思春期ビターチェンジをネタバレ紹介!長期男女入れ替わり漫画のあらすじは?

「思春期ビターチェンジ」はほるぷ出版COMICポラリスで連載されている漫画作品です。もともとは作者である将良のサイトでウェブコミックとして連載されていた作品で、大まかな内容や設定はそのままに商業誌で連載されるようになりました。「思春期ビターチェンジ」は主人公である男の子の佑太と女の子の結依が入れ替わってしまう性転換フィクション作品です。今回は「思春期ビターチェンジ」について物語のあらすじや感想をネタバレを交えてご紹介していきます。

思春期ビターチェンジをネタバレ紹介!長期男女入れ替わり漫画のあらすじは?のイメージ

目次

  1. 思春期ビターチェンジの漫画あらすじが気になる!
  2. 思春期ビターチェンジとは?
  3. 思春期ビターチェンジの登場人物
  4. 思春期ビターチェンジの漫画あらすじをネタバレ紹介!
  5. 思春期ビターチェンジの漫画最終回はどうなる?
  6. 思春期ビターチェンジを読んだ人の感想とは?
  7. 思春期ビターチェンジのネタバレまとめ!

思春期ビターチェンジの漫画あらすじが気になる!

皆さんは「思春期ビターチェンジ」という作品をご存じでしょうか?2012年の10月から連載開始されており、2018年5月の時点で8巻まで発売されています。主人公である佑太と結依の人格が入れ替わってしまうという性転換フィクションでありがちな設定ですが、「思春期ビターチェンジ」特有の特徴があって人気のある作品です。今回は「思春期ビターチェンジ」のあらすじや感想をネタバレも交えながらご紹介していきます。

思春期ビターチェンジとは?

「思春期ビターチェンジ」は作者である将良が描く性転換フィクションの漫画作品で、現在ほるぷ出版のCOMICポラリスで大人気連載中の漫画作品です。もともとは作者である将良自身のサイトに掲載されていたウェブコミックだったのですが、そこから内容や設定はほとんど同じ形で商業誌であるCOMICポラリスに掲載されるようになりました。

「思春期ビターチェンジ」の原作ともいえるウェブ漫画として掲載されていた作品は、あらすじを大まかに「小学生編」「中学生編」「高校生編」「エピローグ」の4つに分類することができます。性転換フィクションとしてはありがちな設定ですが、戻ることができずにそのまま成長してしまうのが「思春期ビターチェンジ」の最大の特徴でもあり、多くのファンに愛されている理由と言われています。

思春期ビターチェンジの登場人物

「思春期ビターチェンジ」には主人公だけでなく、二人の秘密を知っている友人や秘密を知らないがゆえに主人公たちに恋をしてしまうなどして、事件の原因となってしまうような個性的なキャラクターが数多く登場します。ここでは「思春期ビターチェンジ」に登場する人物について、一部ネタバレも交えながらご紹介していきます。

木村佑太

木村佑太は「思春期ビターチェンジ」の主人公の一人で、結依とぶつかって中身が入れ替わってしまった男の子です。もともとの佑太の性格をネタバレすると、非常に元気があって活発な少年でがさつでけんかっ早いところがあります。ですが、明るくて楽天家なところもあるせいか友達が多く、交友関係が広い男の子でした。結依と入れ替わってしまった後も、序盤は特にその性格のままでトラブルを引き起こすこともままあります。

大塚結依

大塚結依は「思春期ビターチェンジ」のもう一人の主人公です。佑太とぶつかって中身が入れ替わり、男の子の体になってしまいました。もともとの性格をネタバレすると、学校では成績優秀でまじめな優等生でした。クラス委員をやることもあるほどです。しかし、一方で頑固者で他人とのコミュニケーションを苦手としているところがあり、友達がほとんどいないという特徴もありました。

高岡和馬

高岡和馬は「思春期ビターチェンジ」の中でも重要人物の一人で、もともとは佑太の幼馴染です。クラスメイトでもあり、佑太の友人でした。性格をネタバレすると、年齢の割に非常に落ち着いて物事を見ることができる冷静な性格を持った少年です。佑太と結依が入れ替わった後も違和感に気づき、二人が唯一秘密を打ち明けた人物でもあります。小学4年生から高校まで二人と同じ学校に通い、サポートしてくれる力強い味方です。

思春期ビターチェンジの漫画あらすじをネタバレ紹介!

