2019年01月28日公開
2019年01月28日更新
ギャグマンガ日和の麻雀回が面白すぎる!ルールの解説やネタバレを紹介
ジャンプスクエアで好評連載中の増田こうすけさんが描く『ギャグマンガ日和』。その作品でファンの中に麻雀回が面白いという 回があるようです。麻雀と言えば大人の娯楽の一つですが、その作品を見てみるとルールが分かっていない、麻雀牌の意味が知らない、最後のオチが面白いという声が挙がっているようです。ギャグマンガ日和ファンが神回と言われている麻雀回。いったいどんな内容なのでしょうか。またアニメ化はされているのでしょうか。ネタバレをし、その作品の見どころを紐解いていきましょう。
目次
ギャグマンガ日和の麻雀回が神回だと話題
「増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和」を読む読者にとって、『なんといっても麻雀の回がとても面白かった!』という声が挙げられています。麻雀を知っていても知らなくても、ルールをある程度理解していれば分かる内容なのですが、この回はどうやら掟を破るギャグで話題となっているようです。どのような内容でしょう。
ギャグマンガ日和の作品情報
ネタバレを紐解く前に、『ギャグマンガ日和』の内容と作者を紹介します。「増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和」は2000年1月より月間少年ジャンプで連載がスタートし、現在は『ギャグマンガ日和GB』としてジャンプスクエアにて掲載されている、増田こうすけさん原作の漫画作品です。
原作者の増田こうすけさんは、1976年6月2日生まれ。愛知県にお生まれになり三重県で少年時代を過ごしました。1999年に『夢 -赤壁の戦い-』にて漫画家デビューをします。その後ギャグマンガ日和の連載が開始されると、以降の仕事はギャグマンガ日和の製作中心となり、現在に至っております。
ギャグマンガ日和の麻雀回が神回だと話題!
ギャグマンガ日和で神回と話題になっている麻雀回ですが、ネタバレをすると麻雀のルールを知らない4人が対局をして、最後はこんな終わり方無いだろうという展開となっております。麻雀牌もリーチ棒も、一本場も東場も南場も知らずに、展開していく一局は、読んでいくうちに内容がしっちゃかめっちゃかになって、オチがつく展開となります。
ギャグマンガ日和の麻雀回の元ネタはアカギ?
この麻雀回のネタとなっているのが、福本伸行さん原作の『アカギ』と言われています。アカギは近代麻雀という雑誌で1992年から2018年3月まで連載されていた漫画作品です。アニメやドラマ化もされておりメディアミックスも盛んに行われた作品でした。
福本さんは、藤原竜也さん主演の劇場版で大ヒットした『カイジ』の原作者でもあります。福本さんは1958年12月10日生まれの漫画家で、神奈川県横須賀市の出身です。1977年にデビュー後、アカギやカイジをはじめとした大人の娯楽に関する漫画を多く執筆しております。
ギャグマンガ日和の麻雀回のルールや麻雀牌が面白い!
ギャグマンガ日和の麻雀回をネタバレする前に、この記事を読んでいる皆さんは麻雀のルールを知らない人は多々いる事でしょう。麻雀の基本ルール、麻雀牌の種類、基本的な遊び方について簡単に説明しましょう。そしてネタバレ記事を読んでみれば大方のあらすじが大きく分かることでしょう。
麻雀のルールを理解してからネタバレする
麻雀は、136枚ある麻雀牌を14牌早く揃えて完成させるというゲームです。基本的に4人で行いますが、3人で行う場合もあり、また基本的な1試合を半荘または一局と呼びますが、東風戦、1試合のみのルール。また麻雀牌の種類や集め方によっては高得点も得られるという奥深きゲームとなっています。
どうしても麻雀は大人の娯楽であると捉えがちですが、近年ではスマートフォンやゲームセンターで麻雀を手軽に遊べる機会が増えています。また脳トレーニングとして麻雀を会社の採用試験に入れたり、健康麻雀として誰でも楽しめるゲームとなってきました。もちろん麻雀の試合で賞金を稼ぐプロの方もおり数多く活躍しています。
それでは、本題であるギャグマンガ日和の麻雀回についてネタバレをしていきましょう。この麻雀回が収録されているのは原作では第10巻となり第177幕となります。登場人物は麻雀の基本的プレイ人数である4人ですが、誰もが麻雀をやった事のない初心者となっていおり、そこから物語がスタートします。
ルール①ドラ
