2019年02月04日公開
2019年02月04日更新
漫画風が強く吹いているは箱根駅伝がテーマ!ネタバレあらすじ・結末と名言を紹介
風が強く吹いているは、三浦しをんさん原作の小説を漫画化したもので、これまでもアニメ化・映画化もされています。風が強く吹いているは、お正月の箱根駅伝をテーマにした漫画で、スポーツ漫画と青春漫画、友情漫画の要素を持っていて、心に刺さる名言もあります。結末までのあらすじをまとめながら、風が強く吹いているのキャストなどにも触れていきます。特に名言に関しては、ツイッターなどでも多くの人が、漫画・小説・映画・アニメで耳や目に残ったものが多い作品です。
目次
風が強く吹いているの漫画が気になる!
風が強く吹いているの作品情報
この漫画作品は、2006年に発表された三浦しをん原作の小説を2007年海野そら太の作画により漫画化し、集英社ヤングジャンプ誌上で連載されコミックス6巻にまとめられています。(小説は全1巻)ラジオドラマでも評判がよく、映画化、テレビアニメ化もされた作品です。テーマは箱根駅伝、駅伝としては無名の学校が、予選会から箱根を目指し、無謀にも優勝と言う結末を目指す姿が描かれています。
寛政大学は架空の大学で、たった10人で箱根駅伝を走ったという伝説もすべて、作者である三浦しをんの創作です。ただ取材に当たって自分の頭の中で作ったアットホームな、駅伝に出ている大学を紹介してもらったところ、大東文化大学と法政大学を紹介してもらい、両大学を取材したそうです。
風が強く吹いているの登場人物
ハイジ(清瀬灰二・キヨセハイジ)文学部4年
出雲一高時代、5000mを14分10秒台で走るエリートランナーとして注目されていましたが、足に違和感を感じていたことを陸上部の監督であった父に言い出せずに、無理をして剥離骨折し手術の経験があります。寛政大学に入学し、箱根駅伝を走れそうな学生を自分が管理している青竹寮に誘い、面倒を見てきました。そしてカケルが入寮して、10人そろったところで、高らかに箱根を目指すと宣言します。
「風が強く吹いている」の映画版では、小出恵介さんが演じました。映画版は2時間程度でまとめるため、漫画、小説に比べ物足りなさを感じる意見もありました。しかしハイジのイメージを感じられる演技だったと評判になりました。アニメ版では、豊永利行さんが演じています。
カケル(蔵原走・クラハラカケル)社会学部1年
5000mを13分50秒台で走る天才ランナーでしたが、監督とは意見があわず、元々がカッとしやすい性格で、監督を殴ってしまいそのために、カケルは陸上部を退部、通っている高校も出場辞退のはめになってしまいました。その為大学に入っても陸上はやらなくても、走ることだけは続けています。
「風が強く吹いている」の映画版では、2018年「おっさんずラブ」で話題になった林遣都さんが演じました。ハイジ役の小出恵介さん同様にイメージに合っているという声も聞かれました。林遣都さんの走りは、映画版で監修をしていた大学駅伝の監督にスカウトされた程だったとのことです。大塚剛央さんがアニメ版では演じています。
ニコチャン(平田彰宏・ヒラタアキヒロ)理工学部3年生
2年浪人し、2年留年しているので3年生ですが、25歳です。高校時代は陸上部に居ましたが、骨太な体格のため、記録が伸びずに挫折し、大学では陸上から離れました。パソコンの技術力があり、自分の生活費・学費が賄えるほどのソフト収入があります。部屋を煙で充満させるほどタバコを吸います。
「風が強く吹いている」の映画版でニコチャン先輩を演じたのは、川村陽介さんです。ホリプロ所属の俳優で「義母と娘のバラード」などに出演し、地道な活動をしています。アニメ版では、星野貴紀さんが演じています。
ユキ(岩倉雪彦・イワクラユキヒコ)法学部4年生
子供の頃、母子家庭で育ち母のためもあり、勉強を頑張っていました。頭脳明晰で大学3年にして司法試験に合格しました。目標としていた司法試験合格後は、クラブ通いなどをしてしまっています。母を楽にさせるという目標もあったのですが、母の再婚でその目標も失ったため、家を出て青竹寮に入ることにしました。
