スプラウトの漫画あらすじ・感想をネタバレ！最終回の結末は？【南波あつこ】

南波あつこによって描かれる少女漫画のスプラウト。下宿を始めることによって色々なものが見えてくるようになる実紅。スプラウトはテレビドラマ化もしており主演をHey! Say! JUMP及び当時NYCの知念侑李が務めて話題を呼びました。 ジャニーズJr.の田中樹とジェシーもキャストに選ばれたこともありドラマも漫画に続き人気を博しました。今回は原作のスプラウトのあらすじの結末やどういった最終回を迎えたのかネタバレします。

ここで簡単にスプラウトに登場するキャラクター達をまとめていきます。主人公でヒロインを務める池之内実紅は仲のいい友達もたくさんおり、年上で優しい彼氏もいる中の生活で順風満帆に日常生活を送っていました。しかし、実紅の父親が急に家で下宿をやり始めると言い出し実紅の生活は一転してしまうのでした。1つ屋根の下で様々な出会いが実紅に訪れるため、出会いや別れが激しいスプラウト。今後の展開が期待されます。

そして、実紅の下宿先の第1客になったのが楢橋草平とその彼女である小澤みゆきでした。草平の彼女と言われていますが、このみゆきには高校で黒い噂が流れているのです。ネタバレですがその噂と言うのが「天然デストロイヤー」や「ウザミユ」と1年の女子から言われているのです。天然を装って付き合っているカップルを悲惨な結末にさせるなどして別れさせるのを楽しんでいるのではないかと噂されている人物なのです。

ここからはスプラウトのあらすじの結末をネタバレを交えて最終巻前までまとめていきます。物語の始まりは実紅が自身の人生を楽しんでいるのを感じていました。しかし、突然父親が下宿をやりだすことに実紅の全盛が一変するのです。その出会いというのが楢橋草平との出会いでした。草平とは以前に下宿をやるといい父親と口論になった挙句気分が悪くなってしまいます。そんな所を同級生の男子に助けてもらっていたのです。

その男子と言うのがネタバレですが草平だったのです。草平から「池之内さんちで下宿させてもらう楢橋草平っス！よろしく！」と突然の自己紹介をされ、実紅家の始めての下宿人であることをそこで知るのでした。そして、草平が実紅の家に引っ越しに来た時、荷物などの荷解きを草平の彼女と言われている小澤みゆきが手伝いにやってきます。彼女は天然デストロイヤーなどと呼ばれておりあまり女子からは良く思われていませんでした。

みゆきは草平のことが大好きですが、周りの空気が読めていないことや、狙ってやっているのかわからないくらいの天然ぶりを普通に発揮することで周りの男子には人気があるのです。そのことがきっかけで同級生の女子からは「ウザミユ」と呼ばれているのです。そんな彼女も草平はとても大事にしていますが何故か実紅のことも気になるようで下宿という1つ屋根の下で生活をしていく内に2人は自然と惹かれ合っていくのです。

ここからはスプラウトの2巻のあらすじの結末をまとめていきます。実紅も草平の爽やかさやいざとなったら男らしさの部分が出る所にみゆきに対して嫉妬している場面もありました。2巻の始まりでは実紅の先輩で彼氏でもある片岡が登場します。そして何故か草平と実紅のことを勘違いしており草平のことを敵意むき出しでいがみ合うという場面。状況を説明しようにも2人の眼が怖くて委縮してしまう実紅のでしたがそこに現れたのが…。

「ちょっと待ったー！」という掛け声と共に現れたのが滝川直治という大学生でした。実紅が困っているのを見過ごせなかった様子で助けに入ったのです。何故か直治は実紅のことを知っている様子で、名前を明かすと新しく下宿するのが直治だったのです。大学生でかなり雰囲気の明るい直治に好感触を覚える実紅、そんな様子が面白くなかったのか草平は常に不貞腐れた様子でご飯を食べていましたが、一体何を考えているのでしょうか。