「思春期ビターチェンジ」は設定としては男の子と女の子がぶつかって中身が入れ替わってしまうという、性転換フィクションとしてはありがちなものとなっていますが、それだけで終わらず長期間元に戻ることができずに過ごす二人の生活を描いています。今回は「思春期ビターチェンジ」の内容を知らない人のために、あらすじについてネタバレも交えながらご紹介していきます。

思春期ビターチェンジ「小学生編」

「思春期ビターチェンジ」のあらすじとして、物語の始まりは小学4年生の時に佑太が木から落ちたところから始まります。木から落ちた佑太は、木の下にいた結依にぶつかってしまいます。二人は無事ケガなく済んだものの、立ち上がって顔を見合わせると自分の顔が目の前にあるという状態でした。なんと佑太と結依は木から落ちてぶつかった衝撃で、中身だけが入れ替わってしまうという驚きの事態に陥っていたのです。

ぶつかった衝撃でお互いの中身だけが入れ替わってしまうという不可思議な現象に、二人は驚きと困惑を隠せないでいました。何とか元に戻ることができないか、と二人は何度もわざとぶつかるという行為を繰り返しますが、一向に元に戻る気配はありませんでした。日が落ち始めて時間に余裕がなくなった二人は、とりあえずその日はお互いの家に帰ろうという結論になります。

それまで佑太と結依はお互いをほとんど知りませんでしたが、身体と意識が入れ替わって相手の家に行くようになり、互いの家庭環境を知ることになります。あらすじとしては、佑太は結依の家に行くことで、結依の家庭環境を知ります。結依の両親は仲が悪く、結依が家にいるにもかかわらず常にけんかをしているよう状態でした。ご飯を食べるときも、家族が集まることはなく結依一人で食べるのが普通だったのです。

一方結依のほうをネタバレすると、自分の知らない温かい家庭の存在を初めて知ることになります。結依は佑太の弟である春樹には、本物の佑太ではないことを見抜かれてしまいます。それでも佑太の家庭では家族みんなでご飯を食べて一緒に過ごすため、結依は一家団欒を実感します。こうして佑太と結依はお互いの家庭環境や学校でのやり取りを通して、お互いのことを知りながら相手の生活をやり過ごすのでした。

事件が起きた翌日以降も互いに元に戻ることがなかったため、佑太と結依はルールを決めてそれぞれの生活を送ることにします。ルールとしてはお互いの中身が入れ替わったことは誰にもばれないようにすること、放課後はできる限り会ってその日に起こったことを報告しあうことなどが決められました。秘密についてネタバレすると、佑太の幼馴染の和馬には感づかれてしまい、入れ替わってしまった秘密を打ち明けます。

そのため、和馬も佑太と結依がお互いの体で、秘密を守りながら学校生活を送れるように協力してくれるようになります。佑太と結依はお互いの生活を送りながら、元に戻ることができないかを日々考えて試行錯誤していましたが、結局元に戻ることはありませんでした。そしてそのまま佑太と結依、和馬の三人はみんな同じ中学校へと進学することになります。

思春期ビターチェンジ「中学生編」

中学校に進学しても、二人の前には様々な事件が起こります。最初の事件のあらすじとしては、佑太が中学に上がってすぐの時、同じクラスの女の子の悪口を言っていた男子とケンカをして騒ぎを起こしてしまうのです。佑太は結依の体で女の子として生活しているうちに、同年代の男子がバカで幼稚なところが気になるようになっていました。佑太がケンカを起こしたことを知って、結依は佑太を叱りに行きます。

