漫☆画太郎まんがたろうの顔や画像は?面白い漫画ランキングベスト10も紹介

一度見たら忘れられないインパクトを与える漫☆画太郎(まんがたろう)作品は、週刊少年ジャンプの「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」の連載以来、漫画界の革命児として数々の伝説を残しています。強烈な顔、毎回登場するばばあ、エログロナンセンスの極みのようなストーリー…打ち切りが多くまともに完結した作品を読んだことがある人は多くないのではないでしょうか。そんな漫☆画太郎(まんがたろう)先生とは一体何者なのか、今回は漫☆画太郎先生の過去の漫画や、おもしろ似顔絵画像などをご紹介いたします。

漫☆画太郎まんがたろうの顔や画像は?面白い漫画ランキングベスト10も紹介のイメージ

目次

  1. 漫☆画太郎まんがたろうとは?
  2. 漫☆画太郎まんがたろうの素顔や画像
  3. 漫☆画太郎まんがたろうの面白い漫画ランキングベスト10
  4. 漫☆画太郎まんがたろうの描くばばあのモデル
  5. 漫☆画太郎まんがたろうが描く芸能人の似顔絵
  6. 漫☆画太郎まんがたろうの現在
  7. 漫☆画太郎まんがたろうに関する感想や評価は?
  8. 漫☆画太郎まんがたろうまとめ

漫☆画太郎まんがたろうとは?

まんがたろうのプロフィール

漫☆画太郎(まんがたろう)は、絵を見たら誰もが忘れられない作風であるにも関わらず、そのプロフィールはほとんどが謎に包まれています。2012年で還暦を迎えたという情報もあれば、自称1957年生まれだったり、生年月日は謎のままで、本名も出身地も不明と、プロフィールのほとんどが明かされていません。
 

自称1957年生まれから計算しても、漫☆画太郎(まんがたろう)の現在の年齢は60代、「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」連載当時は30代だったことになります。珍遊記の勢いのありすぎる内容からもっと若い人が描いているイメージがあり、意外と思われるファンも多いようです。

人気漫画やドラマのパロディや、同じギャグを使いまわす手法、連載嫌いによる打ち切りギャグなど、数々の伝説が「漫☆画太郎(まんがたろう)」らしさとして語られています。作風は、当時の週刊少年ジャンプのルールどころか、漫画界のセオリーをぶち破り、奇才という名にふさわしいギャグ漫画を描き続けています。濃厚すぎる絵柄とブラックユーモアてんこもりのギャグ、誰も真似できない作風は、まさに漫☆画太郎ワールドなのです。

嘔吐や排泄など、珍遊記連載時は、当時のジャンプだから許された突き抜けた下品さが話題で、見る人を相当選ぶ作家と言われていました。しかし、当時王道少年漫画と呼ばれる作品が揃っていた少年ジャンプに、新しい風をビュンビュン吹かせまくってくれたのも、漫☆画太郎(まんがたろう)がぶち込んだ「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」であることは間違いありません。

珍遊記連載当初から、ピエール瀧と石野卓球が絶賛し、これを受けて珍遊記最終回にはこの2人が実名で登場するという珍事もありました。これがきっかけで、後のピエール瀧原作・漫☆画太郎(まんがたろう)作画の漫画「虐殺! ハートフルカンパニー」が誕生します。

プロフィールについてはほとんどが謎のままの漫☆画太郎(まんがたろう)ですが、漫画家を目指したきっかけは藤子不二雄のファンだったからとのことです。珍遊記の物語の中でも、藤子不二雄作品のパロディが登場し、藤子不二雄から直筆メッセージが届いたという逸話も残っています。その他、北斗の拳の原哲夫や、ジブリの宮崎駿のファンでもあるそうです。

電気グルーヴをこよなく愛し、ラジオ番組「電気グルーヴのオールナイトニッポン」では漫☆画太郎(まんがたろう)が番組宛にFAXを投稿し、紹介されたこともあったそうです。ところで、漫☆画太郎(まんがたろう)のペンネームは複数あるのをご存知でしょうか。「まんがたろう」の読みは同じですが、様々な表記がパターンがあります。