「風が強く吹いている」の映画版では子役時代「お金がない」「踊る大捜査線」などで織田裕二と共演した森簾さんが演じました。アニメ版の声は興津和幸さんです。
キング(坂口洋平・サカグチヨウヘイ)社会学部4年生
高校時代は、サッカー部に居て走る力はありますが、駅伝部の戦力としては王子に次いで低いです。漫画版では、何故か関西弁でチャラいキャラクターとして描かれています。けれど内面はクイズ番組が大好きで、そこから得た知識がたくさんあります。クイズが大好きですが、テレビのクイズ番組に出るほどの度胸はありません。明るく振る舞っている自分は本来の自分ではないと、思っているキャラクターです。
「風が強く吹いている」の映画版では、内野謙太さんが演じました。内野さんはウルトラマンなど、特撮ヒーロー出演経験がある俳優です。現在も地道な俳優活動をしています。アニメでは、北沢力さんが演じています。
神童(杉山高志・スギヤマタカシ)商学部3年生
東北の人口の少ない田舎出身のため、何事も人よりも優れていたため、故郷の人たちからは、神童と呼ばれていましたが、東京に出て来たらそのくらいのレベルは珍しくもなかったという人です。毎日片道10キロ山道を歩いて学校に通っていたので、山登りにとハイジが目を付けました。
「風が強く吹いている」の映画版では秋田、アニメでは山形出身、漫画版では出身地は見つけられませんでした。神童を演じたのは映画版は橋本淳さん。舞台中心の俳優さんのようです。アニメ版では、内山昂輝さんが演じています。
ムサ(ムサ・カマラ)理工学部2年生
スポーツ推薦ではなく、アフリカの国費留学生のため、実家は豊かなおぼっちゃまで、言葉遣いが丁寧です。「黒人の足が速いというのは偏見です」と彼が言うように、はじめは大した戦力ではなかったのですが、黒人特有の筋肉と付き方などを生かしたハイジの指導により、花の2区と呼ばれる区間を走っても戦えるだけの戦力に成長しました。
映画版では、ソフトバンクのお兄ちゃんで有名なダンテ・カーヴァーさんが演じました。ダンテさんは、通訳の父親の転勤の関係で生まれたのはニューヨークだそうです。アニメ版では、株元英彰さんが演じています。
王子(柏崎茜・カシワザキアカネ)文学部2年生
部屋の中を埋め尽くすほどの漫画の本に囲まれて暮らしています。見た目が王子様のような風貌から王子と呼ばれています。漫画研究会に居る王子をハイジが引っ張り込んだのは、生来の粘り強い精神力です。箱根駅伝にもっと向かなく、ほかのメンバーの倍以上のタイムで走る王子ですが、ハイジが漫画の名言であおり、この漫画の量を引っ越し荷物にするのは大変だと半分脅かされて、箱根を走ることになりました。
「風が強く吹いている」の映画版では、中村優一さんが演じています。中村さんは、ワタナベエンターテインメントのD-boys出身で、仮面ライダー響鬼にも出演しています。一度、芸能界をやめていますが、2013年に再開しています。アニメ版では、入野自由さんが演じています。
ジョータ(城太郎・ジョウタロウ 1年生
双子の兄で、名字と名前をくっつけて「ジョータ」と名乗っています。天真爛漫な弟よりは少し計算しながら生きています。駅伝を始めてから、弟の方が才能があると感じていますが、それを祝福したい思いの優しい兄です。
「風が強く吹いている」でジョータを演じているのは、双子俳優の斎藤慶太さんです。兄の役を演じますが、彼の方が現実では弟です。長澤まさみ主演のタッチの上杉和也を演じました。子役時代から、双子役によく抜擢されていますが、現在はスポーツインストラクターをしたり、東京五輪の競技場を作る土木現場で働いたりしているとあるバラエティで言っていました。アニメ版では、榎木淳弥が演じています。
ジョージ(城次郎・ジョウジロウ)1年生
双子の弟ジョージは、兄といつも一緒で高校時代は、サッカー部。大学では、運動と言うよりも女の子と知り合えるサッカー同好会を探していました。ハイジに女の子からモテる様になると言われて駅伝を目指しまじめます。兄と間違われることは、笑って流していますが。本音では自分を認めてもらいたい気持ちがあります。
