2019年01月18日公開
2022年11月11日更新
胡蝶しのぶの強さと人物像は?笑顔の理由と姉・カナエとの関係とは?【鬼滅の刃】
週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『鬼滅の刃』。今回の記事では、この鬼滅の刃に登場するキャラクター『胡蝶しのぶ』について紹介します。胡蝶しのぶは鬼滅の刃の中でも最高峰の実力を持つとされる『柱』の1人として登場しました。今回はそんな胡蝶しのぶの強さや過去、しのぶの姉であるカナエというキャラクターについて解説。同時に、胡蝶しのぶが常に笑顔でいる理由についても触れていきます。
胡蝶しのぶが登場する鬼滅の刃とは?
鬼滅の刃の作品情報
皆さんは週刊少年ジャンプで連載中の『鬼滅の刃』という漫画をご存知でしょうか?2019年4月からアニメが放送されることが決定している人気漫画となっています。今回はそんな『鬼滅の刃』に登場する『胡蝶しのぶ』というキャラクターについて紹介。胡蝶しのぶの強さや、彼女の過去、そして姉であるカナエとの関係等について触れていきます。
胡蝶しのぶについて詳しく触れていく前に、鬼滅の刃という作品についてまずは見ていきましょう。鬼滅の刃は2016年から週刊少年ジャンプで連載が開始となった漫画作品です。連載開始当初はあまり注目を浴びていなかったようですが、そのストーリー性やキャラクターの魅力等から連載を重ねるごとに話題となり、2018年11月時点で単行本累計発行部数が3000万部を突破する人気作品となりました。
鬼滅の刃のあらすじ
連載を重ねるごとに人気作となった鬼滅の刃。ここからは鬼滅の刃のあらすじについて紹介します。鬼滅の刃の主人公は『竈門炭治郎(かまどたんじろう)』。炭売りの家庭に生まれた少年で、貧しいながらも家族に囲まれて幸せな日々を送っていました。そんな炭治郎ですが、隣の村に炭を売りに行ったある日、仕事が長引いてしまった為にその村で1泊することに。翌日自宅へと戻りますが、そこにあったのは家族の惨殺遺体でした。
唯一息のあった妹『禰豆子(ねずこ)』を医者に診せる為に村へ向かいますが、その禰豆子は人を喰らう『鬼』へと変貌。他の家族と共に襲われた際に、体に鬼の血が入ってしまったのです。禰豆子に襲われ炭治郎が必死に抵抗していると、冨岡義勇(とみおかぎゆう)という、鬼を狩る部隊『鬼滅隊』に所属する青年剣士が現れます。
冨岡は禰豆子を退治しようとしますが、その最中に鬼と化した禰豆子が炭治郎を庇う仕草を見せた為、それを中断。剣を収めた冨岡は、炭治郎に『鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)』という人物を訪れるよう指示します。鱗滝は鬼を狩る術を教える『育手(そだて)』であり、炭治郎を鬼殺隊に入隊できるよう2年間訓練を課しました。
過酷な試験を通過し、鬼殺隊員となった炭治郎は、鬼になってしまった禰豆子を人間に戻す方法を見つけるため、鬼殺隊員として生きていくこととなります。
胡蝶しのぶの強さ
胡蝶しのぶの強さ①最高位の柱
ここまでで『鬼滅の刃』の作品概要・あらすじについて紹介しました。ここからはいよいよ『胡蝶しのぶ』というキャラクターについて紹介していきます。まず胡蝶しのぶの強さについてですが、彼女は鬼殺隊の中でも最高の実力を持つと言われている『柱』に相当する人物として登場しました。胡蝶しのぶの地位は『蟲柱』。鬼を狩る為の剣術『蟲の呼吸』を使う剣士の中でも、最高位に立つ人物となっています。
胡蝶しのぶの強さ②鬼の頸を切れない
蟲柱として、鬼殺隊の中でも最高位に立つ胡蝶しのぶですが、同時に彼女は、同じ立場の『柱』に立つ人物の中では唯一鬼の頸を切ることができない人物でもあります。頸を切ることができないのは、その小さな体躯と、腕力の無さが原因。鬼は通常頸を切らないと倒すことができませんが、胡蝶しのぶは「鬼を殺す毒」を開発し、それを刀に仕込んで用いる事で鬼を狩っていきます。
胡蝶しのぶの強さ③蟲の呼吸 戯れ
『柱』の中では唯一、鬼の頸を切り落とすことができない胡蝶しのぶですが、その強さは本物だとされています。胡蝶しのぶがどのように鬼と戦うかについては既に触れていますが、鬼との戦闘シーンでは、鬼を瞬殺した描写がなされていました。その際胡蝶しのぶが使用したのは『蟲の呼吸 蝶の舞 戯れ』という技。対立した鬼には見えない程素早く剣を繰り出す技となっています。
胡蝶しのぶの人物像
胡蝶しのぶの人物像①初登場のセリフ
ここまでで胡蝶しのぶの強さについて紹介してきました。ここからは胡蝶しのぶというキャラクターがどのような人物なのか、その人物像について迫っていきます。胡蝶しのぶは初登場時、ファンからは「かなり穏やかな性格の人物では?」と噂になっていました。その理由が、初登場時のセリフだとされています。
胡蝶しのぶは初登場時「人も鬼もみんな仲良くすればいいのに」と発言しています。鬼は人を喰らう生き物として描かれている『鬼滅の刃』の中で、こうした発言をするキャラクターは極めて珍しい為、ファンの間で胡蝶しのぶは穏やかな性格をしているのでは、と推測されたようです。
胡蝶しのぶの人物像②いつも笑顔
胡蝶しのぶという人物の特徴には「いつも笑顔である」という事もあげられます。後述しますが、胡蝶しのぶというキャラクターは時折過激なことも口にしますが、そういった際にも笑顔を絶やすことはありません。また、鬼と対立した時でさえ笑顔を保っていることがほとんどです。こういった「いつも笑顔」というのも胡蝶しのぶというキャラクターの特徴となっています。
胡蝶しのぶの人物像③サイコパス?
