【うたわれるもの】アルルゥがかわいい！ムックルとの関係や名言・担当声優まとめ

ゲーム作品を原作とするアニメ「うたわれるもの」は、北海道のアイヌ文化をモチーフにした世界観が人気のファンタジーアニメです。今回は、「うたわれるもの」のメインキャラクターとして登場したアルルゥの設定やかわいい人物像、主人公・ハクオロやムックルとの関係、名言や担当声優について紹介します。

「うたわれるもの」とは、2002年にLeaf（アクアプラス）から発売されたファンタジーゲームで、2006年にUHFアニメ及びCS放送でアニメ化されました。本編は、古代の日本列島を舞台に、國ごとに統治・覇権争いを繰り広げる戦国時代という設定がなされています。また、登場キャラクターは、主人公・ハクオロを除く全ての者が、動物の耳やしっぽのついた亜人間であることも特徴に挙げられます。

作中では種族ごとに外見および能力が異なることから、同じ種族ごとに集落や國を形成して生活を営んでいます。また、亜人間と呼ばれる彼らは、火神・水神・土神・風神と呼ばれる神を1人1柱ずつ宿しています。科学技術水準は、産業革命以前の思わせる描写がなされ、原始的なカラクリが所々に見える程度に設定されており、高度な産業技術は見られません。

時は戦国時代、山奥にたたずむ辺境な村に、瀕死の重傷を負った主人公・ハクオロが運びこまれてきました。アルルゥ達によるケガの治療により回復の兆しをみせたハクオロは、村人たちに助けられる以前の記憶を失っていたこと、自分の顔には決して外すことの出来ない仮面がかぶせられていたこと、そして、動物の耳としっぽがついた亜人間の存在や、自分だけが高度な文明の知識が備わっていることに混乱します。

自身が置かれた状況に困惑を見せつつも、村人たちと共に暮らすことを決意したハクオロは、村の発展に尽力していきます。そんな中、戦乱と貧困の風は、やがてハクオロ達の住む村まで猛威を振るい始めます。そして、望まぬ争いや犠牲、自分自身の正体など、多くの苦悩を抱えながらも自身の宿命を受け入れ、トゥスクルの皇として、終わりの見せない戦に身を投じます。

「うたわれるもの」では、きつねを思わせる耳やしっぽがチャームポイントのアルルゥは、小動物のように小柄で、普段は人見知りで無口なことが多いですが、主人公・ハクオロの看病を行なったり、森の動物達に慕われる心やさいい性格は、多くのファンの心を掴んでやまないでしょう。以下では、アルルゥの性格や動物達の母と呼ばれる理由、ムックルとの関係について紹介します。

「うたわれるもの」の登場キャラクターアルルゥは、メインヒロイン・エルルゥの妹で、トゥスクル一族に属する亜人間です。獣人のような耳としっぽが特徴の、見た目年齢12歳前後の少女を思わせるかわいいキャラクターデザインで、姉・エルルゥと共に高い人気を誇っています。

作中では「森の母」と呼ばれるように、森に住む動物たちと心を通せたり、動物的な直感やサバイバル能力を有するなど、野生児的な能力をを見せています。また、はちみつが好物で、採取したはちみつの巣を、仲良くなった者におすそ分けをするなど、女の子らしいかわいい一面をのぞかせています。

極度の人見知りのため、特に初対面の人物に対する警戒心が強く、作中では口数が少なく無口な印象が強いです。しかし、警戒心を解いて心を許した者には、動物のように甘えたような性格を見せています。また、主人公・ハクオロを「おとーさん」と呼び、父親のように慕う姿から、まだ幼さが残る少女とも捉えられます。また、動物たちとも友好な関係を築けていることから、純粋な一面もうかがえます。

無垢な少女としてのイメージが強調されている反面、頭の回転が早く、勘が鋭い一面ものぞかせています。そして、身内が危険にさらされたと分かれば、どんな状況に陥っても黙っていられない真っすぐな性格から、何度も危険な目に遭っています。