漫☆画太郎の☆の中にFがあったり、☆の中にバカと書いてあったり、漫¥画太郎や、漫(ドクロマーク)餓太狼、漫F画太郎の他、「まんがたろう」を基本としながらもまん○画太郎やTEN☆GA太郎など、ギリギリのものまであります。この他SLAMP(スランプ)やもろぼししんいちと表記された時もありましたが、中身は安定の画太郎ワールドでした。

まんがたろうの経歴

漫☆画太郎(まんがたろう)は1989年に週刊少年ジャンプで実施した「第1回GAGキング」に応募し受賞、1990年に週刊少年ジャンプで漫画家デビューします。GAGキングに応募したきっかけは「スタジオジブリの入社試験に落ちた腹いせ」と語っており、奇才・漫☆画太郎(まんがたろう)の漫画の内容そのものな理由です。

腹いせに描いた漫画で受賞してしまうのですから、スタジオジブリとは才能の方向性が違うだけで、別の才能の塊だったと言えます。女の子のイラストはジブリにも通用する可愛さですが、内容はスタジオジブリとは真逆のベクトルを向いているのが漫☆画太郎(まんがたろう)作品です。もしスタジオジブリに採用されていたら、珍遊記やミトコンペレストロイカという迷作は生まれなかったのです。

漫画「地獄甲子園」や過去の短編作品からオムニバス形式にした映画「ババアゾーン」が公開され、2009年にはOVAとして「地獄甲子園」、「世にも奇妙な漫☆画太郎」と「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」がFLASHアニメ作品としてリリースされました。

その後も漫☆画太郎(まんがたろう)は、数々の打ち切り漫画を量産しながらも人気を博し、2013年には漫☆画太郎(まんがたろう)と千葉ロッテマリーンズとの球団コラボグッズ販売・完売が話題になり、芸能人の画太郎風似顔など、漫画家でありアーティスト的な存在となっていきます。

漫☆画太郎まんがたろうの素顔や画像

まんがたろうの自画像

漫☆画太郎(まんがたろう)の自画像は、作中にも頻繁に登場します。基本がベレー帽を被っている状態です。上記の画像では頭髪がありますが、つるりとした丸顔のはげ頭でベレー帽を被っている画像が多めです。そしてなぜか裸にブリーフ一丁にネクタイとなっている画像が多いのが、漫☆画太郎(まんがたろう)の自画像の特徴です。本人の年齢とともに、自画像も少しずつ年を取っている様子が確認されています。

まんがたろうの素顔画像

漫☆画太郎(まんがたろう)のプロフィール同様、メディアに露出が少ないため、素顔もほとんど公開されていません。珍遊記連載中の週刊少年ジャンプでは、当時の新年号の表紙は連載中の漫画家の顔写真が掲載されていたため、漫☆画太郎(まんがたろう)らしき人物の写真が残っています。この写真は「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」の単行本の著者近影にも使われており、写真で見る限りは好青年という印象でした。

その後、週刊少年ジャンプの創刊25周年記念イベント「ジャンプマルチワールド」で、イベントパンフレットの漫画家一覧のページにもまんがたろうの素顔画像が掲載されていたとのことです。その他、1994年には第6回ギャグキング大賞を紹介するコーナーにて、素顔の画像が掲載されていました。

1990年代はジャンプ新春号などで作家の顔写真を見れる機会もあり、当時の漫☆画太郎(まんがたろう)本人の素顔の写真も残っていました。しかし近年は銀魂の空知英秋のように、顔を一切出さない作家も増えているため、漫☆画太郎(まんがたろう)の素顔も謎のままとなっています。

漫☆画太郎まんがたろうの面白い漫画ランキングベスト10

10位:画太郎先生だぁ〜い好き

「画太郎先生だぁ~い好き」は、ビジネスジャンプに連載された「世にも奇妙な漫☆画太郎」のオムニバス短編集です。画太郎ワールドが炸裂する、この世にも奇怪な短編集、一見童話のような表紙をしています。しかしご安心ください表紙だけです。

