グイン・サーガのアニメあらすじと結末は?作者逝去でも最新刊・続編が出る理由は?

『グイン・サーガ』とは、栗本薫先生によるファンタジー小説で、100巻を超えてもなお結末を見ていない作品です。栗本薫先生は2009年にすい臓がんにより亡くなりましたが、現在でも最新刊や続編が出版され続けています。この記事では、グイン・サーガのアニメ版のあらすじや結末をネタバレ解説、最新刊が出版される経緯などを紹介していきながら、今なお出版し続けているグイン・サーガの魅力に迫ってきます。

グイン・サーガのアニメあらすじと結末は?作者逝去でも最新刊・続編が出る理由は?のイメージ

目次

  1. グイン・サーガをあらすじから結末までネタバレ!作者逝去でも続編・最新刊が出る理由に迫る
  2. グイン・サーガとは?
  3. グイン・サーガのあらすじをネタバレ解説~アニメ版~
  4. グイン・サーガの結末をネタバレ解説~アニメ版~
  5. グイン・サーガの主な登場人物一覧
  6. グイン・サーガは作者逝去でも続編・最新刊が出るのはなぜ?
  7. グイン・サーガのネタバレまとめ

グイン・サーガをあらすじから結末までネタバレ!作者逝去でも続編・最新刊が出る理由に迫る

今でも発表される続編

『グイン・サーガ』は100巻以上発刊されている人気長編ファンタジー小説です。現在でも結末を迎えないまま、2009年に作者の栗本薫先生はすい臓がんによって亡くなりました。ですが、グイン・サーガの続編や最新刊は今でも発表され続けています。

なぜ作者逝去でも続編や最新刊が出るのでしょうか。この記事ではアニメのあらすじと結末を紹介しながら、今でもグイン・サーガが続編や最新刊が出続けている理由に迫っていきます。

グイン・サーガとは?

グイン・サーガは超長編大河小説

あらすじのネタバレ解説の前に、グイン・サーガの基本情報をまとめます。グイン・サーガとは、1979年からハヤカワ文庫から刊行されたヒロイック・ファンタジーです。当初は100巻で結末の予定と発表されていましたが、それを大きく超えて正伝130巻、外伝22巻が発売されてもなお続編が出続けています。

グイン・サーガはそのタイトルの通り、豹頭のグインを主人公として、国家間の戦争や登場人物の生と死を描くというあらすじの大河小説(サーガ)です。最新刊は常に書き下ろしの形で発表され、作者が亡くなる2009年までコンスタントに刊行されており、未だ結末に至ってません。

グイン・サーガは長編シリーズだけに最新刊や続編を待っているファンも多く、栗本薫先生の代表作となったベストセラー小説です。人気作品でしたが、長い間アニメ化されていませんでした。しかし、2009年にNHK BS-2にてアニメ版が放送されたもので、あらすじのネタバレ解説はそのアニメ版の内容となっています。

GUIN SAGA - グイン・サーガ

グイン・サーガのあらすじをネタバレ解説~アニメ版~

辺境

中原の王国「パロ」は、新興国の「モンゴール」の夜襲を受けます。パロの首都クリスタルは突然の襲撃に遭い、市民は次々を殺害されていきます。王と王妃は、パロの王女である『リンダ』と双子の弟で王子である『レムス』を逃がし、モンゴール兵に殺害されます。

家臣は2人を古代機械である物質転送装置で逃がそうとします。アルゴスへ転送させようとしますが、古代機械ゆえに座標に狂いが生じてしまいます。「パロの真珠」と謳われる双子は、モンゴールの手を逃れます。

リンダとレムスは、モンゴール領の「ルードの森」にいました。ルードの森は人外の魔境「ノスフェラス」に近く、妖魔の地とも呼ばれています。2人は隠れていましたが、モンゴール兵に見つかります。

