漫画切子の最終話の結末が衝撃的！ラストの意味やあらすじ・感想をネタバレ

漫画「切子」の原作者は漫画家の本田慎吾先生です。別冊漫画ゴラクにに掲載されていました。本田慎吾先生の作品は他にも「脳内格闘アキバシュート」や「ハカイジュウ」等があります。今回ネタバレしていく「切子」には続編で「切子・殺（キリコ・キル）」も週刊漫画ゴラクに掲載されました。

漫画「切子」あらすじネタバレは、中学の同級生達それぞれに1通の手紙が届きます。差出人はｋとだけ記載されていました。それは15歳で自殺をした奥村切子の17回忌を一か月後に控えた頃でした。卒業生は自殺した切子も含めて7人です。廃校になった中学に集まった6人は教室で同窓会を始めます。それぞれがクラスのアイドル的存在だった切子を偲んで思い出話を始めます。

漫画「切子」あらすじネタバレは、それぞれが切子の話をしていきます。あんな天使な中学生見たことねーよ！切子に何十回も告白してふられ続けた者もいました。もし切子が生きていたら芸能人になっていたに違いない、奥村切子は誰よりも輝いていたから。そして、そんな切子が自殺をするはずが無いともみんな考えていました。

漫画「切子」のあらすじネタバレは、6人の中に招待状を送ったｋはいませんでした。中三の夏に橋から飛び降りて自殺した切子の死の原因は何なのか？6人は考えますが遺書は無く、何よりあれだけ可愛くて成績も良く、皆から慕われていた切子が自ら死を選んだ理由が分かりません。6人は内心切子の死の真相を解明したいと考えて集まった来たのでした。

漫画「切子」のあらすじネタバレは、集まった6人はそれぞれ自分の近況を報告しあいます。理緒は東京のキャバクラでNo1キャバ嬢。和哉は結婚して2人目の子供が生まれたばかり、ITで起業して社長をしています。良介は、自分はしがないサラリーマンと控えめに報告します。

みずほは保険会社の営業、英孝は小説家の卵で阿川賞にノミネートされていると報告します。最後に遅れて到着した政雄はミュージシャンとなり世界中を旅しています。それぞれは現在は成功して毎日を過ごしているようです。

漫画「切子」のあらすじネタバレは、和哉がトイレに行く途中、教室の椅子に座っている切子を見かけますが、もう一度見直すと誰もいませんでした。和哉は飲みすぎて酔ったせいだと考えトイレに行くと理緒がいました。理緒は色仕掛けで和哉に復縁を迫りますが、31歳になったキャバ嬢がNo1のはずが無いだろう、金に目がくらんだ色仕掛けには乗らねーよと言って冷たく突き放します。

自分の嘘を見抜かれ、和哉に拒否された理緒がトイレでたばこを吸いながら和哉の態度に腹を立てていると、誰かがトイレに入ってくる音がします。理緒が気味悪いなと思っている所に便器から手が伸びてきて、その手に殺されてしまいます。

漫画「切子」あらすじネタバレは、理緒の悲鳴を聞いた5人はトイレに向かいます。そこには首を切断された理緒の死体がありました。5人は自分たち以外の何者かが学校にいて、切子の自殺の事で復讐をしているのではと考え学校から逃げようとします。しかし、途中の道は土砂崩れで行き止まりとなり、携帯の電波も届きません。学校は孤島となってしまいました。

5人は教室に戻ると停電します。それぞれは招待状の送り主Kが犯人で、そしてKは切子本人なのではと考えます。良介と正雄は停電を解消するため配電盤を探しに教室をでます。配電盤を探す途中で正雄は良介とはぐれてしまいます。すると音楽室からピアノの音がして、中を覗くと切子がピアノを弾いていました。正雄は恐怖の中で歌を歌いますが切子が襲い掛かってきます。

漫画「切子」のあらすじネタバレは、正雄はグランドピアノの上で殺されていました。その様子は人間が殺したものとは思えない状態でした。残った4人は切子の自殺の真相を知るために、案内状に記載されていたタイムカプセルを掘り起こして真実を確かめようとしますが、4人は意見の違いから口論になります。フッと窓の外を見ると切子がいました。4人は慌て廊下に逃げます。

4人が振り向くと切子は化け物のような姿で、「りょうすけ」と言いながら追いかけてきます。和哉は良介に切子は良介を追ってきたのだから生贄になれと言い、2人はつかみ合いの喧嘩を始めます。その時、今まで何も意見を言わなかった英孝がもう諦めようよ3人に言います。

漫画「切子」最終話の結末ネタバレは、英孝はさらに、いっそのこと全員切子に殺されればいいと発言します。その後ろには切子が迫ってきていますが、英孝は自分は切子には殺されないと考えているようです。

漫画「切子」の最終話の結末ネタバレは英孝がそう考える理由は、みんな成功して幸せ自慢しているけど嘘ばかりで、君らが死んで困る人間は誰もいないと言い放ちます。理緒はキャバクラでまともに客もつかず枕営業をしてクビになっていました。正雄は創作活動とは言っていますが、親の老後の資金を食いつぶしているだけ。和哉が経営していた会社も倒産してDVが理由で離婚していたのです。

そして英孝はこの同窓会の招待状の送り主Kは自分だと白状します。英孝のペンネーム桐島のKだと。英孝は、切子を死に追いやった同級生たちに悔い改めてもらうために招待状を送ったのだと告白します。自分の小説を理解されないのは編集者の目が節穴だと自分の不運を嘆きます。自分の小説を面白いと言ってくれたのは切子だけで、切子だけが自分の理解者だと思っていました。