開けばいつも通りの下品極まりない画太郎ワールドです。画太郎作品おなじみのコピー使いまわし展開や、定番のトラック轢殺もしっかりと格納されています。本コミックスでは、「浦安鉄筋家族」の浜岡賢次とのコラボ作品も入っており、画太郎ワールドにさらにギャグが上乗せした特盛作品となっております。

9位:ミトコン

漫☆画太郎といえば、独特の迫力と気持ち悪さの漂うばばあが思い浮かびますが、実は美少女の絵もうまいのです。珍遊記を描いた人と同じ人物が描いたと思えないくらいの萌えキャラにも定評があり、もともとのセンスと、画力の高さが伺えます。

可愛い女の子キャラの萌えストーリーかと思いきや、ご安心ください、安定の画太郎ワールドです。3人のヒロイン以外は、醜悪で下品なキャラのオンパレードとなっています。ヒロインたちの可愛さと、それ以外の劣悪さのギャップをお楽しみいただける作品です。

8位:地獄甲子園

漫☆画太郎のお届けする外道な野球漫画「地獄甲子園」は、野球漫画の姿をした画太郎ワールドです。ご安心ください。野球漫画と言いつつ、まともな野球はしておりません。無茶なナンセンスギャグの連発で「てめーらにはおしえてやんねー!くそしてねろ!」「まさに外道!」は、話の内容を知らなくてもこのフレーズのある1コマだけは知っていると言う人も多いです。

この地獄甲子園は、漫☆画太郎の打ち切り作家としての伝説を語る上では欠かせない、なんと試合が始まる前に打ち切りになったという伝説の作品です。

7位:漫☆画太郎先生ありがとう―いつもおもしろい漫画を描いてくれて…

漫☆画太郎の初期の漫画短編集が、この「漫☆画太郎先生ありがとう―いつもおもしろい漫画を描いてくれて…」です。長編は苦手と自称する漫☆画太郎ですが、逆に短編は有り余る才能をこれでもかとつぎ込んだ本領発揮の珠玉作ばかりです。本作は、漫☆画太郎が得意とする短編が凝縮されており、漫☆画太郎の魅力を存分に味わうことができます。

漫☆画太郎がスタジオジブリの採用試験に落ちた腹いせに週刊少年ジャンプに投稿し、GAGキングを受賞した作品「人間なんてラララ」や、週刊少年ジャンプデビュー作となった「DRAGON BALL外伝」、珍遊記の番外編の他、2004年に映画化された「ババアゾーン」も収録されており、1冊でも濃厚すぎる漫☆画太郎作品集となっています。

6位:わらってごらん

この「わらってごらん」は、他の作品とは少し趣が異なった作品です。漫画というよりモノクロの漫☆画太郎の画集と言われています。暗い表情をたたえた冴えない中高年の顔があり、「わらって」の一言で、ページをめくると満面の笑顔、という絵が延々と続きます。

漫画と表現するよりは、芸術枠に入れたほうが良いかもしれません。画太郎の手に乗ってはいけない笑ってはいけないと思いつつ、めくると思わず笑ってしまう、そんな1冊です。

5位:つっぱり桃太郎

桃太郎をモチーフに、漫☆画太郎がその後のストーリーを大胆構築した作品が「つっぱり桃太郎」です。桃太郎の2代目のはずなのに、桃太郎という名前ではなく、猿も犬も雉もいない、どこが桃太郎と言っていいのか、ツッコミどころ満載が上等すぎる画太郎ワールドです。

おなじみのババアやどうしようもないグロシーン、定番のコピーの使いまわしなど、漫☆画太郎の定番が盛り込まれた作品です。かつての連載作品と違う点といえば、大きな脱線をしてなかったことになったりはせず、一応ストーリーが存在していました。

4位:まんゆうき

漫☆画太郎が週刊少年ジャンプで珍遊記の連載を終え、2作目の週刊少年ジャンプの連載作品がこのまんゆうきです。珍遊記で、インパクトありすぎるグロ絵とばばあが印象づいていた漫☆画太郎の次の作品として、この美少女が登場し、当時はアシスタントが描いているのではないかなどと勘繰られたこともある作品でした。

