エルフェンリートのルーシーの正体は?アニメ・原作漫画での最期を比較考察

漫画・エルフェンリートの主人公・ルーシーの正体や、最期が壮絶だと、漫画が終了した今もなお漫画界で語り継がれています。漫画・エルフェンリートのルーシーは美少女として描かれ人気のあるキャラクターでしたが、恋をするも報われず、なんと身体が溶けるといった最期をとげてしまったのでした。身体が溶ける最期を迎えてしまったエルフェンリートのルーシーの正体とは一体どのようなものだったのでしょうか?この記事では、エルフェンリートのルーシーの溶ける最期や、正体、エルフェンリートのルーシーの声優についてご紹介します。

エルフェンリートのルーシーの正体は?アニメ・原作漫画での最期を比較考察のイメージ

目次

  1. エルフェンリートのルーシーとは?
  2. エルフェンリートのルーシーの正体
  3. エルフェンリートのルーシーのアニメ・原作漫画最期を比較考察
  4. エルフェンリートにディクロニウスは他にもいる
  5. エルフェンリートのルーシーの声優
  6. エルフェンリートのルーシーに関する感想や評価
  7. エルフェンリートのルーシーの正体まとめ

エルフェンリートのルーシーとは?

エルフェンリートのルーシーのプロフィール

ルーシーは、漫画・エルフェンリートの主人公であり、ディクロニウス(新人類)のため、10歳のころから研究組織に拘束されていました。また、その可愛さから多数のフィギュアなども販売され、漫画・エルフェンリートが終了した今もなお根強い人気を誇るキャラクターです。

しかし、エルフェンリートのルーシーの人気の理由は、ただ可愛いということだけではありません。エルフェンリートのルーシーの正体や、最期には身体が溶けるといった壮絶な最期など、エルフェンリートのルーシーの最期が報われない切なさが、ファンの心を掴んでいるのです。

漫画・エルフェンリートは、「グロイ」作品として焦点をあてられることが多いですが、エルフェンリートの本質は、主人公ルーシーと、コウタとの恋の物語がテーマとなっています。ですが、ルーシーの衝撃の正体や、身体が溶けるといった最期などグロい部分がある事実はぬぐえないため、コンプライアンス的にアニメ放送は今後は自粛される面もあると言われています。

また、エルフェンリートはアニメ化もされており、ルーシーの声優である小林沙苗さんもルーシーの可愛さや、その正体からくる切なさを見事に表現しており、反響を呼びました。この記事では、漫画・エルフェンリートのルーシーの正体や身体が溶ける最期に加え、アニメ・エルフェンリートの声優・小林沙苗さんについて詳しくご紹介していきます。

エルフェンリートのルーシーの母

漫画・エルフェンリートの主人公であるルーシーは、ディクロニウスの祖と言われ、かなり危険な存在でありました。ですが、実はルーシーの母親の招待こそが、真実のディクロニウスの祖だったのです。ルーシーは母親から捨てられたとされており、ルーシーの母親は最期まで名前などの詳しい情報は明らかにはなりませんでした。

ルーシーの母親は見た目には普通の人間のように見え、能力ももっていません。ルーシーの母親はディクロニウスではなく、普通の人間なのですが、なぜかルーシーの母親が産む子供は皆ディクロニウスになってしまうのでした。エルフェンリートのルーシーには幼い弟がいましたが、弟もディクロニウスになってしまったため、弟の最期が悲惨なものにならぬよう、せめてもの救いとして自ら愛する弟を殺害したのでした。

エルフェンリートのルーシーを嫌いな人がいる?

漫画・エルフェンリートのルーシーは人気が高く、日本のみならず海外にもファンが多くいるほどです。ですが、中には漫画・エルフェンリートのルーシーに反感を持ち、嫌いという人たちもいるようです。

確かにエルフェンリートの主人公・ルーシーの正体は人類を滅ぼそうとするディクロニウスですが、恋をしたり「にゅう」となって甘えるなど可愛い面も多くあり、しかもその最期は身体が溶けるといった非業の死を迎える切ないキャラクターです。ほとんどのエルフェンリートのファンは、ルーシーが好きだという意見ですが、なぜルーシーを嫌いという声があるのでしょうか?