新しく下宿先に滝川直治と谷山清佳が新しく住むことになり目出度くお部屋は満室となり喜ぶ実紅の両親。清佳と直治は大学2年生でどちらも偏差値がいい大学に通っていました。実紅は大きいお姉さんとお兄さんができた気がして嬉しそうな様子。清佳は美人で頭がいい完璧な雰囲気を漂わせていましたが、直治にはある秘密がありました。その秘密と言うのがネタバレになりますが、ゲームが大好きなゲームオタクだということです。

スプラウト・3巻のあらすじの結末をネタバレしていきます。実紅は草平のことが気になり、このままでは片岡先輩に別れを告げる決意します。その所為で片岡先輩に罪悪感を抱くようになり家に帰りづらくなってしまいました。中々家に帰ってこず家族や草平たちは新派して探し始めます。携帯も電源を切っており連絡手段がなく焦る草平。草平は直前まで一緒にいたと考えられる片岡先輩に連絡を取り居場所を聞こうとしますが…。

そして、連絡を取って居場所をファミレスを推測。ついに実紅を探し出すことが出来た草平。彼女は罪悪感から家に帰ることもできませんでした。そんな様子を見た草平は安堵からか実紅を怒りますが、家族も清佳も直治も心配していると諭し、一緒に家に帰ることにしました。実紅は草平と一緒に帰る道すがら「家族じゃないとか、ひどいこと言ってごめんね」と謝り無事に仲直りが出来きました。後日学校で草平と実紅は話します。

後日、実紅が学校に行くと人気のない教室に草平から呼ばれます。以前、実紅が悩んでいる時に草平に向かって「必要以上に学校で話しかけるな」という言葉を草平は酷く気にしていたのです。しかし、実紅はもうそんなことで気にしなくていいと草平に優しく語り掛けます。さらに草平は「片岡先輩と別れたのが、もし俺とのことを誤解しているんだったら俺から片岡先輩に言おうか」と提案する草平からは優しさが滲み出ていました。

しかし、実紅と片岡先輩が別れた理由が草平自身にあるため、実紅はそんなこと草平に直接言えるわけなくその提案を優しく断ります。さらに、もうコソコソと行動せずに堂々と話しかけていいよと草平に言います。みゆきと付き合っている草平を思うことは間違っているのか、そもそも想っていることは罪なのか。どんなに一緒にいても縮められることの出来ない距離が草平と実紅の間にあり、実紅はその切ない想いで胸がいっぱいでした。

スプラウトのあらすじの結末をまとめます。3巻の結末で実紅は草平に告白ともとれるセリフを言ってしまいます。みゆきという存在がありながらも恋心が抑えられなかった実紅。4巻ではその続きからのあらすじとなります。「草平の顔が見たかった」と言った実紅。そして冷静になった実紅は恥ずかしさから「虫よけ持ってくる」とその場をごまかし草平の前から走り去ります。草平は果たして実紅のことをどう思っているのでしょうか？

草平は実紅の言葉を未だに受け止められずみゆきと出会った時のことや今まであったことを思い返します。みゆきは確かに草平にとって1番可愛く素敵な女性と映っていました。付き合う前からみゆきのことを可愛いと思っており付き合えた時はうれしく思っていました。そして、ある日下駄箱で偶然みゆきと出会い、陰でみゆきが同級生の女子からどう思われているのかなどを聞き、放っておけない草平は助けになりたいと思うように。

そして、みゆきと草平は放課後や休みの日などと一緒に過ごしていく内にどんどんと仲良くなっていき2人は自然と付き合うことになりました。そんな思い出が実紅の言葉によって思い出されます。そのことが草平の頭の中を支配するようになり、旅行から帰ってきた草平はみゆきとデートしている時でもそのことが頭から離れないのです。みゆきは何故草平がぼーっとしているのか薄々気づいていましたがそれで怒るようになります。

そのことが災いしてか、考えすぎてかは分かりませんが草平が盲腸を患ってしまい入院してしまいます。告白はまだしてませんがやはり気になる実紅は草平のお見舞いに行きますがそこで間が悪くみゆきもお見舞いにやってきました。その時の目はかなり敵視しており実紅は帰ることに。みゆきは草平に「最近実紅たｙんのことばっかり」と不安になり草平に思いをぶつけます。そして草平は実紅に「不安がるから来ないでくれ」と伝えます。

