【名探偵コナン】領域外の妹・メアリー世良とは何者？宮野エレーナとの関係は？

週刊少年サンデーで連載している、青山剛昌先生による大人気漫画『名探偵コナン』に登場する、世良真純と一緒に住む謎の少女“領域外の妹”。メアリー世良とは誰か、そして気になる灰原哀や宮野エレーナとの関係は？今回はこの“領域外の妹”の正体について、じっくり調査していきます！それではまずはじめにこの“領域外の妹”がどのような人物なのか、性格・外見や身体能力などを詳しくご紹介いたします！

名探偵コナンに登場するキャラクター“領域外の妹”は毛利蘭たちと同じ帝丹高校に転校してきた、アメリカからの帰国子女で女子高生探偵・世良真純と一緒にホテル住まいをしている正体不明な少女のことです。自ら“領域外の妹”と名乗っている彼女は、コナンの発言から中学生くらいとされていますが年齢も不明。容姿と似合わない大人びた口調で、意味深な発言を残すことでも注目されています。

領域外の妹の容姿は髪型は世良に似たショートヘアで前髪は巻き毛、そして色素が薄い髪色をしています。瞳の色はグリーンで、赤井秀一や世良に似た目の周りを囲む黒い縁取りのような隈が特徴的です。世良と容姿が似ていることから、当初は世良の妹か親戚だと言われていましたが、世良の兄弟は兄2人のみで親戚も不明なため領域外の妹の正体について様々な憶測が飛び交いました。

年齢が中学生くらいとされている領域外の妹ですが、その容姿からは想像つかないような大人びた男性的な口調で話します。名探偵コナン作中で領域外の妹が初登場シーンでは、コナンが仕掛けた盗聴機を発見したことから洞察力や分析力に長けていることが分かります。またコナンが落とした、蝶ネクタイ型変声機をその場で使いこなしたことから工学系の知識もあるようです。

名探偵コナン作中でときどき咳き込むシーンが描かれていることから、領域外の妹は病弱の可能性があるとも言われています。また世良真純が領域外の妹をコナンに会わせようとした際、彼単独で連れてくるように伝えさせたことから非常に慎重な性格だという事が分かります。名前も明かさず、自分の素性をできる限り外部に見せないよう努めているようです。

作中で変声機を世良の部屋のベランダに落としたコナンの代わりに、毛利小五郎を演じて完璧な推理ショーを披露したこともある領域外の妹。その際のセリフも「ダイヤルに印が付けられていたからな…あの探偵の声を頻繁に使っていたのだろう…」など、どこか大人びていてどこか男性的な言葉で話す事が分かります。しかし10年前を描いている90巻の『さざ波シリーズ』では、女性的な言葉で話している姿を見る事ができます。

黒の組織の科学者・宮野志保(灰原哀)が、同じく黒の組織の科学者であった両親(宮野厚司＆宮野エレーナ)から受け継いだ薬物“APTX4869”。この薬物を飲んで幼児化してしまったコナン・灰原と同様に、領域外の妹も中学生のような見た目とは裏腹に大人のような冷静な分析力を名探偵コナンの作中で見せます。この事から領域外の妹も、“APTX4869”を飲んだのではないかと推測されています。

これまで名探偵コナンに登場する謎の少女、“領域外の妹”の性格や外見などをご紹介いたしました！中学生くらいの外見とは思えない発言や分析力を持つ“領域外の妹”、その正体について読者の中でも様々な推測がされていたようです。それではここから、気になる“領域外の妹”の正体についてご紹介いたします！彼女の正体とは一体…その真相に迫ります。

領域外の妹は、名探偵コナン83巻『File：875赤い女の惨劇・復讐』で初登場となりました。世良がコナンに対し、わざと携帯電話に写っている少女と世良のツーショット写真を見せつけたシーンで、その存在が明らかになりました。写真を見たコナンも「オレにわざわざ見せた？何の為に…？」と疑問を抱いていましたが、世良の意図は分からないままでした。

「兄2人を持つ3兄妹で親戚は1人も知らない」と言っている世良。続く『File：876-878：意外な結果の恋愛小説』で、“世良と一緒に写っている少女は誰なのか？”と思い悩むコナン。世良が住むホテルの廊下で、謎の少女らしき人物を目撃した後盗聴器をしかけました。しかし盗聴器を見破った少女は世良に、「もしも彼がしびれを切らして私の事を尋ねたらこう答えなさい…領域外の妹だとな」と言ったのでした。

