ふつつか者の兄ですがの全6巻のあらすじネタバレ!最終巻の感想は?【日暮キノコ】

漫画「ふつつか者の兄ですが」の主人公・志乃には引きこもりの兄がいます。志乃は兄の存在を隠して一人っ子を装っていますが、兄が突然引きこもりを止めると言うところから物語が動き出します。漫画「ふつつか者の兄ですが」は日暮キノコ作で、全6巻の単行本が出ています。ここでは「ふつつか者の兄ですが」のあらすじを結末までネタバレで紹介し、この作品の魅力にも迫りました。また、読者の感想や評価も見ていきます。

ふつつか者の兄ですがの全6巻のあらすじネタバレ!最終巻の感想は?【日暮キノコ】のイメージ

目次

  1. ふつつか者の兄ですがとは?
  2. ふつつか者の兄ですがの1~5巻までのあらすじネタバレ
  3. ふつつか者の兄ですがの6巻・最終回結末ネタバレ
  4. ふつつか者の兄ですがの魅力
  5. ふつつか者の兄ですがの6巻まで読んだ感想や評価は?
  6. ふつつか者の兄ですがのあらすじネタバレまとめ

ふつつか者の兄ですがとは?

漫画「ふつつか者の兄ですが」は引きこもりの兄と、その兄の存在を隠している妹の物語です。父と兄と3人で暮らす妹が、兄との関係に悩みつつ、自身の恋愛や進路、家庭のことで奮闘する姿が描かれています。深刻になりがちなテーマですが、コメディタッチの物語となっています。この作品は、作者の日暮(ひぐらし)キノコの兄が引きこもっていたということで、自身の経験を基に描いています。

物語は、4年間引きこもっていた兄が、突然引きこもりを止めると宣言するところから始まります。ほとんど会話のなかった兄に対して最初反発していた妹は、兄とどのように関わっていくのでしょうか?ここでは漫画「ふつつか者の兄ですが」全6巻のあらすじを、1巻から6巻の結末までネタバレで紹介し、漫画「ふつつか者の兄ですが」の魅力について迫ります。また、この作品の感想や評価も見ていきます。

ふつつか者の兄ですがの作品情報

日暮キノコの漫画「ふつつか者の兄ですが」は引きこもりの兄と、その妹の物語です。兄が引きこもっていることを知られたくない妹は、学校では一人っ子として振舞っています。この漫画は講談社の「月刊モーニングtwo」で、2015年の5月号から連載が始まり、2017年の8月号で結末を迎えました。単行本(モーニングKC)は全6巻となります。

ふつつか者の兄ですがの作者

漫画「ふつつか者の兄ですが」の作者は、日暮(ひぐらし)キノコです。日暮キノコの漫画家デビューは、2005年です。2012年には漫画「喰う寝るふたり 住むふたり」というヒット作があります。この作品は2014年に小西真奈美主演でドラマ化されました。作品は他にも2013年に週刊ヤングマガジンで「モンクロチョウ」を発表しています。

ふつつか者の兄ですが / 日暮キノコ - モーニング公式サイト - モアイ

ふつつか者の兄ですがの1~5巻までのあらすじネタバレ

漫画「ふつつか者の兄ですが」のあらすじを6巻の結末までネタバレで紹介します。主人公田処志乃(たどころしの)は高校2年生です。志乃の兄・保は4年間、引きこもっていました。妹はそんな保を隠すため、学校では一人っ子を装っています。ある日、保が引きこもりを止めると言いました。果たして志乃は、どのような対処をするのでしょうか?それでは「ふつつか者の兄ですが」全6巻のあらすじを結末までネタバレで見ていきます。

ふつつか者の兄ですがの1巻のあらすじネタバレ

田処志乃は、母が家を出ていったので、父親と引きこもりの兄・保と3人で暮らしています。志乃は、引きこもりの保が恥ずかしいので、学校では一人っ子を装っています。志乃は、保が突然外の世界に出て行こうとするのを、迷惑だと怒りました。それでも保は志乃のために弁当を作り、そこに志乃が小さい頃食べたかったウサギのリンゴを入れました。保は覚えていてくれたのです。志乃はそのことを少し嬉しく思います。

志乃が病気で学校を休んだことがきっかけで、保のことを友人に知られてしまいました。志乃は、いつまでも嘘をついていることはできないと思い、友人のサキに保のことを打ち明けました。するとサキは、あっさりと受け入れてくれました。バイトを探すと言う保に、志乃は一緒に履歴書の写真を撮りにいこうと誘いました。

ふつつか者の兄ですがの2巻のあらすじネタバレ

志乃のバイト先に、志乃が憧れている夏井が入りました。夏井は志乃に、前から好きだったと告白しました。二人は付き合うことになりました。志乃は保のことを話しました。夏井は受け入れてくれました。しかし夏井は、志乃の家に遊びにきたとき、夏井は保のことを悪く言いました。それを聞いた志乃は悲しくなりました。バイトを始めた保は、稲葉三千代(みっちょ)と出会いました。保は一目でみっちょを好きになりました。