ナイフを掲げた時、太陽の光が反射しました。その時、森で寝ていた男の顔を一瞬照らしました。「助けて、誰か」その願いに応えるように、モンゴール兵の前に1人の男が現れました。

豹の頭をした男でした。豹頭の男は素手でモンゴール兵の兜をへこませるほどの腕力を持っていました。彼が殴ったモンゴール兵の兜が木に埋まり、摩擦で火が出るほどです。武器も持たない豹頭の男はモンゴールを撃退しました。

小隊を全滅させた豹頭の男は、戦い終えると頭を押さえて苦しみます。『グイン』彼はそう言って気を失いました。ものすごい熱でしたが、リンダの介護の末に彼は目を覚ましました。

グインと名乗った豹頭の男は、記憶がありませんでした。自身の名前と「アウラ」「ランドック」という言葉以外覚えていません。それが人名なのか地名なのかも分からず、なぜ豹の頭をしているのかすら覚えていませんでした。

戦闘で逃げ出した兵士が応援を連れてきました。しかし、ルードの森では陽が落ち、兵の死体からグールが現れます。リンダとレムスをグインが指揮して戦います。グールを避けるために松明を持ちますが、雨で火が消えてしまいます。グールの群れから逃れるために川の中に飛び込みましたが、川から出た所にはモンゴール兵が待ち構えていました。

スタフォロスのヴァーノン

3人はモンゴールに捕まり、スタフォロス城へ連れていかれます。砦に入る時、預言者の力を持つリンダは嫌な予感に襲われます。3人はスタフォロスの城主でモンゴールの黒伯爵とも呼ばれる『ヴァーノン』に問われます。

ヴァーノンが知ろうとしたのはパロの秘密です。なぜパロから早馬で10日はかかるルードの森に1日で辿り着けたのか。そこにパロの秘密があるのでは、と考えます。その後、ヴァーノンはグインが本当に半人半獣なのか、仮面を被っているだけなのかを確かめようとします。

グインはヴァーノンの前で、灰色猿との戦いを強いられます。巨大な猿に対して最初はグインが優勢でしたが、途中で逆転されます。ピンチに陥ったグインの元に、剣が投げ込まれます。モンゴールの兵士『オロ』が投げ入れたその剣によって、グインは灰色猿に勝利します。

グインとレムスは房へと移され、リンダは別の部屋へ連れていかれます。そこでセム族の『スニ』と出会います。グインとレムスは、隣の房にいる『イシュトヴァーン』という名前の傭兵と出会います。イシュトヴァーンは脱走を企てていますが、スタフォロス城をセム族が襲います。

夜襲の混乱に乗じて、イシュトヴァーンは脱走します。スタフォロス城は戦場となりますが、グインたちをオロが助けます。オロはグインに剣を渡します。しかし、戦闘の最中、オロは命を落とします。グインはリンダを助けると、ヴァーノンと戦い、正体が死霊である事を暴き、倒しました。

しかし、スタフォロス城は崩壊寸前です。グインはリンダとレムスと共に、スタフォロス城からケス河へ飛び降りました。リンダはイシュトヴァーンによって助けられ、グインとレムスも無事でした。4人は筏を使ってケス河を渡る決断をしました。

その様子を眺める女性がいました。ヴラド大公の娘にしてモンゴールの将軍『アムネリス』でした。筏の人物が妙だ、とアムネリスは部下の白騎士隊を差し向けます。しかし、そこへ大きな口の怪魚ビッグマウスが襲い掛かります。

白騎士隊はクロスボウでビッグマウスを迎え討ちますが、歯が立ちません。グインは筏から飛び出して、ビッグマウスに戦いを挑みます。すると崖から巨大な触手リングワームが現れ、ビッグマウスを捕食します。助かったと思った矢先、触手で筏が壊され、グインたちは人外の魔境ノスフェラス側へと辿り着きます。

ノスフェラスの戦い

スニが何かを話していますが、リンダたちには分かりません。しかし、グインにはセム族の言葉が分かるようです。「助けてもらった恩義は忘れない。スニの村へきて礼を受けてほしい」と言っていました。