佑太は結依にケンカしたことに対して謝りつつも、先に手を出してきたのは相手であり、悪口を見てみぬふりするよりいいと自身の正当性を主張します。それでも結依は、今は佑太が結依の体を持ってて、男子とけんかするのは女子としてよくないことだと諭します。さらに結依は自分の体を持つ佑太に対して、学校で浮かないようにするために女の子の友達を作るようにと結依は強く言うのでした。

佑太に女の子の友達を作るように言った結依は、その日の放課後に和馬と帰りながら今までの自分を振り返ります。佑太に友達を作るように言ったものの、結依は自分が小学生の時友達が作れていなかったことを思い出したのです。元に戻った時に浮かないように言った言葉でしたが、もし入れ替わっていなかったら自分が友達を作れていたかどうか、どのように生活していただろうかと悩んでしまうのでした。

そうして弱気になっていく結依を見て、和馬は元気づけようとします。自分は結依が佑太と入れ替わっていなかったとしても友達になっていたよ、と励ましました。しかし、励ましつつも結依は結依で大丈夫なのかを気にしてもいました。佑太が中学校で女の子との友達を作るように、結依も男子の友人を作らなければいけないのです。互いに不安を抱えたまま、戻ることものなく生活は続いていくのでした。

佑太と結依の前に立ちはだかるのは、交友関係だけではありません。中学生ともなると体の成長だけでなく、それぞれ異性として心の成長もしていくのです。佑太と結依は互いの中身が入れ替わっているからこそ、複雑な恋愛関係を気付くことになってしまいます。あらすじとしては結依が同じクラスの女子生徒である木下という子に話しかけたことがきっかけでした。

結依のクラスメイトである木下は、優等生という言葉がぴったりの真面目な生徒でした。さらにその真面目さに頑固さもあることから、親しい友人関係をクラスでうまく作ることができていなかったのです。結依は木下の状況が、小学校時代の自分と重なって同情していました。自分も小学校時代は人付き合いが苦手で、友達がいなかったのです。

しかし結依の場合は、佑太と体が入れ替わってしまったことにより、事情を知らない佑太の友達が話しかけてくれます。この状況がなかったら友達がいなくて孤立していたかもしれない結依は、木の下の置かれている状況に共感して話しかけるようになったのです。結依としては、真面目で優等生だからと周りから煙たがられて、なかなか友人ができないという気持ちがわかる友人として支えてあげたいという気持ちでした。

しかし木下の気持ちは結依とは異なります。木下からすると、真面目なうえに頑固すぎる自分には同年代の女の子すら寄ってこなくて辛い状況でした。そんな時に、中身はともかく見た目が異性の結依から優しくされてしまい、結依に対して恋愛感情を抱いてしまうのです。事情を知らない木下からすれば、結依は優しい男の子でしかないのです。

こうして結依のことを好きになってしまった木下は、結依に対して全力でアピールするようになります。一方で、この事件をきっかけに佑太は面倒ごとに巻き込まれてしまうのでした。結依と佑太は入れ替わりの事情から、一緒にいることが多かったため周りから恋人同士であると勘違いされやすかったのです。木下も例外ではなく、佑太が結依と付き合っていると勘違いして佑太に宣戦布告してしまうのでした。

こうして佑太と結依は、互いに中学に進学してからも面倒ごとが次々と起こっていきます。そんな中、佑太が帰る結依の家庭でも変化が起きました。あらすじとしては、ある日の夜中に結依の家では両親がいつものように言い争ってケンカしている声が響いていたときのことです。いつもの佑太であれば、結依の両親がどれだけケンカしていても気にしてきませんでしたが、その日は両親のもとに向かっていました。

佑太はいつもいつもケンカしてばかりの両親に対して怒りをぶつけたのです。父親も母親もいつも自分のことばかり考えてちっとも家族のことを考えていない、家族はみんなで支えあって生きていくものではないのか、二人だけじゃなくて自分もここにいるんだ、と両親に訴えかけます。佑太は結依が小学生のころから、誰かに褒められたくて真面目でいい子でいようとしたのだと気づいていたのです。