その理由の一つとして、エルフェンリートのルーシーの嫉妬深さが考えられます。実は、漫画・エルフェンリートにはルーシーの他に「ナナ」という女性キャラクターが人気をはくしているのです。その理由はというと、ナナは純粋な心の持ち主で、辛いことがあっても人に心配をかけぬよう健気に振舞っています。

ルーシーの最期の際も、身体が溶ける最期の姿を見守るなど、心優しい少女なのです。ですが、漫画・エルフェンリートのルーシーは、かなり感情的になる部分が多く、愛するコウタがほかの女性を好きなことがわかると、そのコウタを殺そうとするほど激高してしまうのです。そんなルーシーを可愛いと感じるファンもいますが、「自分のことしか考えていない」ように感じるファンもいるため、ルーシーが嫌いという意見があるようです。

エルフェンリートのあらすじ

人類を殺戮するDNAを持つ新人類・ディクロニウスであるルーシーは、研究機関に拘束され実験を繰り返されていました。そんな中、ルーシーは脱走を図り、研究所の人間を次々に殺していきます。脱走の際、頭を打ったルーシーは記憶を失い、「にゅう」しか言葉を出せない幼児のようになってしまいます。

コウタという少年に保護されたルーシーは「にゅう」しか言わないので「にゅう」という名前をつけられ保護されました。その後、コウタたちの下に、虐待から逃げ出してきたマユ、ルーシーと同じディクロニウスのナナなどが加わり、オペラ歌手志望のノゾミも同居することになりました。

ルーシーは幼いころに父親に捨てられ、養護施設で過ごしましたが、角があるせいでいじめを受けて育ちました。しかし、ある時いじめっ子を殺害してしまい、施設にいる全員の子供を殺した後脱走をはかりました。その後は、人を殺しながらあてもなく旅を続けていましたが、ある時同じ年頃の子供であるコウタと出会います。

コウタはルーシーの角を「カッコイイ」と誉めてくれたため、ルーシーはコウタに対し好意を抱きます。ですが、夏祭りにて、ユカがコウタに抱きついたのを見てその場にいた人々を無差別に殺害していきます。そして、コウタの家族までも手にかけてしまうのでした。コウタはショックのため当時の記憶を封印しており、ルーシーも「にゅう」になってしまったため、お互いのことを思い出さないまま同居を続けていきます。

ルーシーはコウタの家族を殺したことを後悔しており、ルーシーとしての人格が戻ったあとも、コウタだけでなく、コウタの居場所やナナたち仲間も傷つけないことを心に誓っています。同じディクロニウスであるマリコとの戦いで角を折られてしまい、ルーシーとしての人格は深い眠りについてしまいます。

ですが、コウタが銃で撃たれたのをきっかけに、ルーシーの人格が現れマリコのクローンと死闘を繰り広げます。その際、コウタはルーシーが自分の家族を殺したことを思い出してしまうのでした。小唄から憎悪を向けられたルーシーは、再び角を折られたためこん睡状態に陥り、研究所へ連れて行かれてしまいました。

その後、ルーシーは異父弟と引き合わされ、仲間になるように言われるも、自分たちの血を残してはいけないと弟を殺害しました。そして、研究所は崩壊し、ルーシーはコウタと再会をしたのでした。ルーシーはコウタと話し、ベクターの力を二度と使わないことを誓います。しかし、DNAには逆らえず、研究所の室長である蔵馬を攻撃してしまいました。

それを見たコウタはルーシーを拒絶します。そんな中、ルーシーは蔵馬の攻撃を受けたコウタを助けるため、ベクターの回復能力を使い治していきます。ですが、コウタを回復しつつ、敵の攻撃からコウタを守るために能力を使い果たしたルーシーはもはや身体の原型を止めることも出来ないほど消耗してしまったのでした。

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エルフェンリートのルーシーの正体

エルフェンリート・ルーシーの正体①ディクロニウス

新人類のディクロニウスは、人類を絶滅させるようにDNAに組み込まれており、それゆえ国家の機密研究所にて拘束され研究をされていました。ディクロニウスは、背中に目に見えない手「ベクター」を持っており、それに触れた人間はベクターウイルスに感染をしてしまいます。このウイルスは男性にしか感染せず、感染者が子を成すと、その子供もディクロニウスとなってしまうのです。

そうして出来たディクロニウスは生殖する機能は持たず「ジルペリット」との別名も持ちます。ベクターはディクロニウス同士であれば目で確認することができ、その本数や長さもディクロニウスごとに異なっています。物体を切りさき、様々な攻撃が可能ですが、ディクロニウスがダメージを負うと、ベクターの能力も停止してしまいます。

