漫画シュートのあらすじ・最終回の結末まとめ!傑作サッカー漫画のその後は?

人気のあるサッカー漫画にシュートがあります。ここでは、全4部あるシュートの簡単なあらすじのまとめや第1部の最終回までの詳しい解説を行います。また、2014年に読み切りとして掲載された漫画シュート最終回以降の主要選手その後の活躍や結末も紹介します。そして、主人公が憧れる選手の掛川高校の1学年上の先輩である久保に関する詳しい紹介や解説をまとめて行っていきますので、参考になれば幸いです。

漫画シュートのあらすじ・最終回の結末まとめ!傑作サッカー漫画のその後は?のイメージ

目次

  1. 漫画シュートとは?
  2. 漫画シュートのあらすじと読む順番は?
  3. 漫画シュートの最終回までのあらすじと結末
  4. 漫画シュートの最終回のその後は?
  5. 漫画シュートの久保について
  6. 漫画シュートを読んだ人の感想や評価は?
  7. 漫画シュートのあらすじ最終回まとめ!

漫画シュートとは?

漫画シュートについて

サッカー漫画として人気のある作品の一つにシュートがあります。漫画シュートについての結末や最終回の後の続編など詳しくまとめて解説・説明をしていきます。

漫画シュートは、週間少年マガジンにて1990年36号~2003年24号までの役13年間にわたって連載された、作者が大島司による日本の漫画です。1994年に第18回講談社漫画賞を受賞しています。また、漫画シュートをまとめると四部編成になっています。主人公は全体を通じて田仲俊彦ですが、最終の第四部ではもう一人の主人公として伊東宏が登場します。

漫画シュートの作風は、先輩に憧れる主人公の心理を中心に描いた物となっています。そのため、スポーツ界の冷酷さよりも、スポーツを媒体にした人間の感情や苦悩などを描いています。登場人物の特徴として、久保をはじめとする裏主人公が何人かおり、表主人公である田仲よりも大きい存在感を発揮することがあります。その為、単行本でのキャッチフレーズは、俊彦と一美が織りなす、ハツラツ青春サッカー物語となっています。

漫画シュートは1993年11月7日~1994年12月25日の期間にて、フジテレビ系列で蒼き伝説 シュート!の題名でアニメ化されており、1994年3月12日にSMAP主演で実写映画化し、同年の冬にはアニメ映画化もされています。また、週刊少年マガジン2014年28号には、ブラジルW杯編を描いた最終回のその後の結末を描いた続編の読み切りが掲載されました。

漫画シュートの簡単なあらすじ

漫画シュートの最終回までのあらすじを簡単にまとめると、掛川高校のエースである久保嘉晴に憧れる主人公の田仲俊彦がサッカー選手として色々な出来事を経験して成長していく姿を描いた作品です。

漫画シュートのあらすじと読む順番は?

漫画シュート:第1部~あらすじ~

漫画シュートは4部作にわかれています。主人公の田仲俊彦を中心に考えた時系列では、第2部(中学校編)→第1部(高校1年生編)→第3部(高校2年生編)→第4部(久里浜学園:伊藤宏編)となります。しかし、読む順番は、第1部→第2部→第3部→第4部と読むことが良いです。

漫画シュートの第1部は主人公の田仲と同じ中学校のサッカー部だった平松、白石は高校生ファンタジスタ・久保に憧れて、掛川高校に入学しますが、サッカー部に入部したのは田仲のみとなります。平松は勉強に専念し、白石も入学前の事件をきっかけにサッカーから距離をとっていたが、幼馴染の少女の遠藤によって3人がサッカー部に集まり、憧れの久保と一緒に国立競技場を目指して活動していきます。最後には意外な結末もあります。

漫画シュート:第2部~あらすじ~

漫画シュート第2部は、第一部の全年の話となります。掛西中に入学した田仲は、平松や白石と出会います。紆余曲折しながらも3人は共に仲間として活躍し「掛川中トリオ」と呼ばれるほどに成長します。しかし県内には数々の強敵校があり特に名門の見取中は掛川中のキャプテン水木のライバル織田や田仲の小学校時代の相棒の奥山もいます。また、大原監督の弟の大原裕などを要する強豪校です。そんな見取中の試合は必見です。
 

漫画シュート:第3部~あらすじ~

漫画シュート第3部は第一部の翌年からの話となります。進級し夏のインターハイに向けて試合をこなしていく掛川高校ですが、田仲は突然のスペイン留学をしており、神谷もひざの故障で主力2人を欠く状況となります。しかし、そんな状況でも苦戦しながら強豪たちなどを倒し、決勝戦を迎えます。決勝戦は藤田東と激突します。藤田東の歴代最強といってもいい布陣や指揮する監督を掛川高校は苦戦しながら攻略していきます。
 