しかしふたを開けてみれば、安定の画太郎作品です。可愛い女の子が醜悪な画太郎ワールドの定番のグロ展開にくっちゃくちゃにされる展開が待っていました。読者の期待をいい意味で裏切る天才、それが漫☆画太郎なのです。

3位:罪と罰

漫☆画太郎の新刊と聞いて買ってみれば、表紙が全然違う絵柄で衝撃を受けた問題作が「罪と罰」です。「罪と罰」はロシア文学を代表する文豪フョードル・ドストエフスキーによる長編小説です。今も語り継がれるロシア文学の名作は、主人公の葛藤が複雑で哲学的な側面もあり漫画での表現はとても困難と考えられていました。

しかし漫☆画太郎がそれに挑むと、「罪と罰」原作と一致しているのは主人公が貧乏故に老婆の殺害を企むという設定のみで、あとは全くの別物です。主人公の名前もエビ山エビゾーです。ロージャ・ラスコーリニコフという名前がどこに消えたのか、漫☆画太郎作品故に誰も何も言いません。結局のところ、ロシア文学への敬意など微塵も感じられない、いつもの画太郎ワールドに仕上がっていました。

この漫☆画太郎版「罪と罰」で最も罪深いのは、その表紙です。1巻はまるで本当に「罪と罰」の世界を再現したような、ゴシック風の重厚さを感じる美しいイラストで仕上げられています。ババアとは真逆の美少女イラストも嗜む漫☆画太郎なので、こんな絵も描けるのかと新境地を見た気分になりますが、表紙をめくった扉部分に「Illustration:Enomoto」「カバーイラストはイメージです」の注意書きがあります。

つまり表紙は全くの別人が描いていて、そこから先はいつもの画太郎ワールドでした。看板に偽りありまくりの本作、またいい意味で「やられた!」という気分にさせられます。漫☆画太郎版「罪と罰」2巻の表紙は、1巻とはまた全然違う、かんざきひろによる流行りのラノベ風萌えイラストで、「そう来たか!」という気分にさせられたファンも多かったようです。

そして3巻の表紙は、あの男くささ全開の「バキ」を描いた板垣恵介が表紙を描いています。もうどこに向かっているのかわからない、考えることすら罪深い画太郎版「罪と罰」なのでした。打ち切り作家の名をほしいままにしていた漫☆画太郎ですが、ロシアに怒られそうな「罪と罰」は、なんと打ち切りにならず、見事完結まで描き切られました。

まさに奇跡の1作と言えるものの、その奇跡がドストエフスキーというのもまた漫☆画太郎らしいです。話の顛末は、原作とは全く異なる罪深さなので、勇気のある方はその目でご確認ください。今回のペンネームは漫☆画太郎ではなく、漫F画太郎となっています。

2位:ミトコンペレストロイカ

過去に打ち切りの憂き目にあってしまった作品「ミトコン」、その正統派続編でありセルフリメイク作がミトコンペレストロイカです。ペレストロイカとは、ロシア語では「再構築」「改革」という意味です。かつての週刊少年ジャンプでは受け入れられなかった、美少女がグロ展開の嵐に突き落とされる展開は、青年誌である「コミック@バンチ」を新しいステージにして、パワーアップしました。

青年誌ということで規制緩和により、過激なエロも搭載しています。漫☆画太郎による作画と思えない美少女ヒロインたちが、ばばあに下ネタにグロネタにと、画太郎ワールド全開の過激展開オンパレードです。漫☆画太郎の全てを詰め込んだ集大成のような作品となっています。ひどいけど、いい、ほんとにひどいけど、すごすぎるという言葉がふさわしい、そんな画太郎ワールドがこの「ミトコンペレストロイカ」で楽しめます。