佑太と入れ替わってしまう前の結依は友達もおらず、両親もケンカしてばかりでさみしがっていたに違いないと考えていました。そんな結依の頑張りがいつまでたっても報われないのは、あまりにもかわいそうだと思っていたのです。いつか戻るかもしれない結依のために自分に何ができるか考えて、初めて起こした行動でした。佑太の言葉を聞いた両親はその日をきっかけに考えを改め、家庭環境は少しづつ変わっていくのでした。

思春期ビターチェンジ「高校生編」

中学校3年間を過ごしてもなお、元に戻ることがなかった佑太と結依は和馬も含めて3人一緒の高校に進学することになります。高校生になった3人のあらすじをネタバレすると、佑太がまたもや入学早々に騒ぎを起こしてしまいます。佑太は一人別のクラスになってしまったため、結依や和馬のフォローがありませんでした。しかし、そんな佑太を逆に面白がって声をかけてくれたクラスメイトがいたのです。

いつになっても自分勝手で騒ぎを起こしがちな佑太ですが、高校ではクラスメイトに恵まれたのか女子の交友関係を作ることができました。一方で結依のあらすじをネタバレすると、和馬と同じクラスになっていたため、今まで通り和馬と一緒に過ごしていました。さらに、高校に入ってから友達になったギター少年のひかるも加わって三人で過ごすことが多くなっていました。

そんな三人の高校生活でも、中学とはまた違った形で恋愛関係の悩みが発生することになります。結依の場合のあらすじをネタバレすると、結依は高校生に上がって女の子らしくおしゃれを気にし始めるようになります。しかし、結依の体は佑太の男であり、結依のことを可愛い女の子扱いしてくれるような人がいません。そんな状況に結依は落ち込むようになってしまいます。

その様子を近くで見ていた和馬は、結依のことを励まします。小学校の時から長年支え続けてくれていた和馬でしたが、これをきっかけに結依は和馬のことを異性として意識するようになりました。しかしその矢先、なんと和馬に彼女ができてしまうのです。突然のことに戸惑う結依でしたが、その気持ちから自分が和馬のことを好きだったんだと気づいて思い悩むようになってしまうのでした。

一方佑太は佑太で恋愛関係で面倒ごとに巻き込まれてしまいます。佑太の話のあらすじをネタバレすると、佑太はクラスメイトの男子の中でも不良の橘と仲良くなり始めていました。佑太は中身が男ですが、体は結依のため周りからしたら女子でしかありません。佑太が男子と仲良くし始めていると聞いた結依は、中学時代の木の下のことを思い出し、警戒するようになりました。

特に結依は中学時代に木下から直接迫られ、とあるされたことがあったため余計に心配していたのです。そんなこともつゆ知らず、佑太はある日橘の家に上がり込んでしまいました。高校生にもなって男子の家に女子が一人で上がり込んでいったという事実に、結依が佑太に怒ります。佑太は結依の言葉に反発して言い争いになり、二人はケンカすることになってしまいました。

しかし今回は結依だけでなく、和馬も佑太に注意します。中身は男の佑太かもしれないが、体は結依で女子なのだから気を付けなければいけないと諭されます。結依と和馬から注意された佑太は、橘が女子である自分のことをどのように捉えているのかを聞くために、直接話をしに行くのでした。

さらにそれだけでは終わりませんでした。あらすじをネタバレすると、橘のことがひと段落したと思ったら今度は、クラスメイトの女子友達から無理やり合コンに参加させられてしまったのです。さらにその合コンには、小学生の時に同じクラスにいた経験のある男子生徒も来ていました。同じ小学校出身の彼は、佑太を見つけると好意を持ったのか告白してきたのです。

佑太は元同級生の告白を断って一人で合コンを抜け出して、ことの顛末を結依に報告したのでした。しかしその時、佑太はもし告白されたのが自分ではなく、元の体の持ち主である結依だったら何と答えたのだろうかと考えるようになります。佑太は今まで、結依の体になったとしても自分の考えを押し通して行動してきましたが、ここから結依だったらどうしただろうかと考え始めるようになるのでした。

