2018年12月17日公開
2018年12月17日更新
100万円の女たちの原作漫画の最終回・結末をネタバレ!真犯人の最後は?
原作漫画「100万円の女たち」の最終回・結末をネタバレしていきます。売れない小説家である主人公はある日突如として彼の家への招待状を持った五人の女たちから毎月100万円の家賃を受け取る代わりに彼女たちの身の回りの世話をすることになります。奇妙な共同生活を過ごしているうちにとうとう起こってしまった殺人事件。いったい犯人は誰?そもそも誰が何のために招待状を送ったのか?そしてその招待状の中身とは?そんな漫画「100万円の女たち」の最終回はどういった結末をむかえるのでしょうか。まとめていきます。
目次
100万円の女たちの原作漫画最終回や結末が気になる!
「100万円の女たち」という意味深なタイトルで興味をそそり、ぶっ飛んだ設定に全編謎を孕み続けたストーリーで最後まで読者を楽しませ続けた「100万円の女たち」。この記事ではそんな「100万円の女たち」の登場人物、ネタバレあらすじ、結末とその魅力を出来る限り伝えていきます。連載期間わずか1年足らずと短い期間で幕を引いた同作品を作品同様一気に駆け抜けてまとめていきます。
100万円の女たちとは?
物語のネタバレあらすじや結末に突っ込んでいく前にまずは原作漫画である「100万円の女たち」にまつわる情報を諸々紹介していきます。物語の展開にはまだ触れていませんが、いろいろと情報があったほうが後に物語をイメージしやすかったり、より興味を持ってネタバレあらすじを読み進める事が出来ると思うので是非チェックしてください。
100万円の女たちの作品情報
「100万円の女たち」は「俺はまだ本気出してないだけ」で知られる青野春秋さんによって描かれたミステリー漫画で、小学館のビッグコミックスピリッツにて2015年の51号から2016年の41号まで連載されており、全39話から成る単行本にして全4巻の作品となっています。わずか1年足らずの連載期間の作品ながらその奇想天外な設定と終始謎に満ちた展開で読者を引きつけ続け多くのファンを獲得しました。
100万円の女たちはドラマ化もされている
非常に短い原作ながらドラマ化もされており、Netflixとテレビ東京の共同制作でテレビ東京の「木ドラ25」(毎週金曜1:00 - 1:30)というドラマ枠の新設第1弾ドラマとして2017年4月14日から6月30日までに全12回に渡って放送されました。
監督は「オー!ファーザー」や「会社は学校じゃねぇんだよ」の藤井道人監督がメガホンをとり、主演は「100万円の女たち」でテレビドラマ初出演にして初主演となる人気ロックバンド・RADWIMPSのボーカルである野田洋次郎さんが務めています。そして「100万円の女たち」を福島リラ、松井玲奈、我妻三輪子、武田玲奈、新木優子の5人の女優さんが演じています。
他にもメインとなる上記6人を取り巻く役としてリリー・フランキーさん、中村倫也さんといった有名俳優が出演されており、主題歌はコトリンゴの「漂う感情」となっています。「漂う感情」は小説家である主人公の小説のタイトルでもあります。
100万円の女たちの主な登場人物
次に原作漫画「100万円の女たち」の物語の主軸を担っている登場人物たちを紹介していきます。ここでは主人公となる男一人とタイトルにもなっている「100万円の女たち」である五人の女に絞って紹介していきますので、ネタバレあらすじでの相関を理解するためにもしっかり確認していってください。
道間 慎(31歳)
父親が私情のもつれから母親、愛人、通報を受けて駆けつけた警察官の三人を殺してしまったという過去を持つ売れない小説家。そのトラウマからか自身の書く小説では人が死ぬことはありません。アルバイトをしなければと考えていたところに突然五人の女性が現れ、毎月一人につき100万円の家賃を受け取る代わりに彼女達と同居をしてその身の回りの世話をすることになります。
ドラマ版では今作がテレビドラマ初出演、初主演となる野田洋次郎さんが務めています。野田洋次郎さんは映画「君の名は。」の主題歌である「前前前世」でおなじみの大人気ロックバンド・RADWIMPSのボーカルとして活躍されています。
鈴村 みどり(17歳)
養護施設で育った17歳の女子高生です。たまたま買った宝くじで10億円を当てており、その際未成年のため保証人が必要となり、同じ養護施設出身の神田武にその役を頼みますがそれ以来お金をたかられるようになってしまいます。その後、そのことを小林佑希と白川美波に相談し解決してもらっています。
ドラマ版では雑誌「non-no」の専属モデルであり、「仮面ライダーアマゾンズ」、「咲-Saki-」や「オオカミ少女と黒王子」などにも出演されている武田玲奈さんが演じています。