1位:珍遊記

1990年に週刊少年ジャンプで連載がスタートしたのが、伝説的作品「珍遊記 1―太郎とゆかいな仲間たち」です。漫☆画太郎の作品といえば、この「珍遊記 1―太郎とゆかいな仲間たち」を思い浮かべる人が圧倒的に多いようです。30代40代の男性は、この漫画を読んで育ったとは言わないまでも、少年時代に一度は目にしたことがある漫画です。

「西遊記」のギャグ風味リメイク作かと思いきや、脱線を繰り返し全く違う方向に進んでいきます。当時ジャンプで連載されていた看板作ドラゴンボールなどの人気漫画のパロディがこれでもかと登場し、わかりやすい下品さが小学生の男子のハートを鷲掴みにしました。

話の内容はともかく、小さい子が見れば怯えるような迫力ありすぎる絵と無茶な展開、そして話をかき乱すばばあの登場など、奇才・漫☆画太郎の存在感をこれでもかと読者の脳に刻み付けた作品でした。30年近く過ぎた現在でもLINEスタンプやpixivなどでネタとして愛されている珍遊記ですが、実際は連載1年ほどで打ち切りとなっています。

その後2009年から、読者待望の続編「珍遊記2~夢の印税生活編~」が連載されます。主人公は「まんゆうき」の美少女なのですが、山田太郎も登場し、安定の漫☆画太郎作品となっています。

漫☆画太郎まんがたろうの描くばばあのモデル

まんがたろうの描くばばあとは?

漫☆画太郎(まんがたろう)作品といえば、必ず登場するのがばばあです。ばばあというのは、年配の女性への蔑称ではなく、漫☆画太郎(まんがたろう)作品に登場する個性的な老女群の呼称です。漫☆画太郎(まんがたろう)作品には、ばばあが必ず登場します。画太郎作品といえば、一番にこのばばあを思い浮かべる人も多いようです。

幼児が見ればトラウマになるような、ド迫力のばばあのときもあれば、ボケたお茶目さの光るばばあの時もあり、とにかくいろんなパターンでばばあが登場して場を荒らします。少年誌以外でこそ画太郎ワールドのばばあは真骨頂、全裸で登場し、大暴れです。ぽっこりおなかと垂れ下がった胸、シワだらけのボディ、ばばあの魅力がフルスロットルで楽しめます。

各作品で、登場にはいろんなパターンがありますが、怖いながらも憎めない、見慣れてくるとキモ可愛さまで感じてくると定評です。とにかくばばあと画太郎ワールドは切っても切れない関係にあるのです。

ばばあのモデルはまんがたろうの祖母

漫☆画太郎(まんがたろう)作品のいたるところに登場しては、場を踏み荒らしていく存在がばばあです。そんな画太郎ワールドを象徴するばばあですが、実はモデルがいます。ばばあのモデルは、漫☆画太郎(まんがたろう)本人の実の祖母だそうです。漫画に登場する数々のトラウマ級の画像のようなおばあちゃんではなく、漫☆画太郎が自宅で介護していたおばあさんとのことです。

漫☆画太郎が漫画を描き始めた頃には、すでに介護が必要な状態で、そんなおばあさんの姿を見ていたからこそ「せめて漫画の中だけでも」と、愛をこめて元気ではっちゃけたばばあの姿を描いたそうです。少年誌以外になると、下品極まりないばばあですが、不思議といやらしいというより憎めない感じがするのは、画太郎のおばあちゃん愛故なのかもしれません。

ばばあのモデルとなったおばあちゃんはすでに他界されているようですが、画太郎ワールドでは今もばばあが様々なパターンで存在感を巻き散らかしています。

漫☆画太郎まんがたろうが描く芸能人の似顔絵

芸能人の似顔絵①浜田雅功

漫☆画太郎の描いた芸能人の似顔絵画像が話題となりました。きっかけは、人気バラエティ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の、2011年の「絶対に笑ってはいけない○○24時!」です。この番組内で、定番のネタとして浜田雅功の似顔絵が登場します。

そこに燦然と登場したのが、漫☆画太郎の描く似顔絵だったのです。「なつみ生きとったんかワレ」と叫ぶ画太郎テイストたっぷりの浜田雅功の似顔絵は、たちまち話題となりました。pixivでも、この浜田雅功の似顔絵画像ネタがたくさん投稿されています。