スプラウトの5巻のあらすじの結末をネタバレすると、草平みゆきの関係がかなり危ういものになってしまいます。やはり同じ屋根の下で生活している2人は嫌でも接する機会が増えるため、草平のも思いが揺れ動くのです。みゆきを心配させたくない、不安がらせたくないという思いは本物でしょうがやはり実紅のことも気になる様子。実紅兄も電話で登場し、今後も関わってきそうなキャラクターをしておりスプラウトから目が離せません。

ついに最終回まで残すは1巻となったスプラウト。草平は果たしてどういう結末を選び取るのでしょうか。スプラウトの6巻では草平が実紅とお関係を断ち切るために下宿から出て行こうとします。その理由が自分自身だと分かっている実紅でしたが、このまま関係を失いたくない実紅は「行かないで」と言ってしまいます。草平はその言葉を聞いて決意を鈍らせます。さらには清佳や直治の家庭の事情も明かされるなど凝縮された内容の6巻。

ついに最終回となったスプラウトですが、最終回では草平が下宿から旅立つことが決まり清佳の父親が倒れたという内容が始まります。さらに、みゆきは実紅に「草平に別れを切り出した」と伝えられます。そのことがひどく重荷になり悩む実紅。人の彼氏を好きになってそのカップルの別れさせてしまった罪悪感で胸がいっぱいになってしまう実紅。草平も実紅と顔を合わせられず部屋に戻ります。清佳の父は結局貧血だったのでした。

次の日、学校に行くと草平とみゆきが別れたという話で持ち切りでした。みゆきはそのことから色々な男子から告白を受けている様子で草平はというと実紅のことをあからさまに避け、無視するようになってしまい落ち込む実紅。「別れたからってどうこうなるわけじゃなく、好きになって嫌な思いさせて本当、迷惑なだけだったな」とかなり落ち込む、自然と涙があふれてくる実紅。その日の夜は空元気で草平のお別れ会を開きました。

しかし、無視していたのは周りがうるさいからだったのです。そして、実紅と初めてであった頃の話を思い出しながら実紅に楽しかったなどを伝え実紅も喜びます。そして、ついに草平は下宿から旅立ちました。下宿からでていってもやはり2人の想いは一緒であり、そんな2人を清佳と直治は笑顔で迎え、最終回は幕を閉じました。結局告白などの描写は最終回にはありませんでしたが2人は心の中でずっと繋がっていたと言われています。

スプラウトの最終回まで読んだ方の感想などをまとめると、実紅を支持している人よりみゆきの方を応援している方の感想の方が多く見受けられました。草平にはもうみゆきという彼女がいるにも関わらずそれを自身のワガママで横取りしようとしている実紅はひどいという辛口な感想もあります。実紅にもかっこよくて頼りになる先輩の彼氏がいたのに、近くにいる草平の方が気になって好きになるのはちょっとおかしいという感想も。

実紅はまだ高校生で恋愛に対しても考えが甘かった点などがスプラウトでも言われており、その成長を見守る意味でも読み進めていくと甘く切ない恋愛漫画と昇華すると言われています。草平はもちろん人気キャラクターですが、スプラウトを読んだ人の中には、直治や清佳視点の話も見てみてかったという声も多々見受けられました。大学生と言うこともあり、かなり実紅達のことを助けていた2人の恋愛事情が気になる人もいるのです。

ここまで、スプラウトのあらすじやどういった最終回を迎えたのかなどをまとめましたが、南波あつこが手掛ける少女漫画はかなり人気で現在でもたくさんのファンがいると言われています。主人公の実紅が下宿という他の人たちと生活するにあたって何を得られるのか、そして、どんな経験をするのかなどが見どころであり、さらには実紅が恋を通じてどんな結果を得るのかなどか、見応え十分の漫画と人気になっています。

そんなスプラウトはテレビドラマ化もしており様々な形で実紅のことが見られますので気になる方は是非一度見てみて実紅や草平、みゆきの恋愛事情を感じ取ってみてください。