塚本 ひとみ(26歳)
故人である人気小説家であった父の莫大な遺産を相続した陽気でヨガが趣味の女性です。道間の作品の大ファンであり、賞レースの選考委員になった際には道間の作品に賞をとらせています。
ドラマ版ではSKE48、乃木坂46の元メンバーであり、女優としては連続テレビ小説「まんぷく」や「海月姫」といった作品などにも出演されている松井玲奈さんが演じています。
小林 佑希(24歳)
ほうじ茶が大好きでバカと話すのが嫌いだという寡黙でミステリアスな女性です。五人の女たちの中で唯一の既婚者であり、旦那は不動産会社の経営者であるとのことです。
ドラマ版では連続ドラマ小説「とと姉ちゃん」、「ヒロイン失格」や「さよなら歌舞伎町」といった出演作品をもつ我妻三輪子さんが演じています。
開 菜々果(20歳)
五人の中で一番つかみどころがない、現在は休業中である世界的な人気女優です。誰よりも最初に自分達に招待状を送った人物に気付きますが、それゆえに最初に殺される人物となってしまいます。
ドラマ版では雑誌「non-no」の専属モデルであり、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-3rd season」や「SUITS/スーツ」などにも出演されている新木優子さんが演じています。
白川 美波(30歳)
家の中では服を着ないというコーヒーが大好きな超高級コールガール倶楽部の社長です。その立場から顧客である警察のトップクラスの情報筋にまでもパイプのある情報通です。
ドラマ版ではハリウッド映画である「ウルヴァリン: SAMURAI」やアメリカのドラマ「ARROW/アロー 」や「ゲーム・オブ・スローンズ」といった出演作品を持つ国内外で活躍する福島リラさんが演じています。
100万円の女たちの原作漫画最終回・結末をネタバレ紹介!
それでは原作漫画「100万円の女たち」のネタバレあらすじにはいっていきます。主人公である道間慎と五人の女たちの織り成す奇妙な共同生活はどう展開していき、そしてどういった結末を迎えるのでしょうか。
100万円の女たち最終回までのネタバレあらすじ
売れない小説家としてうだつのあがらない日々を過ごしている道間慎。そんな彼の元に彼の家への招待状を持った五人の女たちが押しかけてきます。そして金銭的な都合もあり五人から毎月100万円ずつを家賃として受け取る代わりに彼女たちの身の回りの世話をするなどという共同生活の条件を飲みます。
共同生活のルールのひとつに彼女たちへの質問は一切禁止というルールがありますが、彼女たちと暮らしていくうちに少しずつ彼女たちの素性が明らかになっていきます。そしてそんな彼女たちのプライベートな1面に触れたり、抱えている問題を解決しながらも共同生活は続いていき、ついには彼女たちとの暮らしの恩恵からか道間の小説まで売れるようになっていきます。
しかし、そんな非日常ながらもほのぼのとした共同生活は殺人事件によって崩れ去ります。殺されたのは招待状の送り主に気付いていた人気女優の開菜々果です。
開菜々果を殺した犯人はいったい誰なのでしょうか。そしてそもそも招待状の送り主の狙いはどこにあり、それを受けた五人の女たちはどうして100万円を払ってでも道間と共に生活する道を選んだのでしょうか。すべての謎を解く最終回に続きます。
100万円の女たち最終回ネタバレあらすじ
白川美波は開菜々果の殺人事件の犯人こそこの共同生活への招待状の送り主だと考えます。ある日女たちから道間にディナーへの誘いがあります。そのディナーへ行く際、後からやってくるという美波を家に残して道間は鈴村みどり、塚本ひとみ、小林佑希の四人で先にレストランへ向かいます。しかし、あまりにも美波の到着が遅いため不安に思い家に戻ると、家は燃えており美波は焼死体となって発見されます。
共同生活をしていた二人が殺され、家も燃えてしまったため残った道間と三人の女たちはそれぞれの暮らしに戻っていきます。殺された美波は自分の死を予感していたらしく遺書を残しており、そこには自分の遺産はすべて鈴村みどりに譲渡する旨、それからみどりが成人するまでは美波のお抱え運転手である砂子がサポートをする旨がつづられていました。
そんな遺言の話をカフェでみどりから伝え聞いた道間はもう共同生活は解除されてルールは消滅したからと、みどりに招待状の内容を尋ねます。その内容は道間の事細かな経歴と入居には家賃100万円がかかる事、自分たちの素性を話さない事、道間を各々の部屋に入れない事、そして死ぬ可能性があるという事でした。
100万円の女たち最終回結末!真犯人の最後は?