一方、アムネリス側も逃がした相手がパロの真珠と分かると、兵を率いて河を渡ろうとします。犠牲を払いましたが、アムネリス軍はノスフェラスへと渡り、陣を築きます。偵察隊がグインたちを見つけると、アムネリスの幼い頃の守り役であり、モンゴールの伯爵にして青騎士隊隊長の『マルス』がグインに戦いを仕掛けにいきます。

マルスは岩を両断するほどの腕前です。マルスはグインに一騎打ちを申し込みます。リンダとレムスはモンゴール兵に追われて逃げます。イシュトヴァーンとスニは狩りに行っていて不在でした。3人は掴まり、モンゴールの野営地へと連れていかれます。

イシュトヴァーンは野営地へ侵入し、軍の食糧で砂漠に棲むサンドワームをおびき出すと、混乱に乗じてグインたちを救出します。追撃隊に追われますが、そこへスニが呼んできたセム族がやってきます。しかし、モンゴールは約1万5000の兵を集結させていました。

ノスフェラスに砦を建設しようとするモンゴールに対抗するため、グインは対立しているセムの部族をまとめあげます。グインは剣と鎧を受け取ると、セム族を率いてモンゴールとの戦争を始めます。

少数のセムの部隊で奇襲を仕掛けます。追撃してきたモンゴールに、セム族が呼び寄せたスライムのようなイドを呼び寄せます。巨大なイドはモンゴール兵を次々に飲み込んでいきます。多くの被害を出しながら、モンゴールは一旦退きます。

一方、イシュトヴァーンはモンゴール兵の鎧を着て野営地へと潜入し、「アルゴンのエル」を名乗ってマルスの隊へと配属されます。しかし、セム族とモンゴール軍の差は開いています。そこでグインはノスフェラスの奥深くに住む伝説の巨人族であるラゴン族の力を借りようと、単身で説得に向かいます。

セム族がモンゴールに追い詰められそうになりますが、グインはラゴン族を引き連れてやってきました。マルスはイシュトヴァーンの罠に嵌り、命を落とします。ラゴン族の増援もあり、モンゴール軍は撤退していきました。

中原

アムネリスがモンゴールへ帰還すると、彼女の婚礼の話が持ち上がっていました。相手はクリスタル大公の『アルド・ナリス』です。アムネリスの結婚に、彼女の弟『ミアイル』は心配しています。アムネリス自身も、政略結婚だと知っているため、乗り気ではありませんでした。

モンゴールはパロの民衆から絶大な支持を受けるナリスを結婚させる事で、民を納得させてパロを支配しようとしています。ナリスとアムネリスを引き合わせるため、クリスタルでは仮面舞踏会が開かれました。乗り気ではなかったアムネリスでしたが、ナリスのあまりの美しさに驚き、惹かれていきます。

しかし、この結婚に納得しない人物もいました。アムネリスの部下『アストリアス』です。アムネリスに好意を寄せていたアストリアスは、軍を脱走するとアムネリス奪還のためにパロに向かいます。

一方、グインたちはノスフェラスを発ちます。その時、レムスの心に『魔道士カル=モル』の霊が憑依しました。気弱な少年だったレムスの性格は、憑依のために変化しました。周囲の人は「頼もしくなった」と感じましたが、急激な変化に違和感も感じています。

海賊船に乗り込み、グインたちはアルゴスへ行こうとしますが、一行の様子を怪しんだ海賊たちの反乱によって、とある島に流れ着きます。そこで、リンダはイシュトヴァーンに惹かれている自分に気が付きます。

婚礼と暗殺

ナリスとアムネリスの結婚の準備は着実に進んでいました。しかし、裏ではヴラド大公がナリス暗殺を企てていました。結婚後にナリスを暗殺し、アムネリスをパロの後継者として支配するつもりでした。アムネリスの結婚の後、ミヤイルも結婚させるためにケイロニアに送ろうとします。