「風が強く吹いている」の映画版で双子の弟「ジョージ」を演じるのは双子俳優の兄斎藤祥太さんです。「キッズウォーなど弟と双子役を演じることが多いです。「3年B組金八先生」では、上戸彩の性同一性障害の話題の第6シリーズで、複雑な家庭の生徒を演じました。現在は俳優をしながらいろいろな仕事もしています。アニメ版では、上村祐翔さんが演じています。
勝田葉菜子(カツタハナコ)文学部1年
アニメ版だけ高校三年生ですが、漫画版などでは寛政大学の1年生です。映画版では、ラーメン屋ですが、漫画版などでは八百屋の娘です。ハイジに頼まれてマネージャーとしての仕事をしています。ムサが葉菜子の言動から、双子のどちらかが好きらしいと言っていますが、本人が言ったわけではなく「カケルに想いを寄せているのでは」という説もあります。
「風が強く吹いている」の映画版では水沢エレナさんが演じています。ファッションモデルから、女優としての仕事をしています。美しい容姿から美人秘書などの役が多いです。アニメ版では、木村珠里さんが演じています。
藤岡一真(フジオカカズマ)六道大学陸上部4年
「風が強く吹いている」の漫画の中で、一番の人格者と言っても過言でない程の人です。ハイジと同い年で、チームメイトでした。ハイジやカケルが一線から退いたことを心配してくれて、気にかけてくれていました。そしてムサが黒人の瞬発力を利用して参加するのはずるいと言われた時「人間同士の戦いに人種は関係ない」とムサを力づけてくれました。
映画版では、女優の杏さんの兄で渡辺謙の息子の渡辺大さんが演じました。ドラマや映画のあらすじに絡む名脇役です。アニメでは、日野聡さんが演じています。
榊浩介(サカキコウスケ)東京体育大学1年
カケルが、高校時代同じ陸上部でしたが、カケルが監督を殴り退部したことで、高校が公式戦に出られなくなったことを根に持っています。カケルたち青竹寮のメンバーで練習しているところに出くわし、仲間をなじった事で、仲間の結束が固まるというあらすじの中でも、本人が気づかないうちに重要な役割になってしまったという漫画のようなキャラクターです。
「風が強く吹いている」の映画版で、榊を演じたのは五十嵐準士さんです。ジュノンボーイコンテストで選ばれ、その後もウルトラマンメビウスや「名前をなくした女神」などで、あらすじに絡む役を演じていましたが、他にやりたいことがあると芸能界は引退してしまいました。アニメ版は葛西健吾さんが演じています。
田崎源一郎(タザキゲンイチロウ)
青竹寮の大家にして、ハイジたちの陸上部の監督です。かつて寛政大学の名コーチと言われていたらしいという実情です。漫画版では、白の雑種のニラと言う犬を飼っています。映画版では、柴犬。世話はハイジがしています。
「風が強く吹いている」の映画では俳優の津川雅彦さんが演じました。漫画やアニメの風貌より少しダンディでした。アニメ版では、中村浩太郎さんが演じています。
風が強く吹いているの漫画あらすじをネタバレ
駅伝の仲間を作り箱根で優勝するという結末のために集めたハイジ
仲間集めのあらすじは、登場人物の紹介で触れているので、それ以外の事を書きます。目標もなく、親からアパートを借りるための支度金をギャンブルで無くしてしまい大学の敷地内で寝袋生活をしていたカケルですが、食べるものに困り万引きをして、逃げるところを見かけたハイジが「走るの好き?」とろ声をかけてきたところからはじまります。
ハイジは、この大学の学生で箱根駅伝を目指したいと、大家とひそかにメンバー集めをしていました。そして4年目、カケルをくわえて10人そろい、それぞれの弱みに付け込んで、箱根を目指す方向へ持って行きます。メンバーが反発しつつも練習だけは続けていたところに、カケルの昔の仲間の榊が青竹寮のメンバーをバカにしました。その言葉に火が付きみんなは箱根を目指します。
それぞれの弱点克服~記録会に向けて~
みんなのやる気に火が付いた次のあらすじは、それぞれの弱点克服です。ハイジは人の倍のタイムになってしまう王子に声をかけながら、徐々に諦めない王子の素質を伸ばして予選会に出られるタイムにまで持って行きます。その他のメンバーにも、体質などにあった対応をして個々に始めた頃よりも格段に記録が伸びました。
予選会突破と言う結末!箱根駅伝へ!