領域外の妹の正体が分からないまま、名探偵コナン88巻『File928～930：死ぬほど美味いラーメン2』で、少しだけ正体が明かされる展開がありました。コナンは世良と、世良行きつけのラーメン屋へ一緒にいくことに。そこのラーメン店主が、なぜか世良のことを「マリちゃん」と呼ぶシーンがあり、世良は「だからボクはマリじゃなく…真純だって！」と反論するシーンがありました。

「今日も炒飯と餃子一人前、持って帰るか？マリちゃん！」と、再び世良を“マリ”と呼ぶ店主。名前を正しながら餃子と炒飯を注文した世良に「ホテルの部屋に匿ってる、誰かさんの分だったりして」と推測するコナンに対し、「彼氏の分なんだ」と冗談で返した世良。“用事があるから”と先にラーメン店を出た後、店主が「またハンカチ返しそびれちまったよ」と言ったのでした。

前に来た時に忘れて行った、という店主が手にしていたハンカチ。「返しておいてくれるか？」と店主がコナンに手渡したそのハンカチには、“Mary（メアリー）”という刺繍がされていたのでした。店主はこれを「マリ」と読み、世良を“マリちゃん”だと勘違いしていたのでした。そしてコナンはこの“Mary（メアリー）”という名前が世良ではなく、領域外の妹の本名ではないかと推測したのでした。

領域外の妹の名前が“メアリー”であることが分かったコナン。しかし、なぜそう思ったのかと言うと“以前領域外の妹に会って、名前を聞いた気がする”と頭を悩ませます。悩みながらも領域外の妹（メアリー）が世良に似ていると感じていたコナンでしたが、続く『File939～941：探偵団はヤブの中』で領域外の妹がある人物にもっと似ているのではと感じたコナン。その人物こそが“灰原哀”だったのでした。

灰原と領域外の妹の顔が似ていることに気づき、二人がどこかで血が繋がっているのではないかと考えたコナン。その中名探偵コナン90巻『File953：暗がりに鬼を繋ぐが如く』で、世良が少女のことを「ママ」と呼ぶシーンが訪れたのでした。咄嗟に出た「ママ」と呼んだことを世良は誤魔化すようにしていましたが、聞き逃さなかったコナンは「ママ…だと？」と心の中でその言葉を反芻していました。

世良が“ママ”と呼んだ領域外の妹。「10年前に会ったあのボウヤとはまるで別人なのだから」と未だ抱いているコナンへの警戒心を世良に語り、10年前コナンと会っていることも明かしました。そして続く名探偵コナン90巻『File972～974：さざ波シリーズ』で、ついにコナンと世良の出会いのシーンが。メアリーは海水浴場で、10年前に有希子・新一・蘭の三人と会っていたのでした。

アメリカへ留学していた息子・赤井秀一を日本へ戻すために海水浴に誘った母のメアリー…そこで迷子になっていたコナンと出会っていたのでした。領域外の妹の正体が、赤井秀一・羽田秀吉・世良真純の母親、メアリーであることに気が付いたコナン。黒の組織に飲まされた幼児化する薬、“APTX4869”をメアリーも飲まされて幼児化したのでは…と推測するのでした。

これまで名探偵コナンに登場する謎の少女、領域外の妹の正体についてご紹介いたしました！“Marry(メアリー)”と刺繍されたハンカチから、10年前の過去まで多くの伏線により判明した領域外の妹・メアリーの正体…それは世良真純の母というものでした。それではここからは、領域外の妹・メアリーと灰原哀の母・宮野エレーナの気になる関係についてご紹介していきます！

黒の組織の科学者で、イギリス人と日本人のハーフという事が明らかになっている宮野エレーナ。正式なコードネームは不明ですが、組織からは「ヘル・エンジェル」と呼ばれていた人物。“APTX4869”を飲んで現在、阿笠博士の元にいる灰原哀（宮野志保）と姉・宮野明美と母親。夫・宮野厚司と共に、灰原が生まれて間もなく研究所の火事で亡くなったとされています。