14歳のミアイルは突然の結婚話にショックを受け、その様子を見かねた家臣が酒場にいた吟遊詩人をミアイルの傍に置きます。マリウスと名乗った吟遊詩人の歌や異国の話に、ミアイルは心を落ち着かせ、マリウスに懐いていきます。しかしマリウスの正体は、アルド・ナリスの弟の『アル・ディーン』でした。

アル・ディーンは王国を飛び出し、吟遊詩人として各地を放浪していました。子供の頃の自分の姿をミアイルに重ねていました。そこへ、ナリスからミアイル暗殺を伝令がやってきます。アル・ディーンは、ヴラド大公を暗殺してミアイルを手懐けた方がいい、と言います。しかし、ほんの一瞬目を離した隙に、パロの魔道士によって暗殺されました。

クリスタルでは、ナリスとアムネリスの婚礼の儀が始まりました。警備隊として紛れていたアストリアスがナリスに斬りかかりました。アストリアスの剣には猛毒が塗ってあり、もう助かりません。アムネリスはナリスに先立たれた事で泣き叫び、再びモンゴールへと帰っていき、アストリアスは捕らえられて幽閉されました。

パロ奪還のための反乱

アルゴスについたレムスは軍を借り、パロ奪還のために進軍します。しかし、イシュトヴァーンは一緒にはいませんでした。彼はリンダとの身分の違いを思い知り、彼女にふさわしい地位を手に入れるため、「王となってリンダを迎えに来る」と約束し、旅立ちました。

そして、暗殺されたと思われていたナリスも生きており、裏で着実にパロ奪還軍を動かしていました。アストリアスが斬りかかったのも、すべてナリスの計画でした。自身を暗殺させる事でパロの民衆の反乱を促します。

そして各地で反乱が起きました。モンゴール軍は反乱を鎮めるために軍を派遣しました。そのため、クリスタルが手薄になり、ついにクリスタルでも反乱が起きました。しかし、民衆の心をまとめあげ、率いていく人物が必要です。そこへナリスが現れ、反乱は勢いを増していきました。

ナリスに裏切られたと知ると、アムネリスは軍を率いてパロへ向かいます。しかし、裏切られてもなお、アムネリスはナリスを愛していました。総勢5万のモンゴール兵を率い、アムネリスは進軍を開始しました。

一方、グインたちと別れたイシュトヴァーンは、モンゴールの密使から密書を受け取りました。そこにはモンゴールとパロの戦況を左右するほどの情報が書かれていました。イシュトヴァーンはナリスの元へ行き、密書を渡すと、自分を売り込みました。しかし、ナリスがリンダの許婚者であると思い、ほどなくして彼の元を去っていきます。

モンゴール最後の日

兵を出したアムネリスに、父親であるヴラド大公崩御の報せを受けます。アムネリスは本国へ撤退を開始しますが、後方からはナリスの軍が迫っており、前方には同盟国であった「クム」が寝返った事で挟撃にあい、アムネリスは降伏を受け入れました。

指導者を失ったモンゴールに、反撃のチャンスはもうありません。ほどなくして、モンゴールは無条件降伏を受け入れ、モンゴールは滅びました。

グインの元に暗殺者がやってきます。そして、暗殺の首謀者はグインの過去を知っているようでした。彼は自分の正体を求め、モンゴールの首都トーラスへ向かいます。グインはトーラスで魔道士『シド』に捕まります。しかし、トーラスに攻めてきたクムの攻撃により、グインは運よく逃げ出す事ができました。

グイン・サーガの結末をネタバレ解説~アニメ版~

パロへの帰還

シドはパロの古代機械を狙っており、リンダとレムスに近付きました。「自分を助けてくれた豹頭の戦士が怪我をしている」と洞窟に呼び寄せましたが、そこにグインが駆け付けます。グインとの戦闘の際、シドは本来の姿である竜頭人身となり戦いましたが、グインに敗れます。その時、グインは「北を目指せ」という声を聞きました。