アルルゥと強さは、皆無に等しいほど戦闘力を有していない描写が見られます。しかし、アルルゥは森の動物たちに慕われる長のような役割を担っており、アルルゥを攻撃することは、彼女を慕う動物たちから思わぬ反撃を受ける危険性があります。このように、アルルゥ本人には戦えるほどの強さはないけれど、間接的に見れば、計り知れない強さを秘めています。

アルルゥは、物語が始まる前に、白の皇・黒の皇と呼ばれる者たちの戦いに巻き込まれ、瀕死の状態に陥った過去を持ちます。アルルゥの状態を知ったエルルゥの願いが白の皇に届き、蘇ることができたストーリーがあります。また、地震の影響で瀕死に陥ったストーリーも存在し、作中では、何度か命の危険に晒されています。

まだ幼さが残る少女の雰囲気漂うアルルゥは、「動物達の母」と呼ばれ、森の動物達に慕われています。アルルゥは、森の動物たちと心を通じて会話ができる能力を有しています。そして、動物達も優しい心を持つアルルゥに対して、家族のように慕っています。よって、アルルゥを攻撃すると、彼女を守ろうとアルルゥを慕う動物達に襲われる危険性があります。

アルルゥが、「うたわれるもの」の主人公・ハクオロを「おとーさん」と呼ぶように、アルルゥとハクオロは、家族としてお互いに大切な存在であることが伺えます。人見知りや警戒心が強いアルルゥが、ハクオロに心を許したきっかけは、ハクオロの看病を行なったことが大きいでしょう。また、ハクオロ自身も、アルルゥを実の娘のように思っており、お互いに大切な存在であることが感じられます。

「うたわれるもの」でアルルゥと関係が深いとされるムックルは、近くの森に住む、前の森の主・ムティカパの子供で、かなり硬いことで有名な体毛を持つ巨大な白虎です。ムックルの親であるムティカパは、ハクオロによって退治されてしまいましたが、残されたムックルは、アルルゥの元に引き取られ、大事に育てられた経緯を持っています。作中での2人の仲睦まじさにほっこりするでしょう。

アルルゥが手名付けたムックルは、人語を理解するなど他の動物には見られない桁外れの能力を有しています。ムックルのこのような能力は、戦闘時にも大活躍を見せており、アルルゥとムックルの絆の深さもうたわれるものの見どころの1つでしょう。

「うたわれるもの」にて、メインヒロイン・エルルゥに次ぐ人気を誇るアルルゥは、少女のようなかわいい姿と無口な性格から、アニメ版にて最も注目されるキャラクターでしょう。アルルゥの数少ない台詞は、かわいいだけでなく、彼女の心のやさしさも反映させた名言として親しまれています。

アルルゥは、人見知りかつ警戒心の強さから、「うたわれるもの」では、台詞を発する場面が極端に少ないキャラクターとして描かれています。このように、無口な性格も強調されるアルルゥですが、以下に紹介する名言は、アルルゥファンをはじめ、「うたわれるもの」の視聴者の心を掴んでしまう名言です。

アルルゥの性格から、無口なイメージが強いですが、家族のように慕うハクオロを「おとーさん」と呼ぶ台詞が、最も多く登場した台詞であり、アルルゥの名言でしょう。無口なアルルゥの数少ない声が聞けるだけでなく、彼女の心情ごとに様々なイントネーションがあるのも、アルルゥの名言に選ばれた理由に挙げられるでしょう。

また、アルルゥがハクオロを慕う「でも...おとーさんがいない...」という台詞も、「うたわれるもの」・アルルゥの名言として挙げられています。後にアルルゥが異形の存在になってしまっても、アルルゥはハクオロを「おとーさん」と呼び続けており、彼女の温かい心を感じさせる名言です。

ハクオロを「おとーさん」とよびなど、あどけない幼さが残る「うたわれるもの」のかわいいアルルゥの声を、人気声優・沢城みゆきさんが演じました。以下では、アルルゥの声優・沢城みゆきさんのプロフィールや主な出演作を紹介します。

「うたわれるもの」にて、かわいいと人気を集めるアルルゥの声を演じた沢城みゆきさんは、現在もテレビスペシャルが制作・放送される「ルパン三世」主要キャラクター・峰不二子役で広く知られています。峰不二子の担当声優は、2011年のスペシャル版から開始しています。また、2018年に新シリーズが放送された「ゲゲゲの鬼太郎（第6作）」では、主人公・鬼太郎役の声優に抜擢されました。

