無限のリヴァイアスは名作鬱アニメ!感想や最終回までのあらすじをネタバレ解説

無限のリヴァイアスは1999年と2000年に放送されていたサンライズ制作のロボットアニメです。本記事をご覧の皆様はこのロボットアニメ無限のリヴァイアスが鬱アニメといわれていることをご存知でしょうか?今回はなぜこのアニメ無限のリヴァイアスが鬱アニメといわれているのかといった理由についてアニメの最終回までのあらすじネタバレを交えてまとめました。また本記事では他にも無限のリヴァイアスの視聴者の感想もご紹介します。

無限のリヴァイアスは名作鬱アニメ!感想や最終回までのあらすじをネタバレ解説のイメージ

目次

  1. 無限のリヴァイアスは名作鬱アニメ?
  2. 無限のリヴァイアスに関する感想や評価は?
  3. 無限のリヴァイアスのあらすじを最終回までネタバレ
  4. 無限のリヴァイアスの重要な登場人物と声優
  5. 無限のリヴァイアスの見どころ
  6. 無限のリヴァイアスは名作鬱アニメだった

無限のリヴァイアスは名作鬱アニメ?

無限のリヴァイアスの作品情報

無限のリヴァイアスは機動戦士ガンダムなどで知られるサンライズが制作したSFアニメーションであり、1999年から2000年にかけて26話構成でテレビ東京などで放送されていました。この無限のリヴァイアスは「十五少年漂流記」や「蝿の王」といった作品をモチーフにしている作品となっており、キャッチコピーが「俺達には救いなんていらない。」となっているなどシリアスな物語であることを連想させられるものになっています。

またアニメ無限のリヴァイアスは極限状態にある少年少女達が閉鎖的な環境の中でどのようにして生き抜いていくかを描いたあらすじとなっており、登場キャラクター達の心理描写や人間関係などが細かく描写されていることで有名となっています。そんな無限のリヴァイアスはロボットなどが登場する作品とはなっているのですが、今までのサンライズとは違う雰囲気の作品となっており、多くの視聴者から人気を博した作品となっています。

そしてアニメ無限のリヴァイアスは多くの人気を獲得したことから2017年の10月27日にブルーレイボックスとして新たに販売されることが決定し、このブルーレイボックスでは全話をHDマスター化したりやオーディオコメンタリーなどが追加されることになりました。ほかにも描きおろし収納ボックスなども同梱されており、アニメ無限のリヴァイアスのファンにとってはたまらない商品となりました。

無限のリヴァイアスは鬱アニメだと話題に

本記事でご紹介するアニメ無限のリヴァイアスが視聴者から鬱アニメだといわれる所以となったのがこの無限のリヴァイアスがモチーフとした作品がおおきく関わっています。上述でご紹介したのですが、アニメ無限のリヴァイアスはジュール・ヴェルヌが描かた「十五少年漂流記」とウィリアム・ゴールディングが描く「蝿の王」をモチーフにしており、両作品ともに漂流した世界を描くあらすじとなっており、鬱作品として有名です。

そしてこの鬱作品ともいわれているあらすじが描かれた二つの作品をモチーフにしていることから、アニメ無限のリヴァイアスも極限状態の少年少女達が閉鎖的な空間でどのようにして生き抜いていくかといったたいへん重たい作品となっています。またこの無限のリヴァイアスは物語のあらすじの中で人間関係を深く描きすぎたことから愛憎に満ちた男女関係や政権の移り変わりで多くのキャラクターが死亡します。

この物語の作中の中で多くのキャラクター達が死亡する描写からアニメ無限のリヴァイアスは鬱アニメだといわれるようになりました。しかしアニメ無限のリヴァイアスはその細かい人間描写と綺麗な絵柄は他にないほどの大作となっています。そのことから鬱アニメという評価だけも下すのは大変もったいない作品となっています。もし鬱アニメという理由だけでまだ視聴していない方は是非この機会に視聴してみてください。

無限のリヴァイアス Official Web

無限のリヴァイアスに関する感想や評価は?