漫画シュート:第4部~あらすじ~

千葉県の久里浜高校の2年生、伊藤宏は誰もが認めるずば抜けたサッカーセンスがありますが、左足しか使わないという理由だけでレギュラーになれずにいました。久里浜高校の監督に大原が就任し伊藤の才能を見出しレギュラーにします。大原裕の転入や、上級生との衝突もありますが、監督が中心に選手をまとめて新生久里浜高校として全国大会出場を目標に挑みます。また伊藤は打倒掛川高校を目標に全国大会優勝を目指していきます。

漫画シュートの最終回までのあらすじと結末

ここでは第一部の漫画シュートを中心に、最終回までのあらすじや結末のまとめなどを解説・紹介していきます。

伝説的な存在の久保

漫画シュートの物語の前年に1年生ばかりの掛川高校サッカー部は藤田東高校を破りました。その掛川高校の中心選手で事実上監督も兼ねていた久保嘉晴はすでに伝説的な扱いを受けており、主人公の田仲俊彦も久保に憧れて掛川高校へ入部します。

神谷篤司をはじめとする2年生は「1年生は夏のインターハイ予選に出さない」と宣告しますが、不公平に感じた1年生は2年生に紅白戦を挑みます。戦力差は明らかに1年生がおとっていましたが、平松・白石の途中加入により2年生チーム1点リードの接線で終盤を迎えます。結末は終了直前に田仲・平松・白石の掛西中トリオが攻撃を仕掛け神谷に防がれるものの、2年生は1年生の実力を認め、1年生の試合起用を約束します。

インターハイ予選の掛川高校は準決勝まで駒を進めます。準決勝は相手は掛川北高校で相手選手の活躍により掛川高校は苦境に立たされます。守備に徹していた久保は自陣ゴール前から猛然とドリブル突破を仕掛けすべての相手選手をかわして同点ゴールを決めます。しかしその瞬間、久保がピッチに崩れ落ちます。その後、逆転勝利を収めるが、試合終了後に久保が死んだことを告げられ、決勝戦は藤田東高校に大敗します。

転校生の入部

転校生の馬堀圭吾がサッカー部に入部し一時的にチームメイトと対立するが、後に関係性は修復されチームに団結が生まれます。選手権予選前に久保の背番号10は田仲に引き継がれます。背番号の重圧により調子を落としますが、一美と神谷の助けで回復します。決勝戦の相手は藤田東高校と藤田東優位で試合が進むが、掛西中トリオの活躍で挽回し、平松の単独突破で同点、田仲の幻の左で逆転しインターハイの雪辱を果たします。

平松と田中のシュート

選手権大会では1回戦に埼玉県代表に圧勝し、2回戦は北海道代表に苦戦するも勝利します。準々決勝では愛知県代表にこちらも辛勝し、準決勝では群馬県代表に田仲のハットトリックもあり勝利します。決勝は東京都代表と激戦になりますが、最後に平松と田中の「回転軸が2つある幻のシュート」で勝利し、選手権大会を掛川高校が優勝します。

幻の左

水木光一の誘いで掛川西中学校へ入学した田仲俊彦は、入学初日に平松和広と白石健二と出会います。サッカー部で同じポジションを争う平松は、田仲をライバル視しますが、田仲の言葉を受けてパートナーとして意識するようになります。しかし、平松は田仲の小学校時代のパートナー奥山良の激しい嫉妬を受けることとなります。

全国中大会県予選の南陽中戦では、南陽中の「三連山」の前に先制を許する厳しい戦いとなります。しかし、平松の「ヒールリフト」と「トリプルカウンターアタック」で掛川中が逆転勝利を収めます。次の見取中戦では奥山と、大原由実子の弟・大原裕と対戦します。均衡した試合でしたが、田仲は大原の堅牢な守備を打ち抜くことができず、1点のビハインドの状況で終盤を迎えていました。

終盤に、「トリプルカウンターアタック」で掛川中はチャンスを迎えますが、田仲の左足シュートが苦手という弱点を知る奥山に右足でのシュートを防がれます。しかし、左足でのシュートを戸惑いながらも意を決して左足での強烈なシュートを決め同点ゴールへとします。後の「幻の左」の誕生の瞬間となりますが、未成熟な骨格が耐えられず左足を痛めます。試合はPK戦に突入し、最後は田仲のシュートのゴールで掛西が勝利を収ます。

この見取中戦での田仲の左足でのシュートの潜在能力に気づいた水木と大原由実子でしたが、今はそのことを本人にに告げる時期ではないと判断し、近い将来に田仲の左足の開花させてくれる人が現れるのを期待します。

結末:出会い

新1年生を加えて再度インターハイ制覇を目指す掛川高校サッカー部ですが、ピッチには田仲俊彦と神谷篤司の姿はありませんでした。主力選手の2人を欠いたチームは毎試合のように苦戦し、怪我の為にベンチスタートが多い神谷の活躍により辛くも決勝トーナメントの駒を進めました。