漫画「切子」の最終話の結末ネタバレは、英孝は昔から僕たちの心は繋がっていたと切子に語りかけますが、切子は英孝を殴り英孝はバラバラになって死んでしまいます。また逃げ回っている時に和哉が当時の事を話します。英孝はイジメの標的を自分から切子に移した本人なのに切子が許すはずが無い、良介だってと言いかけた時、和哉は切子につかまり食われてしまいます。

漫画「切子」最終話の結末ネタバレは、2人になってしまった良介とみずほは教室に逃げ込みます。逃げ込んだ教室でみずほは当時の事を話し始めます。みんな殺されても仕方が無い、それほど酷いイジメを切子にしていたのだから、自分も切子へのイジメを見てみ見ぬふりをしていたのだから同じだと。そして切子へのイジメを助けたのは良介だったと。

それから切子はいつでも良介の後をついていくようになったよねとみずほは話しましたが、その言葉が良介には理解できません。切子がイジメを受けていてそれを自分が助けたという事実を良介は受け入れられず、2人は答えを探すためにタイムカプセルを掘り起こしに向かいます。

漫画「切子」最終話の結末ネタバレは、タイムカプセルを開けるとガラクタばかりの箱の中に1枚の集合写真が入っていました。それを見た良介は知らない奴が写っていると驚愕します。良介が知らない奴と言った子をみずほが見てみるとそれが切子でした。タイムカプセルの中には切子が書いた手紙も入っていました。

手紙は2枚あり、1枚には全員死ねと便せん一杯に書いてあります。後の1枚は良介宛でバケモノでごめんねとだけ書いてありました。その言葉を見た良介に当時の本当の記憶がよみがえってきます。当時、切子は4人から酷いイジメを受けていたこと。それを助けた良介は切子に付きまとわれ、みんなから付き合ってるんだろと冷やかされ切子が鬱陶しくなります。

漫画「切子」最終話の結末ネタバレは、ある日、良介は切子に苛立ちいい加減離れろよ、このバケモノと突き放します。後日、橋の上で良介と切子が出会います。すれ違いざまに切子はバケモノでごめんねと良介に言いますが、良介は切子を突き飛ばしてしまい切子は橋から転落して死んでしまいます。良介は自分が切子を殺してしまったことを全て思い出します。

良介は自分が切子を殺してしまった罪悪感から、切子をアイドル的に記憶の上書きをして都合の悪い記憶に蓋をしていたのでした。全てを思い出した良介はみずほだけは助けようとしますが、巨大化した切子が2人を追いかけます。良介は巨大化した切子にこれからはずっと一緒にいよう、お前の世界に連れて行ってくれ、そのかわりみずほは助けてほしいと訴えます。

漫画「切子」のラストは、気が付くと夜が明けて雨も上がっていました。校舎は土砂で倒壊し、4人の死も土砂に押しつぶされた事故死として処理されました。切子の痕跡は何一つ見つかりませんでした。一か月後みずほとは連絡が取れなくなっていました。

良介は生き生きと仕事をしていましたが、会社の窓から良介を見つめる切子の姿が有りました。切子は2人を許したのでしょうか？他にも気になる部分がありますので考察していきます。

漫画「切子」は、気になる部分がいくつか有ります。良介がこれからはずっと一緒にいよう、お前の世界に連れて行ってくれと言い、その後2人は助かり朝を迎えますが、切子が2人を許したのでしょうか？ただ、全てが収まったように思われた最後に切子の巨大な目が良介を見たいたのには、他の意味が込めれれているのかもしれません。

漫画「切子」の良介が切子の世界に連れて行ってくれと言った言葉がその通りになったのではないかとも考えられます。良介が切子の世界に行ったので、飼われているペットの様に切子が巨大な目で見守っているのかもしれません。

良介の会社の同僚が良介は鬱病だったと話すシーンがあるので、過去の嫌な記憶に蓋をしたい良介の幻想かもしれないと考えることもできます。

漫画「切子」のラストではみずほと1週間連絡が取れていないが、きっと忙しいんだろうなと良介は思っていますが、果たしてそうなのでしょうか？仮に良介が切子の世界に行ったのならみずほとは別の世界なので連絡が取れないし、仮に幻想ならそもそも同級生たちとは会って無いので連絡が取れないと考えられます。

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漫画「切子」の本当のラストはどうなるのか、読者それぞれの感想や評価、推測することが出でくることでしょう。ここでは切子を読んだ方々の感想や評価を紹介していきます。

漫画「切子」の感想はただのスプラッターでは無く、切子の死になぞられて惨殺されていくストーリー性も高評価です。他にも「完全にB級漫画と思ったが、意外と構成や複線改修がきっちりしていた」等ストーリーを評価する感想も多く寄せられています。

漫画「切子」の感想はとにかく怖いという感想が多くまた、スピード感があり読みやすいという感想も寄せられています。ストーリーでは「本物のバケモノになる前のバケモノでごめんねが一番怖い謎のホラー」「恐怖よりも真相が気になり読んだ、面白かったけど切子本当に可哀想だったな」とただのバケモノでは無い悲しさに感想を持つ読者も多いようです

漫画「切子」の感想は、「日本社会の闇を始末する新しい漫画」と社会性を評価する感想も寄せられています。

漫画「切子」のあらすじや結末をネタバレしていきましたが如何でしたでしょうか？とにかく怖いという評判のサスペンスホラーですが、イジメをテーマにした漫画なので考えさせられる部分も多いでしょう。ラストのシーンではまだ続きが有るような余韻もあります。とにかく怖い漫画「切子」をぜひ読んでみてください。