佑太たちが通う高校に転校生が現れ、佑太を中心に事件が起こることもありました。あらすじとしては、佑太がちょっとした不注意で転入生の小泉に、入れ替わりのことがばれてしまいます。その時、和馬が佑太に助け舟を出すのですが、小泉は結依の体を持っている佑太と和馬が入れ替わってしまったのだと勘違いしてしまうのです。

小泉はもともとオカルト関連のネタを好んでいる趣味があり、それにかかわる本も好んで読んでいました。小泉は自分が持っている本の中から、二人の力になれるかもしれないと本を貸し出そうとします。本に気づいた和馬は珍しく強い口調で小泉を追い返したのです。どうやら、和馬は同じ本をすでに見つけてはいたようで、内容を知ったうえであえて佑太と結依には見せずにいたものだったようでした。

結依は自分が和馬のことを好きだという恋心を持て余して思い悩んでいました。今は佑太の体であり、元に戻る目星がついておらず、和馬にはすでに彼女がいます。想いを伝えることができないけど、和馬のことを考え続けてしまうという現状に苦しみ、早く元の体に戻りたいと願う毎日を過ごしていました。一方佑太も結依に対する自分の想いに気づき、戸惑い始めていました。

佑太と結依がそれぞれの恋に気づき、悩みが深まり始めたこのころから、二人は少しずつ考えが分かれ始めるようになります。結依は和馬への想いもあり、初めて入れ替わったあの時から今までずっと早く元に戻りたいと思っていました。しかし、佑太は自分の想いに気づき、結依と自分が元の体に戻って入れ替わりという奇妙な関係から始まったつながりを失うことを恐れるようになっていったのです。

佑太は結依が和馬のことをどう思っているかに気づいていたのです。結依が和馬のことについて話すときの表情や雰囲気から、結依の和馬への恋心は佑太の中で確信に変わっていました。元に戻れば、結依は和馬に告白することができるようになり、自分の恋が叶わなくなると思っていました。こうして佑太と結依の想いがすれ違うようになり、物語は徐々に佳境に向かっていくことになります。

思春期ビターチェンジの漫画最終回はどうなる?

「思春期ビターチェンジ」は2018年12月時点で、最終回が目前に迫っている状態になっています。佑太と結依のそれぞれの恋心の結末に、「思春期ビターチェンジ」のファンは作品の更新を今か今かと待ち望んでいることでしょう。今回は「思春期ビターチェンジ」の最終回について、ウェブ漫画として公開されていた原作漫画の最終回のあらすじのネタバレも交えて、ご紹介してきます。

「思春期ビターチェンジ」の原作ウェブ漫画の最終回

現在COMICポラリスで連載中の「思春期ビターチェンジ」の原作となるウェブ漫画は、最終回がすでに公開されています。ウェブ漫画の最終回「エピローグ」として公開されている話ののあらすじをネタバレすると、佑太と結依の体が元に戻ることはありませんでした。さらには、結依が佑太の体を持ったまま亡くなっているという結果になっているのです。

遺された佑太と和馬は、それぞれ大人になって生活を送っていました。佑太に至っては結依の体のまま結婚したのか、子供までいるのです。「エピローグ」では佑太と結依が入れ替わったきっかけになった木のもとで佑太がうたた寝をしており、そこに和馬が登場します。二人で結依が生き返ってくれないだろうか、と願いを口にしながら世間話をしていきます。

そして二人が別れた後、佑太は結依の体で産んだであろう子供と一緒に家へと帰ります。その途中に結依のこと、結依と過ごした日々を思い出して涙を流し、物語が終わるという結末でした。原作となったウェブ漫画の最終回は、作者の将良によって商業版とは結末が異なると明言されているため、「思春期ビターチェンジ」の最終回がどうなるかは明らかになっていませんが、幸せな結末を願っているファンは多いことでしょう。

「思春期ビターチェンジ」の最終回を予想

2018年12月時点で、「思春期ビターチェンジ」は「Step62.願い」という話まで公開されています。最新話のあらすじをネタバレすると、佑太と結依の小学生時代の回想シーンとなります。佑太と結依が入れ替わるきっかけとなった木から落ちた事件で、そもそもなぜ佑太が木に登り、その近くに結依がいたのかについて明らかにされます。