芸能人の似顔絵②和田アキ子

画像は、漫☆画太郎が和田アキ子に送った年賀状画像です。和田アキ子を「悪魔すぎるアイドル」として劇画風に描く大物、さすが漫☆画太郎です。年賀状の画像が出た番組は、放送事故のようだと話題になりました。

芸能人の似顔絵③森泉

漫☆画太郎といったらこれと言われるくらい人気の「くろしてねろ」の森泉バージョンです。ファンの間でも「漫☆画太郎先生が本気出したw」と話題になりました。

芸能人の似顔絵④水原希子

バラエティ番組「おしゃれイズム」でも、漫☆画太郎が描いた似顔絵が話題です。水原希子の似顔絵画像は、漫☆画太郎らしさが全開でありながらも水原希子の特徴をとらえています。

芸能人の似顔絵⑤黒田エイミ

バラエティ番組「おしゃれイズム」では、水原希子と一緒に黒田エイミの似顔絵画像も公開されました。文字のセンスが、漫☆画太郎らしさが光り輝いています。

芸能人の似顔絵⑥ピエール瀧

ピエール瀧の似顔絵です。特徴を捉えすぎていて、素直に上手いと言いたくなる画像です。珍遊記の連載が始まった頃、ピエール瀧と石野卓球が珍遊記を絶賛したと言われています。後に、出版された「虐殺! ハートフルカンパニー」は、ピエール瀧が原作で、作画を漫☆画太郎(まんがたろう)が担当しています。

芸能人の似顔絵⑦ライムスター宇多丸

漫☆画太郎が描いたライムスター宇多丸の似顔絵画像です。漫☆画太郎作品定番のよだれと鼻水が、珍遊記臭をぷんぷんさせています。

芸能人の似顔絵⑧京極夏彦

文学界の天才・京極夏彦の似顔絵画像です。とても特徴をとらえていて、似ています。似ていますが、漫☆画太郎らしさが加わって、怪しさが漂う似顔絵になっています。

芸能人の似顔絵⑨二宮和也

人気アイドルグループ嵐の二宮和也も、漫☆画太郎に手腕にかかれば、たちまちあやしげな雰囲気の似顔絵が出来上がりました。似ているような、似ていないような、しかし漫☆画太郎の絵ということはすぐにわかります。

漫☆画太郎まんがたろうの現在

現在①打ち切りが多い?

漫☆画太郎といえば「打ち切り」の名手、打ち切り漫画家と言われるほど、打ち切り作品が多いことでも有名です。突如ネタが降ってきたように話が脱線し、収集がつかなくなってくることもあり、漫☆画太郎の長期の連載作品はほとんどが連載打ち切りの結末を迎えています。その中でも最も有名なのは「珍遊記」と「地獄甲子園」です。

西遊記をモチーフにした「珍遊記」では、旅には出たものの話が脱線しまくって、目標とする天竺まで到着しないままに終了してしまいました。登場人物からあらすじまで、物語全体がかっ飛ばしている「地獄甲子園」は、試合が始まる前に完結するという伝説的作品です。「つっぱり桃太郎」や「ミトコン」も、迷走しすぎて中途半端なところで終わってしまいました。

「樹海少年ZOO1」では、それまで連載してきた単行本数冊分の話を「なかったことに」して、話を仕切り直して再開という、漫画界の常識を覆す珍事もありました。これまでなんでもありの作風が人気を博した漫☆画太郎だからこそ許された顛末と言えます。多くの連載漫画家が恐れる「打ち切り」は、週刊少年ジャンプの人気作品「バクマン。」でも描かれていました。

しかし、漫☆画太郎は打ち切りを恐れません。むしろ積極的な打ち切りの方向に持っていったり、打ち切りをネタにして漫画を終了させてしまうなんてこともありました。それというのも、漫☆画太郎は、連載漫画が苦手なのです。自身の単行本のコメントやインタビューにも、「大の連載嫌い」と語っています。