胡蝶しのぶというキャラクターについては「サイコパスなのでは?」という意見をもったファンもいるようです。その理由としては、初登場時に「人も鬼も仲よくすればいいのに」という発言をしておきながらも、実際に鬼が命乞いをした際には「人間を何人殺したのか」と問いかけ、「殺した人の数だけ、拷問を行う」と宣言することがあげられるようです。
拷問を行おうとするのは「人の命を奪っておきながら、何の罰もないなら殺された人が報われないから」という、きちんとした理由があるのですが、その拷問宣言でさえも笑顔で行ってしまうので、一部のファンからは「サイコパスなのでは?」と思われているようです。
胡蝶しのぶの人物像④本来は勝気で男勝り
常に笑顔で丁寧な話し方をする胡蝶しのぶですが、元々は異なった性格をしていたようです。単行本に収録されている番外編では、胡蝶しのぶの姉であるカナエの姿と共に昔の胡蝶しのぶの姿も描かれていますが、その時描かれた胡蝶しのぶは、穏やかというよりは勝ち気で男勝りな性格でした。表情も険しく、笑顔でもありません。実は胡蝶しのぶが現在の性格や表情になったには理由がありますが、こちらの理由については後述します。
胡蝶しのぶの人物像⑤隊服を燃やす
胡蝶しのぶの性格が、本来勝ち気で男勝りであったというのは、既に紹介しました。この本来の性格が垣間見えるエピソードが、番外編以外にもコミックスに描かれています。下の画像は胡蝶しのぶと同じく、『柱』の立場にいる『甘露寺蜜璃(かんろじみつり)』というキャラクターなのですが、こちらのキャラクターが来ている隊服は胸元がはだけ、更に丈もかなり短いものとなっています。
実はこの服は、鬼殺隊の隊服を作る1人が「女性の隊服はこれ」と騙して甘露寺に着せたものなのですが、この隊服を作った人物は胡蝶しのぶにも同じものを作っていました。しかしながら胡蝶しのぶはこの隊服を受け取った際、隊服作成者の前で、受け取った隊服に油をかけて燃やしてしまっています。
胡蝶しのぶの人物像⑥富岡との関係
胡蝶しのぶは、炭治郎の恩人且つ同じく『柱』の立場にある冨岡義勇と一時的に対立したことがあります。その理由は、冨岡義勇が禰豆子を庇った為。その際のセリフが下の画像にある「鬼とは仲良くできないって言ってたくせに何なんでしょう」「そんなだからみんなに嫌われるんですよ」というものです。このやりとりは鬼滅の刃のファンの間で「この2人仲が悪いのでは?」と話題になりました。
一見険悪にも見える2人ですが、コミックスに収録された情報によると、胡蝶しのぶは冨岡義勇のことを「天然ドジっ子」と見なしているそうです。上記のシーンで胡蝶しのぶが怒ったような様子を見せたのも「冨岡さんが危ない」と思って駆けつけたところを、冨岡自身によって邪魔された為にムッとしてしまったのだと解説されていました。いまいち噛み合っていない2人ですが、決して仲が悪いということではないようです。
胡蝶しのぶの笑顔の理由は姉のカナエにあった?