さらに、前話のあらすじをネタバレすると、佑太が結依に告白したときの結依の答えを聞きに行っていたのです。そこで二人が出会ったところで、佑太の体である結依がトラックにひかれてしまいます。最新話の最後では、病院のベッドで結依の体が横たわっており、和馬が見舞いに来ていました。そして、目を覚ました結依の体に宿っていた意識は、佑太ではなく結依になっていたのです。

最新話でとうとう、長年戻ることのなかった佑太と結依の中身が元に戻りました。しかし、最新話の最後で登場したのは結依のみで、トラックにひかれたであろう佑太は一切登場していません。次回で佑太の安否が判明することが予想されますが、原作となったウェブ漫画では結依が亡くなっていることもあり、佑太が死んでしまったのではないかと心配しているファンも多いのではないでしょうか。

いよいよ物語も最終回に近づいており、佑太と結依の長年の悩みの種だった入れ替わりが解決しました。あとは、佑太が無事であることを祈るばかりです。ウェブ漫画の「エピローグ」では、作者である将良自身から商業版の漫画の最終回とは関係がないといわれています。そのため、「思春期ビターチェンジ」ではハッピーエンド、もしくはもう少しマイルドな終わり方になるのではないかといわれています。

思春期ビターチェンジを読んだ人の感想とは?

「思春期ビターチェンジ」はインターネット上のウェブ漫画として更新されていた時から、一部の読者から人気があってファンがいました。それから、COMICポラリスで連載されるようになって、その設定の斬新さと内容の面白さから多くの方に愛されている漫画作品の一つです。今回は「思春期ビターチェンジ」を読んだ感想について、あらすじのネタバレ等も交えながらご紹介していきます。

設定が面白いという感想

「思春期ビターチェンジ」の一番の特徴といえるのは、主人公たちが入れ替わったまま7年以上過ごすという設定にあるでしょう。ラブコメ系の作品で、男女の中身が入れ替わってしまうという性転換フィクションは昔からある設定の一つではありました。大ヒット映画「君の名は」でも入れ替わりがありましたが、一日たてば元に戻っています。「思春期ビターチェンジ」のように長期間の入れ替わりを描いた作品は珍しいでしょう。

そのため、設定の目新しさから面白いという感想を抱く人がいました。さらに「思春期ビターチェンジ」では、主人公二人の男の子らしい考え方、女の子らしい考え方が上手に表現されており、共感できるところがたくさんあるという感想も見受けられました。また、二人は小学4年生から入れ替わっているため、意識や危機感が甘いところがあり、見ていてハラハラドキドキする場面もあるという感想もありました。

あっという間に月日が経っていく

「思春期ビターチェンジ」では、最初小学4年生の二人がぶつかって入れ替わってから高校生になるまでの、約7年間の生活を描いています。しかし、作中の時間は驚くべきスピードで進んでいき、読んでいて間延びするような感想を抱く人はほとんどいませんでした。小学生編に至っては入れ替わりと互いの家庭事情を知ったら、その後の生活はほとんど描かれていないほどです。そのスピード感も読みやすくて魅力の一つかもしれません。

入れ替わった二人の悩みや苦労が切ないという感想

「思春期ビターチェンジ」の感想として、最も多く挙げられたのが切ないという感想でした。性転換フィクションを描く漫画作品の多くは、ラブコメとして明るい雰囲気のある作品が多い中で、「思春期ビターチェンジ」はシリアスが強めの作品です。佑太と結依は入れ替わってから7年以上もの時を相手の体で過ごしており、本来過ごしていたであろう自分の人生や青春が日に日に犠牲になっています。

結依はかわいい洋服や小物を身に着けて、周りの人から女の子を扱いをされたいのに、男の佑太としての体と人間関係がそれを許しませんでした。自分が女なのに周りに合わせて男らしく振舞おうとする姿が、痛々しくて見てられないという感想を抱いた人もいました。伝えたい恋心もそのせいで伝えられずに思い悩む様子には、同じように切ない感想を抱いた人も少なくないのではないでしょうか。