漫画連載を続けるのは食べるためと割り切って、多くの漫画家が目指す夢の連載は、漫☆画太郎にとっては「食べていくための必要悪」というカテゴリのようです。「仕事を選べるなら、読切作品に限定したい」というコメントには、インパクトのある画像で攻める作風の漫☆画太郎らしさがにじみ出ています。

現在②珍ピースが話題に

打ち切り作家として定評のある漫☆画太郎ですが、2017年9月の週刊少年ジャンプにてその打ち切り最速記録を更新しました。22年ぶりの漫☆画太郎週刊少年ジャンプ復活作品、その名も「珍ピース」です。タイトルのどこからどう見ても、珍遊記の漫☆画太郎臭が漂っており、そしてどう見ても「ワンピース」のパロディです。

ジャンプ編集部からの「お詫び文」とともに、漫画家を目指す少年たちがあこがれるジャンプの連載を、一瞬にして終わらせてくれました。しかしこれは「打ち切りネタ」であって、次の連載への布石だったのです。

現在③星の王子さまの新連載開始?

週刊少年ジャンプで22年ぶりの復活、そして打ち切りと思いきや、それは次の「ジャンプ+」での漫☆画太郎作品の新連載の宣伝でした。2017年の9月から、「ジャンプ+」で連載スタートしたのが「星の王子さま」です。

漫☆画太郎らしからぬインパクトのない可愛いタイトルですが、中身は珍遊記の画太郎ワールドそのものです。「ジャンプ+」はインターネットで無料で読むことができます。過去の漫☆画太郎作品も読むことができるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

漫☆画太郎まんがたろうに関する感想や評価は?

30代40代は、子ども時代に珍遊記を読んで育った世代です。漫☆画太郎ワールドは、時を越えてもその圧倒的な画力と破壊力は変わりません。

打ち切りの名手・漫☆画太郎の「つっぱり桃太郎」は、破壊的な下品さとひどさが、小学生には特にヒットしやすい内容だったようです。打ち切りの憂き目にあったときの、子どもたちの嘆きは相当なものだったようです。漫☆画太郎作品は、打ち切りになってしまうくらいひどい、ひどいけど、面白い、と言われています。

スマホ画面から何かが襲ってきそうな凶悪な画太郎スタンプ画像です。毎年この画像は、クリスマスのためだけに有効利用されるときを待っているようです。画像1つでディープインパクトな画太郎スタンプは、とても人気が高く、珍遊記スタンプ他、様々な漫☆画太郎画像のスタンプが販売されています。

漫☆画太郎まんがたろうまとめ

その絵は一度見たら忘れられない、下品でナンセンス、そして自由すぎるという、まるで嵐のような作風の漫☆画太郎(まんがたろう)について、ご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?漫☆画太郎(まんがたろう)は、長編連載が苦手故に打ち切り作家とも呼ばれ、逆に打ち切りをネタにしてしまうという、才能の塊の持ち主です。

打ち切りが多いため、読んだことはあって、インパクトがありすぎて記憶には残っているけれど、完結したかどうかがわからないと思われる作品が多いという読者も多いようです。完結したかどうか確認するまでもなく、ほとんど完結していません。しかし、それが漫☆画太郎(まんがたろう)という奇才なのだと、納得させられてしまうのです。

表紙詐欺と言われる「罪と罰」や、アシスタントが代理で描いている美少女絵などもその魅力の一つと言えます。他の漫画家はまずやらない、できないことを、正面突破でやり遂げる、それが許されてしまうのが漫☆画太郎(まんがたろう)の最大の魅力なのです。

長編連載を嫌う漫☆画太郎(まんがたろう)ですが、2017年からジャンプ+で連載中の「星の王子さま」は、2019年1月現在も不定期ながら奇跡的に連載が続いています。漫画を通り越して、漫☆画太郎の才能は、すでにシュールレアリスムの世界に達していると評価するファンもおり、今後も捧腹絶倒な天丼ネタ、打ち切りネタを、たくさんの読者が楽しみにしています。

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