リンダとレムスはパロへと帰還しました。しかし、グインは2人に別れを告げず、旅立っていきました。その様子を見ていたのはスニだけでした。北へと向かおうとするグインの前にイシュトヴァーンが現れ「王になるために力を貸してほしい」と頼みますが断られ、イシュトヴァーンはグインと戦いますが敗れ、グインはそのまま立ち去りました。

パロではレムスの戴冠式が執り行われました。玉座に座り、冠を戴くと、突然レムスに憑りついていたカル=モルの霊が出現しました。しかし、それはリンダにしか見えません。不吉な事が起こる予感がしながらも、レムスはパロの新王に即位しました。

グイン・サーガの主な登場人物一覧

グイン/堀内賢雄

グイン役を演じたのは、堀内賢雄さんです。洋画や海外ドラマの吹き替えを中心に活躍しており、ブラッド・ピットやチャーリー・シーン、トム・クルーズなども演じています。フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」のテレビ放送版でよく起用されていました。

アニメやゲームの声優としても活躍しており、ダンディーな役からコミカルな役まで幅広い役を高い演技力で演じ分けています。あらすじのネタバレ解説ではグインの正体は分かりませんでしたが、ミステリアスで頼りになる主人公を演じていました。

リンダ/中原麻衣

パロの王女であるリンダを演じたのは、中原麻衣さんです。ヒロインを演じる機会が多く、『魔法科高校の劣等生』の市原鈴音、『有頂天家族』の下鴨矢四郎などを演じ、多くのキャラクターソングを歌うなど、歌手としても活躍しています。

きれいな声の中にも強い芯を持った声質で、グイン・サーガではリンダを演じました。ネタバレ解説でも予言者としての力を持ちながら、「中原一の絶世の美女」とも称されるリンダの神秘的な魅力を引き出していました。

レムス/代永翼

レムス役を演じたのは、代永翼さんです。『弱虫ペダル』の真波山岳や、『アイドリッシュセブン』の和泉三月、『Free!』の葉月渚などを演じている人気声優です。小5で声変わりがほとんどしなかったため、高い声を出せる男性声優で、少年役もこなせます。

『カードファイト!!ヴァンガード』の先導アイチ役でも、レムスのように人格が変貌する役を演じています。あらすじのネタバレ解説中盤以降は気弱な性格から一転して強気な性格になる役どころですが、見事に演じ切っています。

イシュトヴァーン/浅沼晋太郎

紅の傭兵・イシュトヴァーンを演じたのは、浅沼晋太郎さんです。声優として以外にも脚本科や演出家、コピーライターとしての一面も持っています。

『ゼーガペイン』の十凍京や『遊☆戯☆王5D's』のクロウ・ホーガンなどの「二枚目半で少し口が悪いツッコミ役」を演じたり、『生徒会役員共』の津田タカトシなどのコミカルな役もこなすなど、幅広い演技力が魅力です。

スニ/矢作紗友里

セム族の少女スニを演じたのは、矢作紗友里さんです。『ハヤテのごとく!』の瀬川泉や、『To Loveる』の西連寺春菜などを演じています。純情派のキャラからクールなキャラ、天才肌のキャラなども演じ分ける事ができます。

グイン・サーガの中でもセム族という人間とは違った種族を演じ、ネタバレ解説でも序盤から活躍しています。序盤はほとんどちゃんとしたセリフがないながらも、キャラクターの感情をしっかりと出す演技を披露していました。

アムネリス/渡辺明乃

アムネリスを演じたのは、渡辺明乃さんです。『Free!』の松岡江や『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』のクロス・アンジュ、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のヴィレッタ・ヌゥを演じています。