“ヘル・エンジェル（地獄に落ちた天使）”と呼ばれていた、黒の組織の科学者・宮野エレーナ。その人物と「学会で会った」と語っていたのが、コナンの実家の家に住む阿笠博士。名探偵コナン作中で阿笠博士はコナンに宮野夫妻の印象を語っていて、宮野厚司に対しては「気さくで感じのいい男」、対する宮野エレーナについては「無口で何を考えているかわからなかった」と言っています。

赤みがかったウェーブ状の茶髪が特徴の、日本人離れした外見を持つ灰原哀こと宮野志保。宮野エレーナがイギリス人と日本人のハーフということから、灰原哀はクオーターという事が分かっています。灰原哀と宮野エレーナは親子ということもあり容姿も似ていますが、注目したいのは二人の髪色。アニメで宮野エレーナの髪色も、灰原と同じ赤みがかった茶髪ということが判明しました。

「知ってる？私の母親が組織で何て呼ばれていたか…ヘル・エンジェル」と灰原によって明かされた組織内での呼び名。その呼び名とは反して、名探偵コナン『File1011』では組織内でメンバー・バーボンと気さくに話している様子も見る事ができます。さらに夫・宮野厚司から「珍しいな…人見知りな君が」という言葉をかけられていることから、組織内でも大人しいということが伺えます。

名探偵コナン『File889：ゼロ』で明かされた、安室透（コードネーム：バーボン）と宮野エレーナの過去の話。子供だった安室の怪我の手当てをしたという、エレーナの優しい性格が伺えるエピソードでした。「次に来ても…もう手当てできないよ。先生…遠くに行っちゃうから」と意味深な言葉が印象的でした。さらに『File1011』では、宮野エレーナと安室の出会いのシーンを見ることができます。

イギリス人とのハーフである、宮野エレーナ。そしてメアリーの息子・赤井秀一の国籍が元々イギリスであることから、イギリス人だと思われるメアリー。名探偵コナンの作者・青山剛昌先生が「とある人物ととある人物の母親同士が姉妹だと明らかになる」と公表していることからも、メアリーとエレーナが姉妹という説が濃厚！また領域外の“妹”ということから、エレーナが姉・メアリーが妹だと考えられます。

これまで名探偵コナンに登場する謎の少女“領域外の妹”と、灰原哀の母親である宮野エレーナの気になる関係についてご紹介いたしました！宮野エレーナとメアリー世良、二人が姉妹という関係性は濃厚のようです！それではここから、その正体が明らかとなってきた領域外の妹・メアリーと登場人物たちの関係について詳しくご紹介いたします！

領域外の妹・メアリーが、世良真純の母親ということが判明しました。そしてメアリーの息子であり真純の兄である、秀一と秀吉がメアリーの幼児化について知っているという描写はありません。コナンには気付かれてしまいましたが、メアリーが幼児化していることを明かされた唯一の人物となります。名探偵コナン『第85巻「妙手」』では、仲の良い母娘の会話を垣間見ることが出来ます。

『名探偵コナン』の作者・青山剛昌先生は、「赤井秀一と宮野明美はいとこ同士」ということを明かしていました。宮野明美の妹である灰原と、領域外の妹・メアリーが似ていることは明らかで、血のつながりがあると考えられます。青山先生のヒントにより「灰原と秀一もいとこ同士」ということになり、さらにこの事から「灰原と秀一の母親・メアリーの関係は伯母姪」ということが分かります。

領域外の妹・メアリーが、羽田秀吉たち三兄妹の母であることが判明しましたが、さらにアニメ第849話「婚姻届のパスワード(前編)」では秀吉が準備した婚姻届の記述からメアリーの本名が「メアリー・世良」であることが明らかになりました。また婚姻届では「赤井」が省略されていますが、正しいフルネームは「メアリー・世良・赤井」だと推測されています。息子だからこそ分かる、メアリーの秘密が明らかになったエピソードでした。

これまで領域外の妹・メアリーと、名探偵コナンの登場人物たちの関係についてご紹介いたしました！メアリーが「世良・赤井・羽田三兄妹の母」、そして青山先生の言葉をヒントに「灰原の伯母」という関係が明らかになりました。それではここから、領域外の妹に関するこれまでの伏線や謎を徹底的に考察していきます！