カナエはしのぶの姉
ここまでで胡蝶しのぶの人物像について紹介してきました。そこで触れたとおり、胡蝶しのぶは昔に比べると、性格や表情が変わったとされています。実はこの性格や表情の変化には、とある人物が大きく関わっていることが明らかにされました。そのとある人物とは、胡蝶しのぶの姉にあたる胡蝶カナエというキャラクターです。
『鬼滅の刃』の本編で胡蝶しのぶは、姉であるカナエの事を「最愛の姉」と語っており、仲が良かったことを伺わせています。また胡蝶しのぶの過去が描かれていた番外編でも、しのぶが姉のカナエを大切にしていた様子が描かれていました。
カナエは鬼に殺される
胡蝶しのぶの性格や表情の変化に大きく関係している、姉のカナエ。では、一体どのように関係しているのでしょうか。実はしのぶの姉であるカナエは、物語本編では既に故人となってしまっています。しのぶの姉であるカナエも、しのぶと同じく鬼殺隊だったようですが、鬼を憐れむ情け深い性格をしており「人間と鬼が仲良くする」ということを夢見ていました。しかしながら、騙し打ちにあい、鬼の手によって命を落としてしまったのです。
しのぶの笑顔の理由はカナエの願いだった
騙し打ちにあい、鬼の手によって命を落としてしまった、しのぶの姉・カナエ。瀕死の状況に陥った彼女が願ったのは、しのぶが鬼殺隊をやめて、普通に生きていくことでした。しかしながらしのぶはそれを拒否。姉の仇を討つと決意しますが、それと同時にカナエが「好き」だと語っていた笑顔を絶やさないように、そして姉が目指していた「人間と鬼が仲良くなる」という夢を現実にするため、奮闘するようになったのです。
しのぶは炭治郎に想いを託す
「鬼と仲良くする」という意志を姉から受け継いだしのぶですが「少し…疲れてしまって」と語っています。しのぶはコミックス6巻で、鬼は保身のために嘘を吐き、本能のままに人を殺すことがほとんどである為、心の奥底に「どうしようもない嫌悪感」を抱いたしまったのだとも話していました。その為、人を殺さない鬼である禰豆子と、そんな妹と一緒に鬼を狩る炭治郎に想いを託すことを選んだようです。
胡蝶しのぶに関する感想や評価は?
鬼殺隊の中でも最高位としての強さを持ち、同時に悲しい過去を持つ胡蝶しのぶ。そんな胡蝶しのぶは、『鬼滅の刃』のファンからは一体どのように評価されているのでしょうか?ここからは胡蝶しのぶについて、ファンからの感想や評価について紹介していきます。
胡蝶しのぶかわいいのだ
— 姫路城の妖怪 (@ohayomachine03) January 11, 2019
まず多かったのは「かわいい」という感想です。絵柄からも可愛いと評価されることの多いしのぶですが、実際『鬼滅の刃』の中でもかなり可愛らしい容姿をしているらしく、同じく鬼滅の刃に登場する女性好きなキャラクター『我妻善逸(あがつまぜんいつ)』からは「顔だけで飯食っていけそう」とまで評価されています。『鬼滅の刃』の世界の中でも、現実世界でも胡蝶しのぶは人気者のようです。
姉の死以降で心の底から浮かべた笑顔は無いのかもしれないけれど、それでも人を安心させるためにどんな激情の中でも笑顔を作ることができる胡蝶しのぶさんが好きだから生き永らえて欲しい……
— あんみつ🍒 (@_AN_MITSU) January 8, 2019
次に多かった意見は「好きなキャラクターだから生きながらえて欲しい」というものでした。胡蝶しのぶの登場する『鬼滅の刃』という物語では、数多くの人間が命を落とします。ネタバレとなってしまいますが、しのぶと同じく『柱』であった人物も、既に物語の中で命を落としてしまっています。その為「しのぶが死なないか心配」という声が数多く上がっています。
胡蝶しのぶさん強く生きてほしい
— 玄米 (@dc_galla) January 7, 2019
また、しのぶの過去を知って「強く生きて欲しい」という感想も。鬼に対してどうしようもない嫌悪感を抱きながらも、最愛の姉の意志を継ぐために鬼と仲良くなる方法をさぐりながら、更に笑みを絶やさないというしのぶの心情を慮っての感想となっています。とても厳しい生き方を選んだしのぶを、応援したいというファンも少なくないようです。
胡蝶しのぶの強さと人物像まとめ
今回の記事では『鬼滅の刃』に登場する胡蝶しのぶの強さと人物像についてまとめてみました。最愛の姉が鬼の手によって殺されてしまうという、悲しい過去をもつしのぶ。しかしながら、しのぶは姉の意志を継ぐため、笑みを絶やすことなく「鬼と仲良くする方法」を探り続けているようです。
こうしたしのぶの生き方は、ファンの心を打ったようで、「しのぶが好きになった」「しのぶの生き方を応援したい」というファンの意見が数多く見られました。
そんな胡蝶しのぶが活躍する『鬼滅の刃』ですが、2019年1月現在も週刊少年ジャンプで好評連載中。更に、2019年4月からはアニメが放送されることが決まっています。また、週刊少年ジャンプでは『鬼滅の刃』のボスとされる鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)との戦いが大きな盛り上がりを見せています。
この記事を読んで、少しでも「胡蝶しのぶ」というキャラクターに興味を持った方は、是非1度『鬼滅の刃』という物語を読んでみて下さい。今回紹介したしのぶ以外にも、まだまだ魅力的なキャラクターが登場するので、『鬼滅の刃』に夢中になれるかもしれません。