あらすじのネタバレ解説でも、アムネリスは最初は勇ましいモンゴールの将軍でしたが、ナリスと出会った事で恋い焦がれる乙女になり、ナリスに裏切られてからは愛していながらも戦おうとする役でしたが、しっかりと演じ分けてアムネリスの心境を表現していました。

アルド・ナリス/内田夕夜

原作のグイン・サーガやあらすじのネタバレ解説でも「この世で最も美しい人物」とも称されるアルド・ナリスを演じたのは、内田夕夜さんです。声優の他にも劇団俳優座に所属しており、舞台俳優としても活躍しています。

洋画や海外ドラマでの吹き替えを中心に活躍しており、『インセプション』や『華麗なるギャッツビー』のレオナルド・ディカプリオや、『X-MEN:ファーストジェネレーション』のプロフェッサーXの吹き替えも担当しています。

グイン・サーガは作者逝去でも続編・最新刊が出るのはなぜ?

グイン・サーガと作者の栗本薫

グイン・サーガは、作者の栗本薫先生の手によって執筆されていました。壮大なストーリーですが、コンスタントに刊行されていました。正伝だけでも年2~4冊のペースで発売され、長期に執筆が止まるという事もありませんでした。

しかもグイン・サーガだけではなく、『魔界水滸伝』シリーズや『伊集院大介』シリーズなど、ファンタジーやミステリーなど幅広いジャンルも並行して執筆していました。また、「中島梓」名義で評論活動やミュージカルの脚本・演出、ピアノの演奏も行うなど、多彩な才能を発揮していました。

最新刊が出るペースは驚異的ですが、小説の執筆スピードも早く、「普通の人が音読する速度」で執筆していたようです。グイン・サーガの100巻完結を想定していた事から、頭の中で作品が完成していて、それを文字に起こしているようです。

続編・最新刊が出る理由

130巻を超えても完結しないまま、作者は亡くなりました。生前に130巻の半分ほどまで書きあがっていたそうです。最新刊は出ず、結末を見ないまま終わるかと思われましたが、新装版のあとがきで「誰かがこの物語を語り継いでくれればいい」という作者の言葉に感銘を受け、グイン・サーガは結末に向けて続編が刊行される事になりました。

正伝は五代ゆう先生、宵野ゆめ先生によって執筆され、「グイン・サーガを様々な人に語り継いでもらいたい」という遺志を受け、外伝は久美沙織先生と牧野修先生の手によって執筆されていきます。早川書房もグイン・サーガの続編を季刊ペースで刊行していく事を発表しており、壮大な物語はこれからも続いていきます。

2018年までに最新刊は14冊刊行されて正伝144巻、外伝4冊発売されて26巻が出ています。未だ結末は迎えておらず、あらすじのネタバレ解説に登場したキャラクターたちも活躍しています。

グイン・サーガのネタバレまとめ

まだまだ終わらない超大作

グイン・サーガの序盤は戦闘をメインとしたあらすじでしたが、中盤からは中原にある各国の政治的な駆け引きが繰り広げられています。単純なファンタジー小説という枠を飛び越え、グイン・サーガの世界観は巻を追うごとにより緻密になっていき、多くのファンを惹きつけています。

グイン・サーガのアニメ版の最終回は、リンダとレムスがパロへ帰還したシーンで終わっており、あらすじのネタバレもそこまでで区切っています。その後、アニメで続編は作られていませんが、原作の方では続々と続編が執筆されています。

アニメのグイン・サーガの結末は原作でいうと16巻までです。続編を知りたい場合は、グイン・サーガの17巻から読み始めると、各キャラクターのその後を知る事ができます。また、最新刊も定期的に発売していくため、グイン・サーガの結末はまだ先になりそうです。

あらすじのネタバレ解説以降にグインやリンダ、レムスやナリスたちがどんなストーリーを紡いでいくのか、どんな結末が待っているのかなど、今後発売されるであろう最新刊で続いていくグイン・サーガの物語の結末にも注目です。

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