田仲は、水木を頼りスペインを訪れていました。自分の選手としての成長に壁を感じ迷っていたところに、イザベル・ゴンザレスと、かつてスペインの至宝とまで呼ばれたペドロ・フォルネルと出会います。ペドロはイザベルの兄マルコ・ゴンザレスとライバル関係でしたが、試合中にマルコに大怪我を負わせてしまったことからサッカーを離れていました。ペドロをサッカーに復帰させたいと願うイザベルは、田仲にその想いを吐露します。

ペドロのかつてのチームメイトやイザベルの要請を受けペドロをサッカーに復帰させる為に田仲は3部リーグのチームと契約します。しかし、ペドロはライバルクラブと契約し、リーグ最終戦で対決することになります。田仲とペドロの点の取り合いとなった試合も終盤の田仲の「ファントムドリブル」で勝ち越し、熱意を取り戻したペドロはチームへの復帰を決めます。スペインで成果を得た田仲はチームメイトの待つ日本へと帰国します。

結末:成果

準決勝を迎えた掛川高校の相手は奥山良率いる清水中央高校です。田仲を欠いる掛川高校は、怪我を押して出場した神谷の活躍で善戦しますが、終盤同点に追いつかれたところで神谷の膝が限界を迎えます。神谷はこのタイミングで交代することに不安を感じましたが、タイミング良く試合に駆けつけた田仲と交代します。交代で出場した田仲は、「ファントムドリブル」からのシュートによって決勝点をあげます。

決勝の相手は3度目となる藤田東高校です。監督には平松和広の父で、名プレーヤーだった平松修が就任していました。選手も加納隆次の弟・豪樹、平松修の治療を受けに来日していたマルコ・ゴンザレスが加わり戦力は大幅に増強されていました。

神谷を欠く掛川高校は、高い戦力と神谷を完全コピーした豪樹の前に翻弄されます。後半からは神谷が投入され試合の流れは一変して豪樹のスタイルを封じて掛川優勢となるが、豪樹が本来のサッカースタイルへと変化させ拮抗した展開となります。

同点のまま試合は延長戦に突入します。試合終了間際に自陣ゴール前で神谷が単独ドリブルを開始します。次藤田東の選手を次々にかわす神谷の姿は、敵味方に伝説の「奇跡の11人抜き」を思い起こさせたが、敵陣深くでDF陣に囲まれます。神谷は田仲にバックパスを送ると田仲は「ファントムドリブル」を開始して、マルコまでも抜いてシュートを決めて決勝点をあげてハットトリックを達成します。

結末:最終回

ドイツでのドルトムントユースとの試合前に受けた電話で遠藤一美が誘拐されたことを田仲は知り、さらに試合で本気を出すと遠藤に危害を加えると田仲は脅されます。その状況で試合が始まりますが、田仲は動揺もあり、精彩を欠き本来のプレーが出来ずにいました。コーチも明らかに冴えない田仲の動きを見限って、監督に交代を進言していました。

遠藤一美は誘拐犯の隙をついて逃げてきましたが、知らない土地のドイツのため、どこに逃げていいのかわかりませんでした。そんな一美のピンチを救ったのは、偶然にも通りかかったあの光岡でした。一向にプレーに精彩を欠いていた田中の交代を監督が考えたころに田仲へ遠藤一美の激励が聞こえてきます。
 

田仲は遠藤一美の無事を知りプレーに勢いが戻ります。そして、光岡も急遽日本ユースとして試合に参加することになります。光岡の活躍と本来のプレーを取り戻した田仲の活躍により日本ユースは、劣勢だった試合をドルトムントと引き分けに持ち込む事ができました。ドイツでの経験を元に更なる目標を掲げた日本ユースは、ワールドユースに挑むことになります。

漫画シュートの最終回のその後は?

漫画シュートは2014年28号の週間少年マガジンにてブラジルW杯を記念した第4部のその後のシュートの世界を描いた読み切り漫画が掲載されています。ここでは読み切り漫画連載の内容を中心にシュートの最終回以降のその後の結末などについて簡単にまとめて漫画シュートの魅力を解説していきます。
 

漫画シュートが復活

前項でも説明しましたが、サッカー漫画のシュートが読み切りで2014年28号の週間少年マガジンで復活しました。読み切り版漫画シュートは物語の内容はW杯決勝の前日から試合序盤にかけてになります。主人公たちの年齢は明記されてませんでしたが、たぶん田仲達の世代が25歳くらいの描写となっています。