人気声優として、多くの作品に出演する沢城みゆきさんは、1985年長野県生まれ、東京都育ちの声優・ナレーター・女優です。新人声優オーディションの参加をきっかけに1999年に声優デビューを果たします。現在は、青二プロダクションに所属しており、アニメ・ゲーム作品を中心に活躍しています。また、声優・沢城千春さんは、沢城みゆきさんの実弟です。

以下は、人気声優・沢城みゆきさんの主な出演作です。

• 金田一少年の事件簿R（第2期）：月読ジゼル
• Go！プリンセスプリチュア：トワイライト/ブラックプリンセス/キュアスカーレット...）
• ワカコ酒：ワカコ
• スクールガールストライカーズAnimation Channel：夜木沼伊緒）
• 私がモテてどうすんだ：二科志麻
• 進撃のバハムートVIRGIN　SOUL：リタ
• ルパン三世（2011年～）：峰不二子（3代目）
• ゲゲゲの鬼太郎（第6作）：鬼太郎

ゲームソフトを原作に制作され「うたわれるもの」は、多くの新シリーズゲームソフトが販売されるなど、現在も根強い人気を誇っています。また、ゲーム版に劣らずアニメ版も高い人気を誇っており、特に、メインキャラクターであるアルルゥとエルルゥのかわいい姿が好評価を得ています。以下では、「うたわれるもの」アルルゥに関する感想や評価を紹介します。

アニメ「うたわれるもの」が、密かに人気を集める理由は、主人公や主要キャラクター達の細かい描写が挙げられます。ストーリー全体を見渡してみると、國同士・種族同士の争いをメインにストーリー展開がなされていますが、失われた記憶と多くの犠牲を払ってまで戦わなくてはならない主人公・ハクオロの苦悩、森に住む動物たちにも慕われるアルルゥの優しさなど、登場キャラクターごとの心情が細かく表現されています。

独特の世界観に、戦記物を思い起こさせるアニメ「うたわれるもの」では、戦などの重苦しいシーンやキャラクター達の苦悩だけでなく、ほのぼのした日常生活や時折ギャグ要素も盛り込まれた見ごたえあるファンタジーアニメです。複雑な設定に一部の視聴者からは、内容が分かりづらいとも評価もみられますが、アルルゥを含めたかわいいキャラクター達が住む世界観を一度体感してみませんか。

リアリティを追求した高画質のアニメが多く制作される現在と比べて、10年以上前に制作されたアニメ「うたわれるもの」の画質は、決して良いものとは言い難いです。しかし、作中で描かれた風景やファンタジーならではの独特の雰囲気が、当時のアニメ作品比べて高クオリティであると評されています。そして、メインヒロイン・エルルゥと妹・アルルゥの可愛さは、放送開始から10年以上たった今も高い支持を保ち続けています。

今回紹介したアルルゥの姉で、「うたわれるもの」のメインヒロイン、主人公・ハクオロの恋人として登場したエルルゥも、かわいいキャラクターデザインでアルルゥに劣らない人気を集めています。エルルゥは、瀕死の状態に陥ったハクオロを助けた村人であり、面倒見の良さやアルルゥを思わせる心優しい性格で村人たちから慕われている薬師の卵です。

アニメ「うたわれるもの」は、メインのファンタジー要素に加え、主人公達の日常生活や國同士の戦いを描いた軍記物としての要素も色濃く描かれ、視聴者によって好みが分かれやすい作品とも言われています。ゲームを原作としたアニメなので、複雑な設定が理解できずつまらないという意見も聞かれる中、原作を知らない人でも楽しめるアニメだという感想も寄せられています。

北海道のアイヌ文化をモチーフに描かれたファンタジーアニメ「うたわれるもの」のメインキャラクター・アルルゥの性格や作中での活躍、主人公・ハクオロやムックルとの関係、名言や担当声優・沢城みゆきさんについて紹介しました。人気ゲーム作品を原作とするアニメでありながら、壮大なストーリー展開に、アルルゥを始めとするかわいいキャラクターの登場など、現在もその人気は衰えを見せません。