招待状の内容を聞いた道間は犯人の正体に行き当たり、仮住まいであるビジネスホテルに犯人を呼び出します。女たちに招待状を送り、菜々果と美波を殺した犯人の正体は彼女もまた共同生活をしていた小林佑希だったのです。
正体のばれた佑希は悪びれることもなくとうとうと犯罪の告白をします。そして今ここで私を殺さなければ残された二人の女も殺すと道間に言い放ちます。しかし、父親が三人を殺め死刑となった過去を持つ道間は佑希を殺すことができません。佑希はそんな道間を嘲笑い「あなたで遊ぶのはもうこれでおしまい」「これからは新しいおもちゃを探す」と言い残し去っていきます。
次にみどりが自分探しの旅に出るため最期に報告をしたいとの口実で佑希を呼び出します。道間にもう会えなくなっても良いのかと問う佑希にみどりが「もうあの人の近くに人殺しはいらないんです」と言うと次の瞬間美波の運転手であった砂子がロープで佑希の首を絞めて殺します。実は美波の遺書には犯人の正体も記されていたのです。
もう誰とも暮らしたくはないと6帖一間のアパートでひとり暮らす道間ですが、そこへ塚本ひとみが今度は二人で一緒に暮らしたいと訪ねてきます。ためらう道間にひとみは自分が共同生活をするに至った経緯、自分の道間へ対する思いを余すことなく伝えます。
どうしてそこまで自分を思ってくれるんだと理由を求める道間に対して、理由なんかない、純粋に好きであると、そして少しずつで良いので自分を好きになっていって欲しいと思っており、そのチャンスを私にくれるのならできる限りの力で抱きしめて欲しいと伝えます。道間は強くひとみを抱きしめます。
100万円の女たち原作漫画で描かれたエピローグ
犯人であった小林佑希を殺した砂子とその死体の後始末に手を貸した神田武は佑希の部下たちに捕らえられてしまいます。小林佑希の本名である矢野恵はどこだと問われ残忍な拷問を受けますが、最期くらいカッコつけようと口を割ることなく絶命してしまいます。
鈴村みどりは児童養護施設に1000万円の小切手を寄付し、その後不動産屋で賃貸の部屋を借りに行きます。すると賃貸の契約書の名義人欄には白川美波の名前が書いてあり、店員の「白川美波さまご契約ありがとうございました」との声かけにみどりは「こちらこそ」と返答をします。
100万円の女たちを読んだ感想や評価は?
ここまで原作漫画「100万円の女たち」最終回のネタバレあらすじを紹介してきましたが、次に「100万円の女たち」最終回を読んだ読者の感想や評価を紹介していきます。迎えた結末を読者はどう受け止めどういった感想をもったのでしょうか。そして物語を通して抱き続けた謎の解決や犯人の正体は読者を納得させることができたのでしょうか。
100万円の女たち面白かったのに終わっちゃった。
— ベス子 (@sosumama) September 5, 2016
漫画「100万円の女たち」最終回を終えての読者の感想、評価は賛否両論ありながらも好意的な意見がより多いようで「面白かった」「終わってしまって残念」といった声が多く見受けられます。
100万円の女たち終わっちゃったなあ
— toy (@toy_redline) September 4, 2016
テンポよくて今時珍しいくらいに全力で駆け抜けて行ったなあ
今年一番面白かった漫画だわ
そして漫画「100万円の女たち」を単に「良かった」「面白かった」というのではなく「今年一番」や「個人的に一番」などと、とても高い評価をしている人も数多くいるようです。
スピリッツで連載されてた100万円の女たちという漫画が完結したのですが、何が何だかわからなく終わってしまった感じでした。意味がわからないのは俺が馬鹿だからかも知れませんが…
— 鈴木弱聴 (@sskl14mosaics) September 5, 2016
ただどうやら原作漫画は打ち切りにあってしまったようで、少々強引な結末と犯人の明かし方に不満や腑に落ちないといった声も散見されます。
100万円の女たちは最初から最後まで本当に面白かった。
— TAKA SUZUKI@株式会社ハイ (@takasuzuki1real) September 5, 2016
終わるの早いって!
勘弁してくれよスピリッツ。。。
原作漫画に寄せられる多くの感想、意見を総括すると、物語は非常に魅力的で面白かったが、まだまだこれからという時に打ち切りにあってしまい不完全燃焼の感は拭えないといったところです。しかし、結末に関してもこれはこれで有りという声も聞こえ、相当に支持を集め多くの読者を楽しませていた作品であったのは間違いありません。
100万円の女たちの原作漫画最終回や結末まとめ
いかかだったでしょうか。ここまで原作漫画「100万円の女たち」の最終回のネタバレ、結末、それを受けた読者の感想等をまとめて紹介してきました。ドラマ化によって注目を集めた「100万円の女たち」ですが、原作漫画自体も魅力的な話であり評価が高いということがわかります。まだ原作漫画を読んだことが無いという方は是非読んで「100万円の女たち」の世界に触れてみてください。