海外で成功した選手たち

漫画シュートの中でも海外で成功してプレーしている選手が沢山います。田仲はレアル・マドリード所属で、リーガ・エスパニョーラの得点王を取ったことになっています。平松がアーセナルで活躍し、神谷もイタリアの名門クラブであるユベントスに所属してレギュラーとして活躍しています。その他も伊藤も海外のクラブで活躍している描写はありましたが、所属しているクラブチームは不明です。

監督は〇〇風

今回の作品での日本代表の監督はアモスという、元日本代表のラモスに似た監督が出てきます。ブラジルワールドカップなので本来はザック風が良かったと思ったのかもしれませんが、ラモスジャパンも一度は見たいという作者の夢だったということも理解できます。

伊藤宏の背番号

伊藤宏の背番号は13番となります。漫画シュートに出てくる選手のプレースタイルを考えるとモデルの選手が想像できます。神谷はユベントスに行っているのでジダンのイメージがあります。平松もカッサーノに近いプレースタイルです。田仲はパワーとドリブルのあるCFWとなり、ドログバやバティストゥータのイメージがあります。伊藤宏は、パスもシュートもうまく高校時代からマラドーナのイメージが強くありました。

漫画シュートの久保について

漫画シュートの中で主人公の田仲俊彦と同じか、それ以上に人気のある久保嘉晴についてここでは解説をしていきます。

久保とは?

漫画シュートの久保は田仲や平松・白石たちの1歳年上の1974年7月29日生まれ、身長179cm、体重65kg。血液型はAB型の高校サッカーの選手です。両親との3人家族で尊敬する選手は奥寺康彦、好きな選手は三浦知良とヨハン・クライフとなっています。

掛川高校へ入学

漫画シュート物語の前年までの話で久保は、中学生時代の2年半を旧西ドイツで過ごし、将来を嘱望される選手となります。帰国しても神谷のいるチームに所属し、世代別日本代表に選出されるなどの活躍をします。高校へは自身の求めるサッカーを目指して、神谷・矢野・服部を誘い新設校の掛川へと進学します。高校進学後も大塚と赤堀を熱烈に勧誘し、自らチームメイトを指導して同県の強豪校の藤田東を破るまでに導きます。

久保の白血病について

高校2年に白血病を患って入院します。その後、退院して順調な経過をたどりますが、完治することはなく掛北戦時の11人抜きを行った際に貧血状態での激しい運動を続けたことで心不全を誘発し死亡します。病気の治療に専念し長く生きる事よりも一瞬でも多くボールを追い駆けたいという思いが強く、そのためにチームメイトには病を隠しサッカー選手として活躍することを続けていました。

久保の死後と残したもの

久保の死が伝えられたのはインターハイ静岡予選準決勝の掛北戦に勝利した時となります。その後の決勝戦では久保の死のショックにより大敗します。しかし、その後は神谷や田仲などに久保の意思や理念が引き継がれ、掛川高校サッカー部は全国制覇を成し遂げる強豪校へと成長します。

久保嘉晴と久保健英について

漫画シュートの久保と良く似合た経歴を持った実在する選手に久保健英がいます。現在17歳となる彼も久保嘉晴と同じく小学生~中学生時代の約3年間程をスペインの名門クラブ・FCバルセロナのユースで得点王やMVPなどを獲得する活躍をしていました。その後、FCバルセロナの外国人獲得枠の問題などがあり現在は、jリーグを活動の拠点としています。このように本当に漫画シュートの久保と経歴が良く似ています。

漫画シュートは過去にSMAPが実写化している

漫画シュートは1994年3月12日にSMAPが主演となった実写化の映画があります。当時のSMAPは6人で6人全員が主演となります。漫画シュートと同じくのロケ地には静岡県掛川を中心に撮影され、掛川駅新幹線ホームや天竜浜名湖鉄道西掛川駅で行われました。映画シュートのグランドも地元の大東総合運動場や日立柏サッカー場となっています。

漫画シュートを読んだ人の感想や評価は?

ここでは、漫画シュートを読んだ人の評価や感想などをここではまとめて紹介していきます。抽象的な表現もありますが、ご理解の程、お願い致します。

漫画シュートの評価としては、高評価の得点が多い内容となっています。感想もサッカー漫画として漫画シュート以外に有名な作品として「キャプテン翼」や「エリアの騎士」などがありますが、そのような作品にも引けをとならない内容が多くありました。特に、久保の死を悲しく思う人が多く、久保が3年になった時の掛川高校サッカー部を見たいいうもしもの状況を見たいという感想も多かったです。

漫画シュートのあらすじ最終回まとめ!

漫画シュートのあらすじや主要人物を中心とした紹介などを行っていきました。4部作とかなりの長編作品となりますが、いろんな人の評価かも高くおもしろい漫画となります。皆さんもこの記事を参考に漫画シュートに興味をもって漫画や実写版の映画を読んだり、見たりして頂ければ幸いです。

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