さらに、そのベクターの能力を使いすぎると身体の組織が壊れていき、最悪の結果溶けてしまうこともあるのです。

エルフェンリート・ルーシーの正体②かわいい人格にゅう

漫画・エルフェンリートのルーシーは一見可愛い少女に見えますが、その正体はディクロニウスという人類を滅亡させる目的を持つ新人類でした。幼少のころより、研究所に拘束されていましたが、脱走をはかり、その際に戦車の攻撃を頭にくらったため記憶を失いました。その後、ルーシーは幼児化してしまい、ルーシーとは別の「にゅう」というもう一つの人格が生まれました。

ルーシーは「にゅう」となり、服を着たりすることも出来ず、「にゅう」という言葉以外話せなくなってしまいました。そんな状態になったルーシーは海岸で裸で流れ着いたところを保護され、その後コウタたちと暮らすのでした。

幼児化したルーシーの人格「にゅう」は、赤子と同じく一人では何もできず、話すこともできない状態です。幼児のように「にゅうにゅうにゅう」と鳴いたり、身体を触られても無邪気に笑っています。トイレも手伝わなければ出来ず、コウタたちに手伝ってもらっています。そんな「にゅう」に癒されると言った声も多く、ルーシーの人気の理由の一つとなっています。

もともとのルーシーの人格は、その正体がディクロニウスであることもあり、かなり獰猛で残酷な性格をしています。ですが、その反面「にゅう」は純粋で、無邪気な性格をしているのです。幼児のように甘えたり、泣いたりし、目つきも子供のように可愛らしい雰囲気になっています。この「にゅう」という人格は、ルーシーが憧れていた性格でもあるようです。

エルフェンリート・ルーシーの正体③本名は楓

エルフェンリートのルーシーの正体その③は、ルーシーの本名についてです。ルーシーという名前は拘束されていた研究所でつけられた名前であり、ルーシーは「楓」という名であることが判明しています。エルフェンリートの主人公で、フィギュアなども販売しているルーシーですが、なぜかその身長や誕生日などの詳しい情報は公開されていません。

エルフェンリート・ルーシーの正体④猫耳は角だ

漫画・エルフェンリートでは、ディクロニウスであるキャラクターのプロフィール情報が少なく、それが歯がゆく感じるファンが多いようです。しかし、そんな中でも公開されている情報はあり、その一つが「ディクロニウスの猫耳は、角である」ということです。ルーシーを含むディクロニウスには猫耳のような可愛らしい耳が生えています。

ですが、その耳の正体は実は角であり、その角が生えているディクロニウスはかなり強力な技で人を殺すことが出来る設定になっているのです。猫耳の正体が明らかになったことにより、ルーシーの猫耳に萌えていたファンはかなりのダメージを与えられたといわれています。

エルフェンリート・ルーシーの正体⑤角は折れた事がある

身体が溶けるといった壮絶な最期をむかえるルーシーですが、どうやらこの角が弱点のようでした。漫画・エルフェンリートのルーシーは、研究所の追っ手によって発砲され、その際に角が折れてしまったのでした。角が折れたルーシーは意識不明となってしまいました。角が折れることと、身体が溶けることとは、必ずしもイコールではありませんが、角が折れるということは命にかかわるほどの一大事のようです。

アニメ版・エルフェンリートでも、最期にルーシーが武装集団に撃たれた際、ルーシーの角がはじけ飛ぶ描写がありました。その後ルーシーがどうなったかは視聴者の想像に任された形となっています。

エルフェンリートのルーシーのアニメ・原作漫画最期を比較考察

エルフェンリート・原作漫画最期を比較考察

漫画・エルフェンリートとアニメ・エルフェンリートでは、最期の結末が異なります。アニメ・エルフェンリートより原作・エルフェンリートの最期が悲惨だと言われているのです。エルフェンリートのルーシーは身体が溶ける最期を迎えるのですが、アニメ版ではルーシーの身体は溶けることのない結末となるようです。この項目では、アニメエルフェンリートについてご紹介していきます。

エルフェンリートのオープニング絵について

エルフェンリートはアニメ化も果たしており、そのオープニング映像と曲が美しく悲しいと高評価を得ています。映像は絵画のように芸術性の高いものとなっており、実在の絵画である「メダ・プリマヴェージの肖像」がモデルとなっています。

ルーシーのオルゴールとオープニング曲の関連性

エルフェンリートのオープニング曲は、聖書に記載のある言葉からヒントを得て「lilium」と名づけられ、メロディも賛美歌のように神聖な雰囲気を感じるメロディとなっています。この曲はエルフェンリートのルーシーが持っているオルゴールと同じ曲になっており、その音色はエルフェンリートの悲壮感をより一層際立たせました。