まず公式の麻雀は親がサイコロを降って、自分の持ち札にする配牌と配牌した王牌と呼ばれる塊の左から3枚目の牌を表向きにして表示しドラを決めます。しかしギャグマンガ日和では、登場人物4人が麻雀のルールを知ず、親の意味も分からなかったので、年長者である大門が親としてゲームを進めることとなります。
ルール②麻雀牌の読み方
大門が親としてゲームがスタートしますが、ここでも麻雀のルールとはちょっとおかしな部分があります。まず、親はかならず14牌、子は13牌として麻雀がスタートするはずなのですが、親の大門は壁牌を呼ばれる山から1牌取ってしまいゲームが始まってしまいました。これはまず麻雀のルールとしては成立していません。
続いて大門は、最初に引いたハク牌という何も書いていない麻雀牌をハズレと勘違いしているようです。これもギャグマンガ日和で出てくるギャグの一種です。ハク牌はもちろんハズレではなく、字牌の種類の一つであり、役作りに大切な麻雀牌の一つです。皆さんはハズレだと勘違いしないようにしてください。
ルール③麻雀牌の数
続いて、画像の左のシーンを見てください。登場人物が集めている麻雀牌の数です。これでも麻雀は成立しません。普通なら13牌になっている持ち手担っているところを、全員がなんと捨てていません。麻雀は13牌の持ち手を捨てて進めていくので、この麻雀はあり得ない事になります。これもギャグマンガ日和の一つのギャグです。
ルール④オチは東西南北
そして最後のオチはこちらです。方向方角の麻雀牌が全て揃ってそれぞれの向きにし、その間を中間の中という意味と勘違いし牌を間において、ロンあがりした様子です。もちろんこれはチョンボ(負け)となり得点には入りません。この部分がギャグマンガ日和におけるシュールなギャグの最骨頂でしょう。
字牌はそれぞれ3つ以上揃えて初めて効果を発揮する大切な麻雀牌です。ただ単に方角方位に出してロンあがりするというのは成立しませんし、ゲームとして成り立ちません。また自分が親か子でどの位置についているかによって牌を集める事によって大得点も得られるのです。
という事で、以上が神回と呼ばれているギャグマンガ日和の麻雀回でした。いきなり麻雀を初めてもどうやればいいのか分からないという事も多いという事を増田こうすけさんは、この漫画で伝えたかったのでしょう。事実、麻雀が分からなくてやらないという方も多いです。
麻雀は13牌ある持ち手の麻雀牌を、どのように揃えて最後の14牌目を見つけて、早く上がるかというゲームです。現在インターネットでは初心者向けの麻雀の遊び方サイトを運営していたり、冒頭で述べたテレビゲームやスマホで遊べる麻雀ゲームがあります。実際にそちらを見てから、ギャグマンガ日和の麻雀回を改めて見直した方がいいでしょう。
ギャグマンガ日和の麻雀回の登場人物をネタバレ
さて、「増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」では個性的な登場人物が多数多く出演しています。固定的なキャラクターや主人公は登場しませんが、歴史上の人物や創作シリーズなどで個性あふれるキャラクターが登場します。もちろん、麻雀回でも同じ事が言えます。では麻雀回の登場人物をネタバレしていきましょう。
麻雀回の登場人物①大門
大門は、この回の登場人物の中で最年長である煙草を吸っている男性で、最年長だからという理由で親になった一人です。画像の真ん中が大門です。通り名は「鬼の大門」。どの業界に付いているのかはわかりませんが、麻雀とは無縁の世界で働いているという事になります。パンチパーマが特徴です。
麻雀回の登場人物②藤堂
出典: https://festy.jp
続いては藤堂。藤堂は葉巻を吸っていている長髪の人物です。このシーンでは緑の漢字が3つ揃ったと喋っていますが、ハツ牌のことを語っています。ちなみに麻雀では自分の持ち手を喋る事もNGであり、相手が捨てた麻雀牌を見て、何を集めているのかも考えるのがこのゲームの特徴です。
麻雀回の登場人物③切原
切原は、麻雀回のプロローグでドラを裏返す事をしている人物です。『裏の世界で売り出し中』と大門が語っていますが、裏の世界というのは、どういった観点が裏の世界になるのかは不明な部分があります。悪徳商法で稼いでいるのか不明ですが、裏の世界ではトップの座を誇っているのは確かなようです。
麻雀回の登場人物④龍宮
最後にひげを生やしており長髪の男が、桐原です。東南西北中のロンあがりをしてこの物語のオチをつけた人物となります。桐原はオチを付けた後、大門達に対してかっこいいセリフを言いつけていますが、ギャグマンガ日和でのオチは、だいたいシュールなオチをつけて終わりなので、麻雀初心者の人間かっこいい台詞を言うのは、不条理になります。
ギャグマンガ日和の麻雀回のアニメ化は?