ふつつか者の兄ですがの3巻のあらすじネタバレ

みっちょは、保のバイト先の先輩姫野の元カノでした。みっちょは今でも姫野が好きです。そのことを知った保は、みっちょと姫野が再び交際することになったのを、自分の気持ちを抑え、祝福します。志乃は保のそんな姿を見て、保の純粋さに感動します。保は姫野に夢を聞かれ、ボクサーと答えました。志乃は夏井と仲直りし、交際は順調です。そんな中、バイト帰りに事故を起こした志乃は、母親から両親の離婚を知らされました。

ふつつか者の兄ですがの4巻のあらすじネタバレ

夏井は、事故で入院した志乃を毎日見舞います。志乃は次第に夏井を負担に感じ、夏井もまたそんな志乃の気持ちに気づきます。サキに愚痴を言う夏井。保は、友人の山岡聖司と再会しました。聖司はボクシングをしていて、保は聖司にジムに連れていってもらいます。そこで刺激を受けた保は、自分のせいで両親のケンカが絶えなくて、妹も父親との関係が悪くなったりで、自分が変わらなければいけないと聖司に涙ながらに語りました。

一方、サキと夏井が急速に接近し始めました。二人のキスを保が目撃してしまいます。自分が志乃に話すからと保に口止めするサキ。サキから聞いた志乃はショックを受けますが、夏井との交際はなんとなく続けますが、志乃は精神的にまいってしまい、学校を休みがちになります。夏井は志乃に「俺と別れたい?」と聞きました。志乃は答えません。夏井の想いはサキへと傾いているようです。

ふつつか者の兄ですがの5巻のあらすじネタバレ

志乃はクリスマスの夜、とうとう夏井と別れました。ジムに通う保は、女子大生エリナにキスされたりと、充実した毎日です。保の楽しそうな様子に、志乃はイライラします。保はサキと偶然会い、サキが後悔していることを感じ、保は志乃にサキのことを話します。夏井とサキのことについて、まだまだ混乱している志乃は、辛い気持ちを誰かに聞いて欲しくて、母親を訪ねました。

母に叱咤激励された志乃は、ヘアメイクアーティストをしている母のアシスタントをすることになりました。夏井が志乃を訪ねてきて、前のように戻れないか?と志乃に言いました。しかし志乃は、もう過去を振り返りたくない、前に進みたいと言い、断りました。一方、保は必死にエリナに気にいられようとしますが、結局ふられてしまいました。

ふつつか者の兄ですがの6巻・最終回結末ネタバレ

ここまで「ふつつか者の兄ですが」のあらすじを、1巻から見てきました。ここからはいよいよ「ふつつか者の兄ですが」の6巻のあらすじを、結末までネタバレで紹介していきます。

6巻ネタバレ:第26話「破れぬ夢をひきずって」

保は、引ったくりにあった女性のバッグを、犯人から取り戻してあげました。その女性の名は幸(ゆき)で、拓人という息子がいるシングル・マザーです。その縁で、保は9歳も年上の幸と付き合うことになりました。しかし、大人の女性との付き合いは難しく、結局幸とケンカをしてしまいます。保は、俺の世界はやっぱりこの部屋だけかと、すっかり落ち込んでしまいました。

電話で志乃に泣きついた保です。志乃はそんな保に厳しく言いますが、4年間、人との接触を避けてきた保にとっては、大変なことが多いのだろうと感じました。幸は、保のバイト先にも顔を見せなくなりました。ますます落ち込む保は、今にも引きこもりに戻ってしまいそうです。そんなとき、聖司のボクサー引退の試合を見ていた保は、様々な感情が溢れ出てきて、いつのまにか立ち上がっていました。

6巻ネタバレ:第27話「道」

試合の後、聖司に会った保は興奮が冷めません。熱心に試合について語る保に「プロのリングに上がれ」と、聖司は言いました。聖司に指導してもらうことになった保。そんな保は、幸のことがずっと気になていますが、メールを送ることもできずにいました。志乃の学校の文化祭で、志乃はファッションショーのヘアメイクを担当することになりました。サキがショーのモデルに志願しました。

サキがモデルに志願したのは、ヘアメイクをする志乃ともう一度話したかったからです。サキと話すことができた志乃は、過去を振り返らず生きていこうと決意します。その夜志乃は、卒業したら家を出ることを保に告げました。志乃は、いつまでも4年間を引きずっていないで、これからは前を向いて欲しいと保に話しました。

6巻ネタバレ:最終回「田処兄妹」

1年半が経ちました。メイク学校を卒業した志乃は、母のアシスタントとして働いています。一方、保はキックボクシングのプロデビュー戦に挑むことになりました。観戦に駆けつけた志乃を待っていたのは、サキと夏井です。保の計らいによって志乃はサキと夏井と共に試合を観ることになりました。試合開始となり、保が汗を光らせ戦っている姿に志乃は泣けてきました。保はデビュー戦を見事勝利で飾りました。