一方佑太も普段は弱音を吐いたりするようなことがありませんが、あまりにも長い期間元に戻る気配すら見えない現状に、不安に押しつぶされそうになって苦しみ涙を流すシーンもあります。佑太も本当なら思う存分サッカーをしたり、友達とバイクやバンドの話で盛り上がったりしたかったはずです。そんなふうに不安や悩みで苦しみながらも必死に生きていく姿は、非常に健気で切ないという感想を抱いた人が多かったようです。

また、「思春期ビターチェンジ」では恋愛も一つのテーマとして扱っています。「中学生編」では結依が同級生の境遇に共感して、同性として支えようとしたのが裏目に出てしまい、佑太も巻き込んで大きな事件になってしまいました。「高校生編」では佑太も男友達として接したつもりが、相手に恋愛感情を持たれてしまうということがありました。

佑太や結依にとって、相手の体を持っていても同性の友達というのは欲しいものです。特に中学や高校へ進学して、新しく人間関係を構築できる環境になれば、気軽に話ができる同性の友達が余計に欲しくなるでしょう。しかし、お互いの体がそれを許さないという状況に二人は思い悩み、苦しみます。その姿に切なさで胸がキュンキュンするという感想を持った人が多く見受けられました。

このように「思春期ビターチェンジ」では、主人公たちが子供でまだまだ未熟な人間であるがゆえに、思いもよらない事件に発展することがあります。そういった主人公たちの危機感の甘さや未熟なところが、逆にリアリティを感じるところとなっており、魅力があって面白いという感想を抱くファンが多く見受けられました。

子供のままじゃない成長する姿に感動する感想

「思春期ビターチェンジ」では、小学4年生から高校生までの約7年という長期間の入れ替わりを描いています。年代的に体も心も成長していく時期で、序盤では自分勝手だった主人公たちが時が経つにつれて、もし入れ替わっていなかったら自分はどうしていただろう、相手だったら同じ状況の時どうしていたのだろうと考えるようになります。

例えば、結依は中学校に進学した時に佑太に同性の友達を作るように指示します。しかしその後、もし自分が入れ替わらずに中学生になっていたら同じように友達を作れていただろうか、と思い悩むシーンがあります。その時は和馬が結依を励まして支えてくれましたが、自分のわがままで佑太を苦しめていないかと考えるようになったのは結依の成長の一つだと言われています。

佑太も高校生の時に、同性の友達として接していたつもりの橘に恋心を持たれ、それを結依にとがめられたときは大きく悩みました。自分は気軽に話せる友達が欲しいだけなのに、周りがそれを許してくれないのです。そしてその後も、無理やり連れていかれた合コンで小学校時代の同級生に告白され、断りながらも逃げるように合コンを後していました。

そのあと佑太は、もし結依が告白されていたのだとしたらどのようにしたのだろう、と考えるようになります。そうして結依と自分の関係を考えていくうちに、自分の気持ちにも気づくようになり、行動していく佑太の姿は人として成長した、感動したという感想を持った人も少なくありません。男としても佑太に共感できるシーンがあるため、男性読者でも切ないという感想を持った人がいました。

「思春期ビターチェンジ」は恋愛もののストーリーもあるため、女性向けな作品ととらえられがちですが、佑太と結依の二人が主人公の作品であるため、男性でも共感できるシーンが数多くあります。そのため、女性だけでなく男性でも面白い、切ないという感想をもって楽しんでるファンも多くいます。そういった点もこの作品の大きな魅力の一つといわれています。

思春期ビターチェンジのネタバレまとめ!

いかがだったでしょうか。今回は「思春期ビターチェンジ」について、現在公開されている最新話までのあらすじのネタバレと感想を中心にご紹介してきました。原作となったウェブ漫画もまだ読むことができますし、商業版の「思春期ビターチェンジ」も一部無料公開されているため、興味のある方は是非ご覧ください。切ない物語が好きな方にはおすすめの漫画作品です。

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