エルフェンリート・ルーシーと主人公コウタとの関係

エルフェンリートのもう一人の主人公であるコウタは、ルーシーやほかのディクロニウスの影に隠れてしまい、存在が薄く成勝ちなキャラクターです。ですが、エルフェンリートの物語の本質はコウタとルーシーの悲恋が軸となっており、コウタは重要な役回りをになっているのです。コウタは北海道出身であうが、大学に通学するために鎌倉にやってきました。

「楓荘」の掃除をするかわりに、タダで住まわせてもらうことになったコウタは、ある日海岸に流れ着いた裸のルーシーを保護します。「にゅう」となったルーシーの面倒を見つつ、次第に家族のような絆を感じていきます。「にゅう」がルーシーの記憶を思い出したあとも、立ち去ろうとするルーシーを「楓荘がルーシーの居場所だ」と引き止めました。

コウタは、研究所から脱出したルーシーと海岸で出会った時が初対面だと思っていましたが、実はルーシーとコウタは10歳のころに出会っていたのです。コウタとルーシーは鎌倉で出会い、楽しく遊んでいました。

しかし、ルーシーはコウタにユカが抱きついたのを目撃してしまい、騙されたという誤解から惨殺事件を起こし、コウタの家族をも皆殺しにしてしまったのでした。かなりの力を使ったルーシーですが、身体が溶けるにはいたらず生き延びていました。その結果、ルーシーは危険生物として研究所に拘束されたのでした。

目の前で家族が殺されたコウタは、その記憶を失ってしまいました。後にルーシーが家族を殺したことを思い出したコウタでしたが、その時にはすでにコウタにとってルーシーは憎き仇であると同時に家族のような情を抱いていたのでした。

エルフェンリート・ルーシーは鎌倉で闘っていた

エルフェンリートの舞台は、日本の鎌倉であり、ルーシーとナナが戦闘した場所は極楽寺周辺の墓地となっています。エルフェンリートのキャラクターの情報はあまり公開されていませんが、実際にエルフェンリートに登場する地域は実在するものが多くみられます。そのため、ファンは聖地巡礼として、舞台となった鎌倉を訪れて楽しむ方もいるようです。

エルフェンリート・ルーシーが殺した人間の数

エルフェンリートのルーシーは、もう一つの人格である「にゅう」のときは無邪気で純粋な性格をしていますが、本来は凶悪なディクロニウスであり、大勢の人を殺しています。最期は身体が溶けるルーシーですが、身体が溶ける最期をむかえるまでに殺した人数は数え切れません。ルーシーは主に研究所の武装集団を殺害していますが、研究所の非戦闘員である女性も躊躇なく残酷に殺害しています。

人を殺すという本能を持つディクロニウスであるルーシーは、目に留まる人間を見境なく殺します、孤児院の子供たちや、コウタの家族など愛する人の大切な人であっても例外はありません。

エルフェンリートのルーシーは、背中に目には見えない手を持っており、その身体が溶ける最期を迎えるまで、殺害を繰り返しました。どんな武装集団であっても、一瞬のうちに殺されてしまい、並大抵の力でルーシーを倒すことは困難となっています。

エルフェンリート・ルーシーが溶ける理由

アニメ・エルフェンリートでは、ルーシーが溶ける描写はありませんが、漫画・エルフェンリートでは力を使い果たしたディクロニウスは身体が溶けるといった設定があります。ルーシーは原作漫画の最期において、コウタを守るために力を使い果たし、結果、その身体が溶けてしまうのです。

エルフェンリート・アニメ版ルーシーの最期

エルフェンリートのアニメ版は、漫画・エルフェンリートの7巻までをもとに作られた作品となっているため、後半はオリジナルの展開となっています。アニメ・エルフェンリートの最終回で、ルーシーは過去にコウタの家族を殺してしまったことを謝罪し、コウタの前から姿を消そうとします。

ですが、コウタはルーシーと暮らしていくうちに家族のような情が芽生えており、ルーシーの罪を許します。ルーシーはそんなコウタにキスをしてコウタの元を去ります。そして、ルーシーは大勢の武装集団の前に立ちはだかり、銃弾を受けるのでした。

コウタたちは日常生活を取り戻し、穏やかに裏していました。すると、誰かが訪れ、玄関にルーシーのような人影が立っていたのでした。

エルフェンリート・ルーシーの原作漫画の最期は?