王子が予選会に出られるまでのあらすじは、長くかかりましたが、メンバーたちは予選会に進む事が出来るようになりました。箱根駅伝は、黒人選手の圧倒的な脚力を利用する学校も多く、予選会の先頭集団は駅伝のために集められた外国人選手ばかりでした。ハイジは、そんな中、カケルと先頭集団にまざり、折り返し地点で、メンバーとすれ違うたびに、それぞれのアドバイスをしながら走ります。
箱根駅伝のあらすじは、シード校以外の10校を選ぶ予選会で上位10位に入ることです。10人の記録を合わせて早い順にランキングされるので、ハイジはカケルに時間短縮を任せ、自分はほかのメンバーの補助をしながらの走りです。どの選手も自分の出せる記録を更新し、寛政大学は、予選会を8位で突破と言う結末を迎えました。
奇跡の往路!選手たちの頑張りの結末!
ハイジは、みんなの適正を考え走る順番を考えました。漫画ばかり読んでいて一番体力もスタミナもなかった王子が1番、あとからみんなで挽回するというあらすじ・結末を考えます。2番手はムサと同じような外国人が多い花の2区をはしります。ハイジの指導のあらすじ通り成長を遂げたムサは20位で受け取ったタスキを3区のジョータに13位で渡す結末になりました。
ジョータは、たすきを受け取り、自分よりも弟のジョージの方が駅伝の実力があることを感じながら3区を走ります。うれしい気持ちとそれに反する気持ち混乱しながらも11位と言う結末で、ジョージにたすきを繋ぎます。タスキを渡す時にジョータは、ムサに言われた葉菜子が双子の事を好きらしいと言われた言葉も繋ぎます。ジョージは浮かれてペースを乱しますが、途中でレースに集中し順位は上げられなくても渾身の走りを見せました。
しかし5区で待つ神童にアクシデントが起こります。当日神童は熱を出してしまっていたのです。たった10人しかいない寛政大学、神童はそれでも、渾身の力で走ります。9区は上り坂、意識がもうろうとする中で抜かれながらも必死で走ります。脱水症状、ほぼ意識無しの状況で何とかゴールする神童です。箱根駅伝の往路のゴールは、他の中継地点では繰り上げスタートになってしまうタイムでもタスキは繋がります。
風が強く吹いているの漫画結末をネタバレ
復路を前に。語られたハイジの秘密
神童は18位でのゴールでした。復路は10分遅れの一斉スタートで始まります。実際のタイムはそれに遅れた分が足されて計算されます。神童は、無事意識を取り戻しました。そして、箱根の夜、ハイジはカケルに自分の過去を話します。ハイジは出雲の長距離走の強豪校の監督の息子で、父が監督の陸上部に入部しました。その頃ハイジの足には違和感がありましたが、ハイジは父にその事を言えませんでした。
その為大会でハイジは、陸上から長期離脱をしなければならない程の剥離骨折を起こし手術しました。カケルは、自分のいら立ちを監督に向けてしまったばかりに陸上から離れ、ハイジは言えなかったから陸上から離れることになりました。ハイジは父への反抗から陸上部のない寛政大学を選びました。けれど走れなくなると初めて自分から走りたいという思いになったとカケルに話します。
自分たちの思いで走る往路が始まった
「素人でも自力で情熱があれば、誰かの言いなりにならなくても走れる、それを証明したかった」ハイジの思い、カケルの思いの詰まった往路が始まります。往路のスタートは、ユキです。早起きしていいテンションだったユキは、まわりが早すぎるという心配をよそに区間2位の記録で、ニコちゃんにタスキを渡しました。
ニコちゃんも順調に自分のペースで頑張った走りが出来ています。ニコちゃんの到着を待つキングとムサのところに榊がやってきます。榊の大学はシード権争いをしそうな順位です。どうしてもシード権は勝ち取りたいそんな思いで、キングにゆさぶりをかけてきました。「寛政大学は、来年は部員もいなくてシード権争いを気にしなくていいから、いいね」漫画版は、箱根駅伝にこだわりすぎて追い詰められている榊を丁寧に描いています。
キングは、この挑発に乗りそうになりますが、逆にそこまで追い詰められている榊を哀れに思います。でも榊のムカつく口調に耐えかねてカケルに電話して、「お前が9区で区間賞を取って、あいつを悔しがらせろ」と言ってニコちゃんを待ちます。電話を受けたカケルの所には、一緒に走る藤岡がやって来て「俺はここで区間新を出す」と宣言します。カケルは「その区間新は10分後には俺が、塗り替えます」と受けて立ちました。