アニメ無限のリヴァイアスは上述でご紹介したように、人間描写や心理描写が細かく描かれているのが特徴の作品となっています。アニメ無限のリヴァイアスを観た視聴者の感想の中にはこの細かい心理描写などに深く惹かれたといった感想が多くありました。上記の感想のように、アニメ無限のリヴァイアスはまさにアニメではなく、オペラに近いよりシリアスで重たい作品となっています。

アニメ無限のリヴァイアスは一般的にはサンライズが制作したロボットアニメーション作品としていわれていますが、実のところアニメ無限のリヴァイアスはロボットの戦いではなく、人間の生き様を描いたヒューマンドラマとなっています。このことから上記の感想の通り、アニメ無限のリヴァイアスは非常に面白い作品とはなっているものの、視聴者の心に問いかけるような内容となっている作品です。

アニメ無限のリヴァイアスを観た視聴者の中で一番多く見受けれらた感想がやはりアニメの中で一番の鬱アニメだという感想でした。アニメ無限のリヴァイアスは何度もご紹介している通り、細かい人間描写や心理描写がされている一方で、おおくの主要キャラクター達が死亡するなどショックを受ける場面が多い作品です。さらにリアルで細かすぎる描写からアニメとは思えないほどの絶望感を与える鬱アニメとなっています。

無限のリヴァイアスのあらすじを最終回までネタバレ

無限のリヴァイアスのあらすじ

まず初めに感想にあった通り重くシリアスな鬱アニメとなっている無限のリヴァイアスのあらすじについてネタバレ紹介していきます。舞台となったのは遥か未来の世界であり、2225年に太陽フレア「ゲドゥルト」によって地球の南半球を飲み込まれてしまう出来事が発生します。この出来事で世界で約17億人もの人が犠牲となりました。そんな世界の中で本作の主人公である相場昂治という少年が航宙士になることを夢に見ます。

そして主人公相場昂士は航宙士になる夢を叶えるために、犬猿の中でもある弟の相場裕希と幼馴染の蓬仙あおいらと共に衛星軌道上にある航宙士を育成する施設であるリーベ・デルタに足を運びます。すると相場昂治達が乗るリーベ・デルタにおいて正体不明の何者からに襲撃を受けてしまいます。そして制御不能となったリーベ・デルタは相場昂治達を乗せて死の世界といわれているゲドゥルトに落下してしまいます。

リーベ・デルタが死の世界であるゲドゥルトに落下したことにより、航宙士の育成を行っている教官たちが次々と殉死していく事態が発生します。するとそんな中、死の世界ゲドゥルトの内部に黒色のリヴァイアスと呼ばれるものが起動し、主人公相場昂治や弟裕希達含む少年少女達合計487人だけがゲドゥルト内の脅威から非難することに成功します。しかしこれは新たなる過酷な日々の始まりにすぎませんでした。

黒のリヴァイアスに避難した少年少女達ですが、教官を失ったことによってリヴァイアスの指揮権や食料の調達に困惑することになり、これらを巡って少年少女達が殺し合いの争いを起こしてしまいます。さらい争う気のない相場昂治達もこの争いに巻き込まれてしまいます。さらに少年少女達を救出に来るはずだった起動保安庁は何者かの攻撃に遭い、少年少女達がいるリヴァイアスの秩序は失われていくことになっていくのでした。

無限のリヴァイアスの最終回あらすじ

アニメ無限のリヴァイアスの簡単なあらすじについてネタバレ紹介させて頂きました。ネタバレの通り少年少女達が避難したリヴァイアスは秩序を失った無法地帯へとなっていきます。次はそんな無法地帯で少年少女達の生き残りを描いたアニメ無限のリヴァイアスの最終回のあらすじについてネタバレ紹介していきます。