「増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」ファンの間で、これだけのユーモアあふれて不条理なギャグを出した麻雀回ですが、果たしてアニメ化はされているのでしょうか。そして、この麻雀回は原作通りの展開となっているのか、はたまた動画サイト等でネタバレをしているのでしょうか。
ギャグマンガ日和は4期までアニメ化
出典: https://thetv.jp
『増田こうすけ ギャグマンガ日和』は、2002年にパイロット版を製作したのが始まりで、3年後の2005年にキッズステーションにてアニメ化されましした。その後、2006年、2008年、2010年と合計すると4回アニメ化されております。1話あたり5分ほどのショートギャグアニメとなっております。
アニメ監督を務められたのは、大地丙太郎さんです。大地さんは『赤ずきんチャチャ』の演出を皮切りに、『ナースエンジェルりりかSOS』で初監督。以降『こどものおもちゃ』『おじゃる丸』『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』等のアニメ作品を手掛けられました。
特におじゃる丸は1998年でNHKで放送開始以来、現在でも人気あるアニメ作品となっております。おじゃる丸は故・犬丸りんさん原作のアニメで、ヘイアンチョウからやってきた雅な5歳「坂ノ上おじゃる丸」を中心にして、月光町を舞台にほのぼのしたお話を展開しています。
ギャグマンガ日和の麻雀回のアニメ化は未定
2010年の製作をもって、ギャグマンガ日和のアニメ化はなされておりません。また麻雀回については、2009年に販売された第10巻に収録されていますが、麻雀回のアニメ化はされていません。放送終了から長い月日が経過していますので、今後ギャグマンガ日和の続編を製作する発表が無い限り、見る事は難しいと考えられます。
ギャグマンガ日和の非公式のアニメも人気
また非公式ながらも、ギャグマンガ日和の麻雀回を自主製作して、Youtubeやニコニコ動画などの動画共有サイトに投稿されている方々が多々いらっしゃいます。ファンの間で人気があるのにどうしてアニメでやらないのかという声が挙がっており、このような非公式アニメを製作したと言えます。
ギャグマンガ日和の麻雀回に関する感想や評価は?
「増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和」の麻雀回のネタバレ記事。内容を理解いただけましたでしょうか。それでは、Twitter上でギャグマンガ日和の麻雀回について、ファンの方はどう感じているのでしょうか。Twitterの呟きを各自紹介し、真相を解いていきましょう。
「ギャグマンガ日和」の誰もルールを知らない麻雀回好き!
— まるた (@kuuneru__maruta) February 19, 2017
キャラ的にはクマ吉くんの圧勝だけど
こちらの方は、誰もルールの知らない麻雀を知ってそうに打っている所がギャグマンガ日和の麻雀回で面白かったという風に感じ取られます。また、ギャグマンガ日和のキャラクターでは登場人物の一人であるクマ吉くんが気になっているようです。
ちなみに上の画像が、ギャグマンガ日和に出てくるクマ吉くんです。このクマ吉くんはギャグマンガ日和のシリーズ『名探偵うさみちゃん』で登場するオチ担当のキャラクターです。一言で言えば犯人役。様々な事件をうさみちゃんが解決するものの、犯人は彼にたどり着いてしまうというのがシリーズの流れだそうです。
ギャグマンガ日和の麻雀回が掲載されたのが10年前という事実
— すが (@reverse_concept) December 27, 2018
こちらの方は、ギャグマンガ日和の麻雀回の掲載時期がずっと前だったことに驚いている様子です。ギャグマンガ日和はオムニバス形式で話が展開されていくので、麻雀回がずっと前に掲載されていたことについては、知らなかったのかもしれません。こういった評価される神回は後々になって結構前に作られたという話はよく耳にします。
ギャグマンガ日和で無知麻雀回が神回だったんだけど本当に無知麻雀やるとあんなに面白いんだな
— 藻りのくまさんず🐻🐬🐏 (@_tyuunou_) December 27, 2018
この方は、麻雀のルールを知らないで行うと、本当にギャグマンガ日和の麻雀回のようになってしまう事を感じ取ったつぶやきです。麻雀というのはとても複雑なルール構成なので、本当に知らないとギャグマンガ日和のようになってしまうという事を感じ取っているのでしょう。
ギャグマンガ日和の麻雀回めっちゃ好きなんですよねwww
— 仲田しい (@shii_pixiv) October 28, 2018
あれほんと何回読んでも笑ってしまうwww
この方は、ギャグマンガ日和の麻雀回そのものが大好きだという事を語っておられます。初めて麻雀回を見てそのギャグそのものがインパクトが強すぎて、印象に残してしまったのかもしれません。何度見ても笑えるという事は、それだけギャグマンガ日和の麻雀回がお腹を抱えるほど笑えたという事なのかもしれません。
マナー講師が四人集まって麻雀したらギャグマンガ日和のあれみたいになりそう
— rairaibou(風) (@rairaibou90) September 24, 2018
ビジネスマナーを教える先生達が麻雀のルールを知らない人ばかりを想定し、麻雀をしたらギャグマンガ日和と同じ展開になるかもしれないという事を考えている事を呟いたものです。麻雀はやり方が分からないという方は多々いらっしゃいます。ギャグマンガ日和みたいな展開になったら、面白いかもと考えているのでしょう。
ギャグマンガ日和(増田こうすけ)の麻雀回まとめ
「増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和」の麻雀回のネタバレ、お分かり頂けましたでしょうか。ギャグマンガ日和ファンからは神回と呼ばれている麻雀回。シュールでナンセンスなギャグと、麻雀を知らない4人の熱き戦いが描かれているから神回と評されるのでしょう。
ギャグマンガ日和には、麻雀回以外にも『名探偵うさみちゃんシリーズ』『聖徳太子シリーズ』など、個性豊かなキャラクターが多く登場し、我々を楽しませてくれます。是非漫画やアニメをご覧になって、自分だけのギャグマンガ日和の神回を探してみてください。そして麻雀回は必ず麻雀のルールを覚えてから読んだ方が面白いです。