キングは、榊に熱くなり、ペースを乱しかけましたが、途中で我に返り良いペースで、カケルにタスキをつなぎました。カケルに繋がったタスキ、カケルは走っているうちにだんだんと走ることが楽になってきました。そして給水所で藤岡が区間新を出したと聞き、走り出したカケルは、無我の境地です。ただ脚を交互に出す事それだけに集中できる心境で走り出しました。そしてカケルは宣言通り、藤岡の区間新を更新しました。
カケルからタスキを受け取ったハイジは、脚に激痛を感じていました。それでもこれが最後の走りになってもいいという思いで、走り続けました。ハイジの頑張りにより、寛政大学は、シード権争いを勝ち抜き、来年は予選会なしで箱根を走ることが出来ます。榊の大学はシード権争いに敗れました。漫画版では、榊の大学の学生の痛みが強く感じることが出来ます。
漫画版では、榊の大学の学生の痛みが強く感じることが出来ます。小説を漫画の中で、東京体育大学の学生の思いを漫画に示したことで、「風が強く吹いている」の中で漫画版が一番心に刺さるという意見もあります。漫画とアニメのビジュアルもいろいろ比較されています。漫画の方が差がわかりやすいという意見もあります。
それぞれの明日
ハイジの足はもう手の施しようがないほどに、なってしまっていました。それでもやり遂げた満足感で微笑んでいます。春になり新学期、テレビで寛政大学の頑張りを見た新入生たちが、陸上部への入部を希望しています。オンボロだった青竹寮は取り壊され、新しく陸上部の寮もできました。
ハイジは、走ることは出来なくなりましたが、実業団のコーチとして招かれ、カケルは、大学を卒業したら、そこへ入ると決めています。
風が強く吹いているの漫画名言集
ハイジの名言
「情熱を保ち続ける事、きっとそれが一番難しい」ハイジの言葉は、一つ一つが珠玉の言葉で、けれどどんな人にもどんなことにも対応するのがこの言葉という意見がありました。自分に置き換えて考える時、例えば美味しい料理を作りたいと考えても途中で、うまくいかなくてモチベーションが下がった時、料理に対する情熱が保ち続けられるかどうか、身近に感じられる言葉を上げます。
カケルの名言
「ハイジさん オレだって 感謝してるんです ハイジさんや みんながそばにいてくれたことを」誰かとつるむことも拒絶するように、一人で走っていたカケルが、ハイジに言った言葉です。ハイジがいたから、カケルの未来は広がっていきます。
ユキの名言
「あぁそうか カケルはいつもこんな景色を見ているのか」いやいやながらもハイジに乗せられて走るようなったユキです。母が再婚し目標を見失っていたユキに見えてきた風景です。
ムサの名言
「仲間や沿道の人たちの声に押されて、私たちは同じ場所を目指して走っているのデス。肌の色も国の違いも関係なく、私たちは敵同士であって、敵同士ではない」黒人だから強い、九九人が参加するのはずるいといわれ、藤岡から、言葉をもらい立ち直ったムサの言葉です。
王子の名言
まだみんなの気持ちが、箱根に出ると固まっていなかった頃、カケルが監督を殴ってしまったことで、公式な大会に出られなくなった事で、カケルに対して遺恨を持っている榊が、カケルのチームをバカにした時の王子の言葉です。
「だから嫌いなんだ。すぐにレベルだ、勝ち負けだ、そういう次元でしか物を語れない」
「この人達に、レベルの高い低いは存在しない」
「あるのは、それぞれが誰なのかと言うことだけだ!」
王子としては、人としての人間力の大切さを、榊に訴えました。そして榊から言われたまま何も言えないカケルにも。
作者の名言
「努力はかならずむくわれる」という人がいますが、必ずしもそうではないという「努力神話」に関しての作者の考え方が、素晴らしいという意見があったので、あげておきます。「努力ですべてがなんとかなると思うのは、傲慢だということだな」ハイジの名言としてあげられている言葉です。
作者はこれに対して、「報われなかったのは頑張りが足りなかったからだ」といった考えはどうなのか。才能や実力のない人に到底たどりつけない目標を与えて頑張らせるのは、人間を不幸にするのではないか」この作品でムサに「黒人の足が速いのと言うのは偏見だ」と言わせつつ、産まれ持っている筋力・筋肉の付き方は、日本人がトレーニングしても追いつけない要素を持っている事実からも表現しています。
風が強く吹いているの漫画を見た感想や評価は?