主人公相場昂治達を乗せたリーベ・デルタが死の世界であるゲドゥルトに落下し、数多くの少年少女達だけが黒のリヴァイアスに避難したのですが、その中で秩序を失った無法地帯となってしまいます。この長くつらい黒のリヴァイアスの放浪の旅はなんと8か月にも及ぶものになっていました。そしてアニメ無限のリヴァイアスの最終回では主人公相場昂治達がゲドゥルトでの体験から生き残ったその後のことについて描かれています。

さらにアニメ無限のリヴァイアスの最終回ではその後の世界とは別に、主人公相場昂治達が新たに旅立つ姿も描かれていました。この最終回で相場昂治達が新たなる旅に出ることになり、リヴァイアスに搭乗していたかつての同胞が集まることになります。しかし黒のリヴァイアスの搭乗員の中でファイナの姿だけが見当たることはありませんでした。

ファイナの姿が見当たらない中で、次の目的地を決めるように託されることになった相場昂治は天王星であるチタニアに旅立つことに決めます。この天王星であるチタニアという場所は、集うことのなかったファイナの出身地でもありました。そして黒のリヴァイアスが天王星であるチタニアに旅立つことになる際、相場昂治はファイナに「会いたい、話し合いたい」と切実な願いを込めるのでした。

無限のリヴァイアスの重要な登場人物と声優

相場昂治/白鳥哲

相場昂治はアニメ無限のリヴァイアスにおいて主人公にあたる人物です。相場昂治は航宙士になるために地球から訪れた16歳の少年であり、誰とでも仲良くできる社交性を持っていました。そんな相場昂治は母と弟の三人で暮らしており、相場昂治が右肩を負傷したことで弟と犬猿の中になってしまいます。作中ではリヴァイアスないの争いに巻き込まれることになり、最終回ではネタバレの通り生き残り新たなる旅に出発します。

アニメ無限のリヴァイアスで主人公相場昂治を演じた声優は白鳥哲です。白鳥哲は1998年にアニメ「ブレンパワード」で主人公の役で出演したことをきっかけに声優デビューを果たします。白鳥哲は元々俳優として活動している人物であり、現在は映画の監督も務めている多才な男性です。そんな白鳥哲は無限のリヴァイアスのほかにも「コードギアス」など多数の有名作品に声優として出演しています。

相場裕希/保志総一朗

相場裕希は無限のリヴァイアスで主人公相場昂治の弟にあたる人物です。相場裕希は兄と違い運動も勉強もこなす完璧な人間であり、優れたルックスも持っていることから非常にモテる人物です。しかし性格に難があり、兄の昂治とは仲が悪く、犬猿の仲となっています。ネタバレになりますが、無限のリヴァイアスの最終回で相場裕希は兄と同様に最後まで生き残る数少ない人物の一人となっています。

相場裕希の声優を務めたキャストは日本の声優である保志総一朗です。保志総一朗は1995年にアニメ「H2」でデビューして以降、機動戦士ガンダムシリーズなどに出演する人気声優です。保志総一朗は様々な声を演じることができる声優であり、相場裕希を熱演しています。また声優以外でも歌手やナレーターなど様々な方面で活動している人物です。

蓬仙あおい/ 桑島法子

蓬仙あおいは主人公相場昂治の幼馴染にあたる女性であり、無限のリヴァイアスのヒロインです。世話を焼くことが好きな性格をしており、相場兄弟の仲の悪さをいつも気にかけています。また相場昂治に好意を寄せているのですが、恋愛面に疎いためかそのことに中々気づきません。ネタバレですが、最終回では蓬仙あおいもは相場昂治と恋人同士となり、最後まで生き残って相場昂治と共にリヴァイアスで新たなる旅たちをします。

蓬仙あおいを演じた声優は日本の女性声優である桑島法子です。桑島法子は1995年に「セーラームーン」でデビューを飾り、1996年に出演した「機動戦艦ナデシコ」でヒロインの声優を務めたことで頭角を現します。今現在は声優や歌手などのほかに岩手県の文化大使に就任し、出身地の活性化にも尽力しています。