漫画・エルフェンリートでは、ルーシーは夏祭りにコウタの家族を惨殺したことを謝罪し、ルーシーは「もう人を殺さない」ことをコウタと約束します。ですが、その直後に、ルーシーや「にゅう」でもない人格に乗っ取られ、鞍馬を傷つけてしまいます。鞍馬の銃弾からルーシーを守ったコウタは重傷を負い、ルーシーは世界そのものを破壊しようと力を暴走させました。

その最期の戦いにおいて、身体が溶けるほど力を使い果たしてしまいました。ルーシーは、身体の半分が溶けるほどの重傷を負ってしまったのでした。コウタに止めを刺すように言います。溶ける身体を幼いころの姿に変えて、さらに「夏祭りのあの場所に来てくれ」とお願いをするのでした。

ルーシーとコウタは幼少のころに出会ったことがあり、ささいなことがきっかけでルーシーはコウタの家族を惨殺してしまいました。ルーシーは、その夏をやり直したいと願っており、そのため、身体が溶ける最期をむかえながらもコウタに願ったのでした。

身体が溶けるルーシーに、コウタは止めをさそうとしますが、躊躇してしまいます。無邪気な「にゅう」だったころのルーシーも重なり動くことも出来ません。そんなコウタを見たルーシーは、その溶ける身体の最期の力を振りしぼり自ら死んでいったのでした。

エルフェンリートにディクロニウスは他にもいる

エルフェンリート・ディクロニウス①ナナ

エルフェンリートにはルーシー以外にもディクロニウスが存在します。ナナはファンの間でも絶大な人気を誇るキャラクターで、ディクロニウスの中で唯一生存しています。ナナは研究所で7番と称されており、生殖機能は持ちません。幼少のころより過酷な環境で実験を繰り返されており、ディクロニウスの器官である「ベクター」は4本生えています。

ショートカットにピンクの神をしており、ネクタイをリボンのようにして結んでいます。感情の起伏が激しく、凶暴な面もありますが、基本的には人懐こく大人しい性格をしています。過酷な実験の中、研究所員の蔵馬を父親として支えにしており、大切に思っています。

蔵馬の命令にて鎌倉に訪れた際にルーシーと会い、ルーシーから攻撃を受けたため戦うことになりました。ベクターの長さがルーシーより有利だったため善戦していましたが、ルーシーのベクターにて四肢を切られるなどし惜しくも敗れてしまいました。その後、任務に失敗したとあって処分されるところを、蔵馬が義手と義足を装着させ逃がしました。

その後は、コウタたちの楓荘に住むことになりました。マリコとも、コウタたちを守るために戦い、圧倒的な力で叩きのめされるもコウタが登場し、出来た隙をついてマリコのベクターを無力化し、その場を納めました。

ナナは、幼いころから研究所で実験を繰り返される日々を送っていたため、お金を焚き火の材料に使ったり、食べ物に感動したりという常識しらずな面を持ちます。しかし、そんな様子が「可愛い」とエルフェンリートではルーシーをしのぐ人気を誇っているのです。

エルフェンリート・ディクロニウス②マリコ

マリコは「35番」と呼ばれるディクロニウスで、研究所の室長である蔵馬の実の娘です。両親ともに人間でしたが、父親である蔵馬がディクロニウスのウイルスに感染し、その結果マリコがディクロニウスとして産まれてしまったのでした。ディクロニウスは処分しなければならなかったため、蔵馬はマリコを殺そうとしますが、母親であるヒロミが拒否し、マリコは命を取り留めます。

マリコは弱冠5歳でありながら最強のディクロニウスと呼ばれており、ベクターは26本、その長さは11メートルもあります。性格は、子供の無邪気さと残酷さを兼ね備えており、倫理観もありません。研究所からも危険視されており、身体中に爆弾が内臓されています。

その爆弾は、研究所からマリコが出る際には30分ごとにコードを入力しないと爆発するように仕組まれており、アニメ版では父親である蔵馬と再会を喜んだのもつかの間、ほかの研究員によって爆弾を作動させられ、蔵馬の腕の中で爆発し死亡しました。漫画・エルフェンリートでは、ルーシーのベクターによって両腕を切られ、爆弾の制御装置も破壊されてしまったため、体内の爆弾が爆発して命を落としました。

番外編・ナナとマリコが父と慕う蔵馬

ディクロニウスの研究所の室長を務める蔵馬は、学生時代に角沢の誘いにより研究所の一員となりました。ですが、ディクロニウスに対する悲惨な実験などに嫌悪感を抱き、馴染めずにいました。ある日、ディクロニウスの3番が脱走を図った際に、ベクターウイルスに感染させられてしまいます。