優勝できなきゃ走れないのか?
— アニメ名言・心に残る言葉の力 (@Maxim_From_PW) January 4, 2019
じゃあおまえら
いずれ死ぬからって生きるのやめんのかよ by 蔵原(風が強く吹いている) https://t.co/8FMf85EUwB #kazeanime #風が強く吹いている #名言 #名台詞 pic.twitter.com/22C2Oqc2bw
「風が強く吹いている」の漫画には名言が多く、その名言をもとにつぶやかれたものも多いです。2019年アニメが放送中ということもありアニメでの名言を取り上げる人も多いですが、漫画に抱えれているのとほぼ同じです。
大好きな『風が強く吹いている』がアニメ化されて放送がスタートしたから、あたしは映画版を観てる
— こんこん (@you__co) October 3, 2018
あたしの中でハイジさんは小出恵介であって、ハイジさんの名言が忘れられない
風強観てるとモチベーションあがる
小出恵介さんの先輩としての雰囲気作りは、「Nのために」というドラマでも褒められていました。残念な事件により、芸能界から遠ざかってしまいましたが、作品には罪はありません。映画版を見てから漫画版「風が強く吹いている」を読むといろいろな点が補足されます。
中国語で440ページの「風が強く吹いている」を読みきった!!💪🏃🏻まだいつか日本語のも読んでみたい!
— サナ (@fish520159) March 16, 2017
「努力で全てがなんとかなると思うのは、傲慢ということだな」という名言を書いてあるが、努力でなんとか読めるようになることだ!😝😏
この方の読んだのが、漫画版か、小説版なのかわかりませんが、中国でも読まれている作品と言う事がわかります。努力で何とかなるというkとはなくても、努力で得る何かがあることをは、ハイジの名言であり、作者の思いでもあります。
「風が強く吹いている」再読したらやっぱ泣いた。予選会あたりでだめになっちまった。この辺りから名言が頻発する。登場人物がありえないという事にかんしては同意せざるを得ない、が面白いものは仕方ない。駅伝いいなぁ。
— 梅甘⌬ (@umelog) February 5, 2010
箱ね駅伝にはたすきで繋がれたというあらすじの物語があり、それが毎年に人気で結末を見るために多くの人が、予選会から視聴しています。漫画「風が強く吹いている」は、その感動を思い起こさせてくれる作品です。
風が強く吹いているの漫画まとめ!
「風が強く吹いている」の内容をざっくり知りたいのなら映画、小説が好きな人なら、選手たちの思いが感じられる小説版、文字だけでは感覚がつかめないという人には、アニメ版、漫画版がオススメといわれている「風が強く吹いている」です。キャラクターの容姿が、漫画版は、絵で描かれることで、10人もいる駅伝選手の見分けがつきやすいとも言われています。
映画やアニメでは、榊がかなり嫌な奴として描かれますが、漫画は走ることに懸命だから、自分を追い詰めてしまっている哀しさを描き出しています。感想の中には、「漫画の描き方が一番好きだ」という意見もあります。
「風が強く吹いている」には、漫画の名言もたくさん出てきます。そしてただ一本のタスキをつなぐために集まった10人にもそれぞれの人生があります。漫画版ではその他の人にも光を当てています。人種差別問題にも触れています。映画しか見ていない人は、ぜひ、漫画を読むことで、漫画ならではの登場人物たちの深い思いが感じられます!