メアリーは真純たちの母でありながら、幼児化している姿で登場。そのことから“APTX4869”を飲まされたと推測されていますが、なぜ“APTX4869”を飲むことになったのでしょうか？その鍵を握るのが…羽田浩司殺害事件ではないかと考えられています。名探偵コナン第90巻『怪しき隣室には』で、「羽田浩司」という人物に反応を示した世良とメアリー。その羽田浩司とは一体誰なのでしょうか？

メアリーの息子・秀吉の義理の兄で、将棋棋士の羽田浩二。『羽田浩司殺害事件』とは…趣味であるチェスの大会のため渡米していた羽田が何者かにホテル内で殺害され、同じホテルで羽田の大ファンで資産家のアマンダ・ヒューズも死亡しているのが発見されました。どちらも死因が不明。そして羽田の部屋は荒らされていたのに対し、アマンダの部屋は全く荒らされていない事も含め、謎の多い事件として扱われています。

『羽田浩司殺害事件』同時に遺体で発見された、アマンダのボディーガードだった“浅香”が事件後行方不明で、最重要容疑者として追われています。そして羽田浩司が遺した「ASACA RUM」というダイイングメッセージから、「浅香」という人物は黒の組織のNO.2、ラムではないかとコナンが推測。しかし灰原によると、浅香という名前は聞いた事がないけど、羽田浩二は“APTX4869の被害者一覧”で名前を知っていることを明かしました。

名探偵コナン第90巻で『羽田浩司殺人事件』の情報を掴んだ堀田が殺された事件で、メアリーは真純に「この部屋を調べられたら私の存在が知られてしまう」「奴らが来るその前に…」という意味深な発言をしました。「奴ら」とは黒の組織のことを示しているのではないかと推測できます。この事からも『羽田浩司殺人事件』に関する“何か”を知ったメアリーがAPTX4869を飲まされ、黒の組織から追われているのではないかと言われています。

現在名探偵コナンの作中で、メアリーが幼児化していることを知っている者はコナンと世良の2人です。その他の人物がメアリーの正体に気付いているのかは描かれていませんが、メアリーの息子・赤井秀一はコナンや灰原が幼児化していることに早い段階から気付いていました。この事から秀一も母・メアリーが幼児化したという前例を知っているからこそ、2人の幼児化に気付いたのではないかと推測されています。

正体が未だ謎に包まれているラム、浅香、そして領域外の妹。「領域外の妹は最終的には何？」「謎に包まれている人物が多すぎる！早く領域外の妹の正体が知りたい！」など、少しずつ領域外の妹の正体が明らかになってきてはいるものの、はっきりとした部分が未だ分からないため「気になる！」という感想が多く上がっていました。同じくラムと浅香の正体についても、気になっている方が多いようです。

「領域外の妹が咳しているのが気になるわ」「領域外の妹、漫画の中でしょっちゅうゲホゲホしてるんだけど…病気だったりする？」など、領域外の妹が咳をしている描写について注目しているという感動が多く上がっていました。細かい所にも様々な伏線が散りばめられている名探偵コナンなので、領域外の妹の咳にも意味があるのかもしれないと考えている読者が多いようです。

「領域外の妹、アクティブだな。そして強い…ハイスペックすぎる」「頭も良くて身体能力も凄くて…さすが世良たち3兄妹の母親」など、領域外の妹の卓越した頭脳と身体能力に驚く声が多く上がっていました。また、「領域外の妹が強い事が分かって、コナンの周りの女性はみんな強いことが分かった」という女性キャラクター全般の強さに驚く声も上がっていました。

今回週刊少年サンデーで連載されている、青山剛昌先生による大人気漫画『名探偵コナン』に登場する謎の少女、領域外の妹についてじっくりご紹介いたしました！中学生のような容姿にも関わらず、大人びた口調と冷静さを持つ領域外の妹…コナンや灰原の様に幼児化する薬“APTX4869”を飲んだ人物なのではないかと推測されるなど、彼女の正体について様々な考察がされました。

少しずつ作中でもその正体が明らかになり、世良真純・赤井秀一・羽田秀吉3兄妹の母親であることが判明しました。またコナンとは10年前に出会っていたということも分かりましたが、未だ“なぜ幼児化したのか”など黒の組織との繋がりなどは明らかになっていません。黒の組織との「鍵」になってくると思われる領域外の妹…彼女とコナンたちに、今後どのような運命が待ち受けているのでしょうか？