そのため、妻が宿した子供・マリコはディクロニウスとなってしまったため、蔵馬はマリコを殺そうとします。しかし、妻・ヒロミの必死の懇願によりマリコを生かすことを決めました。ですが、普通の人間として育てることは出来ないため、マリコは研究所に預けられることとなりました。

マリコは両親の顔も知らず、鎌倉でルーシーと戦うときまで会ったことはありませんでした。漫画・エルフェンリートではマリコと和解するものの、マリコはその直後死んでしまったため自殺をしようとします。ですがそれを坂東に止められ精神を病んでしまうのでした。その後は、マリコのクローンをマリコと間違えるなど錯乱状態に陥りました。

しかし、バーバラとナナが戦っている際に正気を取り戻し、ルーシーを殺そうとしますが、ルーシーの攻撃により片腕を失います。戦いの後はナナと共に生活を送るようになりました。アニメ・エルフェンリートでは、マリコと和解するまでは漫画と同じですが、マリコと二人で抱き合って話すことが出来ています。

蔵馬はマリコに、母親は最期までマリコを愛していたと告げ、マリコを抱きながら二人一緒に爆発に巻き込まれ死亡したのでした。

エルフェンリートのルーシーの声優

エルフェンリート・ルーシーの声優小林沙苗のプロフィール

声優・小林沙苗さんは、地元である遠州地方の劇団に所属し、活動をしてきましたが、声優のたてかべ和也さんにその才能を見出されスカウトされたことから声優の道に進みました。声優としての本格的な活動は短大を卒業してからであると語っています。声優・小林沙苗さんは、他の声優陣とも仲が良く、「いちご100%」で共演した声優と「いちご会」を結成をして親交を深めていると話しています。

エルフェンリートのルーシーの声優は小林沙苗

アニメ・エルフェンリートのルーシーは、複数の人格を持ち、そのため、その人格に合わせた声を声優・小林沙苗さんは見事に演じています。ルーシーの声優・小林沙苗さんは、「にゅう」の時には子供のような可愛い声を出し、ルーシーのときはダークでカッコイイ声を出されていました。

エルフェンリート・ルーシーの声優小林沙苗の主な出演作品

エルフェンリートのルーシーの声優である、声優・小林沙苗さんは、他のアニメでも数多くの声優を任されています。「ヒカルの碁」では、イケメンキャラである塔矢アキラの声優を担当し、「PAPUWA」では美少年「コタロー」の声優を担っています。

エルフェンリートのルーシーに関する感想や評価

エルフェンリートを全て見たという方のコメントです。エルフェンリートのルーシーは、悲しい思いを今までしてきたにも関らず、最期はルーシーが幸せにならなかった結末に不満を抱いているようです。ルーシーの気持ちがよくわかるとも語っています。

漫画・エルフェンリートを全巻買った方の感想です。漫画・エルフェンリートを読んで、ルーシーとにゅうが良い人すぎて感情移入をしてしまうと語っています。

こちらもエルフェンリートを全話見た方の感想です。エルフェンリートは、グロい作品として焦点をあてられがちですが、蓋を開けてみると感動して泣けるストーリーだったと絶賛しています。また、にゅうとルーシーのギャップがたまらないとも語っています。

エルフェンリートのルーシーの正体まとめ

エルフェンリートの主人公・ルーシーの正体は、ディクロニウスであり、本能的に人間を惨殺する凶悪な生物でした。研究所を脱出し、記憶をなくし「にゅう」という人格としてコウタとともに暮らしますが、平穏な生活は続かきませんでした。ルーシーはアニメでは、角が折れた描写はあるものの、ラストシーンにてルーシーらしき人物がコウタの家を訪れる描写で終わっています。

漫画・エルフェンリートでは、身体が溶けるまで力を使い果たして死んでしまいますが、数年後、約束の場所にてルーシーらしき人物がおとずれたところで物語は終わっています。エルフェンリートの結末は、アニメも原作も賛否両論がありますが、どちらも涙なしでは見れない感動の物語であると評価を得ています。

エルフェンリートでは主人公であるルーシーの人気が高いのは勿論ですが、同じディクロニウスである「ナナ」の人気はルーシーをしのぐとも言われているようです。エルフェンリートは原作とアニメで設定や結末も異なりますが、どちらにしても、涙無くしては見れないほど感動する内容となっています。

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