試合の開始時間を間違えていた幸は、保に「おめでとう!」と声をかけました。幸が試合に来ていなかったことに落ち込んでいた保は嬉しくて、今度は幸さんと拓人に勝つ姿を見せたいと言いました。そして一緒にご飯も食べたいし、ピクニックも行きたいし、などと幸に話しかけます。幸は、これからずっと一緒に居よう、改めてよろしく、と保に言いました。保は「こちらこそ、ふつつか者の僕ですが」と答えました。

ふつつか者の兄ですがの魅力

ここまで「ふつつか者の兄ですが」のあらすじを、6巻の結末までネタバレで紹介してきました。ここからは「ふつつか者の兄ですが」の魅力について見ていきます。

ふつつか者の兄ですがの魅力①引きこもり兄を持つ妹

長い間引きこもっていた兄・保が突然引きこもりを止めると宣言。兄の存在を隠し、一人っ子だと嘘をついてきた妹・志乃は反発します。しかし志乃は、必死に社会に馴染もうと努力する保を見ているうちに、いつしか温かく見守るようになりました。志乃は恋人もでき、充実した学校生活を送っていましたが、恋人と友人の裏切りや、両親の離婚を経験するうちに保を思いやるようになり、保の存在に感謝する気持ちが芽生えます。

ふつつか者の兄ですがの魅力②性悪女

中学を卒業後4年間引きこもっていた保は、非常に純粋なところがあり、女の子をすぐに好きになりますが、バイトで出会ったみっちょには、みっちょが元カレに振り向いてもらうための道具として利用されました。また、女子大生エリカを好きになった保は、エリカの積極的なアピールに押されっぱなしで、あげくに一方的に捨てられました。他にも色んな女の子を好きになりますが、散々な目に遭いました。

ふつつか者の兄ですがの魅力③家の外の希望

4年間という引きこもりを経て、保は外へ出ていこうと決意します。社会との空白期間が長ければ長いほど、復帰することは難しく、社会はそんな保をなかなか受け入れてくれません。保は人との接し方にすっかり自信を失くしてしまいます。しかし保は、くじけそうになる心を見つめながらも、家の外にこそ希望があるのだと信じ、一歩ずつ前に進み始めました。そんな中で保は、ある女性と運命の出逢いを果たしました。

ふつつか者の兄ですがの魅力④兄妹の成長

引きこもりの保を恥じる志乃は、外では一人っ子として振舞ってきました。しかし保が突然外に出ると宣言します。志乃は怒りを覚えます。志乃は恋人ができますが、その恋人と友人の裏切り、また両親の離婚など辛いことが重なります。志乃は自身の経験から、兄を思いやることができるようになります。必死に社会に居場所を見つけようと頑張る兄を、志乃は応援し。感謝の気持ちを持つようになります。保もまた志乃に感謝しています。

ここまで、引きこもりの兄を持つ妹が、兄との関係に悩みながら、自身の恋愛、進路とも向き合っていくという漫画「ふつつか者の兄ですが」の、ネタバレあらすじを1巻から6巻の結末まで紹介してきました。また「ふつつか者の兄ですが」の魅力にも迫ってみました。ここからは、この作品の感想や評価などを紹介していきます。

ふつつか者の兄ですがの6巻まで読んだ感想や評価は?

「ふつつか者の兄ですが」の兄・保が部屋を出て、成長していく姿に感動したという感想です。最初は反発していた妹・志乃や、良い友人に助けられ、社会に馴染んでいった保が、愛する人と結ばれるという結末が良かったという感想です。

ひったくり犯を捕まえたことで出会った女性と、紆余曲折ありながら結末はハッピーエンドを迎えた保。そして志乃も新たな世界で活躍していこうと頑張る姿に、作者の日暮キノコ先生のうまさが光るストーリーだという感想です。

こちらの方も、作者の日暮キノコ先生のストーリー作りが上手いという感想です。引きこもりだった保の気持ち、そんな兄を持つ志乃の気持ち、二人がそれぞれに体験していく様々なことを、わかりやすく表現している日暮キノコ先生の実力が素晴らしいという感想です。

「ふつつか者の兄ですが」には、共感できる場面が多くあるという感想です。次の巻へ読み進めていくのが楽しみだという感想です。

ふつつか者の兄ですがのあらすじネタバレまとめ

いかがでしたか?漫画「ふつつか者の兄ですが」の全6巻のあらすじを、結末までネタバレで紹介しました。またこの作品の魅力についても見てきました。引きこもりの兄を持つ妹が、兄との絆を築き、兄もまた外に出ることで愛する人と出逢うことができました。この作品は、共感できる場面が多くあり、結末まで楽しく読めるという感想が寄せられました。漫画「ふつつか者の兄ですが」全6巻を、どうぞお楽しみください。

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