姉の各務原桜に送迎してもらうことが増えます。リンは美人な桜に憧れを抱いていました。初めてリンが桜と出会ったのは、本栖湖で遭難しかけたなでしこを車で迎えに来た時でした。

2回目に出会ったのはふもとっぱらで、朝になかなか目覚めないなでしこを簀巻きにし、なでしこを起こさないように悪戯っぽい茶目っ気たっぷりな表情をリンに見せます。この時リンは、既に桜の魅力に惹かれていました。3回目に会った時は、リンも桜の運転する車に乗せてもらいます。リンはこの時に桜のことを美人だなとしみじみ感じます。

そして、キャンプ場に着き桜の姿が見えないと、もう帰ってしまったのかなどと桜の動向を気にし、送迎してもらって申し訳ないと桜を気遣い、なでしこに思いを吐露します。それから、リンはいつもキャンプに送迎してもらい、桜に心配ばかりかけているなでしこに対して、桜にあまり心配かけるなと桜の理解者になったような発言をし、桜の呼び方も「なでしこのお姉さん」から「桜さん」に変わっていきます。

桜は恐らくリンに対して、なでしこと仲良くしてくれているお友達としか考えていなかったようです。しかし、2人の関係は変わっていきます。最新刊の7巻で、初めてソロキャンすると言って出掛けたなでしこの身を案じた桜とリンは、同じ思いでなでしこのキャンプ場、富士宮へと向かいます。その途中で偶然にも2人は鉢合わせします。

原付で来ていたリンは、奈良田湖温泉で偶然、桜の愛車を見つけると桜の姿を探し見つけますが、自分から声を掛ける勇気はなくコソコソしています。すると、リンに気づいた桜は声を掛けます。そのまま、2人はお茶をすることになりますが、話のネタに困ったリンがなでしこから聞いていた原付の趣味の話を桜に語り、共通の話題ができると2人は仲良くなります。

そして一緒になでしこのいる富士宮へ向かい、そこで親子連れのキャンパーと仲良くしているなでしこの姿を目にすると2人は安堵します。その帰り、リンは桜を夜景の綺麗なスポットに誘い、桜はリンを夕食に誘うさらに親しい間柄へと変化していきます。

妹思いで運転が上手な桜のようなお姉さんがほしいと『ゆるキャン』ファンの間では話題となっているようです。無表情であまり感情が表に出ないところもクールで、時たま見せるお茶目な表情などから桜に夢中になるファンも多いようです。人に対して無関心の主人公の志摩リンが、唯一関心を向けて自分から積極的に知ろうとしてるところからもリンが気になる人物はどんなキャラクターかとファンの注目も集めていたようでした。

『ゆるキャン』に登場する人物、なでしこの姉の各務原桜の名前の由来や可愛い魅力、声を担当した声優・井上麻里奈の情報まとめてご紹介してきました。各務原桜は登場回数は少ないですが、自由奔放な妹のなでしこの見守り役で、なでしこを気遣う面倒見のいいお姉さんという印象が強く、『ゆるキャン』ファンが各務原桜に興味を抱く人が多かったようです。

『ゆるキャン』最新刊の7巻では、桜に憧れを抱くリンが、ソロキャンに挑戦するなでしこのことを心配した桜と道中で出会い、2人でなでしこの様子を確認しに行ったことでお互いに同じ思いを共有し、距離を縮める姿が印象的です。なでしこが2人から愛されていることが伺える心温まるエピソードでもあるようでした。『ゆるキャン』の物語はまだ連載中で、各務原桜が物語にどう関わっていくのか、今後の展開に注目が寄せられます。