尾瀬イクミ/関智一

尾瀬イクミは相場昂治の親友にあたる人物であり、人を率いる能力に優れた少年です。実は姉のカオリとの関係など様々な闇を持っている人物であり、作中で好意を寄せているこずえが暴行されたことをきっかえに暴力で支配する独裁政権を確立します。ここからはネタバレになるのですが、アニメ無限のリヴァイアス最終回では尾瀬イクミも生き残り、黒のリヴァイアスに再搭乗する姿が描かれました。

尾瀬イクミを演じた声優は日本の男性声優である関智一です。関智一は1991年に放送された海外のアニメ「レポート・ブルース」で声優デビューを果たし、1993年に「機動戦士Vガンダム」でレギュラーとして出演したことで知名度を広げます。その後「キャプテン翼」や「頭文字D」など数多くの有名アニメ作品に出演しているベテラン声優です。

無限のリヴァイアスの見どころ

見どころ①人間ドラマ

アニメ無限のリヴァイアスはあらすじネタバレでご紹介した通り、大人を失った極限状態の中で人間関係や逃げ込んだリヴァイアスの指揮権を巡る争いが描かれている人間ドラマです。男女関係は愛憎満ち溢れたものになっており、政権の移り変わりなど歴史ドラマを観ているかのようなリアルさが描かれています。また相場昂治の秀でた能力のない中で辛い状況下を生き抜いていく姿も他の作品の主人公とは違うものになっています。

見どころ②政権の移り変わり

無限のリヴァイアスではリヴァイアス内で多くの政権が移り変わるのも見どころの一つです。まず最初リヴァイアスの秩序を回復するために登場したのがエリートで構成された第1次ツヴァイ政権です。第1次ツヴァイ政権は乱れた秩序の回復と制度の基礎を創り上げました。その次に現れたのがブルー政権であり、ツヴァイが隠ぺいしていた情報を元に武力で艦内を支配して権力を手中に収めました。

ブルー政権ではヴァイタル・ガーダーという兵装を投入し、仕事でポイントを獲得することが出来るなどの制度を確立しました。その後ブルー政権の圧政に不満を抱いた者たちが反乱を起こし、第2次ツヴァイ政権が興ります。その際ユイリィがツヴァイ政権の中心となるのですが、ブルー政権への反乱が尾を引くかたちとなり、戦闘での責任を取ってユイリィは艦長を自ら辞任します。

そして一時期艦内は荒れ果てた無法地帯となるのですが、その中でイクミがヴァイタル・ガーダーを使って艦内を武力制圧します。そしてイクミは尾瀬イクミ政権という独裁主義政権を確立します。しかし過度なランク性など暴君のような制度を敷くことになり、自滅してしまいます。最後は親友の相場昂治に説得されるかたちでゲシュペンストに投降することで尾瀬イクミ政権は崩壊します。

見どころ③「機動戦士ガンダムSEED」との共通点

アニメ無限のリヴァイアスは機動戦士ガンダムSEEDと同じ制作会社であり、原案やキャラクターデザインなど共通点が非常に多い作品となっています。またガンダムSEEDの声優では無限のリヴァイアスに出演していた声優が多数出演しており、無限のリヴァイアスがガンダムSEEDの原点になった作品と思わせるものになっています。

また保志総一朗演じるキラヤマトが白鳥哲演じるサイ・アーガイルの恋人である桑島法子演じるフレイ・アルスターを奪い取る略奪愛が描かれており、アニメ無限のリヴァイアスを観た後にガンダムSEEDを観るとガンダムSEEDが皮肉を効かせたような展開になっていると感じる作品となっています。

無限のリヴァイアスは名作鬱アニメだった

本記事ではアニメ無限のリヴァイアスについて鬱アニメだといわれている所以を物語のあらすじや最終回のネタバレ、視聴者の感想を交えてご紹介しました。多くの死人が出ることで鬱アニメだという感想が寄せれていましたが、それ以上にリアルな細かい描写がされており、人間の本質を描いた名作となっています。鬱アニメとしか知らずにまだ視聴していない方は一度名作アニメ無限のリヴァイアスを視聴してみてはいかがでしょうか。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